自分で運べない大型家具はどう処分したら良い?おすすめ処分方法を紹介
大きなソファやベッド、たんすなど、家の中で存在感を放つ大型家具。引越しや模様替え、遺品整理を機に処分しようと思っても、そのサイズと重量のために自力で運び出すのは至難の業です。
どのように処分すればよいか頭を悩ませてしまうことも多いでしょう。
そんなときにおすすめなのが、買取業者を利用してこれらの家具を売る方法です。
本記事では、大型家具の処分方法と、買取業者を利用するポイントについて詳しく紹介します。
大型家具とは
大型家具とは決まった定義はありませんが、物理的に大きなサイズを持つものを指します。タンス、テーブル、ソファ、ベッドなどが大型家具の代表例です。
大型家具は大きさのみならず、耐久性を持たせるために木材や金属など頑丈な素材で作られているため重量があり、移動や取扱いが難しいことがあります。
無理にひとりで移動させようとすると、持ち上げる際に腰を痛めたり、足の上に落としてケガをしたり、家の壁などにぶつけて傷をつけてしまったりする可能性があります。
このような大型家具を適切に処分するには、どのような処分方法があるのかを知り、自分に合った方法を選べるようにすることが大切です。
自分で運べない大型家具の処分方法
自分で運び出すのが難しい大型家具を処分するには、以下のような方法が考えられます。
- 粗大ゴミとして自治体に回収依頼する
- 解体して家庭ゴミとして処分する
- 不用品回収業者に依頼する
- 地域の情報サイトを利用する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 引越し業者に処分してもらう
- 家具店で下取りしてもらう
- 家具の買取業者で売る
これらについて詳しく説明します。
粗大ゴミとして自治体に回収依頼する
大型家具の処分方法として、はじめに粗大ゴミの自治体回収を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。自治体の回収には事前の申込をし、回収日に回収場所へ持って行くなど、ある程度の手間がかかりますが、安価に処分することができます。
ひとりで運べないような大型家具は、自宅から持ち出すのが大変なので、必要に応じて家族や知人に手伝ってもらい、安全に作業を進めることが大切です。
また、自治体によれば高齢者などを対象に運び出しからサポートできる場合もあるため、公式サイトで確認してください。
なお、粗大ゴミとは1辺が30cm以上のものと定められていることが多いですが、自治体によって異なる場合があります。
解体して家庭ゴミとして処分する
場合によって大きな手間と時間がかかりますが、解体して家庭ゴミとして処分する方法もあります。さきほど説明した粗大ゴミの大きさに該当しなくなるように細かく解体します。
組み立て式の家具なら、比較的簡単に小さいサイズに解体しやすく、自治体の定める基準以下にすることも可能です。解体後、小さくなった木片などは燃えるゴミとして、スチールのフレームなど小さくできないものは粗大ゴミとして処分できます。
大型家具の解体には、場合によってハンマーやノコギリなどの工具が必要になり、危険がともなうこともあるため注意して作業することが必要です。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼すれば、手間も時間もかけずに大型家具の処分ができます。ひとりで運べないような家具でも回収業者が運び出しから行なってくれ、面倒な梱包や養生も自分でする必要がありません。
ただし、費用は割高になることを理解しておかなければなりません。回収業者によって処分費用は異なりますが、単品回収のほか定額で軽トラや1tトラックなどに積み放題のプランを提供していることもあります。
回収業者の利用は、費用がかかっても手間と時間を抑え、スピーディーに作業を進めたい場合に適していますが、悪徳業者には注意してください。
回収した家具が不法投棄された、頼んでもいない家具まで持ち出され高額な料金を請求されたなどのトラブルが発生しています。
このような悪徳業者を避けるには、公式サイトなどで営業に必要な許可を取得しているかどうかを調べましょう。不用品の処分には、各自治体から「一般廃棄物収集運搬業許可」 を取得している必要があります。処分と同時に買取も行うには「古物商許可」も必要です。
このような許可を正式に取得し、無許可営業を行なっていないかを確認することで、悪質業者に依頼してしまう確率を下げることができます。
地域の情報サイトを利用する
地域の情報サイトとは、地域に関する情報を無料で掲載できる掲示板サイトで、家具など不用品の取引も行えます。近隣地域で引き取り手が見つかれば、有償・無償を問わず、スムーズに引き渡しできる可能性が高いです。
掲示板に情報を記載してもすぐに引き取り手が見つかるとは限らないため処分を急ぐ場合には適していないことがありますが、出品手数料や販売手数料は不要であるため、費用を抑えたい人には向いています。
ただし、個人間取引となるためトラブルに発展しないよう注意が必要です。
フリマアプリ・ネットオークションに出品する
フリマアプリやネットオークションは、スマートフォンひとつで誰でも簡単に出品ができ、家具など不用品の取引ができます。地域の情報サイトと同じく、買い手がすぐに見つかる保証はありませんが、うまくいけば売却による資金が得られます。
いずれも販売手数料や決済手数料など、どのような手数料がかかるのかを理解しておくことが重要です。
また、ネットオークションでは入札によって落札額が決まるため、希望通りの価格にならないことがあることに注意しましょう。
フリマアプリでは自分で売りたい価格を決めることができますが、値引き交渉に応じるなどの手間が発生する可能性があります。
引越し業者に処分してもらう
引越しと同時に大型家具を処分するなら、引越し業者に依頼する方法があります。引越しと同時に処分することになるため、引越し直前まで家具を使えるのが嬉しいポイントです。
大手の引越し業者なら引越し時の不用品処分に対応しているケースが多いですが、業者ごとに処分対象や費用が異なります。また、処分に加えて買取に対応していることもあります。
処分したい家具の分量や予算に応じて、不用品回収業者など他の選択肢とも比較しながら検討しましょう。
家具店で下取りしてもらう
新しい家具の購入にともなって古い家具を処分する場合、家具引取サービスを利用できることがあります。大手家具店でこのようなサービスを提供していることが多く、購入した家具を搬入する際、古い家具を引き取ってくれます。
有料になりますが、自分では運べない大型家具でも手間をかけずに処分することができ、古い家具は新しい家具に交換する直前まで使用できます。ベッドなど1日でもないと困る家具を処分する場合、特に便利です。
買い替える家具のブランドにこだわりがないのであれば、このような引取サービスを行なっているか否かで購入する家具店を選ぶのも良いでしょう。
家具の買取業者で売る
家具を取り扱っている買取業者で出張買取を利用すれば、自宅まで家具を取りに来てくれるため、自分で家具を移動させる手間を省けます。無料の出張買取に対応している買取業者であれば、費用もかかりません。また日程があえばすぐに訪問が可能です。
処分費用を抑えつつ、迅速な対応が期待でき、その上買取が成立すると資金まで増えるのが、買取業者という選択肢なのです。
買取業者は、買取品目に関する専門知識や買取の実績が豊富にあるため、品物の価値を適切に評価し、適正な買取額を提示してくれます。
ただし、どんな家具でも扱えるとは限らず、ブランド家具やアンティーク家具、婚礼家具など再販できる価値があるものでないと買取が難しいケースがあります。そのような場合、出張そのものもできないことがあります。出張にも人件費がかかるため、買い取れる可能性が低いと出張が難しくなるのです。
しかし逆にいえば、価値の高いものが買取できれば出張しやすくなるため、可能であれば金・貴金属、宝石、ブランドバッグなど値がつきそうなものを抱き合わせて査定に出すのが良いです。
大型家具を買取してもらう機会に、断捨離の意味を込め、まとめて処分すると気持ちも自然と整理されます。
大型家具を家具買取業者で売るときのポイント
買取業者で大型家具を売る際には、以下の項目をチェックするようにしてください。
- 出張買取に対応している
- 無料で出張査定が利用できる
- 買取強化をしている
これらについて説明します。
出張買取に対応している
家具買取に対応している買取業者の多くが出張買取に対応しています。出張買取では自宅への訪問・家具の搬出を依頼できるため、手間要らずで便利です。
ただし、出張可能エリアは買取業者ごとに異なるため確認する必要があります。関東のみ、関西のみと出張可能エリアが限定されている場合があるため、買取業者の公式サイトで確認しましょう。
買取に出す家具の種類によって対応が異なる場合があります。ブランド家具など値がつきやすいものなら、出張による採算が取りやすくなるため、本来出張不可なエリアでも対応できることがあります。そのため、一度電話やメールで相談してみるのが確実です。
無料で出張査定が利用できる
出張買取に対応している買取業者の多くは、無料で出張し、査定を行なってくれますが、買取不成立となった場合、キャンセル料がかからないかまで確認しておく必要があります。
買取業者側からすると、出張には人件費や交通費がかかるため、買取が不成立となると赤字になる可能性があります。そのため、出張自体は無料で行うとしているものの、買取が成立しなかった場合に手数料としてキャンセル料を請求する買取業者もあるのです。
思わぬ費用を請求されないよう、完全無料で出張査定が利用できるかどうかをしっかり確認しておきましょう。
買取強化をしている
買取業者は、特定の買取品目を買取強化するキャンペーンを実施していることがあります。これは、中古市場にはトレンドがあり、特定の時期に商品の需要が高まることが理由のひとつです。
例えば、家具であれば新生活シーズンが始まる3〜4月や、引越しシーズンである2〜3月などに購入を検討する人が増えます。また、年末年始の大掃除や新年を迎える準備として家具を買い替えたり新調したりすることもあります。
買取業者は、このような時期に合わせてキャンペーンを行うことが多く、買取強化期間中なら普段よりもお得に売れる可能性が高くなるのです。
まとめ:運べない大型家具は売れるか確かめてから処分しよう
本記事では、自力で運べない大型家具の処分方法について解説しました。結論を先にいうと、処分前に家具の買取業者で売ることができないかを確認するのがおすすめです。
大型家具の処分には費用がかかることが多いため、売れるものがあれば売ることで少しでも費用を捻出できます。
高級家具などの場合、高く売れる可能性もあり、このような家具をただ廃棄処分するのはもったいないです。
また、不用品回収業者などでも買取対応していることがありますが、家具の専門知識や買取相場に基づいて適切な買取ができるかといえば、そうでないこともあるため、買取業者の利用がおすすめなのです。
うるココでは家具買取を承っております。出張買取には完全無料で対応しており、全国に出張可能です。家具の処分にお困りの際は、お気軽にご相談ください。