琉球切手は高値がつきやすいというのは知っていましたが、期待額の3倍ついたのには正直驚くばかりでした。
多少切手の知識はあるつもりでしたが、まだまだですね。
査定して頂きありがとうございました。
琉球切手とは、1945年から1972年の間、沖縄が第二次世界大戦後に米軍に統治されていた時代に使用されていた切手です。
別名「沖縄切手」とも呼ばれますが、正確には
■琉球切手
期間:1953年7月~1972年5月14日
場所:沖縄
という違いが沖縄切手にはあります。
現在では、区分の仕方次第で、アメリカの切手として区分されることもあります。
特徴として、通貨表記は前期の切手はB円・後期の切手はドルまたはセントで、琉球切手は、琉球郵便と記載されている点があります。
琉球切手の種類には、他に
などがあります。
新聞週間切手はシリーズもので、コレクター間で人気が高い切手です。
少し例を見てみると、
・第3回沖縄の新聞人と政治家の太田朝敷が、鉛筆を形どった紙型と一緒にデザインされています。
太田朝敷は、琉球新報という明治26年沖縄最初の新聞創刊に深い関わりがありました。
また、県会議員、首里市長を務め、沖縄県海外協会副会長として移民事業を推進したのも太田朝敷です。
・第4回琉球郵便と記された切手が1948年に発行されました。
その中でも新聞週間の記念切手として発行された、スタイリッシュなデザインになっているのが、第4回です。
・第7回通貨が全部ドル・セントに変更される前の、1958年に米軍統治下で発行された切手が第7回で、発行部数があまり多くない種類です。
米軍による統治が終わり、琉球政府に変わった時代に作られた琉球政府創立を記念する切手です。
平和を象徴するデザインで、琉球列島の上に双葉と羽ばたく鳥が描かれています。
琉球大学開校の記念切手は大城皓也氏のデザインによるものです。
琉球切手の1種類で、琉球大学本館の後ろに首里城がシルエットで描かれているのは、開校当時首里城跡に琉球大学を作ったことに由来します。
また、切手の左端には龍の柱が描かれています。
1958年を境にして、琉球切手は価格が分かれますが、消印付は価値が出るなどの違いもあります。
通常、消印はない方が価値が高いとされますが、逆に消印付きの方が高値になる切手もあります。
また、例に挙げた琉球切手以外の種類の例を挙げると、
■1958年以降発行分
■1958年以前発行分
などが有名です。
琉球切手は高値がつきやすいというのは知っていましたが、期待額の3倍ついたのには正直驚くばかりでした。
多少切手の知識はあるつもりでしたが、まだまだですね。
査定して頂きありがとうございました。
いつからか家にあった古い切手を査定してもらって、まさか家族みんなで豪華な食事に出かけられるほどの価格になるとは予想してませんでした。
切手の価値に気づき、収集にも興味が出始めました。
故郷である沖縄の切手にプレミア物があるというのはとても嬉しいことです。
統治時代の辛い時代の記憶が詰まった切手ですが、その歴史的な部分も評価の対象に入っているのではないかと思いました。
根っからの沖縄好きで沖縄の切手も集めていたのですが、諸事情で売りに出すことにしました。
寂しさはありましたが、予想外の3万円という価格に寂しさも吹き飛びました。
ありがとうございました。
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