万年筆の買取相場はいくら?モンブランなどブランド別の目安を解説
業者が公開している中古の万年筆の買取実績では、5,000円前後が中ほどです。半数ほどは2,000〜15,000円に収まり、2万円を超えるのはモンブランのマイスターシュテュックやペリカンの上位モデル、限定品など一部に限られます。
そのため、何十年も前の万年筆だからといって、それだけで高値になるとは限りません。一方で、同じブランドでもモデルや年代、状態によって査定額が大きく変わる品でもあります。
使わなくなった万年筆や、家族から譲られた古い万年筆があるなら、まずはブランドとモデルから相場を確認してみましょう。
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万年筆の買取相場の目安一覧

万年筆の買取価格は、ブランドだけでなくモデルによっても差があります。まずは、代表的なモデルの相場を一覧で確認してみましょう。
| ブランド・モデル | 中古 | きれいな品 |
|---|---|---|
| モンブラン マイスターシュテュック149 | 2万〜4万円前後 | 4万〜6万円前後 |
| モンブラン マイスターシュテュック146 | 1.5万〜2.5万円前後 | 2.5万〜3万円前後 |
| モンブラン マイスターシュテュック145 | 1万〜3万円前後 | — |
| ペリカン スーベレーン M400 | 1万円前後 | 2万円前後 |
| ペリカン スーベレーン M600 | 1万〜3万円前後 | — |
| ペリカン スーベレーン M800 | 1.7万〜3万円前後 | — |
| ペリカン スーベレーン M1000 | 2万〜3万円前後 | — |
| パーカー デュオフォールド | 2万〜4万円前後 | — |
| パーカー ソネットなど | 数千円〜2万円前後 | — |
| パイロット カスタム74・743など | 2千〜8千円前後 | 5千円前後 |
| パイロット カスタム845・カスタムURUSHI | 1.5万〜2万円前後 | — |
| セーラー プロフィットなど | 2千〜1万円前後 | — |
| プラチナ #3776 センチュリーなど | 2千〜1万円前後 | 1万円前後 |
※「—」は公開例が少なく、相場の幅を出せなかったもの
上記は、ブランド品を扱う複数の買取業者が2024〜2026年に公開した買取実績をもとに整理した目安です。
相場を見るときは、次の3点を押さえておくと全体像をつかめます。
- 中古の万年筆全体では5,000円前後がひとつの目安
- 半数ほどは2,000〜15,000円に収まる
- 2万円を超えるのは一部の上位モデルや限定品が中心
無名の万年筆や、ブランド・モデルを特定できないものは、この表とは別に見てもらう必要があります。
万年筆のほかに1万円で売れるものは、別の記事でまとめているので参考にしてください。
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ブランド別の万年筆の買取相場

同じブランドの万年筆でも、シリーズやモデルによって買取価格は変わります。ここでは、代表的なブランドごとに価格差が出やすいポイントを見ていきます。
モンブラン
モンブランでは、定番のマイスターシュテュック149が高く評価されやすく、146、145とサイズが小さくなるにつれて相場も下がります。
149は太軸の大型モデルで、中古でも数万円になる実績があります。一方、スターウォーカーなど別シリーズは1万〜2万円前後が目安です。
ペリカン
ペリカンは、スーベレーンシリーズのM400・M600・M800・M1000が代表的です。数字が大きくなるほど本体サイズも大きくなり、買取価格も高めです。
なかでもM800以上は、中古でも2万円台になる実績が見られます。縞模様の軸はスーベレーンを代表するデザインです。
パーカー
パーカーでは、デュオフォールドが代表的な高価格帯のモデルです。中古でも数万円になる実績があります。
一方、ソネットなど流通量の多いシリーズは、数千円〜2万円前後が中心です。同じパーカーでも、モデルによって価格差があります。
国産ブランド
国産では、パイロット・セーラー・プラチナの定番モデルが広く流通しています。カスタム74、プロフィット、#3776 センチュリーなどは、中古では数千円台が中心です。
一方、パイロットのカスタムURUSHIなど上位モデルになると1万円台後半の実績があり、量産の蒔絵でも1万〜3万円前後になる例があります。
さらに、ナミキや國光會の上位蒔絵には数十万円の価格が示されているものもあるほどです。ただし、こうした金額は専門店が公開する上限価格が中心で、日々の買取実績として確認できる例は限られます。
そのほかの海外ブランド
モンブランやペリカン以外にも、中古市場で取引されている海外ブランドがあります。
ウォーターマンは1千〜5千円前後、シェーファーは数百円〜4千円前後が中心です。アウロラは1万〜2万円前後の実績があります。
デルタなど、公開されている買取例が少ないブランドは、まとまった相場を出しにくいため、実物を見てもらって判断するのが現実的です。
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万年筆の買取価格が決まる条件

同じモデルでも、限定品かどうか、製造年代、状態によって査定額は変わります。特に価格差が出やすい3つの条件を見ていきましょう。
限定品かどうか
通常モデルより高く評価されやすいのが、限定品や記念モデルです。モンブランの作家シリーズ・パトロンシリーズをはじめ、ペリカンやパーカー、アウロラの限定品では、5万〜20万円前後の買取例があります。
限定品の箱や、シリアル番号などが記載された書類が残っているなら、本体と一緒に査定へ出しましょう。通常モデルと見分ける手がかりにもなります。
製造年代
万年筆は、古ければ古いほど高くなるものではありません。1980年代以前の量産品でも、買取価格は数百円〜数千円に収まる例が多く見られます。
一方、愛好家から評価されている年代や仕様なら話は別です。例えば、モンブランの年代特有のペン先などでは、1万円を超えて買い取られた例もあります。年代物でほかに値がつく品は、昔の物で高く売れるものを紹介した記事にまとめています。
状態
インクが固まって書けないだけなら、洗浄で直せる範囲として査定する業者もあります。実際に、インクが出ない・吸入できないモンブラン149でも1万円前後になった例があります。
査定額が大きく下がりやすいのは、軸の割れや折れ、ペン先の折れ・曲がりなど、本体そのものに傷みがあるケースです。こうした不具合では、状態の良い同モデルと比べて半額以下になった例も見られます。
未使用品は中古より高くなることがありますが、一律ではありません。ある買取業者の公開実績では、2〜5割ほど高かった例がある一方、未使用でも中古とほぼ変わらないケースがあります。
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万年筆のペン先の金

万年筆のペン先には、14K・18K・21Kなどの金が使われているものがあります。ただし、ペン先自体の重さは0.1〜0.5g程度と軽く、金として売ると1本2,000〜2,500円前後の買取例があります。モンブランなど本体にも価値がある万年筆なら、ペン先を外さず、そのまま査定へ出すほうが高く評価されやすいです。
一方、国産の量産品など、本体では値段がつきにくい万年筆では、ペン先の金の価値が買取額を上回ることもあります。そのときは地金として査定されることがありますが、18Kだから高額になるとは限りません。まずは本体ごとの査定額を確認してから判断すると良いでしょう。
ペン先の金だけを売るときの相場や注意点は、万年筆のペン先の金の買取を解説した記事で紹介しています。
万年筆の買取を申し込む前にすること

万年筆を査定に出す前に、手元で確認できる情報や付属品を整理しておきましょう。
ブランドと型番を控える
まず確認したいのは、ブランド名とモデル名・型番です。前述した相場表のどこに当てはまるのか分かれば、おおよその価格帯もつかみやすくなります。
キャップや本体の刻印、メーカー名、クリップの形などを写真に残しておくと、問い合わせ時にも伝わります。箱や保証書が残っていればモデル名が記載されていることもあるため、本体と一緒に用意しておきましょう。
手入れや修理をしない
長く使っていない万年筆でも、査定前に無理な手入れや修理をする必要はありません。固まったインクを落とそうと分解したり、曲がったペン先を自分で戻したりすると、かえって傷めるおそれがあります。
表面のほこりや汚れを乾いた布で軽く拭く程度にとどめ、書けない状態でもそのまま査定に出すのが無難です。
ほかの筆記具とまとめて出す
万年筆だけでなく、使わなくなったボールペンやシャープペンシルがあれば、一緒に査定へ出せます。
書斎の片付けで見つかった時計やカメラ、本などもまとめて見てもらえば、品物ごとに売却先を探す手間を減らせます。点数が多いときは、自宅でまとめて査定を受けられる出張買取も利用しやすい方法です。
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万年筆の売り方

万年筆を売る方法は、主に出張買取・店頭買取・宅配買取の3つです。売る本数や、ほかに査定してほしい品があるかで使い分けましょう。
買取方法
万年筆が1本だけなら、店頭買取や宅配買取でも出しやすいでしょう。店頭ならその場で査定を受けられるため、すぐに現金化したいときにも向いています。
宅配買取では、配送中にインクが漏れないよう梱包に注意が必要です。一方、書斎の片付けなどで万年筆以外にも時計やカメラ、本などが出てきたなら、まとめて見てもらえる出張買取が便利です。
見積もりの内訳を確かめる
万年筆は、同じブランドでもモデルや状態によって査定額が変わります。金額だけを見るのではなく、どのモデルとして査定されたのか、どの部分が減額の理由になったのかも確かめておきましょう。
査定理由がはっきりしないときは、その場で売却を決めず、ほかの業者にも見てもらって比較する方法があります。
訪問購入はクーリングオフの対象
出張買取などの訪問購入で売却した万年筆は、クーリングオフの対象です。契約書面を受け取った日から8日以内であれば契約を解除でき、その期間中は品物の引き渡しを拒めます。
また、古物商が品物を買い取る際には本人確認が行われます。1万円未満の取引では原則として本人確認が免除されますが、1万円以上なら本人確認書類が必要です。
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万年筆の買取でよくある質問

修理してから売ったほうがいいですか?
修理せず、そのまま査定に出すのが無難です。ペン先の交換や軸の補修には費用がかかり、その分が査定額に上乗せされるとは限りません。
名入れの万年筆も売れますか?
名入れの万年筆でも売却できます。ただし、次の持ち主が使いにくくなるため、名前のない同モデルより査定額が下がることがあります。
定価の何割で売れますか?
万年筆には、定価に対する決まった買取率はありません。国産の定番モデルでは現在の定価の1/8〜1/20程度になった例もあるため、割合よりも同じモデルの中古相場を確認するほうが参考になります。
ボールペンやシャープペンシルも売れますか?
ボールペンやシャープペンシルも買取対象になることがあります。モンブランの上位モデルや限定品などを除けば、1本数千円までの買取例が中心です。
万年筆はどこで売れますか?
万年筆は、筆記具を扱う買取業者や専門店、出張買取などで売却できます。モデルや状態の見方によって査定額が変わるため、金額に納得できなければ複数の業者で見積もりを取る方法もあります。
まとめ
この記事では、万年筆の買取相場と、査定額が変わる条件について解説しました。
- 中古の万年筆は数千円台がひとつの目安
- 2万円を超えるのは一部の上位モデルや限定品が中心
- 古さだけではなくモデル・年代・状態で価格が変わる
- ペン先は外さず本体ごと査定に出す
モンブランのマイスターシュテュック149のように、中古でも数万円になるモデルがある一方、古い万年筆でも数千円程度に収まるものはあります。見た目や年代だけで判断せず、まずはブランドやモデルを確認してみてください。
書斎の片付けで万年筆のほかにも時計やカメラ、本などが出てきたなら、1点ずつ売却先を探すより、うるココの出張買取でまとめて見てもらうと、整理を一度に進められます。
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