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掛け軸の買取相場はいくら?種類別の値段と値がつく掛け軸の見分け方

掛け軸の買取相場はいくら?種類別の値段と値がつく掛け軸の見分け方

千利休の教えを書きとめたとされる『南方録』には、掛け軸を茶席でいちばんの道具とする一節があり、茶の湯では掛け軸が主役でした。それほど重んじられてきた掛け軸も、買取相場は印刷か肉筆か、誰の作品か、箱などの裏付けがあるかによって大きく変わります。

いまの買取では、印刷ならほぼ値がつかず、作家物で数万円どまり。数十万円を超えるのは、名の通った作家の中でも一部の作です。

この記事では、公開されている買取実績をもとに掛け軸の相場を整理し、値段を左右する条件や、自宅でできる見分け方、売却方法まで解説します。

掛け軸が何本もあるなら、うるココの掛け軸買取へご相談ください。茶道具や置物などほかの骨董品も、まとめてご自宅で査定します。

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目次

掛け軸の買取相場の一覧

掛け軸の買取相場の一覧

掛け軸は、床の間のある家で長く飾られてきました。片付けの途中で、押入れの奥から桐箱に入った掛け軸が何本も出てくるのは、よくある話です。

その買取価格は種類によって桁が異なり、値がつかないものから数百万円で取引される名品まで幅があります。

掛け軸の種類 買取価格の目安
印刷の掛け軸(土産物・量産の工芸印刷) 値がつかない〜数千円
美術複製・美術織物 1万〜6万円前後
無名の肉筆 数千円〜数万円
作家物(日本画家・南画家・書家など) 1万〜5万円前後が中心
近代日本画の有名作家 5万〜50万円前後
江戸の大家 数十万〜100万円前後
茶掛 1万〜数十万円
仏画 1万〜数十万円
中国書画 数万〜数十万円、巨匠は数百万円の例も
古筆 数千円〜数十万円、名品は数百万円の例も

※買取業者3社が2024〜2026年に公開した買取例を、2026年11月に集計した参考価格です。公開例は1万円以上の作品が中心で、印刷品・無名の肉筆については業者が説明する価格帯を掲載しています。

作家名が分かる掛け軸でも、実際の買取例では1万〜3万円台の作品が中心でした。有名な作家の名前があるだけで、高額査定になるわけではありません。

掛け軸を含む骨董品全般の売り方は、「骨董品を高く売るコツとは?」で順を追って解説しています。

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掛け軸の種類別の買取相場

掛け軸の種類別の買取相場

掛け軸の相場は、まずどの種類に当てはまるかで見当がつきます。

山水画や花鳥画、人物画、書など、描かれている題材が違っても、基本的な価格帯の考え方は共通です。額に入った日本画や油彩画なら、「絵画の買取相場はいくら?」のほうが当てはまります。

印刷の掛け軸

土産物や床の間の飾りとして量産された掛け軸は、印刷や木版による工芸品が多く、買取では値がつかないか、ついても数百円から数千円ほどと業者は説明しています。

見た目が立派でも、市場での扱いは手描きの作品と別です。表装や軸先の素材が良いものなら、その分は評価に上乗せされるとする業者もいました。

美術作品を精巧に再現した複製画や、絵を織物で表現した美術織物の掛け軸は別の価格帯です。

出版社が制作した美術複製や伝統的な織物技術を用いた作品では、中国・宋代の名画の複製に5万円台、国宝の十一面観音を西陣織で表した掛け軸に1万円台の買取例を公開している業者もあります。土産物の印刷品とは、値段の桁がひとつ違うと考えてください。

無名の肉筆

地元の絵師が描いた作品や、作者の分からない手描きの掛け軸にも、買取価格がつくことがあります。

こうした作品の値段を決めるのは、描かれた題材や絵の出来栄えです。業者の説明では数千円から数万円程度で、有名作家に似た絵でも無名の作なら数千円がいいところ、という書き方も見られます。

肉筆であることと、美術品として価値が高いことは別です。手描きと分かっただけでは、値段の見当はまだつきません。

作家物の日本画

近代の日本画家や南画家、書家などの掛け軸は、作家名が分かっていても買取価格には大きな幅があります。

業者が公開している買取例を見ると、松林桂月や池上秀畝、浦上春琴といった名の知られた画家の作にも1万円の例が見つかりました。竹内栖鳳や川端龍子、奥村土牛のような近代日本画の大家になると、10万円前後の例が増えてきます。

その竹内栖鳳は重要文化財の猫の絵『班猫』で知られ、旅先の沼津で青果店の荷車に寝ていた猫にひと目ぼれして、自分の絵と引き換えに京都へ連れ帰って描いたと伝わります。

江戸時代の画家になると桁がひとつ上がり、曾我蕭白で65万〜70万円、伊藤若冲の『伏見人形図』では2社がそろって100万円前後という例が見られました。

同じ作家で1万円と45万円の両方の例が公開されていることもあり、作家名だけでは桁が決まりません。掛け軸では表装や軸先、箱も評価に加わるので、額装の日本画とは見られ方が違うと業者は説明しています。掛け軸としての取引例を参考にすることが必要です。

茶掛

茶掛とは、茶室の床の間に掛ける書画のことです。禅語や漢詩を一行に書いた一行書、一文字を大きく記した一字書などが代表的です。

茶道の家元や大徳寺の僧侶による書は数多く流通しており、業者が公開している買取例では、淡々斎や鵬雲斎といった家元の書でも1万円台のものが見られました。大徳寺は、とんち話で知られる一休さん(一休宗純)が81歳で住持を務めた寺です。

江戸時代の禅僧・白隠の書画になると、20万〜30万円の例も公開されています。家元の書は出回る数が多いぶん、名前の格ほどには値が上がりません。

仏画

仏画は、仏や菩薩、曼荼羅などを描いた掛け軸です。寺院で使われていたものから、家庭の仏間に掛けられていたものまで、さまざまな作品があります。

業者が公開している買取例では、作者名のない古い阿弥陀来迎図や釈迦降誕図で7万〜20万円台、文殊菩薩図で40万円という例が見られました。時代のある肉筆の仏画なら、作者が分からなくても値がつきます。

仏画は信仰の対象であると同時に、骨董品や美術品として評価されることもあります。古い仏画が出てきたら、書画を扱う業者に一度見てもらうと良いでしょう。

中国書画

中国書画とは、中国の書家や画家による書・絵画のことです。山水画や花鳥画、漢詩などの書が掛け軸として伝わっています。

公開されている買取例では、近現代の画家の作に数万〜数十万円の例が多く、斉白石の『葡萄図』は480万円で買い取られていました。

中国書画は後の時代に描かれた写しも多い分野で、元の時代の巨匠の名がつく掛け軸に1万〜2万円台の例も見られます。著名な人物の署名や印があっても、本人が手がけた作品かどうかは別の話です。

古筆

古筆は、古い時代に書かれた書状や短冊、和歌などの書です。歴史上の人物が書いた手紙や、書物の一部を切り取った断簡(だんかん)なども含まれます。

業者が公開している買取例には、勝海舟の書が7,000円、織田信長の手紙が280万円という例が並んでいました。どちらも歴史上の人物の書ですが、本人の筆と確かめられるかどうかで桁がまるで変わります。

歴史の教科書に登場するような人物の名前が書かれていても、それだけで高額になるわけではありません。

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掛け軸の買取価格が決まる条件

掛け軸の買取価格が決まる条件

掛け軸には決まった定価がなく、買取価格は業者が再販売できる値段から逆算したものです。

その土台となるのが作家の市場評価であり、真贋の裏付けや箱書き、表装、保存状態などによって価格が変わります。

作家の評価

掛け軸の価格を左右するのは、まず作家の作品が美術市場でどの程度の金額で取引されているかです。

同じ作家でも、作品の評価は一律ではありません。

例えば、若冲なら鶏、竹内栖鳳なら動物のように、作家が得意とした画題や、技術が成熟した時期の作品は高く評価されることがあります。反対に、若い頃に描いた作品や、その作家にとって評価の低い画題では価格が抑えられがちです。

作品の大きさや制作年代に加え、過去に誰が所有していたのか、どこで購入されたのかといった来歴も、査定の手がかりになります。

真贋の裏付け

有名作家や歴史上の人物の名前が書かれた掛け軸でも、本人の作品とは限りません。

特に古筆や中国書画、著名な作家の作品には、後の時代に制作された写しや偽物もあります。肉筆と確認できても、それだけでは真筆である証明にはならないのです。

査定と鑑定は、似た言葉でも中身が違います。査定は、買取業者が作品の状態や市場での値段から買取価格を決めることです。鑑定は、作家ごとの鑑定機関などが真贋を判定し、鑑定書を出すことを指します。

買取査定は無料で対応する業者が一般的ですが、鑑定書を出してもらうには費用がかかります。

鑑定書があれば評価の裏付けになりますが、なくても査定は受けられるので、売却のためだけに先に有料の鑑定を申し込む必要はありません。

箱書き

掛け軸が収められている桐箱は、蓋に書かれた文字や印も作品の評価を左右します。

箱は主に次の3種類です。

  • 共箱(ともばこ)
  • 識箱(しきばこ)
  • 合箱(あわせばこ)

共箱は、作者自身が作品名や署名を書いた箱です。識箱は、弟子や遺族、鑑定家などが作品について記した箱で、極箱とも呼ばれます。合箱は、後から作品に合わせて用意された箱です。

近代以降の作家の掛け軸では、共箱があるかどうかで評価が大きく変わることもあります。作者による箱書きが、作品の由来を裏付ける資料として扱われるためです。

見分ける際は、箱の蓋の表に画題が書かれ、裏に作者の署名や印があるかを確認しましょう。第三者の名前や極めなどの文字があれば、識箱と考えられます。

箱と中身が本来の組み合わせでないこともあります。中身が入れ替わっていたり、後から箱書きが加えられていたりするので、箱だけで真贋は判断できません。

表装

表装とは、絵や書が描かれた本紙の周囲に布や紙を取り付け、掛け軸として仕立てることです。

本紙の上下や左右に使われる裂(きれ)、下部の軸先なども表装の一部に当たります。軸先の素材も、象牙や唐木、焼き物とさまざまです。上から垂れる2本の細い布は風帯といい、中国で燕を追い払うための飾りだったという説から、驚燕(きょうえん)とも呼ばれてきました。

上質な布や丁寧な仕立てが評価につながることはありますが、掛け軸の価値を決める中心は、あくまで絵や書が描かれた本紙です。表装が豪華だからといって、中の作品まで高価とは限りません。

保存状態

掛け軸は紙や絹などで作られているため、湿気や光、年月の影響で少しずつ傷んでいきます。

査定で減額につながる主な傷みは、次のとおりです。

  • シミ
  • カビ
  • 巻きジワ
  • 折れ
  • 日焼け
  • 虫食い
  • 破れ

こうした傷みが減額につながるのは、作品の見た目だけでなく、保存や修復の難しさにも関わるからです。

人気作家の作品や希少な古い掛け軸なら、状態が悪くても買取価格がつくことがあります。傷んでいるからといって、査定を諦める必要はありません。

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掛け軸を相場より高く売るコツ

掛け軸を相場より高く売るコツ

掛け軸そのものの市場価値は変えられませんが、売却前の扱い方や査定への出し方を工夫すれば、不用意な減額を避けられます。

拭かずにそのまま出す

掛け軸にシミや汚れがあっても、自分で拭いたり洗ったりせず、そのまま査定に出しましょう。

古い紙や絹は傷みやすく、水分や摩擦によって絵具が落ちたり、本紙が破れたりするおそれがあります。

特に避けたいのは、次のような手入れです。

  • 水や洗剤で汚れを拭く
  • 市販の薬剤でシミを落とす
  • 破れをテープで補修する
  • 売却前に表装を新しくする

表装の修理にも費用がかかり、その費用を買取価格で回収できないことも多いと業者は説明しています。

査定前は無理に手を加えず、巻いた状態のまま湿気の少ない場所にしまっておきましょう。

箱と付属品を探しておく

掛け軸を売るときは、作品を収めていた箱や関連する書類も一緒に出すのが理想です。

実家の片付けでは、掛け軸と桐箱が別の押入れや棚に保管されている家もあります。箱だけ見つかって中身が分からなくても、すぐには捨てないようにしてください。

また、次のような資料が残っていれば、まとめて査定に出します。

  • 鑑定書
  • 購入時の書類
  • 作家について書かれた栞
  • 展覧会の資料

親や祖父母から聞いた購入先や作家名、作品の由来なども、覚えている範囲で査定員に伝えると良いでしょう。

ほかの骨董品とまとめて出す

掛け軸が複数本あるなら、茶道具や置物、着物など、ほかの品物も一緒に査定に出すのもひとつの手です。

買取業者にとっては、1点だけを査定するより複数点をまとめて扱うほうが、訪問や運搬にかかる負担を抑えられます。

そのため、単品では価格がつきにくい掛け軸でも、まとめて査定することで全体の買取額にプラスがつくことがあります。まとめて売っていただくほど買取額を上げているのは、うるココも同じです(一部対象外の品もあります)。

遺品整理などで掛け軸以外にも売却を検討している品物があるなら、まとめて査定を依頼すると効率的です。掛け軸のほかに値がつきそうな物は、「昔の物で高く売れるもの7選」で見当がつけられます。

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掛け軸の価値を自分で確かめる方法

掛け軸の価値を自分で確かめる方法

掛け軸の作家名は崩し字で書かれていることも多く、一般の人が読み取るのは簡単ではありません。

それでも、肉筆か印刷かを見分けたり、落款や取引例を調べたりすれば、おおよその価値を探る手がかりは得られます。

肉筆か印刷かを見る

最初に確認したいのは、掛け軸が手描きの肉筆なのか、印刷された作品なのかです。

肉眼では見分けにくくても、ルーペやスマートフォンのカメラで拡大すると、違いが見えてきます。

主な確認ポイントは次のとおりです。

  • 線を拡大する
  • 裏から光にかざす
  • 落款の印を斜めから見る

拡大したときに規則正しい細かな点(網点)が並んでいれば、印刷の手がかりです。肉筆の掛け軸は墨や絵具が裏まで染みていることが多く、裏から光にかざせば透け具合で見分けがつきます。落款の印を斜めの光で見たとき、朱肉がわずかに盛り上がっていれば肉筆作品の印です。

コロタイプ印刷のような精巧な印刷では、網点が目立たないものもあります。手描きでも紙や絹によって絵具の染み方は異なるので、これらは見分けるための手がかりと考え、最終的な判断は専門業者に任せましょう。

落款から作家を調べる

画面の端などにある作者の署名や印を、落款(らっかん)と呼びます。

署名が崩し字で読めないときは、無理に判読しようとせず、印と一緒にスマートフォンで拡大撮影しておきましょう。

桐箱があるなら、箱書きも確かめてください。作品の署名は崩し字でも、箱に書かれた作者名なら読めるかもしれません。

名前が読めたら、生没年や得意とした画題を調べます。同じ名前を名乗った別の時代の作家もいるので、手元の掛け軸の画題と合うかどうかも、見分ける材料のひとつです。

取引例を探す

作家名が分かったら、買取業者が公開している買取実績や、オークションの落札結果を探してみましょう。

参考にするのは、同じ作家で、画題や大きさが近い掛け軸の取引例です。

オークションの落札価格は、買い手が支払った値段です。業者の買取価格は、そこから再販にかかる費用や利益を差し引いて決まるため、落札額より低くなります。

同じ作家でも作品ごとに評価が異なるため、見つけた金額はあくまで参考の数字です。

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掛け軸の売り方

掛け軸の売り方

掛け軸を売るなら、まずは書画や骨董品を扱う買取業者に相談しましょう。

買取業者に売る

掛け軸は、一般的な総合リサイクルショップより、書画や骨董品を専門に扱う業者のほうが適切に評価してもらえます。

専門業者は骨董市場やオークションなどの販売経路を持っているため、一般的な店舗では値がつかなかった作品でも、買取対象になることがあります。

査定方法は主に3つです。

査定方法 向いている人
出張買取 掛け軸が何本もある人、持ち運びが難しい人
店頭買取 1〜2本を直接持ち込んで見てもらいたい人
宅配買取 近くに専門店がなく、配送で査定を受けたい人

宅配買取では、掛け軸を折らずに巻いた状態で箱へ収め、配送中の破損に備えて補償内容も確認しておきましょう。

また、多くの業者では、訪問前に写真を送って相談できます。

その際に撮っておきたいのは、掛け軸の全体、落款と印の拡大写真、箱の表と裏、シミなどの傷みがある部分です。

写真による査定額はおおよその額ですが、買取対象になるかを確かめる手段としても使えます。提示額に迷ったら、同じ写真を複数の業者に送り、比較するのも良いでしょう。

なお、古物営業法により、取引総額が1万円以上の買取では原則として本人確認が必要です。売却時には運転免許証などの本人確認書類が要ります。

フリマアプリで自分で売る

作者不明の肉筆や印刷の掛け軸でも、床の間の飾りやインテリアとして欲しがる人がいるので、買取業者では値がつかなかった掛け軸にフリマアプリで買い手が見つかることがあります。

その代わり、写真撮影や商品説明、価格設定、梱包、発送はすべて自分の仕事です。

特に掛け軸は細長く、折れや水濡れに弱いため、配送時の取り扱いにも注意が必要です。

作家物や真贋の判断が難しい掛け軸は、個人間で取引するより、専門の買取業者に見てもらうほうが適しているでしょう。

訪問購入のクーリングオフ対象

掛け軸の出張買取は、特定商取引法の訪問購入に該当すれば、クーリングオフの対象になります。訪問購入でクーリングオフの対象から外れるのは自動車や家電、家具、書籍などの一部の品物で、掛け軸は含まれていません。

法律で定められた書面を受け取った日から8日以内が、契約を解除できる期間です。また、クーリングオフ期間中は、売却した掛け軸を業者へ引き渡さずに手元に置いておくことも認められています。

自分から自宅での売買契約を求めた取引など、契約の経緯によっては適用対象外となるため、注意が必要です。詳しい決まりは、消費者庁の特定商取引法ガイド「訪問購入」にまとめられています。

出張買取で契約するときは、買取価格だけでなく、契約書面の内容やクーリングオフに関する説明も確認しておきましょう。実家の掛け軸や骨董品を狙った強引な訪問購入の手口は、「【押し買い対策】突然の訪問に要注意!」で紹介しています。

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掛け軸の買取でよくある質問

2本や3本で1組の掛け軸は分けて売れますか?

掛け軸は1幅(いっぷく)、2幅(にふく)と数え、2本で1組のものを双幅、3本で1組のものを三幅対と呼びます。こうした組の掛け軸は、そろっていること自体が評価につながるので、分けずに出しましょう。

1本欠けていても、残っている作品だけで査定は受けられます。

巻物や屏風も一緒に査定してもらえますか?

骨董品を扱う買取業者なら、巻物や屏風、古い書画などもまとめて査定してもらえることが多いです。うるココも、巻物や屏風絵を骨董品の買取品目に挙げています。

傷みを広げないよう、無理に開いたり補修したりせず、そのままの状態で見てもらいましょう。

仏さまの掛け軸は売ってもいいですか?

仏画の掛け軸も、骨董品として売却して問題ありません。

仏壇の本尊として長年祀っていたものなら、手放す前に菩提寺へ相談する家もあります。

値がつかない掛け軸はどうすればいいですか?

複数の買取業者でも値がつかなかった掛け軸は、自宅で飾ったり親族に譲ったり、フリマアプリで売ったりする方法があります。

手放すなら、自治体の分別ルールを確認して処分しましょう。

掛け軸を売ったお金に税金はかかりますか?

生活用の品物を売却した所得は原則非課税ですが、書画や骨董品で1個または1組の価額が30万円を超えるものは、所得税法施行令第25条により譲渡所得として課税の対象になります。

双幅や三幅対をどの単位で数えるかは、国税庁のタックスアンサーにも具体的な説明はありません。実際の税額は売却益などによって異なるため、高額になりそうなときは税務署に相談しましょう。

骨董品を売ったときの税金の考え方は、「骨董品買取で税金はかかるのか?」で詳しく解説しています。

まとめ

この記事では、掛け軸の種類別の買取相場や価格を左右する条件、自宅でできる価値の調べ方について解説しました。

売却を検討するときは、次のポイントを押さえておきましょう。

  • 肉筆か印刷かで買取価格の桁が変わる
  • 作家名があっても数万円までの買取例が多い
  • シミや汚れがあっても自分で手入れしない

掛け軸は見た目だけでは価値を判断しにくく、同じ作家でも作品によって査定額が大きく異なります。まずは掛け軸と箱を写真に撮り、専門業者に相談するところから始めると良いでしょう。

押入れで長く巻かれたままの掛け軸でも、箱の蓋に作者の名前が1行あれば、それが値段の手がかりです。

実家の片付けなどで何本も掛け軸が出てきたなら、ほかの骨董品とまとめて出張査定に出しましょう。うるココの掛け軸買取では、ご自宅にうかがって茶道具や置物と一緒に拝見するので、持ち運びの手間をかけずにそれぞれの価値を確かめられます。

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