御成婚記念硬貨5万円の買取価格|唯一の5万円金貨の今の値段
平成5年に発行された御成婚記念硬貨の5万円金貨には、2026年11月1日時点で35万円ほどの値がついています。
純金18gで作られているため、買取価格は金の相場によって変動します。額面の5万円として銀行などで交換すると、30万円ほどの損です。
額面だけでは分からない金貨の価値と、買取価格の確かめ方を解説します。5万円金貨を交換する前に、まずはうるココの古銭買取の査定で値段を確かめましょう。
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御成婚記念硬貨5万円金貨の買取価格

平成5年(1993年)に発行された「皇太子殿下御成婚記念5万円金貨」は、純金18gで作られた記念硬貨です。
直径27mm、発行枚数は200万枚。日本で発行された貨幣のうち、額面が5万円なのはこの金貨だけです。
ただし、買取価格は金そのものの値段で決まり、毎日動きます。ほかの古銭や記念硬貨の値段は、古銭買取の価格一覧にまとめています。
18gの金の値打ち
5万円金貨の価値を知るには、まず純金18gがいくらになるか計算します。
田中貴金属が公表した2026年10月30日の金の店頭買取価格は、1gあたり21,938円(税込)でした。
21,938円 × 18g = 394,884円
つまり、金の値打ちだけで約39万5,000円と、額面5万円のおよそ8倍です。
金の値段は毎日変わり、1gあたり1,000円動けば、金貨1枚では18,000円の差になります。
なお、ここで計算したのは金属としての値打ちで、買い取るときの値段とは別のものです。
業者の公開値
2026年11月1日に、買取店3社が公開していた5万円金貨の値は次のとおりです。
- 363,300円(金の値打ちの約92%)
- 358,500円(約91%)
- 348,000円(約88%)
どの店も、金の値打ちから1割前後を引いた値で買っています。ある店は、金の店頭買取価格×93.5%×18gという計算式まで公開していました。
額面5万円の貨幣はこの1種類だけですが、それだけで値が上乗せされることはありません。値を決めるのは、18gの純金としての値打ちです。
提示額を金の値段と比べる
買取店から提示された金額が妥当かを考えるなら、同じ日の金相場と比較する方法が分かりやすいでしょう。
確かめ方は、その日の金の買取価格に18を掛け、その9割と比べるだけです。2026年10月30日の値なら、21,938円×18g=394,884円で、9割は約35万5,000円になります。提示額がこの近くにあれば、金の値段に沿った提示と考えて良いでしょう。
店ごとの提示額を比べるときは、同じ日の金の値段を物差しにしてください。金の値段の見方は、金の買取相場の記事で紹介しています。
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5万円金貨以外の御成婚記念硬貨

皇太子殿下御成婚記念貨幣は、5万円金貨だけではありません。同じ平成5年に、5千円銀貨と500円白銅貨も発行されています。
3種類の今の値打ちは、次のとおりです。
| 硬貨 | 素材・重さ | 発行枚数 | 今の値打ち |
|---|---|---|---|
| 5万円金貨 | 純金18g | 200万枚 | 35万円前後 |
| 5千円銀貨 | 純銀15g | 500万枚 | 額面の5,000円前後 |
| 500円白銅貨 | 白銅7.2g | 3,000万枚 | 額面の500円 |
※素材・重さ・発行枚数は財務省の記念貨幣一覧、今の値打ちは2026年11月1日に買取店が公開していた値によります。
3種とも、表には鶴が描かれています。国会では、平成5年の歌会始で皇太子殿下が詠まれた「大空に舞ひ立つ鶴の」という御歌に込められたお喜びを、デザインに反映できると説明されました。
5千円銀貨の値打ち
御成婚記念の5千円銀貨は、純銀15gで作られています。額面5,000円の記念銀貨は7種類ありますが、純銀で作られたのはこの1種類だけです。
ただ、2026年10月30日の銀の店頭買取価格(1gあたり268.84円)で数えると、銀15gの値打ちは約4,000円です。額面の5,000円に届きません。
買い取る側から見ても、銀の値打ちより額面のほうが高いため、値の土台は額面の5,000円になります。11月1日に公開されていた値も5,000円で、美品なら6,000円ほどという店もありました。
売るか額面で使うか
5千円銀貨は、売っても額面で使っても、受け取る額はほとんど変わりません。金貨と一緒に査定に出しても、銀行などで今のお金に替えても、どちらを選んでも損はしません。銀の値段の決まり方は、銀貨の価値の記事にまとめています。
500円白銅貨
御成婚記念の500円白銅貨は、3,000万枚が発行されました。表には2羽の鶴と波が描かれています。
この硬貨から、500円の記念硬貨の直径は、今の500円玉と同じ26.5mmになりました。価値は額面の500円です。ほかの500円の記念硬貨の値段は、500円記念硬貨の価値一覧で確かめられます。
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御成婚記念硬貨が5万円になった経緯

それまでに出た記念金貨は、在位60年と御即位のどちらも額面10万円でした。なぜ御成婚の金貨だけ、5万円という額面になったのでしょうか。
1万円を超える額面
当時の法律では、記念貨幣の額面は1万円までとされていました。
そこで、5万円金貨を発行するために、特別な法律である「皇太子徳仁親王の婚姻を記念するための五万円の貨幣の発行に関する法律」(平成5年法律第33号)が制定されました。
10万円金貨より額面を下げた理由について、国会では、幅広い国民に持ってもらいやすくするためと説明されています。同じ趣旨で、銀貨の額面も在位60年記念の1万円から5千円に引き下げられました。
ちなみに、5万円金貨の表面に描かれた2羽の鶴と波は、日本画家の平山郁夫氏がデザインしたものです。
金貨だけ遅れた引換え
御成婚記念貨幣は、3種類すべてが同じ日に引き換えられたわけではありません。
5千円銀貨と500円白銅貨は、結婚の儀が行われた平成5年6月9日より少し早い、6月4日から引換えが始まりました。
一方、5万円金貨の引換開始は9月9日で、ほかの2種類より約3か月遅れています。
これは、5万円金貨の発行に特別な法律の成立が必要だったことに加え、金貨の製造に4か月近くかかると答弁されていたためです。
発行当時の金の値打ち
現在は金の値打ちが約39万5,000円になる5万円金貨ですが、発行当時は金そのものの価値が額面を下回っていました。
田中貴金属の金の小売価格の年平均で数えると、1993年の18g分は約2.4万円で、額面の半分ほどでした。5万円を超えたのは2008年ごろ(約5.3万円)で、2026年10月30日の店頭買取価格では約39.5万円と、額面の約8倍になっています。年平均の小売価格とその日の買取価格では物差しが違うので、大まかな比較として見てください。
なお、発売当時70,000円だったプルーフの3点セットも、2026年10月30日の金・銀の値打ちと500円の額面を合計すると、約40万円になります。
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御成婚記念硬貨を買取に出す前に

5千円銀貨と500円白銅貨は、額面で使っても損はありません。気をつけたいのは5万円金貨で、手放し方しだいで受け取る額が大きく変わります。
額面で替える損
記念硬貨は今も法律上の貨幣として使え、金融機関の窓口で今のお金に替えられます。ただし、5万円金貨を替えて受け取れるのは額面の5万円だけです。
2026年10月30日の金の買取価格で数えると、5万円は金にして約2.3g分です。金貨には18gの金が入っているので、額面で替えると8分の1ほどの値で手放すことになります。
11月1日の買取店の公開値(34万8,000〜36万3,300円)と比べても、差は約30万円です。
パックから出さない
5万円金貨がパックに入っているなら、開封せず、そのまま査定に出しましょう。
平成5年の国会では、金貨を入れるパックに高度な技術で加工を施し、パックに入っている限り偽造が非常に困難になると説明されていました。パックは、金貨と一緒に偽造を防ぐために作られたものです。
金貨を取り出して磨いたり、汚れを落とそうとしたりする必要はありません。
パックの傷を査定でどう扱うかは、店によって違います。傷や割れで1,000〜2,000円を引く店もあれば、値を変えない店もあります。いずれにしても、35万円前後の金貨にとっては1%に満たない差です。
日付のない買取価格
インターネットで御成婚記念の5万円金貨を調べると、50万円台の買取価格が載ったページも見つかります。53万5,700円と日付なしで書かれた例や、2026年1月29日の54万円を過去最高の実績として載せた例です。
金の値段は2026年の初めに大きく上がり、3月3日には小売価格が1gあたり29,969円と最高値をつけました。50万円台の値は、金が高かった時期の値と考えられます。
買取価格を見るときは、まずいつの値かを確かめてください。日付が書かれていなければ、今の金の値段で数え直すのが確実です。
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5万円金貨でよくある質問
プルーフの5万円金貨は高く売れますか?
プルーフの5万円金貨が、必ず通常品より高く売れるとは限りません。造幣局の記録では、プルーフの5万円金貨は3点セットに入った形だけが確認でき、70,000円で10万セット販売されています。買取店の公開値には通常品と同額の例も、上乗せする例もあるため、ケースごと査定してもらうと良いでしょう。
5千円銀貨や500円のプルーフはありますか?
5千円銀貨と500円白銅貨には、2種類を組み合わせたプルーフセットがあります。造幣局の記録では、11,000円で10万セット販売されました。中身は額面どおりの貨幣ですが、ケースが残っているならセットのまま見てもらいましょう。
5万円金貨に偽物はありますか?
財務省・日本銀行・造幣局の公表資料を確認した範囲では、御成婚記念5万円金貨の偽物に関する注意喚起は見つかりませんでした。ただし、偽物が存在しないと断言できるわけではありません。真贋に不安がある金貨は、自分で判断せず専門の査定を受けてください。
まとめ
この記事では、御成婚記念5万円金貨の買取価格と、同じ記念で発行された銀貨・白銅貨の価値について解説しました。
手放す際は、次の点を押さえておきましょう。
- 5万円金貨の値は純金18gの値打ちで決まる
- 買取価格は掲載日と金相場を照らし合わせて確認する
- 5千円銀貨と500円白銅貨は額面も判断基準にする
同じ御成婚記念の硬貨でも、額面で交換すると大きな差が生じるものと、ほとんど変わらないものがあります。特に5万円金貨は、額面だけで判断せず、現在の金相場を踏まえて価値を確かめたいところです。
手元に5万円金貨が残っているなら、うるココの古銭買取の査定を利用し、納得できる金額かどうかを確認してから手放しましょう。
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