高級家具ブランド20選を紹介!世界中のインテリア好きが愛するラグジュアリースタイル

インテリアにこだわりを持つ人にとって、高級家具は住まいを格上げする芸術品のような存在です。
卓越したデザインや確かな品質、そしてブランドが紡いできた歴史は、暮らしの中に豊かな時間と洗練された空気をもたらしてくれます。所有すること自体が、一種のステータスともいえるでしょう。
この記事では、世界中で支持されるイタリアや北欧をはじめとする各国の高級家具ブランドを紹介。それぞれの魅力を解説します。
記事後半では、高級家具を手放す際により高く売却するためのポイントも取り上げます。
イタリアの高級家具ブランド

イタリアを代表する高級家具ブランドを5つ紹介します。
Cassina(カッシーナ)
Cassinaは、1927年にイタリアで設立され、高級家具ブランドとして知られています。
Cassinaは著名な建築家やデザイナーとコラボレーションを通じて、多くのアイコニックな作品を生み出してきました。ル・コルビュジェの「LC」シリーズや、フランク・ロイド・ライトの家具などは特に有名です。
モダンテイストでスタイリッシュな家具が多く、高品質な素材を用いた製品が多いです。
参考:Cassina
B&B Italia(ビー・アンド・ビー・イタリア)
B&B Italiaは1966年、ピエロ・アンブロジオ・ブスネリによって設立されました。創業時より革新性のある製品づくりにこだわり、最先端の技術を取り入れながら数々の家具を発表してきました。
デザインの高さはもちろん、素材の研究開発や品質管理を徹底しており、自社で「CR&S」と呼ばれる研究開発センターも運営しています。
世界的な建築家やデザイナーとのコラボレーションも積極的に行い、ソファのアームチェアデザインに、日本のデザイナー界の巨匠である深澤直人を起用したことで話題になりました。
参考:B&B Italia
cattelan italia(カッテラン・イタリア)
cattelan italiaは、1979年ジョルジオ・カッテランにより設立された家具ブランドです。現在、世界150か国以上に展開しているイタリアモダンを代表するブランドになりました。
cattelan italiaのデザインは、これまでになかったような大胆なものが多く、木やガラス、金属、レザー、セラミックなど異なる素材を組み合わせた独特なモダンスタイルが特徴です。
斬新なデザインのテーブルが特に有名ですが、チェアやベッド、インテリアに役立つアクセサリーなど幅広いジャンルのアイテムがあります。
Minotti(ミノッティ)
多くの家具メーカーが海外生産にシフトする中で「Made in Italy」にこだわったものづくりを続けているのが、Minottiです。
Minottiは1948年、家具職人アルベルト・ミノッティによって、ミラノからおよそ20㎞北に位置するメダという街で創業されました。メダは人口の9割がインテリア関連の仕事をしているエリアで、家具づくりには最適な場所です。
Minottiは皮革やファブリックなどの素材加工から組み立てまで全てイタリアの本社工場で行い、クオリティの高い家具を提供しています。
参考:Minotti
arflex(アルフレックス)
arflexは1947年に創業されたイタリアンモダンを代表する高級家具ブランドです。
arflexの名は、「arredamenti(イタリア語で家具)」と「flexibility(柔軟性)」の組み合わせに由来しており、いつの時代・どのような環境にも適応できる家具でありたいという思いが込められています。
日本で知られているarflexは、イタリアのarflex社で家具づくりを学んだ保科正によってアルフレックス・ジャパンとして1969年に設立されたものです。
arflexは飽きのこないデザインでありつつ、購入から何十年と経ってもメンテナンスができ、世代を超えて使い続けられる品質を提供します。
参考:arflex
北欧の高級家具ブランド

近年、日本でも人気のある北欧の高級家具ブランドを5つ紹介します。
FRITZ HANSEN(フリッツハンセン)
FRITZ HANSENの名は、北欧家具好きなら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
その歴史は1872年、キャビネット職人フリッツ・ハンセンがデンマークのコペンハーゲンに製作所を建設したのが始まりです。
FRITZ HANSENは数多くの名作を世に送り出しており、「アントチェア」「セブンチェア」「エッグチェア」などのアイコン的チェアは、世界にFRITZ HANSENの名をとどろかせる契機になりました。
素材・デザイン・機能性とどれをとっても一流の製品ばかりです。
参考:FRITZ HANSEN
CARL HANSEN&SON(カールハンセン&サン)
CARL HANSEN & SONは、デンマーク・オーデンセで1908年に誕生した高級家具メーカーです。100年以上にわたってその卓越した技術とクラフトマンシップで高品質な家具を制作しています。
代表作のひとつは「Yチェア」です。ダイニング用にデザインされたYチェアはくつろいだ姿勢で座ることができ、また背もたれに使用されているアームは美しい弧を描き、印象的なラインを演出しています。
また、CARL HANSEN & SONは品質やデザインだけでなく、サステナビリティにも配慮し、資源の保護にも取り組んでいます。
artek(アルテック)
Artekは1935年にフィンランドのヘルシンキで設立されました。Artekの名は、「Art(芸術)」と「Technology(技術)」の造語に由来しており、アートはテクノロジーの力で機能的かつ実用的になるとの考えが込められています。
Artekは自然素材を使用した家具製作を大切にしており、製品のほとんどはフィンランド産の木材を使用しています。Artekの代表作のひとつである「スツール60」にもフィンランド産バーチ材が用いられています。
スツール60はArtekの創業者のひとりで、フィンランドを代表する建築家でもあるアルヴァ・アアルトが手掛けたもので、ひとつの座面に3本脚だけというシンプルなデザインは、流行にとらわれない家具の代名詞として有名です。
参考:artek
Muuto(ムート)
Muutoは2006年にデンマークで設立された、若い家具ブランドです。Muutoという名前は、「新たな視点」を意味するmuutosというフィンランド語に由来しています。
その名の通り、従来の北欧デザインに新しい思想を取り入れ、これまでにないスカンジナビアデザインを生み出してきました。
Muutoはシンプルで温かみがある北欧デザインの伝統を残しつつ、モダンな要素を加えた現代的なアプローチで家具製作を行なっています。
参考:Muuto
eilersen(アイラーセン)
デンマークのオーデンセで設立されたeilersenは、1895年の創業以来、快適な座り心地を追求してきました。デンマークでは誰もが知るソファブランドです。
馬車のブランドロゴが示す通り、馬車づくりがeilersenの歴史の始まりでした。
当時、悪路の中でも乗り心地の良くて丈夫な馬車が求められており、eilersenは車輪製造に使う木材を蒸気を使って曲げることにデンマークで初めて成功するなど、快適な馬車づくりを目指しました。
時代が変遷するにつれ馬車は自動車に取って代わり、それに合わせてeilersenの商品は変わっていきましたが、座り心地を追求する点に変わりはありません。
1世紀以上にわたって座り心地にこだわってきた技術は、現在のソファに活かされているのです。
参考:eilersen
日本・各国の高級家具ブランド

ここでは、日本やその他の国の有名家具ブランドを5つ紹介します。
カリモク家具
カリモク家具は、1940年に愛知県で創業した日本を代表する高級家具ブランドです。戦後は機械輸出用の梱包函やミシンのテーブル、ピアノの鍵盤などを製造して木工技術を磨きました。
「品質至上」の精神で家具製作を続けた結果、国産最高級の家具としてのブランドを確立して現在に至ります。
近年では海外でも注目を集めており、欧米にも“Karimoku”が浸透しつつあります。
参考:カリモク家具
MASTERWAL(マスターウォール)
1972年に岡山県で創業したのがMASTERWALで、名前の由来でもあるウォールナット素材にこだわった家具づくりに特徴があります。
MASTERWAL家具に使われるのは、銘木として知られる北米産「ブラックウォールナット」です。
現地では広葉樹製材の格付け基準として最高品質である「FAS」グレードが与えられますが、MASTERWALは独自に「マスターグレード」というより厳しい基準を設け、真に木目の美しいウォールナット材だけを使用しています。
参考:MASTERWAL
Herman Miller(ハーマンミラー)
Herman Millerは、インテリア好きならその名前を知らない人はいないほど有名な家具ブランドで、創業は1923年に遡ります。
もともと一般的な家具を製造していましたが、新しい時代にマッチする家具づくりを目指して、1942年からは本格的にオフィス家具の製造を始めました。そして、1944年に発表したのが、今やオフィスチェアの代名詞となっている「アーロンチェア」です。
機能性とデザイン性を両立したアーロンチェアは瞬く間に注目を集め、世界的にその名を知らしめることになりました。
人間工学に基づいて設計され、長時間座り続けても疲れにくいように作られています。高価格な製品であるにもかかわらず、世界中のオフィスで愛用されています。
moooi(モーイ)
moooiは2001年にオランダで設立され、革新的で独自性の高いデザインで見るものを魅了している高級家具メーカーです。オランダ語の「mooi(美しい)」にもうひとつ「o」を付け加え、さらなる美しさやオリジナリティを目指すという思いが込められています。
常識にとらわれず、大胆で遊び心溢れるデザインの照明や家具、アクセサリーは日常的なインテリア用品よりも長く使え、年齢や文化、正確にかかわらず人の心を動かす色や模様でインテリアを演出します。
参考:moooi
Jonathan Charles(ジョナサンチャールズ)
Jonathan Charlesは2004年、英国ヨークシャー出身のデザイナーが設立した高級家具ブランドで、アンティーク家具のリプロダクション(再現、複製)をリードする存在です。
職人の手で施されるアンティーク仕上げにより200年以上の時を刻んだアンティークの風合いを再現します。
アメリカを拠点としながら世界に進出し、各国のこだわりある優良店舗やハイエンドホテルへ商品を提供しています。
高級家具ブランドの価値と中古市場の関係

高級家具ブランドは、長期的に価値を保ちやすく、資産としての側面もあります。イタリアや北欧ブランドを中心に、卓越した職人技や洗練されたデザインが高く評価されているためです。
中古市場ではそのブランド力が明確に価格へ反映されます。この記事で紹介したような知名度の高いブランドや限定デザインのものは安定した需要があり、高額で取引されています。
もし引越しや部屋の整理などで手放す機会があれば、すぐに処分してしまうのではなく、一度買取を検討してみるのがおすすめです。
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高級家具を高く売るポイント

家具を少しでも高く売るなら、以下のポイントを意識してください。
- 付属品を揃える
- メンテナンスをする
- 売り時を見極める
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
付属品を揃える
高級家具を売却する際、説明書や保証書、専用のパーツやカバーなど付属品の有無は査定額に直結します。購入時に付いていたアイテムは、家具の信頼性を証明するものとして評価されやすいからです。
特にブランド家具なら、オリジナルの付属品が揃っていることで正規品としての価値が評価されます。逆に欠品があると減額対象となり、買い手がつきにくくなることもあります。
査定を依頼する前には、ぜひ一度、付属品が残っていないか探してみてください。簡単に見つかるものが、査定額を一段階引き上げるカギになるかもしれません。
メンテナンスをする
家具は使用環境によって状態が変わりやすいため、日頃のメンテナンスが価値を左右します。普段からこまめにホコリや汚れを落としたり、木材に合ったオイルで手入れしたりすると美しい状態を保つことができ、経年劣化も抑えやすくなるでしょう。
ただし、無理に修復や手入れをしようとすると、かえって素材を傷めることもあります。特に薬品や研磨剤などは素材に合わないと、逆効果となる恐れがあるため注意が必要です。
売却直前に慌てて掃除をするよりも、普段から丁寧に扱うことが結果的に高値につながります。
売りどきを見極める
高級家具の市場は、一般的な家具の需要期とは少し異なる動きを見せることがあります。引越しシーズンだけでなく、ボーナス商戦期のように、高額な消費への意欲が高まるタイミングも売り時となりえます。
また、人気モデルが生産終了(廃盤)になった直後も、希少価値が上がるため絶好の機会といえるでしょう。
有名建築家や著名人が愛用していると雑誌で特集されたり、人気ドラマのインテリアに使われたりした際も、市場価格が上昇する傾向にあります。こうしたブランドを取り巻く「旬」の時期を見極めることが、高価買取を実現するコツとなります。
まとめ:高級家具ブランドなら高価買取が期待できる
本記事では、イタリア・北欧を中心に世界の高級家具ブランドを紹介しました。これらの家具は一般的な家具と比べて購入価格は高めですが、中古市場での需要があるため、高価買取できることが多いです。
うるココでは、家具買取を行なっており、高級家具、アンティーク家具などを積極的に買取しています。引越しや遺品整理などで家具を手放す際は、ぜひ一度、ご相談ください。
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