メルカリに古物商許可は必要?不要なケースと「せどり」で必須な理由を徹底解説
メルカリで不用品を売ったり、せどりに挑戦したりする中で、古物商許可という言葉を耳にして不安になった経験はありませんか?
「自分の販売方法は法律的に問題ないのだろうか」「もし無許可だったらどうなるの?」と感じている方もいるかもしれません。
この記事では、メルカリで古物商許可が必要なケースと不要なケースを分かりやすく整理します。さらに、無許可営業の罰則や、許可取得の流れ・費用についても解説します。
そして、許可を取ったあとも残る出品・撮影・発送といったメルカリ特有の手間をどう減らすか。その解決策のひとつになりうる、不用品買取サービスについても言及しています。
古物商許可なしでメルカリ転売(せどり)をしたらどうなる?

メルカリで利益目的の転売を行う場合、古物商許可は必須です。もし無許可で営業すると、どのようなリスクがあるのでしょうか。「バレないだろう」と安易に考えていると、罰則を受ける可能性があります。
ここでは、具体的な罰則内容と、無許可営業が発覚する主な理由について解説します。
無許可営業の罰則(古物営業法違反)
古物商許可を持たずに利益目的の転売(せどり)を行うことは、古物営業法に違反する行為です。この法律には罰則が定められており、違反した場合は「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科される可能性があります。これは刑事罰であり、決して軽いものではありません。
「または」と記載されていますが、これは懲役か罰金のどちらか一方という意味だけではなく、裁判所の判断によっては両方が科される(懲役と罰金の両方)可能性も含むものです。副業のつもりが、法律違反によって多額の罰金を支払ったり、最悪の場合は懲役刑を受けたりするリスクがあることを認識しなければなりません。
一度でも法律違反で罰せられると、いわゆる前科がつくことになります。そうなれば、将来的に古物商許可を取得しようとしても、欠格事由(許可が取れない理由)に該当してしまい、5年間は許可が取得できなくなるなど、その後のビジネスにも大きな影響を及ぼすことになります
なぜバレる?無許可が発覚する主な理由
「個人間の取引だから発覚しない」という考えは危険です。無許可営業がバレる多くの理由は、第三者からの通報です。購入者が不審に思って警察に連絡したり、正規の許可を持つ同業者が通報したりするケースは少なくありません。
また、警察は盗品売買の追跡などを目的にサイバーパトロールを行っており、メルカリなどのプラットフォームも監視対象です。短期間に大量の出品を繰り返すなど、明らかに転売目的と見られるアカウントは、取引記録から捜査対象となりやすい傾向があります。
そのほか、購入者との取引トラブルがきっかけで発覚することもあります。クレームや返品の揉め事が警察沙汰になり、その過程で無許可営業が明るみに出るケースです。このように、無許可での転売行為は常に発覚のリスクと隣り合わせなのです。
古物商許可取得の流れ

古物商許可を取得するまでの大まかな流れは、以下の4ステップに分けられます。
- 管轄の警察署への事前相談
- 必要書類の収集と作成
- 警察署の窓口への申請と手数料納付
- 警察による審査と許可証の交付
まず「1. 管轄の警察署への事前相談」についてです。申請は、自分の住所地ではなく、営業所(自宅を営業所とする場合は自宅)の所在地を管轄する警察署の生活安全課が窓口です。メルカリでの取引がメインであっても、古物の管理場所として営業所の設定は必須であり、この営業所の場所が適切かどうかも含めて、事前に相談しておくことが推奨されます。
次に「2. 必要書類の収集と作成」です。許可申請書に加え、住民票の写し(本籍地記載のもの)や身分証明書(本籍地の役所で発行)、そして誓約書や略歴書など、聞き慣れない書類も求められます。これらの書類を、不備なくすべて揃えるだけでも相応の手間がかかるといえるでしょう。
書類が準備できたら「3. 警察署の窓口への申請と手数料納付」に進みます。すべての書類を警察署の窓口に提出し、申請手数料として19,000円(全国一律)を支払います。この手数料は、万が一審査に落ちても返金されません。
最後に「4. 警察による審査と許可証の交付」です。書類提出後、警察による審査が行われます。審査期間は標準で約40日とされており、この間に営業所の実態確認などが行われる場合もあります。審査を通過し、問題がなければようやく許可証が交付され、古物営業を開始できます。
許可取得のデメリットとハードル

古物商許可を取得する上でのデメリットといえるのは、やはり費用と時間がかかることしょう。まず、申請手数料として19,000円が必要ですが、これは万が一審査に落ちて不許可となった場合でも返金されません。
また、申請から許可が下りるまで約40日という期間がかかるため、その間は利益目的の転売を始めることはできません。
次に、手続きの手間も大きなハードルです。申請書類は警察署の窓口へ原則本人が持参する必要があり、受付は平日の日中に限られます。会社勤めの方にとっては、この時間を確保するだけでも一苦労でしょう。また、住民票や身分証明書など、役所を回って書類を収集する手間も発生します。
さらに、許可には欠格事由というものがあります。これは、過去に特定の犯罪歴がある場合や、住所が定まっていない場合など、許可が下りない条件のことです。自分がこれに該当しないことを証明する必要があり、こうした審査の厳格さも、個人が気軽に取得するには心理的なハードルとなっているのが実情です。
許可が取れても…メルカリ出品(個人売買)の手間

古物商許可という法的なハードルをクリアしても、利益を出すためにはメルカリでの作業が待っています。個人売買であるメルカリは、売る前も売れた後も多くの手間と時間がかかります。どのような負担があるのか確認しておきましょう。
メルカリで売れるまで
メルカリで商品を売るには、まず出品作業の手間がかかります。ビジネスとして多数の商品を扱う場合、魅力的な写真撮影、正確な採寸、説明文の作成はかなりの重労働です。これらを1点ずつ丁寧に行わなければ、競合に埋もれてしまいます。
次に、適切な価格設定のためのリサーチも必要です。相場を調べ、利益を確保しつつ売れやすい価格を見極めるのは簡単ではありません。
✅️ 合わせて読みたい:メルカリで売れるものは?定番カテゴリやすぐ売れるアイテムを解説
仕入れた商品が売れるまでは在庫となり、管理場所も圧迫します。売れるかどうかわからない不確実性の中で、こうした地道な作業を続ける必要があるのです。
メルカリで売れた後
商品が売れた後も、多くの手間が発生します。購入希望者からの値下げ交渉や質問への対応は、丁寧さが求められ、精神的な負担になることもあります。
次に、売れた商品は梱包・発送しなければなりません。商品を丁寧に梱包し、コンビニや営業所に持ち込む作業は、数が増えれば大きな時間的コストとなります。
さらに、売上から引かれる手数料(10%)や送料の負担、クレームや返品対応のリスクもすべて自分で負う必要があります。これらを管理し続けるのは、想像以上に大変な作業です。
メルカリの手間を省きたいなら買取サービスという選択肢も

古物商許可の心配や、メルカリでの面倒な出品・発送作業。これらすべてを省けるのが買取サービスです。許可の心配なく、手間をかけずに不要品を現金化できます。必要に応じて、メルカリと使い分けると良いでしょう。
ここでは、その具体的な理由とメリットを解説します。
買取サービスの利用に古物商許可は不要?
買取サービスを利用して自分の品物を売るとき、古物商許可は不要です。古物営業法で許可が義務付けられているのは中古品を買い取って販売する業者側であり、利用者はあくまで自分の所有物を手放す立場です。そのため、個人が不用品を売るだけなら、特別な手続きは必要ありません。
ただし、ここでひとつ気をつけたいポイントがあります。古物商許可が必要になるのは、「転売目的で中古品を仕入れる」行為です。つまり、最初から利益を得るために中古品を買い集め、それを売ることを繰り返している場合は、許可を持たないまま営業しているとみなされる可能性があります。
一方で、自宅で使っていた家電や衣類、家具などを処分する形で売るのであれば、仕入れとは無関係なため、法律上の問題はまったくありません。安心して買取サービスを利用できます。
メルカリ(フリマ)と買取専門店の比較
メルカリ(フリマアプリ)と買取専門店は、どちらも「モノを売る」サービスですが、その性質は大きく異なります。手間やリスク、スピードの観点から両者を比較すると、その違いは明確です。
| 比較項目 | メルカリ(フリマ) | 買取専門店 |
|---|---|---|
| 古物商許可 | 必要(利益目的の転売の場合) | 不要(利用者として売る場合) |
| 現金化の速度 | 売れるまで不明 | ほぼゼロ(送る・渡すだけ) |
| 作業の手間 | あり(無許可営業・クレーム) | 宅配なら梱包、転倒なら運搬、出張ならほぼ作業なし |
| 法的リスク | あり(無許可営業・クレーム) | ゼロ(売る行為自体は合法) |
| コスト(手数料・送料) | 手数料10%+送料(自己負担) | 原則無料(業者による) |
| 価格 | 自分で設定(高く売れる可能性) | 相場に基づく適正価格の査定 |
このように、メルカリは「高く売れる可能性」はありますが、法的なリスク管理や出品・発送の手間、手数料・送料といったコストをすべて自分で負う必要があります。
一方、買取専門店は、面倒な手間やリスクが少なく、安全に現金化できます。特に、古物商許可の心配をされている方や、メルカリの作業を面倒に感じている方にとっては、試してみる価値があるでしょう。
古物商許可の心配・メルカリの手間なし|うるココが選ばれる理由

古物商許可の取得という高いハードルと、メルカリでの地道な出品・交渉・梱包作業。どちらも面倒だと感じている方に、買取業者の例として「うるココ」のサービスを紹介します。
うるココの買取とは
不用品買取の「うるココ」は、ブランド品から家具・家電、骨董品まで、非常に幅広いジャンルを取り扱う総合買取サービスを提供しています。メルカリでは個別に出品が必要なアイテムも、まとめて査定・売却できます。
利用方法には出張買取・宅配買取・店頭買取があり、いずれも査定料、送料、出張料などはすべて無料です。
宅配買取なら無料キットに詰めて送るだけ。出張買取なら訪問日に自宅で待つだけ、専門の査定士が訪問してその場で査定から現金化まで完了します(1000万円を超える高額買取でも即日現金対応が可能です)。
国内外の多様な販売ルートを持つため、他社では断られがちな品物も積極的に査定し、高価買取を実現しています。まとめて売るほど査定額アップのチャンスが増えるのも、うるココの強みです。
こんな人におすすめ
まず、メルカリでの一連の作業に疲れを感じている方に、まとめ買取(まとめ売り)を強くおすすめします。商品を一点ずつ撮影し、説明文を考え、値下げ交渉に応じ、丁寧に梱包して発送する」といった地道な作業は一切不要です。
特に、引越しや大掃除などで大量の不用品を一度に処分したいとき、その手間と価値を一番に実感してもらえるはずです。
もちろん、「古物商許可が必要か」と法的な不安を感じていた方にも適してます。自分が使うために購入した個人の不用品を売却するにあたり、古物商許可は一切必要ありません。
面倒な手続きや法律の心配をすることなく、安心して不用品を現金化したい方に、私たちは安全で確実な方法としてうるココの買取サービスをおすすすめします。






