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コラム

プラチナ価格はこれからどうなる?価値が変動する要因について解説

プラチナ価格 これから

金の価格が高騰している一方で、プラチナ価格はこれからどうなるのでしょうか。

プラチナ価格を考えるには、自動車産業の行方などプラチナの価値に影響を与える要因について知る必要があります。

本記事では、プラチナ価格について、これからどうなると予想されるのかや、プラチナ価格の推移、価格に影響を与える要因について解説します。

目次

プラチナ価格はこれからどうなる?

プラチナ価格の動向について解説します。

短期的には回復傾向

プラチナ価格は、高値を維持することが見込まれます。これを裏付けるのが、プラチナ需要の高まりです。

需要の高まりには、いくつかの要因がありますが、例えば、コロナ禍の収束傾向と世界経済の回復により、自動車の生産台数が増加していることが挙げられます。

プラチナは自動車の排気ガスを清浄化する触媒として重要な役割を果たしており、自動車産業の成長はプラチナ需要を押し上げるからです。

さらに、脱炭素社会への移行が進む中、燃料電池自動車分野でもプラチナが重要な役割を果たしています。

燃料電池自動車に使用するグリーン水素の精製や、発電装置などの技術においてプラチナが活用されており、この分野でのプラチナの需要も高まっているのです。

このように、従来からの自動車業界需要に加えて、新たな技術分野での使用がプラチナ価格を支えています。

これらの要因が組み合わさり、短期的にはプラチナ価格の回復傾向が見込まれています。

アメリカの利下げで価格下落する可能性

アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)がインフレを食い止めるために金利を引き上げている状況は、プラチナ価格に影響を与える可能性があります。

2022年から始まったこの金利引き上げは、2023年に入っても継続していたものの、最近ではそのペースが鈍化しています。

2023年12月の時点では金利の据え置きが決定されましたが、これが早期の利下げではなく高金利が維持される場合、プラチナ価格に下落圧力がかかる可能性があります。

金利が高いと、一般的に景気が減速し、消費者や企業の支出が抑制されます。

このような傾向は商品需要の低迷を招き、自動車などプラチナを必要とする製品の生産減少を招きかねません。

自動車産業はプラチナ需要の大きな部分を占めているため、この産業の生産減少はプラチナ価格に直接影響を及ぼすことが予想されます。

したがって、FRBの高金利政策が続く場合、プラチナ価格は下落するリスクがあるといえるでしょう。

景気の回復で価格上昇する可能性

プラチナは自動車触媒としての需要が高く、工業用途に多く使われる素材です。

これは、プラチナの価格が実需に強く影響されることを意味しており、経済の動向が重要な役割を果たします。

景気が回復すると、一般的には消費者の信頼感が高まり、購買力が増加します。

自動車産業は景気回復の恩恵を大きく受ける分野のひとつで、景気の好転は自動車の需要増加につながることが多いです。

自動車の生産が増えると、それに伴って自動車触媒として使用されるプラチナの需要も増加します。結果的に、プラチナへの実需が高まり、市場でのプラチナ価格の上昇が予想されるのです。

プラチナ価格の推移

年度最高(円/g)最低(円/g)平均(円/g)
20244,8844,0594,437
20234,7743,6214,132
20224,4813,3443,927
20213,6842,3213,114
20203,4382,8703,120
20193,6782,8153,215
20183,8163,2873,523
20173,8903,2073,535
20164,9283,3674,205
20154,9774,2984,759

引用:田中貴金属工業「プラチナ価格推移」

ここ10年のプラチナ価格(1g)は、上の表のように推移しています。

以前は上下を繰り返していましたが、2020年以降、おおむね回復基調にあると見られます。

プラチナが金より価値が低い理由

プラチナが金よりも価値が低く推移している主な理由は、その主要な用途にあります。

プラチナは工業需要が高い貴金属です。その主な用途のひとつが自動車の排気ガスの浄化に使われる触媒であり、その他にも電子機器や化学製品など、多岐にわたる工業分野で使用されています。

このため、プラチナの価格は世界経済の動向や自動車業界の景気などに大きく影響されます。

一方で、金は主にアクセサリーとしての使用が代表的です。このような用途は経済の波に比較的影響されにくいといえます。

また、金は投資商品としても知られており、不確実性が高まる時期には安全資産としての需要が増えることもあります。そのため、金は経済の不況期でも価値を維持しやすい特性を持っているのです。

このように、プラチナと金の用途と市場での需要の性質の違いが、2015年以降の価格逆転現象に大きく寄与しています。

金とプラチナの違いについては「金とプラチナの違いとは?知っておきたい2大金属について」も参照してください。

プラチナの価値が変動する要因

プラチナの価値に影響を与える要因は、主に以下の4つです。

  • プラチナの需要と供給
  • 世界経済の動向
  • 南アフリカの生産量
  • 燃料電池自動車の普及

これらについて説明します。

プラチナの需要と供給

プラチナの価値は、特に自動車産業における需要と供給のバランスに影響を受けます。

例えば、プラチナはディーゼル車の排ガス触媒として広く使用されているため、ディーゼル車に対する需要の減少はプラチナの価格に影響を及ぼします。

脱ディーゼル車の気運が高まると、ディーゼル車への需要が減少し、それに伴ってプラチナの需要も下がるため、価格が下落する傾向が見られるようになるのです。

一方で、ガソリン車の排ガス浄化触媒にプラチナが使用されることや、水素生成装置の普及などは、プラチナ需要の増加に繋がります。

中でも、燃料電池車の普及は新たなプラチナ需要の源として注目されており、これらの技術が広く採用されると、プラチナの価格に上昇圧力がかかることが予想されます。

世界経済の動向

プラチナの価値は世界経済の動向に大きく影響されることがあります。

例えば、新型コロナウイルスのパンデミックが収束に向かい、景気回復への期待が高まった2021年には、プラチナ価格が上昇しました。

これは、経済活動の正常化に伴う工業需要の増加が予測されたためで、特に自動車産業などプラチナを多用する分野での需要回復が期待されました。

しかし、その後、アメリカなどの主要国が金利を引き上げたことにより、景気回復の期待が減速しました。

金利の引き上げは、企業の投資コストを増加させ、消費者の支出を抑制する傾向を強める結果、プラチナを含む工業用貴金属の需要減少や、価格の下落を引き起こしました。

このように、プラチナ価格は世界経済の全体的な動向、特に主要国の金融政策や経済状況に密接に連動しています。

南アフリカの生産量

南アフリカは世界最大のプラチナ産出国であり、その鉱山生産量はプラチナの供給量を左右する大きな要因です。

また、経済状況の変化がプラチナ採掘工場の稼働に影響を与える場合があります。経済が不安定になったり、投資が減少したりすると、採掘活動そのものが減少する場合があるのです。

南アフリカの鉱山で発生する特定のトラブルや事故、自然災害なども、短期的にはプラチナの生産量を減少させ、その結果として価格に影響を与えることがあります。

例えば、鉱山事故やストライキ、設備の故障などが発生すると、プラチナの生産が一時的に中断され、市場での供給不足が発生しやすくなります。

このように、南アフリカのプラチナ生産量は、市場での供給状況に影響を与えるため、プラチナの価格が変動する重要な要因となるのです。

燃料電池自動車の普及

燃料電池自動車(FCV)の普及は、プラチナ価格に大きな影響を与える要因のひとつとなります。

燃料電池車は、従来の内燃機関車と比較して、プラチナを多く使用しているため、燃料電池車の普及が進むにつれて、プラチナへの需要は大幅に増加する見込みです。

燃料電池車の主要な技術のひとつは、水素を電気エネルギーに変換する燃料電池にあります。

この燃料電池の中で、プラチナは触媒として重要な役割を果たしており、燃料電池車の市場が拡大することは、それだけプラチナへの需要を増やすことを意味します。

環境問題への対応として、多くの国が脱炭素社会に向けた動きを加速していることも、燃料電池車の普及を促進する要因です。

このような状況下で、燃料電池車の需要増加はプラチナ市場において、価格の上昇要因となる可能性が高いといえます。

プラチナが暴落した事例

近年、プラチナが暴落した事例にはリーマンショックと、新型コロナウイルス感染症の流行が挙げられます。

リーマンショック

リーマンショックは、2008年9月に発生した世界的な金融危機で、米国の大手投資銀行リーマンブラザーズの破綻がきっかけでした。

この危機は世界中の株価を急落させ、広範な経済不安を引き起こしましたが、プラチナ価格においても、リーマンショックは大きな影響を与えました。

リーマンショック直前、プラチナ価格は史上最高値に達していましたが、金融危機に伴う経済の不安定化と自動車製造・販売の急激な落ち込みにより、価格は暴落しました。

一方で、金の価格はリーマンショック時に高騰しました。

金融危機の際、金は安全資産としての需要が増加するため、価格が上昇する傾向にあるのです。

金とプラチナの対照的な動きは、両者の市場での役割と需要の性質の違いを反映しています。

新型コロナウイルス感染症の流行

新型コロナウイルスの拡大は、2020年に世界経済に大きな衝撃を与え、プラチナ価格にも顕著な影響を及ぼしました。

プラチナ価格が下落した主な原因は、自動車産業の需要と生産の落ち込み、および南アフリカの通貨ランドの下落の2つです。

新型コロナウイルスの流行により、世界的に自動車の需要が減少しました。ロックダウンや経済活動の停滞により、消費者の購買力が落ち込み、自動車の購入意欲が低下したことが理由として考えられます。

同時に、自動車工場の閉鎖や供給チェーンの混乱により、自動車の生産量も大幅に落ち込みました。

プラチナは自動車の排気ガス清浄化触媒に使用されるため、自動車産業の需要低下は直接的にプラチナ需要の減少につながり、価格の下落を引き起こしたのです。

まとめ

安全資産としての金が高騰する一方で、プラチナ価格は上下を繰り返しつつも、やや回復してきています(2024年1月現在)。

これからも、短期的にプラチナ価格が下落することはあっても、将来的には需要が増え、上昇に向かうシナリオを予想することができます。

特に燃料電池自動車への需要の高まりは、プラチナ価格にとってプラスとなる要因です。

また、プラチナ価格が上がっているときは、プラチナの売りどきです。指輪やネックレスなどプラチナ買取をお考えなら、良いタイミングで取引を検討するとよいでしょう。

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