金の買取における必要書類や手順を解説!
※上記の画像は、貴社の以下ページよりコピー致しました。
こちらのコラムページで利用できる貴金属の写真素材をご用意いただけたらと存じます。
金の買取を依頼する機会は、それほど多くないと思います。
そのため、買取店で金を買い取ってもらいたいと思った時に、必要な書類は何か?また、その手順についてわからない方もいらっしゃるかと思います。
こちらの記事では、買取店で金の買取を依頼するときの必要書類や手順について詳しく解説いたします!
参考にしていただき、スムーズな取引にお役立てください。
金を買取ってもらう時の必要書類
こちらのコラムページで利用できる写真素材をご用意いただけたらと存じます。
金を買い取ってもらう際は、本人確認が必要です。そのため、本人確認に必要な書類の準備をすることになります。本人確認に利用できる書類、またできない書類があり、個人として買取を依頼するのか、法人として買取を依頼するのかによっても必要書類が違います。買取を依頼する前に、必要な書類を確認してください。
個人で金を買取してもらう場合
個人で金の買取を依頼する場合、一般的に以下の書類があれば、それ1点の提示で本人確認をすることができます。これらは、原本であること(コピーなどは不可) また、有効期限内であることが条件となります。
【1点で本人確認できる書類】
◆ 運転免許証
◆ 運転経歴証明書
◆ マイナンバーカード
◆ パスポート
◆ 在留カード
◆ 住民基本台帳カード
◆ 特別永住者証明書
◆ 身体障害者手帳
また、以下の書類は2点以上の提示で本人確認をすることができます。
【2点以上で本人確認できる書類】
◆ 国民健康保険証
◆ 健康保険証
◆ 後期高齢者医療被保険証
◆ 介護保険被保険証
◆ 国民年金手帳
◆ 共済組合員証
◆ 母子手帳
◆ 児童扶養手当証書
これらの書類の補完書類として認められる書類がいくつかあります。
以下にご紹介します。
【補完書類として使用可能な書類一覧】
* 公共料金の領収証(電力会社、水道局、ガス会社など)
* 納税証明書
* 社会保険料の証明書
* 国税や地方税位の領収書
* 住民票
* 戸籍謄本
* 印鑑登録証明書
補完書類は、『発行から3カ月以内のもの』など適用条件が設定されている場合があります。
これらの本人確認書類や補完書類は、買取店によっても必要書類やその書類の条件(発行から3カ月以内であることなどの期間や現住居の記載があるものなどの指定等)が異なる場合があるため、金の買取を依頼する店舗へ事前に問い合わせし確認することをおすすめします。
法人で金を買取してもらう場合
経営者の方が、法人として金の買取を依頼する場合は、一般的に以下の書類を提示する必要があります。
【法人として金の買取を依頼するときに必要な書類】
◆ 登記事項証明書(現在事項全部証明書・履歴事項全部証明書)
◆ 印鑑証明書
また、これらの法人として必要な書類も個人の時と同様で、『発行されてから6ヵ月以内』など、期間のきまりがあったり、来店者の本人確認書類を求められたり、他にも会社の代表者以外の方が来店し金の買取を依頼される場合は、会社からの『委任状』を持参する必要があるなど、店舗によってルールが異なる場合があります。そのため、やはり金の買取を依頼する店舗へ事前に問い合わせしておくことをおすすめします。
金額が200万円を超える時の必要書類
金額が200万円を超える取引の場合は、本人確認が強化されます。
本人確認が強化されるその理由は、買取店が遵守する2つの法律にあります。ここでは、その2つの法律とともに、金額が200万円を超える取引の場合に必要な書類についてご案内いたします。
金の買取店が、遵守する法律の1つは、「古物営業法」です。
古物営業法では、取引金額が1万円以上となる取引の場合、買い取る商品の種類に関わらず本人確認を義務付けています。
その時の相場にもよりますが金の買取は、単価が高く、多くの場合が1万円以上となることが想定されるため、買取店では先にご紹介した確認書類で本人確認が行われます。
金の買取店が、遵守する2つ目の法律は、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」です。
この法律は通称『犯収法』と呼ばれており、マネーロンダリングなど犯罪による収益の移転を防ぐことを目的として定められた法律です。この法律によって、買取店は、本人確認や取引記録の保管などが義務付けられています。
そして、取引金額が200万円を超える取引の場合に、この「犯罪による収益の移転防止に関する法律」が適応されます。これにより、取引が200万円を超える場合の本人確認書類としてマイナンバーの提示が求められる場合が多いようです。
他にも、個人の場合には資産状況を確認するため本人名義の預金通帳の提示を求められること、また公共料金の領収書の提示を求められる場合もあります。通帳や領収書の確認の他にも、金の買取を依頼する目的や職業を聞かれることもあります。
法人になると、金の買取を依頼する目的の他に、会社の事業内容なども確認される場合があります。
200万円を超える取引は、金額が大きい分リスクが高く、その取引が犯罪に関われば甚大な被害となるため、より厳しく本人確認を行う必要があります。
特に金額が200万円を超える高額な取引の場合だと、金の買取を依頼する店舗によっても、必要な書類が異なる場合があります。そのため事前に店舗へ連絡し、買取金額が200万円を超えそうなことを伝え、必要書類の確認をすることをおすすめします。
金買取の手順
それでは、実際に金を買い取ってもらう際の手順をご紹介します。
店舗によっても、違いがありますがこちらを参考にしていただき、金の買取手順をイメージしていただけたらと思います。
店舗買取の場合
店舗で、金を買い取ってもらう場合は一般的に以下の手順です。
1)来店
↓
2)査定士による査定
↓
3)買取価格(査定額)の提示
↓
4)提示の価格に納得した場合、契約
↓
5)申込書に記入
↓
6)本人確認書類の提示
↓
7)支払い
支払いに関しては、現金の支払いのみや、振込対応をしてくれることがあるなど、買取店舗によって異なる場合があります。来店したその日に確実に、取引が終えられるよう事前に来店予定の買取店の情報を調べておくと良いでしょう。
宅配買取(郵送買取)の場合
宅配買取は、買い取ってもらう金を買取店へ郵送します。宅配買取(郵送買取)の一般的な手順は以下のとおりです。
1)WEBサイトやメール、LINEなどから事前申込み
↓
2)買取店から宅配キットが届く
↓
3)申込み用紙に必要事項を記入し、本人確認書類のコピーを用意、郵送する商品と返送
↓
4)後日、買取店から買取価格(査定額)の連絡がくる
↓
5)買取価格(査定額)に納得した場合、契約を成立させる
↓
6)後日、買取価格(査定額)が振り込まれる
その他、宅配買取の注意点は、買取価格(査定額)に納得できなかった場合、商品を自宅へ返送してもらう必要があり、その際の郵送費用は自己負担となる場合があることです。逆に、その場合の郵送費用を負担してくれる買取店もあるため、どの買取店に依頼するかしっかり下調べされることをおすすめします。
まとめ
金の買取は、金額が1万円を超える高額な取引となる場合が多く、その際に本人確認書類の用意が必要なことがわかりました。今回、個人で取引する場合と法人で取引する場合に分けて必要な書類をご紹介いたしました。
また、実際に金の買取を依頼する手順についてご紹介しています。金を買い取ってほしいとお考えの方にお役立ていただけたらと思います。
こちらの記事では、一般的な本人確認書類についてご紹介しましたが、金の買取店によって必要な書類が違います。スムーズな取引を行うためにも、来店予定の買取店へ事前に必要書類の確認をすることをおすすめいたします。