メルカリの本人確認は危険?身分証を出さずにできること・できないことを解説

メルカリを使っていると本人確認を求められることがありますが、「個人情報をネットで送信して大丈夫なのか」と不安に感じる人もいます。
そういった不安を抱けるのはリテラシーが高いことの表れであり、しかるべき反応といえます。一方で、本人確認をしないとできないことも多いのが事実です。
この記事では、本人確認が危険といわれる理由や、フィッシング詐欺の対策を分かりやすく解説します。
あわせて、本人確認をしないとどうなるのかや、身分証の提出が怖いときの選択肢(不用品買取サービス)についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
「メルカリの本人確認は危険」といわれる理由は2つある
「メルカリの本人確認は危険」といわれることがありますが、これには以下2つの意味があると考えられます。
- 個人情報をメルカリに渡す不安
- フィッシング詐欺に対する警戒
まずはこれらの区別をしておきましょう。
個人情報をメルカリに渡す不安
メルカリの本人確認では、日本国籍の場合、マイナンバーカードか運転免許証(あるいは運転経歴証明書)の提出が求められます。こうした個人情報をインターネットにアップロードするのは怖いと感じるユーザーがいるのは、自然な反応といえます。
ただし、メルカリが本人確認に用いているeKYCは、犯罪収益移転防止法などの法令に基づいた正規の手続きです。収集した個人情報はプライバシーポリシーに従って管理されており、目的外利用は行われないとされています。メルカリの個人情報の取り扱いについては、プライバシーポリシーのページなどで確認できます。
フィッシング詐欺に対する警戒
メルカリの本人確認は危険とされるもうひとつの意味合いとして、フィッシング詐欺の関連が挙げられます。フィッシング詐欺とは、公式サービスを装ったメールやSMSで偽サイトに誘導し、個人情報やパスワードを盗み取る手口のことです。
実際に、メルカリの本人確認を装って個人情報を抜き取ろうとする、詐欺目的の偽サイトが確認されており、メルカリも公式に注意喚起をしています。
参考:メルカリびより|【重要】個人情報流出の危険!身分証提出を求める巧妙なフィッシング詐欺にご注意ください
最近はこのようなフィッシング詐欺の被害が急増し、偽サイト・偽ページの完成度も高いため、意識しないと詐欺だと見抜きにくくなっています。フィッシング詐欺の見分け方については後述しているので、参考にしてください。
メルカリの本人確認を装ったフィッシング詐欺への対策
フィッシング詐欺の報告数は、2024年に170万件超えと過去最多を記録しています。
参考 :ScanNetSecurity|2024 年は過去最多 171万 8,036 件 ~「フィッシングレポート 2025」 公開
ここでは、メルカリを含むフィッシング詐欺に関して、見分け方の原則と、筆者の体験談を紹介します。
公式の本人確認はアプリ内からのみ
フィッシング詐欺に引っかからない大原則は、メルカリの公式アプリ・公式サイトにおいてのみ、本人確認を行なうことです。それ以外では個人情報を入力しないことを徹底します。
フィッシング詐欺の典型的な手口は、SMSやメールからリンクを送ってくるというものです。記載されたリンクから外部サイト(偽サイト)へ誘導され、そこで個人情報の入力や身分証の提出を求めてきます。
理想的なのは、SNSでリンクを送ってこられた時点で、メルカリの公式はこのようなことをしない、これは詐欺であると気づけることです。次に、もし送ってこられたリンクを踏んでサイトに遷移してしまっても、そのサイトが偽物であると気づき個人情報を入力しなければフィッシング詐欺自体の被害は防げます。
いずれにせよ、対策はシンプルで、公式アプリ・公式サイトのみを信用するということです。
次に筆者が経験したフィッシング詐欺の被害について紹介します。
フィッシング詐欺の実体験
筆者はかつて、ヤマト運輸の不在通知を装ったSMSからフィッシング詐欺に遭った経験があります。メルカリの本人確認とは直接関係ありませんが、詐欺の手口を知るうえで参考になるため紹介します。
当時は海外旅行の直前で、SIMカードなどAmazonで注文していた荷物を早く受け取りたい状況にあり、送られてきたSMSのリンクを、深く考えずにたどってしまいました。遷移先はAppleの公式サイトに見せかけた偽ページで、ログイン情報を入力したことで認証情報が盗まれてしまったのです。
筆者はWeb系の仕事柄、パスワード管理に慣れており、求められれば反射的に入力できる状態でした。つまり、
- 急いでいた
- パスワード入力に慣れていた
この2つの条件が重なったことで、被害に遭ってしまったといえます。被害に気づいたのは数分後で、すぐにAppleサポートへ連絡してアカウントを停止したため金銭的な損害は免れましたが、対応が遅れていればApp Storeでの不正購入などの被害につながっていたと思います。
このように、詐欺の被害は、いくつかの条件がたまたま重なってしまったときに起こりやすいものです。フィッシング詐欺はまさにその典型で、冷静な判断を奪うような状況を巧みに利用してきます。どんなに慣れたユーザーでも油断は禁物です。
✅️ 合わせて読みたい:メルカリの詐欺対策!利用前に知っておくべき手口とは?
メルカリの本人確認をしないとどうなる?
本人確認をしていなくても、メルカリの基本的な機能はある程度使えます。ただし、未確認のままでは利用できない機能もあるため、どこに違いが出るのかを整理しておきましょう。
本人確認なしでもできること
本人確認を済ませていなくても、以下の基本的な操作は引き続き行えます。
- 商品の検索や購入
- 商品の出品
- 商品の購入
商品を探したり出品したりといった日常的な取引は、確認前でも問題なく使える状態です。購入についても同様で、メルカリを普段使いする範囲であれば、本人確認の有無で大きな支障は出にくいでしょう。
ただし、近年は本人確認の強化が進んでおり、特定の条件や不正検知システムにより、本人確認を求められるケースや出品制限がかかるケースが増えています。
本人確認なしではできないこと
一方、本人確認が完了していないと、以下の機能は利用できません。
- 売上金の振込申請
- 高額商品の取引
- メルペイスマート払い(あと払い)
なかでも影響が大きいのが、売上金の振込申請(現金化)です。商品が売れて売上金が発生しても、銀行口座への出金手続きには本人確認の完了が求められます。
✅️ 合わせて読みたい:メルカリ現金化のやり方と振込日数|出品より早く資金ゲットできる買取の活用も
また、一定金額を超える高額商品の取引にも制限がかかります。出品・購入いずれについても、本人確認が完了していないと取引を進められません。メルペイスマート払いは翌月まとめて支払えるあと払いサービスですが、こちらも本人確認済みであることが利用の前提となっています。
こうした制限はいずれも不正利用や資金洗浄を防ぐための措置であり、メルカリをフルに活用したいなら、早めに手続きを済ませておくのが良いでしょう。
本人確認なしでもメルカリで出品はできる?
本人確認を行っていなくても、出品自体はできます。ただし、売上金の振込申請や高額商品の取引は本人確認が完了していないと利用できません。商品が売れても売上金を現金化できないため、出品して稼ぎたいユーザーにとっては実質的に大きな制約となるでしょう。
また、本人確認を完了するとプロフィールに「本人確認済み」バッジが表示されます。見知らぬ相手との取引が基本のフリマアプリでは、このバッジの有無が信頼性を得る上で大きな意味を持ちます。
メルカリ「アプリでかんたん本人確認」の流れ
メルカリの本人確認は、スマートフォンのアプリから完結できます。利用できる方法は以下の3種類です。
- マイナンバーカードの物理カードを使う
- Appleウォレットのマイナンバーカードを使う
- 本人確認書類・顔画像の撮影で行なう
いずれか、やりやすい方法で認証手続きを進めると良いでしょう。
マイナンバーカードの物理カードを使う
マイナンバーカードを手元に用意できるなら、カードをスマートフォンにかざして読み取る方法で本人確認が行えます。ICチップの読み取りによって情報を取得するため、手入力の手間がなく、精度の高い確認が短時間で完了します。
手順はアプリの案内に従うだけで、特別な知識は不要です。ただし、スマートフォンがNFC(近距離無線通信)に対応している必要があります。
Appleウォレットのマイナンバーカードを使う
iPhoneユーザーであれば、Appleウォレットに登録したマイナンバーカードを使って本人確認を行う方法もあります。物理カードを手元に用意する必要がなく、カードを持ち歩かないユーザーでもストレスなく進められる方法です。
利用にはあらかじめAppleウォレットへのマイナンバーカード登録が必要です。登録済みであればアプリの案内に沿って数ステップで手続きが完了します。
本人確認書類・顔画像の撮影で行なう
本人書類の撮影と自撮りを組み合わせて本人確認を行う方法です。日本国籍ユーザーが「アプリでかんたん本人確認」で使える書類は、以下の通りです。
- マイナンバーカード
- 運転免許証 / 運転経歴証明書
参考:メルカリ ヘルプセンター|利用可能な本人確認書類・補完書類
現在、パスポートは対象外となっています。
画面の案内に従って書類の表面や裏面を撮影し、続けて顔写真を自撮り(セルフィー撮影)します。提出された画像データはメルカリ側で確認作業が行われるため、手続きが完了するまでに数時間から数日ほどの待ち時間が発生します。
どうしても身分証のアップロードが怖いとき
どうしてもインターネット上に身分証など個人情報をアップロードするのは困るというときは、不要品の売却として買取サービスを利用する方法もあります。
店頭買取や出張買取であれば対面でやりとりをするため、買取の契約時に本人確認書類が求められても、インターネットにアップロードするわけではありません。特に出張買取であれば、家中の不要品をまとめて見てもらうことも簡単にできるのでおすすめです。
まとめ
メルカリの本人確認は、正しい知識を持ち公式アプリから手続きを行えば、決して危険ではありません。
それでもネット上へのデータ送信に不安を覚えるときは、直接やり取りできる買取サービス(出張買取など)を利用するのもひとつのやり方です。
不用品買取サービス「うるココ」は全国出張しており、利用者全員にQUOカードプレゼントも行っているので、初めてでも利用してもらいやすくなっています。もちろん、無料で利用できるので一度お試しに使ってみるというのもOKです。





