国産の高級家具ブランドを一挙に紹介!買取市場でも高評価
日本の住まいにぴったりと合う、上質で洗練されたデザインの家具。それが国産の高級家具ブランドです。これらのブランドは、長い歴史と確かな技術を背景に、高品質な素材を使い、細部にまでこだわり抜いた家具を作り上げています。
見た目の美しさや耐久性だけでなく、使い心地の良さも兼ね備え、多くの人から愛されています。
こうした家具は買取市場でも高い評価を得ており、長年使い込んでもその価値を失わないことが大きな魅力です。
今回は、そんな国産の高級家具ブランドを一挙に紹介するとともに、なぜこれらのブランドが選ばれ続けているのか、その理由についても詳しく解説します。
国産の高級家具ブランドが選ばれる理由
国産の高級家具が選ばれるのは、美しく堅牢な高級素材が使用されていることや、日本の住宅に合ったデザインが取り入れられていること、また日本人の体型に合ったサイズであることなどが主な理由としてあるでしょう。
さらに、国内で修理できるという安心感や信頼感も無視できない点です。これらについてより詳しく説明します。
高品質な素材が使われている
高品質な素材で作られた家具は、見た目の美しさと耐久性の両方を兼ね備えており、その魅力は他の家具とは一線を画します。
多くの国産家具に使用される木材は、日本の豊かな自然の中で育まれた厳選された素材です。ケヤキやナラ、桜といった高級木材がよく使われており、このような木材は独特の美しい木目を持ち、家具に深みを与えます。
職人たちはその木材の特性を熟知しており、丁寧に加工することで、木の自然な美しさを最大限に引き出しています。そのため、国産の高級家具は、どの角度から見ても美しく、視覚的にも大きな満足感を与えるのです。
モダンで日本人好みなデザイン
日本の住まいは、シンプルで落ち着いた内装が好まれる傾向があります。そのため、家具も同様に、派手さを抑え、洗練されたデザインが求められます。
国産家具ブランドは、日本人の美意識を反映し、空間に自然と溶け込むような、シンプルなデザインを採用しているのが特徴です。そのため、モダンでありながらも主張しすぎず、部屋全体に統一感をもたらすことができます。
一方、海外の家具デザインでは、壁紙に色や柄物が使われることが多く、家具そのものもビビッドカラーや大胆なデザインが採用されることがあります。このようなデザインは個性的ですが、日本の住宅ではかえって部屋の調和を乱してしまうことがあります。
サイズ感が日本人に適している
海外の家具ブランドは、主に欧米の住環境やライフスタイルに合わせてデザインされているため、日本の住空間には不向きなことがあります。
日本の住宅は欧米に比べて比較的コンパクトで、部屋ごとのスペースが限られていることが多いです。そのため、欧米の大きな家具は、日本の住宅では搬入時にドアや階段を通れなかったり、設置後に部屋のスペースを圧迫してしまったりすることがあります。
一方、国産の高級家具ブランドは、日本の住環境に適したサイズ設計がされているため、搬入や設置も問題なく行え、さまざまなレイアウトに対応が可能です。
また、国産家具は日本人の体格に合わせてデザインされているため、日本人が快適に利用できます。椅子やソファの座面の高さ、テーブルの高さなどが、日本人の体格に合わせて設計されており、非常に使い心地が良いです。
修理の依頼がしやすい
国内ブランドであれば、日本品質の手厚いサポートが期待できる点が大きな魅力です。日本の職人たちは、製品に対して高い誇りと責任感を持っており、家具が使用され続けることに対しても深いこだわりがあります。
そのため、修理やメンテナンスに関しても、細部にわたる丁寧な対応が受けられることが多く、購入後も安心して使用できるという信頼感があります。
さらに、国内ブランドであれば、修理に関する時間やコストも抑えられる点が魅力です。理工場が国内にあるため、家具の輸送にかかる時間や費用を大幅に削減することができます。
国産の高級家具ブランド一覧
では、日本を代表する高級家具ブランド11社をまとめて紹介します。
海外を含めた高級家具ブランドについては、関連記事も合わせてご覧ください。
カリモク家具
カリモク家具は、日本を代表する高級家具ブランドのひとつで、1940年に設立されました。愛知県に本社を置き、長い歴史の中で培われた技術と品質の高さで、国内外で広く知られています。
天然素材へのこだわるカリモク家具では、板にしたときにあらわれる濃淡や節を「ナチュラルマーク」と呼び、天然木の証として最大限に利用しています。こうした自然な木目のゆらぎや味わいが、落ち着きのあるインテリアに生まれ変わるのです。
また、限りある資源を無駄なく使用するため、木の芯に近くて色の濃い「心材」、外周に近く淡い色合いの「辺材」ともに、家具製造に使用しています。
参考:カリモク家具
飛騨産業
飛騨産業は、日本の岐阜県に拠点を置く、伝統的な木工技術で知られる高級家具ブランドです。1920年に創業され、100年以上にわたり、飛騨地方の豊かな森林資源を活用した家具作りを続けています。
飛騨産業は、自然素材へのこだわりが強く、持続可能な方法で調達された木材を使用しています。そのため、家具は環境に配慮しながらも、耐久性に優れ、長く使用することが可能です。
また、戦後に生育が早いという理由で植えられ得たものの、適切に手入れされていない杉を積極的に活用する活動にも力を入れています。こうして、飛騨産業は家具づくりを通して未来の森づくりを目指しています。
参考:飛騨産業
MASTERWAL(マスターウォール)
マスターウォールは、ウォールナット材を用いた高品質な家具で知られています。ブランド名の「MASTERWAL」は「ウォールナットの達人」という意味が込められており、その名の通り、ウォールナットを主素材とした家具作りを得意としています。
マスターウォールの特徴は、その素材選びにあります。ウォールナットは、深みのある色合いと美しい木目で高級家具に多く使用される木材ですが、マスターウォールは独自の基準により厳選された上質なウォールナットのみを使用しています。
デザイン面では、シンプルでありながらも存在感のあるデザインが特徴的です。余計な装飾を排し、素材の持つ自然な美しさを際立たせるスタイルが多く、日本の住空間においても、モダンで洗練された印象を与えます。
参考:MASTERWAL
天童木工
天童木工は、山形県天童市に拠点を置く高級家具ブランドで、曲げ木技術を用いたデザインで広く知られています。1940年に設立された天童木工は、80年以上にわたり、日本の伝統工芸技術と現代のデザインを融合させた家具作りを行ってきました。
天童木工は、美しいカーブを描く成形合板の技術を日本にいち早く取り入れた家具メーカーです。この技術は、薄い木の板を接着剤で貼り合わせ、型に入れてさまざまな形状に成形するもので、無垢材では表現できないフォルムを可能にします。
天童木工はこの技術を家具製作に応用し、軽量でありながら強度の高い、エレガントなデザインの家具を生み出してきました。
代表的な作品には、柳宗理や剣持勇氏など著名なデザイナーとコラボレーションした椅子やテーブルがあり、これらの製品は日本のみならず世界的にも評価されています。
参考:天童木工
マルニ木工
マルニ木工は広島県に本社を構える家具ブランドで、100年近い歴史を持ちます。「工芸の工業化」をモットーに、職人の手に依存した家具づくりから脱却し、分業による家具の工業生産を実現しました。
マルニ木工の家具の中でも注目すべきが「HIROSHIMA」コレクションです。深澤直人のデザインによるこのチェアは、Apple本社であるアップルパークに数千脚も採用されていることで知られています。見た目はシンプルであるものの、全ての面が局面からできているという高度な技術が取り入れられています。
100年後も愛される家具を目指し、木と向き合い、家具づくりに励んでいます。
参考:マルニ木工
秋田木工
秋田木工は、1910年に秋田県で設立された曲木専門の家具メーカーです。日本で唯一、無垢材の曲木にこだわり続け、しなやかで美しい曲線を描きながらも、耐久性に優れた実用性の高い家具を数多く世に送り出してきました。
有名な「スタッキングスツール202」は世界的デザイナーである剣持勇がデザインし、1958年に発表されました。安定した座り心地と、片手で簡単に持ち上げられるほどの軽さで現在でも老若男女から愛され続けています。
参考:秋田木工
浜本工芸
浜本工芸は1948年に広島で創業した企業で、当初からナラ・オーク材にこだわって家具を作り続けてきました。ナラ材は高級家具や船のほか、ウイスキーやワインの樽の材料として使用されてきた素材であり、堅く重厚で耐久性に優れた特性があります。
オークとは、ナラの英語表記です。ナラとは産地が異なっていますが、浜本工芸では、よりナラに近い高品質のオーク材を使用しています。
また、加工から仕上げまでを国内生産で行い、徹底した品質管理を行っています。
参考:浜本工芸
ナガノインテリア
ナガノインテリアは、1946年に自然豊かな福岡県朝倉市で創業を開始し、70年以上の歴史を持つ家具メーカーです。「Think Basic」をコンセプトに掲げ、耐久性のある無垢材で長く使ってもらえるベーシックなデザインの家具を追求しています。
また、家具のサイズや木材の種類、仕上げなどを自由にカスタマイズできる受注生産の体制を採用しているのもナガノインテリアの特徴です。オーダーされた家具は1脚からでも対応できるよう、国内の自社工場で木材の乾燥から仕上げまでを一貫生産しています。
このように、ベーシックで柔軟にカスタマイズできるナガノインテリアの家具は、住宅から店舗やオフィス、公共施設まで場所・用途を選ばずに利用できます。
参考:ナガノインテリア
CondeHouse(カンディハウス)
カンディハウスは、当時デザイン大国であったドイツで修行を積んだ創業者が帰国後、1968年に設立した家具ブランドです。創業以来、家具原産地として有名な北海道・旭川で家具を製造しています。
できる限り北海道の木を使いながら長く使える生活の道具を手がけるカンディハウスは、アメリカやドイツなど海外にも拠点を構え、世界中で愛されているブランドです。
世界中で世代や立場の異なるさまざまな人が「私の快適」を発見できるように、ダイニングチェアだけでも50種類以上をラインナップしています。
参考:カンディハウス
Ritzwell(リッツウェル)
リッツウェルは1992年に設立された、比較的若い日本の高級家具ブランドです。家具の本場であるイタリアやドイツでデザイン賞を受賞するなど世界的に高く評価され、日本のものづくりを世界に発信しています。
リッツウェルは企画から製造までを全て日本で行うメイド・イン・ジャパンにこだわりながら、職人の手による「あたたかみ」のある家具を目指します。そのようにして作られた家具は、ただ美しさや機能性があるだけでなく、見るたびに心惹かれ、使うほどに安堵をもたらすものとなるのです。
参考:リッツウェル
日進木工
日進木工は、岐阜県飛騨の地で1946年に創業した家具ブランドで、1300年前から続く「飛騨匠」の技を現代に伝えています。
奈良時代、飛騨国は古来からの高い建築技術を認められ、都造営のために木工職人を派遣することが義務付けられました。これが「飛騨工制度」です。並外れた技術を持った職人は称賛され、いつしか「飛騨の匠」と呼ばれるようになりました。
日進木工はこのような飛騨匠の技術を地域資源と捉え、その蓄積・活用に力を注いでいます。先人たちの技術・精神性を受け継ぎ、国内外に飛騨の家具ブランドを発信しています。
参考:日進木工
国産高級家具なら高価買取も期待できる
国産の高級家具ブランドは、品質の高さやデザインの秀逸さ、そして使用されている素材の良さから、長期間にわたって価値を保ち続けられます。このような家具は、使用しているうちに風合いが増し、エイジングによってさらに美しさが際立ちます。
そのため、買取市場でも高く取引されるのです。
カリモク家具や飛騨産業、マルニ木工といった老舗ブランドは、買取市場でも高い需要があります。職人技が生み出す堅牢な作りと洗練されたデザインが評価され、リセールバリューが高いのが特徴です。
また、素材として使用されているウォールナットやオークといった高級木材も、中古市場では高価買取の対象となることが多いです。
国産家具ブランドならではのアフターサービスや修理体制も、家具の価値を高める要素のひとつです。国内に修理工場があると、購入後にメンテナンスを受けやすく、良好な状態を保ったまま次のオーナーに渡せます。
まとめ:家具買取ならうるココにご相談ください
国産の高級家具ブランドは、優れた職人技術と高品質な素材、そして日本人のライフスタイルに最適なデザインで多くの人に愛されています。国際的にも評価が高く、そのブランド価値には確かなものがあります。
もし、手放すことを検討している国産高級家具があるなら、家具の取扱いがある買取業者に依頼することをおすすめします。
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