天保通宝の買取相場や価値
天保通宝の買取相場や価値を知る!
天保通宝の買取相場や価値は今どのくらいなのでしょうか?
天保通宝の買取相場や価値は種類や他の要素で変わります。
ですので、ここでは天保通宝についてご紹介します!
天保通宝とは

天保6年(1835年)に鋳造が始まったので天保通宝と呼ばれるこの古銭は、小判型に正方形の穴を開けた銀製の穴銭です。
表面に「天保通貨」、裏面に「當百」と刻印された天保通貨には、豊かにな暮らしを望む幕府の願いが込められていますが、偽造品が多く出回り経済は混乱しました。
天保通宝は古銭価値が高いとはいえませんが、古銭自体に価値があるので、状態がよければ1枚10,000円以上で買取がされます。
薩摩藩 横郭 仰冠當(さつまはん おうか ぎょうかんとう )
希少価値 ★★☆☆☆
時代背景 文久2年 / 1862年 / 江戸時代
素材 銅
今は大問題の偽造貨幣も、古銭の世界では価値がある場合があります。
中心に開いた穴が横郭、つまり横長である、通称「ガマ口」と呼ばれる、薩摩藩による天保通宝の密鋳銭もその一つです。
仰冠當とは、背面に書かれた「當百」のワ冠が右下がりということを表しています。
薩摩藩鋳銭以外にも密鋳銭の種類も多いのが天保通宝で、価値もそれぞれです。
水戸藩鋳銭 短足寳(みとはん たんそくほう)
希少価値 ★★☆☆☆
時代背景 慶応4年 / 1868年 / 江戸時代
素材 銅
江戸幕府は、各藩で天保通宝を鋳造することを禁止しましたが、水戸藩だけは特別に幕府に認められ、正式な天保通宝の鋳造を行いました。
短い鋳造期間でしたが、分類は多種多様で、短足寳は文字が太く、「寶」の点の部分が丸く短いことが特徴です。
天保通宝には、大変珍しく価値のある藩鋳銭が多く存在します。
高知藩
希少価値 ★★☆☆☆
時代背景 幕末 / 江戸時代
素材 銅
天保通宝には、各藩で密鋳された物が多くあり、額輪短尾通と呼ばれる天保通宝は、その書体の枝銭が発見されたことで、高知藩で密鋳だと確定しています。
額輪とは、銭貨の文字よりも輪の高さが高いこと、短尾通とは、「通」のしんにょうの尾部分が短いことを表します。
本座 長郭(ほんざ ちょうかく)
希少価値 ★☆☆☆☆
時代背景 天保6号年 / 1835年 / 江戸時代
素材 銅
本座銭とは、江戸時代末期の天保6年から鋳造が始まった小判型の貨幣です。
本座は、この貨幣を鋳造する中心になった金座を表します。
盗鋳、民鋳がたえなかったので、価値は下がりましたが明治に入っても通用し、その中でも、最初に発行されたのが長郭です。
秋田藩 広郭
希少価値 ★★★☆☆
時代背景 幕末 / 江戸時代
素材 銅
天保通宝でも、藩鋳銭は本来、鋳造の権利をもたない各藩が秘密裏に鋳造した、偽造通貨です。
秋田藩鋳銭も、密鋳された銭貨で、裏に描かれた花紋が大きめなのが特徴です。
広郭とは、中央の穴の周りにある縁が幅広という意味です。
文字も縦長で、背の花押が特に大きいです。
秋田藩鋳銭の相場は、1万円以上とされる価値のある古銭です。
いかがでしたでしょうか?
天保通宝の買取相場や価値についてご紹介してまいりましたが、もし天保通宝をお持ちでしたらうるココの無料査定をご活用ください!
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