遺品整理で家具はどう処分するのが良い?まずは買取可能か調べるところから
遺品整理に直面したとき、大型家具の処分には多くの人が頭を悩ませます。
故人の愛着のある家具を手放すのは簡単ではありませんが、適切な処分方法を知ることで負担を軽減し、スムーズに整理を進めることができます。
本記事では、遺品整理で家具を処分するためのさまざまな選択肢について解説します。
家具を効果的に処分し、遺品整理を円滑に進めるための参考にしてください。
遺品整理の家具はなるべく買取してもらう
遺品整理で家具を処分する際は、まず買取ができないかを確かめるのを強くおすすめします。タンスやテーブルなどの家具を廃棄するとなると処分費用がかかりますが、買取業者による買取なら費用が発生しません。それどころか、資金が増えます。
資金が増えれば、その他の遺品を処分するのに費用がかかってもその足しにすることができます。このあとに説明する不用品回収業者や遺品整理業者に依頼すると、決して少なくない費用がかかりますが、買取によって資金を捻出できれば金銭的負担を大きく減らすことも可能です。
出張買取に対応している買取業者なら、ほとんどが無料で訪問してくれ、家具の搬出作業も任せられます。もちろん、家具以外にも買取対象となるものがあれば査定・買取してもらえば良いでしょう。
このように、遺品整理で家具を処分するにあたっては、まず買取業者で買い取ってもらえるかどうかを相談することから始めるのが賢明です。
遺品整理で家具を処分する方法
家具は大型のものが多いため、処分に困ってしまうことがあります。ここでは、遺品整理で出た家具を処分できる方法として、以下の選択肢を紹介します。
- 自治体に回収を依頼する
- 不用品回収業者に依頼する
- リサイクルショップで売る
- フリマアプリに出品する
- 地域の情報サイトで譲る・売る
- 遺品整理業者に依頼する
では、それぞれの違いについて詳しく解説します。
自治体に回収を依頼する
大型家具は粗大ゴミとして自治体に回収を依頼できます。回収には自治体ごとに決められた費用がかかりますが、運営には税金が充てられているため割安で利用できます。たんすなら大体、200〜3,000円程度が目安です。
粗大ゴミの回収は、家庭ゴミのように決まった曜日で定期的に回収してくれるわけではないため、利用するには申込みをする必要があります。自治体に問い合わせましょう。
低価格で利用できる自治体の粗大ゴミ回収ですが、指定された場所・時間にしたがう必要があるため、いつでも好きなときに処分できるわけではありません。また、どんな家具でも回収できるとは限らないため、詳しくは自治体の公式サイトを確認しましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は不用品の回収を専門としており、大型家具など幅広い不用品の処分を依頼できます。エリアに対応した回収業者に連絡をすれば、すぐに回収場所まで訪問してくれるでしょう。
搬出作業も自分でする必要がなく、回収業者が行なってくれるため手間が省けて便利です。
料金は業者ごとに異なり、家具ごとの料金プランや、定額で軽トラやトラックに積み放題プランなど、さまざまな料金体系が見られ、遺品整理に対応したオプションを用意している業者も増えています。
不用品回収業者に依頼する際には、悪徳業者に注意してください。無許可営業を行なっている業者に依頼してしまうと、後々トラブルに巻き込まれる可能性が高いです。
リサイクルショップで売る
リサイクルショップで家具を売る選択肢もあります。大手のリサイクルショップなら全国に店舗展開し、実店舗を目にする機会も多いため、利用する際に安心感があるでしょう。
不用品回収業者などのように費用もかかりません。アクセスしやすい場所に店舗があれば、自分で持ち込みをしてすぐに家具の処分ができます。
ただし、大型家具は持ち運びに労力がかかります。また、複数のリサイクルショップを回るとなると時間も手間もかかるでしょう。
また、リサイクルショップで家具を売れたとしても必ずしも高額になるとは限りません。家具に特化した専門知識がないと適正な価値を評価してもらえない点に注意しましょう。
フリマアプリに出品する
フリマアプリはスマートフォンひとつで誰でも手軽に出品でき、不用品売買のプラットフォームとして人気があります。自分で売りたい家具の相場を調べ、自由に売りたい価格を設定できます。
注意点としては、すぐに売れない可能性がある点を挙げることができます。出品は簡単にできても、買い手が見つからなければ売ることはできず、その間は売りたい家具を処分できず、保管し続ける必要があります。
また、購入希望者からの値下げ交渉への対応や、商品の梱包・発送といった手間がかかることも覚えておきましょう。
地域の情報サイトで譲る・売る
地域の情報サイトを利用して家具の引き取り手を探す方法もあります。「ジモティ」などの情報サイトでは不用品の告知ができ、近隣で不用品を必要としている人を見つけられます。
引き取り手の居住地域が近いと取引成立後に直接取りに来てくれる場合もあり、送料の負担や梱包の手間を省けて便利です。
ただし、フリマアプリ同様に、すぐ引き取り手が見つかる保証はないため、遺品整理を素早く進めたい場合には不向きといえるかもしれません。
遺品整理業者に依頼する
遺品整理の家具を処分する方法として最後に紹介するのが、遺品整理業者です。遺品整理を専門とする業者ですが、どのような特徴があるのでしょうか。
遺品整理業者は、遺品の仕分けや不用品処分、清掃などをまとめて行なってくれるのが強みです。遺品整理には関連する法令が多くあり、そのような法令に基づき適切に処理をしてくれます。遺品整理のプロフェッショナルである「遺品整理士」の資格を持ったスタッフが在籍していれば、より信頼ができるでしょう。
しかし、費用は不用品回収業者などよりも高額となることや、悪質な業者も多く存在していることに注意が必要です。
また、遺品整理業者でも買取業者と同じように家具の買取が行える場合がありますが、家具買取の専門知識が豊富であるとは限らず、ブランド家具やアンティーク家具などの適正な価値を評価できない可能性があります。
遺品整理業者を利用する際の注意点
遺品整理業者に依頼する際、以下の項目に注意してください。
- 遺品整理士が在籍しているか
- 必要な許可を得ているか
- 見積書が明確か
それぞれ説明します。
遺品整理士が在籍しているか
遺品整理士は、遺品整理士認定協会が認定する資格で、以下のような業務に精通しています。
- 遺品の仕分け
- 遺品の処分
- 遺品の供養
一見、他の業者でもできそうな業務内容ですが、遺品整理士は遺族の気持ちを大切にし、丁寧に扱うことを重視しているという特徴があります。
遺族の気持ちに寄り添い、正しい知識を身に着けた専門家に遺品整理を依頼したい場合、遺品整理士が在籍している遺品整理業者に相談するのをおすすめします。
必要な許可を得ているか
家具などの引き取り・処分をするには、市区町村から一般廃棄物処理業の許可を得ている必要があります。また、家具などの遺品を買取するには古物商許可が求められます。
そのため、これらの許可を適切に得ているかを確認することが大切です。公式サイトの「会社概要」などのページに取得した許可や資格が記載されている場合が多いため、目を通しておきましょう。
見積書が明確か
見積もりを依頼した際、作業ごとに料金の内訳が明確であるかをチェックしましょう。悪徳業者の場合、何にどれくらいの費用がかかっているかを明示せず、後から追加費用を請求してくるケースもあります。
遺品整理はただでさえ、精神的な疲労をともなう場合があります。その上に、余計なトラブルが発生するのを避けるためにも、しっかりと見積もりや作業内容の確認をしておきましょう。
まとめ:遺品整理で出た家具は買取対象か確認することから始める
本記事では、遺品整理で家具を処分する方法について解説しました。遺品整理には、時間とお金が必要です。
そのため、まず売れるものは売り、資金を調達しておくのが良策です。そうすれば、不用品回収業者や遺品整理業者に依頼するとしても負担が減ります。
家具は大型のものが多く、持ち運びが大変であるため出張買取に対応した買取業者で買取を依頼すると便利です。
うるココでは、無料の出張買取に対応し、遺品整理もお任せいただけます。家具買取の専門知識を活かし、遺品を適切に評価いたします。
ぜひ、お気軽に査定・買取依頼をお申し込みください。