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引越しで家電を処分する方法|費用を抑えて売って手放すコツ

引越しで不要になった家電をまとめて処分するイメージ

引越しの荷造りを始めると、必ず手が止まる家電が出てきます。新居用に買い替える冷蔵庫、運ぶには重すぎる洗濯機、何年も使っている電子レンジ。持っていくか、置いていくか、捨てるか。判断がつかないまま、部屋の隅に残りがちです。

家電の手放し方は、捨てるだけではありません。売る・譲る・引き取ってもらうという道があり、どれを選ぶかで費用も手間も変わります。

この記事では、家電リサイクル法の対象になる家電の出し方から、それ以外の家電の捨て方、方法の選び方、そしてまだ使えるものを売って処分費を抑えるコツまでを順番に整理しました。引越しまでの日数に合わせて、無理のない手放し方を選んでください。

目次

引越しで家電を処分する前に決めておくこと

引越しで家電を処分する前に決めておくこと

引越しで家電をどうにかしようと、すぐ回収業者に連絡したくなります。でもその前に、手元の家電を仕分けしておきます。

何を残して何を手放すか、手放すならいくらでいつ動くか。ここを見えるようにしないと、引越し直前に処分が間に合わず慌ててしまいます。

残す家電と手放す家電を分ける

最初に、家電を新居へ持っていくものと手放すものに分けます。なんとなく全部運ぶと、運搬費も処分の手間もふくらむ。引越しは家電を見直す数少ないタイミングです。

たとえば冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機が10年選手なら、手放す側でいい。10年使った家電を運んでも、振動で新居に着く頃に調子を崩したりします。一方、1〜2年前に替えたばかりのエアコンは持っていきたい。買い直せば1台で十数万円、多少の移設費を払っても残すほうが得です。

同じ家でも家電ごとに答えは分かれます。目印は、製造年、新居に置けるか、買い替え予定があるか、売れそうか。古ければ手放す、新しければ残すが基本線で、そこに新居のサイズと買い替え計画が乗る。この仕分けが決まらないと、処分の段取りも費用の見積もりも始まりません。

売れそうかどうかの見分けは「いざというときお金になるもの10選を紹介!金欠時に知っておけば安心」も参考になります。

引越しの何日前から動くか決める

家電の処分は、売るなら買取業者、捨てるなら市町村か回収業者と、相手の予約に自分を合わせる作業です。動こうと思ったときには、もう枠が埋まっている。やっかいなのは、早く動かないと間に合わないのに、冷蔵庫や洗濯機はギリギリまで使いたい、という矛盾です。

これは予約を入れる日と引き取りの日を分けると解けます。予約だけ先に押さえ、引き取りは引越し直前に指定すればいい。枠は早く確保できて、冷蔵庫は前日まで使えます。あとは引越し日から、それぞれの「いつまでに」を逆算するだけです。

手放す家電をどうするか決める

電子レンジは小さいので、自治体のルール次第で粗大ゴミか小型家電回収に自分で出せます。費用もいちばん安い。やっかいなのは冷蔵庫と洗濯機です。といっても業者を呼ぶ理由は「難しいから」ではなく、ただ重くて大きいから。冷蔵庫はかさばるだけ、洗濯機もホースの水を抜くくらいで、技術は要りません。それでもひとりで運び出すのは無理だし、階段や玄関の幅で引っかかる。だから自力搬出は諦めて、不用品回収業者にまとめて頼むのが現実的です。

業者選びでは、つい料金の安さで比べたくなります。でも引越しでは、もうひとつ「いつ確実にさばけるか」が効いてきます。フリマやジモティは安く引き取ってもらえますが、相手が見つかるまで読めず、引き取り日も先方しだい。締切の前では、この不確実さが大きな弱点になります。多少払っても、日時を指定できる回収業者のほうが段取りを組めます。

残す家電の移設準備をする

残す家電にも準備が要ります。主役はエアコンです。

エアコンは自分で取り外せません。冷媒ガスを室外機に戻す「ポンプダウン」が必要で、失敗するとガスが抜けて使えなくなる。取り外しも取り付けもプロ前提です。頼み方は、引越し業者のオプションで一緒に頼むか、専門業者に直接頼むか。前者は手配が一本化されて楽なぶん割高になりがちで、後者は工事費を抑えやすい代わりに、自分で手配する手間がかかります。

注意は工事のタイミングです。旧居の電気を止める前に取り外し工事を入れてください。ポンプダウンは冷房運転をしながら行うので、通電していないと作業できません。電気を止めたあとでは、業者が来てもその日は外せない。賃貸ならもうひとつ、旧居の配管穴の原状回復と、新居で壁に穴を開けてよいかも先に確認しておくと安全です。

家電リサイクル法に沿って処分する

冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンの4品目は、粗大ゴミに出せません。家電リサイクル法で処分ルートが決められているからです。電子レンジや掃除機は対象外ですが、この4品目だけは別扱い。ルートは3つあります。

参考:経済産業省|家電4品目の「正しい処分」早わかり

どのルートでも、まず家電のメーカーとサイズを確認します。これでリサイクル料金が決まる。費用はリサイクル料金と収集運搬料の2本立てで、前者はメーカー、後者は業者ごとに変わります。料金は改定されることがあるので、最新の額は家電リサイクル券センターの一覧で確かめておくと確実です。

参考:家電リサイクル券センター|再商品化等料金一覧

① 販売店に引き取ってもらう

いちばん手軽です。買い替える店か、昔その家電を買った店に依頼します。新しい冷蔵庫を買うついでに古いものを持っていってもらえるので、買い替えるなら自然な選択です。

② 指定引取場所へ持ち込む

自分で運べる人向けの最安ルートです。郵便局でリサイクル券を買い、券を貼った家電をメーカーの指定引取場所へ持ち込む。収集運搬料がかからない代わりに、積める車と運ぶ人手は要ります。

③ 自治体や許可業者に頼む

買った店が分からない、買い替えもしない、というときのルートです。自治体に相談すると、収集運搬の許可を持つ業者を案内してくれます。引越しでまとめて処分したいなら、この形が現実的です。

引越しの目線では、買い替えがあるなら①、自分で運べるなら②、まとめて一度で済ませたいなら③。この目安で選べば外しません。

リサイクル法の対象外の家電を処分する方法

リサイクル法の対象外の家電を処分する方法

電子レンジ・掃除機・扇風機・空気清浄機。家電リサイクル法の対象外で、粗大ゴミや不燃ゴミに普通に出せます。重くもないし技術もいらないので、業者を呼ぶ理由がそもそも無い。基本は自分でさばけて、あとはサイズでルートが決まります。

ひとつ例外がパソコンです。対象外でも粗大ゴミには出せず、メーカー回収か小型家電リサイクルを使い、手放す前のデータ消去も欠かせません。消さずに処分するリスクと正しい消し方は「パソコン処分でデータ消去しないとどうなる?流出リスクと正しい消し方」で詳しく解説しています。

手のひらサイズは回収ボックスで無料にできる

ドライヤーや充電ケーブル、古いスマホくらいの小物なら、小型家電リサイクル法の回収ボックスに無料で出せます。市役所やスーパー、量販店の入り口にある、あの箱です。ただし投入口は小さく、電子レンジや扇風機は入りません。名前は「家電」でも、収まるのはかなり小さい部類だけです。量販店なら店頭で引き取る店もありますが、無料か数百円かは店しだいです。

参考:環境省|小型家電リサイクル制度

中くらいの家電は粗大ゴミか不燃ゴミに出す

電子レンジや空気清浄機は、ボックスには入らないけれど冷蔵庫ほど大きくもない。この中サイズは自治体に出します。一辺30cmを超えると粗大ゴミ、それ未満なら不燃ゴミ、という自治体が多い。粗大ゴミは予約して処理券を貼り、指定日に出す。自分で動くぶん、費用は最小限で済む。

ただし回収は予約制で、月に1〜2回しか収集日のない地域もあります。最安のはずの粗大ゴミが、締切の前ではいちばん読みにくいルートになる。

引越しならまとめて回収業者に載せる手もある

どのみち冷蔵庫と洗濯機は重くて業者を呼びます。だったら電子レンジも扇風機も、その一回に載せてしまえばいい。予約を取ってシールを買って朝に出す、という段取りがまるごと消えます。割高にはなりますが、払っているのは処分代というより考える手間を減らすお金です。

重いから業者の冷蔵庫・洗濯機、技術がいるから業者のエアコン、業者いらずの電子レンジたち。なのに締切の前では、その電子レンジたちも結局、同じ一回にまとめるのが落ち着きます。

引越しで家電を処分する方法の選び方

引越しで家電を処分する方法の選び方

ここまで、自治体に出す、回収業者にまとめる、引越し業者のオプションと、手放し方をいくつか見てきました。引越しの目線で横に並べると、向き・不向きがはっきりします。なかでも、まだ深く触れていない「売る」には、引越しと相性のいい手があります。

売る

手放してお金が戻ってくる、唯一の方法です。フリマアプリやジモティなら、状態しだいで思ったより高く売れます。ただ、買い手が現れるまで時間が読めず、大きな家電は運び出しも自分。引越しの締切とは、正直あまり噛み合いません。売る手段をもっと知りたいときは「不用品を売るのがめんどくさい人必見!知れば試したくなる売却方法6選」が参考になります。

そこで効くのが買取業者です。とくに出張買取なら、家まで査定に来て、納得すればその場で売れて、運び出しまで任せられます。フリマの「待つ・運ぶ」という弱点が、まるごと消える。引越しでバタバタしているときほど、この身軽さがありがたい。

気をつけたいのは、古い家電は値が付きにくいところ。10年選手の冷蔵庫や洗濯機は査定ゼロもありますが、買って数年なら、しっかり値が付く。どさくさで新しめの家電まで処分代を払って手放すのは、もったいない話です。売れるものは売ると一度立ち止まるだけで、出費はずいぶん変わります。

自治体に出す

最安のルートです。粗大ゴミや小型家電として出せば数百円で済みます。運び出しは自分、回収日も自治体しだいで、月に1〜2回しかない地域もあります。家電リサイクル法の4品目(冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコン)は、ここには出せません。

不用品回収業者に頼む

手間が一気に減る方法です。複数の家電をまとめて日時指定で、運び出しまで任せられる。重い冷蔵庫や洗濯機を動かさずに済むのが大きい。そのぶん料金は上がり、無許可で高額請求する業者も混じるので、見積もりで相場を確かめておきましょう。

引越し業者のオプション

手間がかからない方法です。引越しと一緒に手配できて、業者を別で探さずに済む。代わりに料金は高めで、引き取れる品目も業者ごとに違います。

横に並べると、最安は自治体、手間を抑えたいなら回収業者か引越し業者。売るときは、フリマで粘るより、引越しの締切に合う買取業者を頼るのが現実的です。

高く売れる家電と出張買取の使いどころ

売れる家電には、年式とメーカーという、はっきりした目安があります。そして冷蔵庫や洗濯機のような大物ほど、出張買取の出番です。

家電を高く売るための見極めと、品目に共通する高く売るコツは「家電を高く売る方法|捨てる前に知りたい見極めと高く売るコツ」にまとめています。

値がつきやすいのはどんな家電か

買取価格をいちばん左右するのは年式です。製造から年数が経つほど値は下がり、5年を過ぎると値がつきにくくなって、無料引き取り扱いに変わることもあります。10年選手になると、査定ゼロや引き取り不可になることもあります。逆に買って数年なら、中古でも欲しい人がいて、しっかり値が付きます。

次に効くのがメーカーです。パナソニックや日立、シャープといった国内大手は中古でも需要があり、値が付きやすい。海外メーカーや格安ブランドは、新品が安いぶん、中古の値も伸びにくくなります。あとは状態と付属品で、きちんと動いて傷が少なく、リモコンや説明書が揃っていれば査定は上がります。

品目ごとの細かい相場は、ここでは追いません。たとえば冷蔵庫なら「冷蔵庫の買取相場はいくら?年式・容量・メーカー別の目安と高く売るコツ」のように、品目別の記事で目安をつかむのが早いです。

大型家電こそ出張買取が効く

小さい家電なら、店に持ち込んでもフリマで送っても片づけられます。問題は大型です。冷蔵庫や洗濯機を、ひとりで運び出して、梱包して、発送する。現実的ではありません。フリマに出せても、送料が数千〜数万円かかって利益が消える、というのもよくある話です。

その点、出張買取なら業者が家まで来て、その場で査定して、買い取って、運び出しまでやってくれます。重い家電を動かさずに、玄関先で売れる。引越しで時間がないときほど、運ばずに済むのは大きい。

もちろん、出張買取でも古い家電には値が付きません。納得できなければ断れますし、数社に見積もれば相場感もつかめます。売れるものは売り、値が付かないものは処分に回す。この線引きさえできていれば、大型家電は出張買取に任せるのがいちばん無理がありません。

大型家電の処分に困っているなら、出張買取 で手放す方法も検討してみてください。

✅️ 合わせて読みたい:出張買取とは?メリット・デメリットや宅配買取との違いも解説

引越しの家電処分でよくある質問

引越しの家電処分でよくある質問

最後に、引越しの家電処分でよく出てくる疑問に答えます。

引越し前日でも処分は間に合うか

自治体の粗大ゴミも買取も予約制なので、前日では希望日にまず間に合いません。どうしても急ぐなら、当日対応の不用品回収業者が現実的な手段です。ただし駆け込みの依頼は割高になりがちで、結局いちばんの節約は早く動くことに尽きます。

古い家電や壊れた家電でも売れるか

動かない家電でも、部品取りや素材として値が付くこともあります。まずは査定に出して確かめる価値はあります。値が付かなくても、引き取りだけ受けてくれる業者もあるので、捨てる前に一度相談してみてください。

処分費用を安く抑えるには

順番は単純です。まず売れるものを売って処分そのものを減らし、次に4品目は指定引取場所へ自分で持ち込んで収集運搬料を浮かせる。残りは自治体の粗大ゴミに出せば、回収業者より安く済みます。早めに動いて選べる状態をつくっておくと、結果的に出費を抑えられます。

まとめ

引越しの家電処分は、捨てる前に一度仕分けるだけで費用も手間も変わります。まず残す家電と手放す家電を分け、引越しの1か月ほど前から動き出すと、選べる方法が増えます。

エアコンやテレビなど家電リサイクル法の4品目は粗大ゴミに出せないので、買い替える店か指定引取場所を使います。それ以外の家電は、自治体のゴミか小型家電の回収ボックスで手放せます。

そして、まだ使える家電は売れば処分費が浮き、ものによっては臨時収入になります。重くて運べない大型家電は、自宅に来てもらえる出張買取なら運ぶ手間なく手放せます。売れるものは売る、という段取りから始めてみてください。

うるココ鑑定団

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