金の買取価格を自分で計算する方法
手元に金製品があると、どれくらいの買取価格になるのか気になりませんか?
適正な買取価格を知れば、実際の買取店で納得して買取を利用できます。しかし、初心者には買取価格がどれくらいになるのか想像がつかないでしょう。
実は、金の買取価格は初心者でも計算できます。
金の買取価格が計算できれば、適正に買取してもらうことが可能です。そして、子どもの養育費のために預金を増やしたり、自分へのお小遣いになったりするでしょう。
そのためにもこの記事で説明する、以下の5つをチェックしておきましょう。
- 金の買取価格を計算するために必要な情報
- 18金と24金の違い
- 金の買取価格の計算例
- 買取店での金の買取価格について
- 金の買取価格を高くする方法
金を適正な価格で買い取ってもらい、預金が増えて生活が豊かになるよう、金の買取価格の計算方法を参考にしてくださいね。
金の買取価格を計算するために必要な情報
金製品を現金化したいときは、査定前に金の買取価格を知っておくと、適切な価格で買い取ってもらえているのかを判断できます。
なぜなら、金買取の適正価格を知っておけば、不当な価格で買いたたかれるのを防ぐことが可能です。さらに買取の情報があれば、売却するかの決断もできるでしょう。
相場より低い価格で金製品を手放さないよう、情報はとても大切です。以下の3つにまとめたので確認しましょう。
- 金1gあたりの相場価格
- 金製品の純度
- 金製品の重量
買取価格の計算といっても誰でも理解できる簡単なものなので、これを機に覚えておきましょう。
金1gあたりの相場価格
金1gあたりの相場価格は、毎日変動しています。
一般社団法人日本金地金金流通協会によると、日本での金の価格は、海外市場の価格をもとに決定されています。価格の指標決めを行っているのはロンドン市場で、毎日2回値決められています。
査定は買取当日の相場価格をもとに計算されるため、査定日と別日に金の買取価格を計上する場合は、多少の誤差がでるでしょう。
例えば、金1gあたりの相場価格の前日比が-40円だと、前日より1gあたり40円価格が低くなっています。逆に+40円だと、前日より1gあたり40円価格が高いです。
おおよその買取相場価格として計算し、査定価格の参考にしましょう。
金製品の純度
金にはほかの金属が混ざっている場合があります。金製品にどれくらいの割合でほかの金属が含まれるかを含有率といい、この含有率から金の純度を見ることができます。
純度が大きいほど、金の割合が多いです。つまり純度90%だと、金が90%含まれている金製品という意味です。
ちなみに純度100%の金製品は純金といわれますが、このような金製品はごく稀です。
なぜかというと、純金はとても柔らかく、熱に弱かったり傷がつきやすかったりして、アクセサリーなどに向かないからです。そのため、ネックレスや指輪など体に身につけることが多い金製品は、別の金属を混合して硬度を高めている18金などの製品が多く見られます。
つまり、金の買取価格の計算をするときは、金製品に刻まれた刻印などを確認し、どれくらいの純度なのかを知る必要があります。
金製品の重量
金製品は、含有量を知るためにも重量を量る必要があります。
家庭で簡単に量る方法には、はかりと水を使うやり方があります。
手順はまず、はかりの上に水を入れた容器を置き、メモリを0にします。次に糸で金製品をつるして水に入れ、表示された重さが金製品の重量です。
はかりはなるべく正確で、小数点以下まで量れるものを使用しましょう。
また、貴金属の買取専門業者が査定する際に使用する、比重計を使用することでも金製品の重量が量れます。
正確な比重値を量れ、おおよその含有量を計測できます。しかし、測定する金製品に空洞があったり、金属以外の宝石類が付いたりすると使用できないデメリットがあるので注意しましょう。
18金と24金はどう違う?
日本では金の純度を24分率で表しており、18金や24金などといわれます。
18金の内訳は、全体の18/24が金であり、金製品の約75%が金です。残りの25%はほかの金属が混ざっており、純金より硬度があるためアクセサリーやジュエリーに多く使われています。
そして24金は金全体の24/24、つまり金が100%の純金です。
ほかにも14金や22金などもありますが、同じように計算することで金がどれくらいの割合で入っているのかわかります。
実際に金の買取価格を計算してみよう
これまでに説明したことを踏まえて、実際に金の価格を計算してみましょう。
金の買取価格は、一般的に以下の計算式で割り出します。
金の価格=金地金1gあたりの価格×地金重量×金純度(K18の場合は0.75)
金地金とは、金塊のことを指し、インゴットともいわれます。
例えば、金地金の相場価格が1gあたり9,000円の場合、重さが10gのK18アクセサリーの買取価格の計算をするとします。この場合を先ほどの計算式にあてはめると、以下のようになります。
9,000円(金地金1g当たりの価格)×10g(地金重量)×0.75(金純度)=63,000円
さらにここから査定してもらうための費用や、引き取り手数料がかかるので注意しましょう。
次項からは、実際に金の買取価格はどうなるのか、買取価格を高くするにはどうするのかを詳しく説明します。
実際の金の買取価格は買取店により異なる
金の買取金額は、先ほど計算した金額そのままにはなりません。金の査定手数料や、買取店の運営費、人件費などが査定額から引かれるためです。
査定手数料は必ず掛かってくるもので、純度を偽った表記がされていないかを確認します。もし偽物だと、買取店は大きな損失になるため、必ず査定をおこないます。
引かれる割合は買取店にもよりますが、3~4割引かれるところが多いです。
買取相場の情報には、その日の買取価格が書かれているため、査定の参考にしやすいです。複数の買取店で比較することで、最も高く買い取ってくれるところを見つけられます。
金の買取価格を高くするには
ここまで、金の買取価格の計算方法や、買取店によって買取価格が変動することがわかりました。しかし、できれば少しでも高く買い取ってほしいですよね。
金の買取価格を高くするポイントは4つあります。
- 刻印を確認する
- 購入時の付属品を揃えておく
- 複数店舗を比較する
- ほかの製品もまとめて売る
以上のポイントをおさえることで、買取価格が高くなる可能性があります。しっかり内容を確認し、できるだけ高く買い取ってもらえるよう行動していきましょう。
刻印を確認する
金の刻印には、K18やK24などの金純度が表されています。自分で金の買取価格を計算する際にも利用しますが、買取店でも買取価格に影響する重要なものです。
金の買取価格は、純度と重量である程度は決まります。自分で計算をしてから査定に行く際は、必ず計算式と金額のメモを取り、買取店との買取価格の差を確認しましょう。
買取店からなぜその金額になったのかを説明してもらい、自分の計算メモを比べることで納得して売却ができます。説明時、あまりにも価格の差があるときは、しっかり内容を聞き不当な買取でないかを判断しなければいけません。
そのためにも、「金の買取価格を計算するために必要な情報」で話をした金の価格を計算するために必要な情報の3つを、理解しておきましょう。
購入時の付属品を揃えておく
金製品を購入したときにある、箱や鑑定書などの付属品は、必ず保管するようにしましょう。
金の買取をするときに、付属品が無くても買取ってくれる買取店は多くありますが、付属品の有無で買取価格が変わります。
特に鑑定書は、金製品の品質を明記しているので、偽物ではない証明となります。そのため、買取のときに必須ではないものの、鑑定書があることで買取価格が上がる可能性があります。
複数店舗を比較する
これまでにも説明していますが、買取店によって買取価格が変動します。そのため複数の買取店の比較をしっかり行いましょう。
買取店の中には、手数料無料や極端に手数料が低いところがあります。お得だと感じてすぐに飛びついてしまう前に、注意しなければいけません。例えば、金の買取価格や査定の出張料を高くしている場合があります。複数の買取店を見て、自分が納得いく買取店を探しましょう。
ほかの製品もまとめて売る
ピアスのキャッチや破損したネックレスの鎖など、品物として完品ではないからと売るのをあきらめていませんか?
そういった貴金属も、小さかったり破損したりしていても複数まとめて売却ができます。
また、銀やプラチナなどのほかの貴金属をまとめて持ち込むと、買取値が上がるので喜んで買取してくれるでしょう。金製品以外にも使用しなくなったアクセサリーやブランド物のバッグなど、まとめ売りをすることで買取価格アップの可能性があるので、せっかくなら他にも査定に出せるものがないかチェックしてみましょう。
金買取の計算を覚えたらうるココの無料査定を利用してみよう
これまで金の買取価格を計算する方法や、買取価格を高くする方法を説明しました。
手元にある金製品を高く売却するコツは以下の3つです。
- 自分で買取価格を計算できるようになる
- 付属品を揃え、複数の買取店を比較する
- まとめ売りする
うるココでは簡単かつ無料で査定させてもらえます。 お目当ての金製品はもちろん、それ以外のアイテムもぜひ一緒に査定に出してみてくださいね。