たんす処分のポイントと注意点を徹底解説！費用を抑えて損しない方法
たんすを処分しようと思ったとき、多くの人が最初に思い浮かべるのが、自治体による回収ではないでしょうか。街中では、ゴミ収集車がそれぞれの収集場所に捨てられたゴミを集めている光景をよく目にします。
しかし、実際にたんすの処分で利用できるのは、自治体による回収以外にもさまざまな選択肢があり、場合によっては費用をかけて処分するのではなく、売却することで資金を増やすこともできます。
本記事では、たんすの処分方法として9通りを紹介します。それぞれの方法を比較検討し、ぜひあなたに最適な方法を選ぶ参考にしてください。
たんすの種類
実は、たんすにはさまざまな分類があります。ここでは代表的な種類について紹介します。なお、たんすは漢字で表記すると「箪笥」「簞笥」になります。
- 整理箪笥
- 衣装箪笥
- 洋服箪笥
- 茶箪笥
整理箪笥は、衣類や小物を収納できる小型のたんすです。ローチェストやハイチェストと同じ意味で用いられ、特に「整理箪笥」と表現するときは、和風のたんすを指したり、婚礼家具のひとつしてのたんすを表したりします。
衣装箪笥は、主に和服を収納するためのたんすです。和服をたたんで収納するための広い引き出しが特徴です。着物や帯、襦袢（じゅばん）などの和装アイテムをきれいに収納することができます。
洋服箪笥は、洋服を収納するためのたんすです。ハンガーバーが付いており、洋服を吊るして収納することができます。また、引き出しも備えており、折りたたんだ洋服や小物を収納することもできます。
茶箪笥は、茶器や食器を収納するためのたんすで、上半分はガラス戸になっており、中身が見えるようになっていることが多いです。
このように、たんすにはいくつかの種類があります。ちなみに、婚礼家具とは、上記で説明した整理箪笥・衣装箪笥・洋服箪笥の3点セットのことです。
たんすの処分方法
では、ここから具体的なたんすの処分方法を9つ紹介します。あなたに最適な方法を見つける参考にしてください。
自治体の粗大ゴミとして出す
粗大ゴミとしてたんすを処分するのは、最も一般的といえる方法といえます。粗大ゴミとして処理すれば、所定の手数料がかかりますが、手軽に大型のゴミを処分できます。
手数料は自治体ごとに規定の料金が定められており、たんすなら200〜3,000円程度が目安です。
なお、粗大ゴミとは自治体によって定義が異なりますが、一般的には日常生活から出てくるゴミであり、「1辺の長さが30cmを超えるもの」とされます。
解体して燃えるゴミに出す
たんすが全て木でできている場合、のこぎりや金づち、ドライバーなど適切な道具を使えば比較的簡単に解体することができます。
最初にたんすの引き出しや扉を外し、ネジや釘を慎重に取り外していきます。次に、たんすのフレーム（骨組み）を部分ごとに分解していくと効率的です。解体作業時は木くずが床に散乱するのを防ぐため、新聞紙などを敷いておくと後片付けの手間が省けます。
解体した木片は家庭ゴミとして捨てられる大きさにする必要があり、このサイズは自治体によって異なるため詳細は該当する自治体の公式サイトで確認してください。
自力で解体して燃えるゴミとして処分する方法は、やや手間がかかりますが、無料で済むのがメリットです。
家具店に引き取ってもらう
たんすの買い替えで以前に使用していた古いたんすを処分する場合、家具店で無料、あるいは格安で引き取ってもらえる場合があります。
多くの場合、新しく購入したたんすの設置をしにきた際に、古いたんすの回収も同時に行なってくれるため、入れ替えのタイムラグが発生せず便利です。
たんすの買い替えで古いたんすを処分する場合には、おすすめの方法となるため、購入を検討している店舗で回収サービスの有無について確認してみましょう。
引越し業者に依頼する
引越しでたんすを処分する場合は、引越し業者に引き取ってもらう方法もあります。どの引越し業者でも対応できるわけではありませんが、オプションで不用品の引き取りサービスを提供している場合、追加料金を支払うことで依頼が可能です。
ただし、業者ごとに費用や条件が異なり、場合によっては他の方法よりも高額となることがあるため、申し込みの際には他の選択肢と比較検討することが重要です。
地域の情報サイトを利用する
「地元の掲示板」として有名なジモティでは不用品処分の告知ができ、同じ地域でその不用品を欲している人を見つけることができます。無料で譲ることも、有料で売ることもできます。
地元の掲示板を活用するメリットは、居住地域が近い場合が多いため、取引が成立すると直接引き取りに来てもらえることもあり、送料や梱包のコスト・手間が省けることです。
ただし、すぐに引き取り手が見つかるとは限らないことや、個人間取引であるためトラブルに発展しやすいことに注意が必要です。
不用品回収業者に依頼する
たんすなど大型の不用品を処分するには、不用品回収業者も便利な選択肢です。地域に対応する不用品回収業者に連絡をすれば、すぐにスタッフが自宅へ来て、たんすを回収しにきてくれます。たんすをすぐに処分したい場合や、自分で搬出・運搬することが難しい場合には大変助かります。
費用は回収業者ごとに異なるため、公式サイトで確認してください。また、同時に万が一無許可営業をしていないかも確かめるようにしましょう。
無許可営業を行なっているような業者に依頼すると、後々トラブルの元になることが予想されます。格安だからといって騙されないように気をつけることが大切です。
リサイクルショップに売る
たんすを処分する方法として、リサイクルショップで売る選択肢も考えられます。リサイクルショップのメリットは、不用品回収業者に依頼する場合とは異なり、費用がかからない点です。むしろ、たんすを売却することでわずかでも現金を得ることができるため、経済的にも助かるでしょう。
ただし、リサイクルショップには家具の専門知識がないこともあり、価値のあるたんすであっても適正な価格をつけてもらえない可能性が高いのはデメリットです。
そのため、自分で市場価値を調べたり、複数のショップに査定を依頼するなどして、少しでも良い条件で売却できるよう工夫することが大切です。
フリマアプリで売る
フリマアプリはスマートフォンひとつで簡単に商品登録から売却までができるため、手軽にたんすの処分ができます。また、フリマアプリの認知度が高まっているため、ユーザーも多く、買い手を見つけやすいのが大きなメリットです。たんすの写真を撮り、商品の状態や特徴を詳しく記載してアプリに登録するだけで、全国の多くの人に見てもらえるチャンスが広がります。
しかし、フリマアプリを利用する際にはいくつかの注意点もあります。まず、個人間取引であるため、トラブルに発展する可能性があります。また、値引き交渉が頻繁に行われるため、その対応に手間がかかることもあります。
さらに、たんすのような大型家具を販売する場合、送料や梱包の手間・コストも発生します。適切な梱包材を用意し、安全に配送できるようにするためには、ある程度の準備が必要です。
フリマアプリは個人で手軽にたんす処分・売却ができる魅力的な方法ですが、手間もかかることを理解しておくことが大切です。
たんす買取業者で売る
たんすを取り扱っている家具買取業者に売るのも、たんすを処分できる方法のひとつです。
買取業者の大きなメリットとして、出張買取を利用することで業者が自宅まで来てくれ、搬出や運搬もすべて行ってくれる点が挙げられます。自分で重いたんすを運び出す手間や労力が省けますが、その必要がなくなります。
また、たんすの処分に費用がかからないばかりか、売却によって現金を得られる点も魅力です。買取が成立した場合、その場で現金を受け取ることができるため、即金性が高いのも大きなメリットとなります。
一方で、デメリットもいくつか存在します。まず、すべてのたんすが買取対象となるわけではなく、買取が成立しない可能性もあります。特に、ブランドでないたんすや状態が悪いたんすは、高価で買い取られることが難しい場合があります。そのため、期待していた金額にならないこともあるでしょう。
以上のメリットとデメリットを考慮すると、家具買取業者に売る選択肢は、手間をかけずにたんすを処分したい人や、すぐに現金を得たい人にとって有効な方法といえるでしょう。
たんすを処分するときの注意点
たんすの解体、売却、搬出で気をつけたいことについて説明しています。
自力で解体するときは準備が必要
たんすを自分で解体する際には、ケガに十分注意してください。たんすには鋭利な釘やネジが使われていることが多く、これらに不注意で触れてしまうと手を切ったり刺したりする危険性があります。また、解体作業にはノコギリを使用することもありますが、この際にも慎重に扱わないと大きなケガをする恐れがあります。
作業を始める前に、手袋や軍手を着用しましょう。これにより直接手に触れる危険物から手を保護することができます。また、作業場所の周囲に余計な物がないように整理し、十分なスペースを確保することで作業中に転倒したり、道具を落としたりするリスクを減らすことができます。
売却するなら掃除しておく
たんすをリサイクルショップや買取業者で売る場合、事前に綺麗に掃除をしておくことが重要です。この一手間が売値にも大きく影響するため、丁寧に掃除を行いましょう。
掃除をすることでたんすの見た目が良くなり、購入希望者や買取業者の印象が大きく向上します。ほこりや汚れがついたままでは、価値が下がってしまい、買取価格が低くなったり、購入者が現れなかったりする可能性があります。特に、木製家具の場合は、木目が美しく見えるように丁寧に拭き掃除を行うことがポイントです。
また、たんすの内部もしっかりと掃除しておくことが大切です。引き出しや棚の中にほこりやゴミが残っていると、購入希望者は清潔さに欠ける印象を持ちます。掃除機や柔らかい布を使って内部の隅々まで綺麗にしましょう。
大型のものは搬出作業に気をつける
大型のたんすを搬出する際には、いくつかの点に注意して安全に作業を進めることが大切です。
まず、重い家具を運ぶ際には、ケガをしないように十分な注意が必要です。腰や背中を痛めることがないよう、正しい持ち上げ方を心がけ、無理をせず、必要に応じて誰かの助けを借りましょう。手を保護するために手袋を着用することも有効です。
また、たんすを搬出する際には、周囲のものにぶつけて傷つけないようにする注意が必要です。狭い通路やドアの枠、壁などにたんすがぶつかると、たんす自体や周囲の家具、壁が傷ついてしまう可能性があります。たんすに毛布やクッションを巻きつけて保護し、慎重に運ぶことで、このようなリスクを軽減できるでしょう。
こうした搬出作業の心配を避けるためには、買取業者の出張買取サービスを利用することが非常に便利です。業者が自宅まで来てくれ、プロフェッショナルがたんすを搬出・運搬してくれるため、自分で重い家具を運び出す手間やリスクを回避できます。専門のスタッフが適切な方法で搬出を行うため、たんすや周囲のものを傷める心配もなく、安全に作業を完了させることができます。
まとめ：タンスを処分するなら買取を検討してからがおすすめ
本記事では、たんすの処分方法について紹介しました。粗大ごみとして自治体に回収してもらう方法や不用品回収業者に依頼する方法が一般的ですが、買取を利用すると費用がかからないどころか、所持金がプラスになります。
古いたんすや市場価値が低いたんすなどで、買取が可能なケースばかりではありませんが、自分では正確に判断できない場合は相談してみましょう。
うるココでは、家具買取を承っております。無料の出張買取もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。お待ちしております。
