昔は安かったシャネルが値上がりし続けている理由とは?
「シャネルって昔はもっと安かったよね?」
「なぜ今はシャネルがこんなに高いか知りたい」
昔は手が届かないほど高額ではなかったシャネルが、現在は高騰しており、人気のマトラッセなどは価格が上昇し続けています。
商品価格が高いのは、消費者にとって歓迎すべきものではありませんが、決して悲観的なことばかりではなく、売却ではより高値で取引できることをも意味するのです。
シャネルの買取を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
シャネル昔は安かった?
シャネルの製品は昔なら、現在とは比較にならないほど安い価格で手に入れることができました。
例えば、シャネルの定番アイテム「マトラッセ」の価格推移は、以下のようになっています。
- 20年前:15~20万円
- 10年前:40〜50万円
- 現在:約150万円(2023年)
20年前に15万円ほどで手に入ったものが、現在では10倍もの価格にまで上昇していることが分かります。
このような価格上昇の背景には、シャネルのブランド価値向上や生産コストの高騰などさまざまな要因が考えられますが、いずれにせよ昔に比べてシャネル製品に手が届きにくくなっているのは間違いありません。
しかし逆にいえば、昔のシャネル製品は現在でも高く売れることを意味しています。むしろ、昔のバッグだからこそ希少価値が高く、高額で取引されるのです。
昔のシャネルのバッグをお持ちで、買取を検討されている人は今がチャンスといえるでしょう。
ヴィンテージシャネル人気が再燃している
ヴィンテージシャネルとは、一般的に2000年以前に発売されたシャネル製品を指します。
特に1980年代から1990年代にかけてのバブル時代に流行したバッグが、ヴィンテージシャネルの代表です。キルティングレザーに大きな金色のCCマークが入ったマトラッセの人気は高く、そのようなシャネル製品を好んで身につける人は「シャネラー」と呼ばれました。
しかし、バブル経済が崩壊すると、シャネルの人気も一時的に衰退します。2010年頃までは、シャネル製品を身に着けていると「時代遅れ」と見なされる時期さえありました。
それがここ数年でシャネルに対する見方が急激に変わり、再びシャネルに注目が集まっているのです。中でもヴィンテージシャネルには、熱い眼差しが注がれています。
このような人気再燃の背景には、海外セレブがヴィンテージアイテムを取り入れたことやSNSでの露出が増えたことなどが関係していると考えられます。
また、ファッション界では20~30年ごとにトレンドが循環すると言われていますが、このこともヴィンテージシャネルが好まれる理由のひとつでしょう。
バブル時代のファッションが再び流行している今、ヴィンテージシャネルがひとつのステータスとして認識されるようになっているのです。
シャネルの価格が上昇を続けている理由
近年、シャネルの価格が値上がりしている理由について説明します。
それにはシャネルのブランド価値そのものの高まりや、製品の生産コストの値上がり、円安などといった外的要因もあります。
ブランドの価値が高まっている
近年、シャネルは高級路線へとシフトしています。エルメスと同じように、超高級志向を持つブランドとしての地位を確立しようとしているようです。
シャネル製品は海外セレブや有名人、インフルエンサーによって頻繁に取り上げられることで、ブランドの人気は急上昇しました。
この高まった需要に対応して価格を引き上げることで、さらなる希少性をブランドに付加しています。
このような希少性が生む「ブランド価値」は、単なる商品の価格以上のものを意味します。それは一種のステータスであり、消費者がシャネル製品を持つことで得られる満足感や社会的な認知も、このブランド価値に含まれています。
製品の生産コストが高くなっている
近年の世界情勢はシャネルを含む高級ブランドの価格戦略に影響を与えています。
新型コロナウイルスの感染症拡大や戦争などによる不安定な状況は、原材料費や輸送費、人件費といった生産コストの高騰を引き起こしました。天然革の価格上昇など、シャネルの製品にもこの影響が表れていると考えられます。
また、シャネル製品は熟練した職人による手作業が多く、その人件費も高騰の一因となっています。
このように現状では原材料から製造過程に至るまでのコストが確実に上昇しており、それが結果としてシャネル製品の価格上昇につながっているのです。
円安の影響
円安の影響は、シャネルをはじめとする海外高級ブランドの日本での価格戦略に大きな影響を与えています。
ブランド製品が主に海外で生産される場合、日本への輸入時に為替レートの変動がコストに反映されるため、円安が進むとその製品の価格は高くなります。
これは、日本で販売されるシャネル製品にも当てはまり、円安の進行によって生産コストが増加し、その結果、製品価格が上昇するのです。
しかし、円安によるブランド価値の相対的上昇は、中古相場にも影響を与えます。つまり、シャネルなどのハイブランドは円安傾向になるとより高額で取引されることになるのです。
つまり、円安時はブランド買取の絶好のタイミングといえます。特に海外への販路を持っている買取業者において、その傾向は顕著となります。
日本で使用されたブランド品のアイテムは、品質の高さや真贋(しんがん)への信頼性から、海外で高い需要があるからです。
円安はシャネル製品の買取においては追い風となるため、買取を検討しているひとはこの機会を見逃さないようにしてください。
シャネル製品を高く売るコツ
シャネル製品の買取時に押さえておきたいコツを紹介します。
- 付属品をつけておく
- お手入れしておく
- なるべく早く査定に出す
特にギャランティカードなどの付属品は、高額査定に繋がりやすくなります。
付属品をつけておく
購入時に付いてくる以下の付属品は、可能な限り買取時に揃えておきましょう。
- 外箱
- ケース
- 袋
- ギャランティカード
シャネル製品には、ギャランティカードが付属していました。このギャランティカードの数字とバッグ内部に貼ってあるシールの数字は一致するようになっており、その製品が本物であることを示す証拠となります。
ギャランティカードがあった場合、なるべく用意できるようにできると高価買取に繋がるでしょう。
これらの付属品が揃っていると、シャネル製品が正規品であるという信頼性が高まり、査定額が上がる可能性が高くなります。
お手入れしておく
日頃からお手入れされ、製品の状態が良いシャネル製品は高額で買い取ってもらえます。
良い状態を維持するためには、定期的なクリーニングや皮革用のケア商品を使用するなどのお手入れが欠かせません。
もしクローゼットで眠っていた古いバッグを売りたい場合でも、ホコリを落としてサッと拭くだけで査定士からの印象は大きく変わります。その良い印象が買取価格に反映される可能性が高くなります。
また、保存状態も買取価格に影響を与える要素です。未使用や美品の状態であれば、その価格はさらに高くなります。一方で、状態が悪いと評価が下がり、それに伴い買取価格も安くなってしまいます。
なるべく早く査定に出す
高価買取には、タイミングが重要です。
使っていない天然革のバッグを長期間自宅で保管していると、カビや経年劣化のリスクが高まるため、綺麗で良い状態のうちに買取に出すのがよいでしょう。
また、流行の問題もあります。一度人気が出たアイテムでも、時間が経てばその人気は下がっていき、それが買取価格に反映されることが多いのです。
使わないと判断したシャネル製品は、なるべく早く査定に出すことがおすすめです。劣化が進む前に、そして流行が過ぎ去る前に手放すことで、より高い買取価格を期待できるでしょう。
シャネルを高く売るならうるココにお任せください
シャネルが昔は安かったことについて解説しました。
確かに20年前は15万円程度で変えたシャネルのバッグが、現在は150万円以上の高額な定価となっているのには驚きを隠せません。
これほど高価格では、一般の消費者はなかなか手を出せません。
しかし、買取となれば話は別です。シャネルを買うときに高値で取引されるということは、シャネルを売るときも高値がつくことと同義です。
シャネルを売るなら、今が好機です。