古いミシンは買取できる?買取相場や人気メーカーを紹介
あなたの家に、使わなくなった古いミシンはありませんか?そのミシン、実は思わぬ価値があるかもしれません。
手作りブームや「おうち時間」の広がりによって、リーズナブルな中古ミシンの需要が高くなっているのです。
古くても正常に動くミシンは実用的な道具としての役割を果たすだけでなく、そのレトロなデザインがインテリアとしても高く評価されています。
本記事では、古いミシンの価値や買取相場、そして高く売るためのコツをご紹介します。
古いミシンをお持ちで、価値があるなら手放したいとお考えの人は参考にしてください。
古いミシンが買取できる理由
古いミシンが買取できる理由として、リーズナブルな価格での購入ニーズや、レトロなデザインがインテリアとしての価値を持つこと、さらに「おうち時間」の増加により裁縫が再び注目されていることが挙げられます。
もし買取できなかった場合には、ミシンの処分を検討することになりますが、これについては関連記事を参考にしてください。
リーズナブルな中古に需要がある
ミシンを初めて購入する人や、頻繁に使用するわけではないものの一定の機能が必要な人にとって、数千円から1万円程度で購入できる中古のミシンは非常に魅力的です。
最新モデルではなくても、十分に実用的である古いミシンは、購入者にとってコストパフォーマンスの良い商品となります。
初心者が最初に試してみたいと思うときや、プロ仕様の高価な機種までは必要ないというユーザーにとっては、古いモデルでも機能性に問題がないなら、全く問題はありません。
このように、中古ミシンは予算を抑えたい消費者にとって価値があり、そのため買取業者も古いミシンを買取対象としているのです。
見た目がレトロでおしゃれなものがある
古いミシンの中には、足踏みミシンのようなレトロなタイプもあります。このようなミシンは、単なる実用的な道具としての役割を超え、インテリアアイテムとしても楽しむことが可能です。
クラシックなデザインや独特の雰囲気から、アンティーク好きやレトロなスタイルを好む人にとっては心惹かれるものがあります。
ミシン自体がまだ動く場合は、実用性を兼ね備えたアンティークとしてさらに魅力的であり、動かない場合でも、そのデザイン性からディスプレイとして十分な価値があるのです。
おうち時間のニーズが急増
新型コロナウイルス感染症の流行により、多くの人が自宅で過ごす時間を増やすようになりました。この「おうち時間」の増加に伴い、料理、ガーデニング、手芸など、さまざまな趣味を再発見する人が増えています。
そのひとつが裁縫であり、裁縫をするためのミシンの需要が高まっているのです。
裁縫は、家の中で手軽に始められる趣味のひとつで、自分だけのオリジナル作品を作り出せる喜びがあります。また、マスクや衣服のリメイクなど、実用的なアイテムを作ることができるため、実生活にも役立つスキルとして注目されています。
このような状況で、初心者から上級者まで幅広い層が裁縫に興味を持ち、ミシンを購入するケースが増えているのです。
古いミシンの種類と買取相場
ミシンの種類とそれぞれの買取相場を紹介します。古いミシンは種類によっても買取価格が変わります。ここで大体の相場を知っておいてください。
電動ミシン
電動ミシンはモーターを使って針を動かすタイプのミシンです。基本的な機能が揃っており、シンプルで初心者でも使いやすいのが特徴です。
電動ミシンの買取相場は5,000〜7万円程度です。買取相場はやや安めな場合が多いですが、メーカーや状態によっては高く買い取られることもあります。
電子ミシン
電子ミシンの買取相場は5,000〜3.5万円程度です。
電子ミシンは、電動ミシンのモーターを電子制御できるようにしたものです。ボタン操作で縫い目の種類や長さを簡単に設定できるのが特徴で、初心者でも使いやすい設計となっています。
多機能ながらも価格が比較的抑えられており、家庭用ミシンとして人気があります。
コンピューターミシン
コンピューターミシンの買取相場は5,000〜1.5万円ほどです。
コンピューターミシンは、内蔵されたコンピュータによって多彩な縫い目パターンや刺繍デザインを自動的に縫えるミシンです。液晶画面やタッチパネルを使って操作し、複雑なデザインや縫い方を簡単に実行できます。
また、速度や縫い目の幅・長さなども精密に設定できるため、プロフェッショナルな仕上がりを求めるユーザーに適しています。自動糸通しや糸切り機能など、便利な機能が充実している点も魅力です。
職業用ミシン
職業用ミシンの買取相場は5,000〜15万円程度です。
職業用ミシンは、業務用に設計されたミシンです。頑丈で高速な縫製が可能で、デニムなど厚手の生地や多層の布地もスムーズに縫うことができます。
直線縫いに特化している場合が多く、耐久性が高いため、長時間の使用や高い精度が要求される仕事に最適です。
主に工房やアトリエで使用されることが多く、家庭用ミシンよりも大型で重量感があります。
ロックミシン
ロックミシンの買取相場は10,000〜18万円ほどです。
ロックミシンは、生地の端を処理するために使われる専用ミシンです。布の端をカットしながら、ほつれを防ぐためのかがり縫いを同時に行うのが特徴です。
主に衣服の縫製やニット製品の縁処理に使用され、きれいな仕上がりと耐久性を提供します。複数の針やルーパー(糸かけ部)を使って、さまざまな縁処理ができるため、プロフェッショナルな仕上げが求められる場面で重宝されます。
古いミシンでも買取されやすい人気メーカーと買取相場
古いミシンでも中古市場で需要があり、買取されやすいのが以下のメーカーです。
- JANOME(ジャノメ)
- JUKI(ジューキ)
- brother(ブラザー)
- SINGER(シンガー)
- JAGUAR(ジャガー)
- HITACHI(ヒタチ)
これらの特徴や買取相場について説明します。
JANOME(ジャノメ)
ジャノメは日本の3大ミシンメーカーに数えられ、世界で初めて家庭用刺繍ミシンを開発しました。また、日本初のコンピューターミシンを製造するなど、日本のミシン界におけるパイオニアといえる存在です。
初心者向けの基本モデルから上級者向けの高機能モデルまで、幅広いニーズに対応するラインナップを提供しています。古いミシンでも国内のみならず、東南アジアなど海外からの需要もあります。
買取相場は、状態やモデル、古さにも左右されますが、3,000〜4万円程度です。壊れて動かないミシンでも買い取れる場合があるため、あきらめる前に一度問い合わせてみると良いでしょう。
JUKI(ジューキ)
ジューキは、工業用ミシンで世界トップシェアを誇るグローバルブランドです。数多くの世界で使用され、アパレル製品の工場のほか、ソファーや鞄、靴などの製造にも利用されています。
また、家庭用ミシンも人気で、工業用ミシンの技術を活かしたパワフルで耐久性の高い機種が販売されています。
中古市場では工業用・家庭用ともに高い需要があり、買取相場は家庭用で5,000〜5万円程度です。
brother(ブラザー)
「ミシンといえばブラザー」というほど有名な老舗メーカーで、デザイン性が高く、刺繍が施せるミシンの製造に力を入れています。ミシンで世界トップシェアを誇ります。
薄地や繊細な生地の縫製を得意としたものが多く、刺繍用ソフトも充実しているのが特徴です。
買取相場は3,000〜2万円程度です。
SINGER(シンガー)
シンガーは世界最大ミシンメーカーであり、「シンガーの歴史はミシンの歴史」と称されるほど、世界のミシンを牽引してきた存在です。
シンガーのミシンはデザイン性・品質ともに高いものが多く、1851年から続く老舗の信頼があります。
アンティーク調のものならミシンとしての機能性よりもデザインや希少性が買取価格に大きく影響するため、古くて動かないミシンでも売れやすいです。
買取相場は3,000〜3万円程度となります。
JAGUAR(ジャガー)
ジャガーは国内初の家庭用ジグザグミシンを開発したミシンメーカーです。価格帯のわりには機能性の高い製品が充実しており、ハローキティミシンなど若い女性をターゲットにした商品も販売しています。
買取相場は1,000〜1万円程度です。
HITACHI(ヒタチ)
日本の総合電機メーカーとして有名なヒタチも、かつては家庭用ミシンの製造・販売を行っていました。現在はミシン製造を行っていないため、中古市場でしか手に入りません。
シンプルな操作性や手頃な価格帯で初心者にも扱いやすいような工夫がされていました。
買取相場は数千円〜1万円程度です。
古いミシンを高く売るコツ
古いミシンを買取に出す際には、以下の点を押さえておきましょう。
- 製造年を確認する
- 付属品も一緒に売る
- 汚れを取っておく
それぞれ解説していきます。
製造年を確認する
古いミシンを売る際には、まず製造年を確認しましょう。製造年はミシンの価値を判断するために必要なもののひとつで、特に古いミシンの場合に当てはまります。
30〜50年前のミシンでも、状態が良好であれば一定の価値がつくことがあります。外観が綺麗で正常に動作するミシンなら、最低限の機能さえあれば良く、特別なこだわりのないミシン初心者からの需要があります。
また、コレクターやレトロなデザインを好むユーザーにとっては古いもののほうが魅力的に映ることもあります。
ただし、一般的にはより新しく最新の技術が搭載されたモデルのほうが高く売れる傾向があるため、古くて値がつかないケースもあることを理解しておきましょう。
付属品も一緒に売る
ミシンには取扱説明書や保証書、ボビン・ボビンケース、電源コードなどの付属品があり、買取の際にはこれらを一緒にすることで買取額が上がる可能性が高くなります。
購入時の箱なども残っている場合は一緒にした状態で査定をしてもらいましょう。
汚れを取っておく
買取業者はミシンの機能や製造年だけでなく、外観の状態も重視します。ミシンの表面にホコリや汚れが目立つと、全体的な印象が悪くなり、査定額が低くなる傾向があります。
また、汚れがついたままだと、内部の機械的な不具合を疑われることもあり、さらに査定額に影響を与えることも否定できません。
そのため、最低限目立つホコリや汚れは取り除き、ミシンが大切に扱われていた、あるいは保管されていたという印象を持ってもらえる状態にしておきましょう。
古いミシンの買取ならうるココにご相談ください
この記事でご紹介したように、古いミシンでもその価値をしっかりと見極めることで、一定の買取価格を期待できます。古くてアンティーク調であるからこそ、レトロなインテリアとしての価値が出る場合もあります。
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