金の売りどきはいつ?2024年に高く売るためのコツを紹介
2024年7月17日、1gあたりの金相場が13,879円と過去最高値を更新し、高値の状況が続いています。
この状況で、所持している金を売るタイミングや今の価値を知っておきたいと考える方も多いのではないでしょうか。
金をなるべく高く売るタイミングとしては、世界的に見て「金の相場が高いとき」です。金を売るか迷っている方にとっては今が大きなチャンスといえるでしょう。
この記事では以下について説明しています。
- 金の売りどきについて
- 金の相場が上がるタイミング
- 金を高く売るための3つのコツ
- 金を売る際の注意点
- 買取業者を選ぶ際の注意点
金は価値が安定していて資産として手元に残しておくこともできるので、必ずしも手放す必要はありません。しかし、所持している金の価値を確かめるためにも、一度信頼できる買い取り業者に査定してもらうと良いでしょう。
金の売りどきはいつ?
金の価格は日々の世界情勢や経済状況などによって変動しており、いつ最高値になるかは投資のプロでも正確に予測できません。
しかし、なるべく高く売るタイミングとしては世界的に見て「金の相場が高いとき」といわれています。
金の相場は長期推移で見ると上昇傾向にあり、日々の変動は大きくないので、過去と比べて相場が高い時期であれば売りどきと考えてもよいかもしれません。
相場をチェックする際には、貴金属販売大手の「田中貴金属工業株式会社」のサイトから、数年間・数ヶ月単位の買取価格の推移や最新価格が確認できます。
近年は金相場が高騰し、しばらくは上昇傾向にあるとされています。しかし、今後は需要と供給のバランスが安定してくれば元のように相場も落ち着いてくることが考えられます。
そのため、金の売却に悩まれている場合は、早めに検討するのも選択肢のひとつです。
2024年は売りどき?
金相場は過去最高値を更新し、高値の状況が続いています。
「長期的な金の保有を考えていない」「以前購入した金を売るべきか迷っている」という方は、今が大きなチャンスといえるでしょう。
2020年の世界的なコロナウイルスの流行や2022年ロシアによるウクライナ侵攻が始まったことで、金相場はさらに高騰し、現在まで高値で推移しています。
特にウクライナ侵攻の長期化や急激な物価上昇などで、経済情勢の先行きが見通しづらくなっています。そのため、有事やインフレに強い安全資産とされる金は、投資対象として注目されているのです。
さらに、円安・ドル高の進行が円建て価格の値上がりに拍車を掛けていることも、金の売却を依頼する人が増加している原因のひとつです。
今後ロシアによるウクライナ侵攻が解決に向かえば、金は値崩れを起こす可能性もあります。
値崩れが起きると買取価格が大きく下がるため、なるべく早く金を現金化したいと悩んでいる方は今が売り時と感じられるかもしれません。
金の相場が上がるタイミングとは?
金は昔から資産価値があるものとして、世界的に最も安定している資産のひとつともいわれています。
貴金属投資の中心的な商品でもあり、全世界一定の価値で換金できることから、世界経済の動向によって取引価格が変動します。
金の相場は日々変動していますが、特に上がるタイミングとして以下の4つが挙げられるでしょう。
- 世界情勢が不安なとき
- 円安・ドル高が続いているとき
- どこかの国が金を大量に買ったとき
- インフレの心配があるとき
金相場の数字だけではなく、上昇するタイミングを知ることにより高値で売却できます。
世界の経済状況や株価などの情報を、日ごろから小まめにチェックしておくことが大切です。
世界情勢が不安なとき
有事やインフレに強い安全資産とされる金は、世界情勢が不安定な際に相場が上がります。
世界情勢により経済が失速し社会でも様々なリスクが高まっていることで、将来のために金の保有率を高めたいと考える人が増加するからです。
金を買い求める人が増えれば市場の金が不足し、普段より高くても金を購入したい人が増えるので金の価値が高まるのです。
株や国債は企業や国が倒産・破綻してしまえば、その価値もなくなってしまいます。しかし、現物資産として保有できる金においては、その価値が一瞬で消えるということはありません。
過去にもリーマンショックや世界での同時多発テロ、イラク戦争が起きた際に株式市場から多くの人が離れ、投資リスクの少ない金の需要が高まりました。
この先もウクライナ侵攻の長期化や急激な物価上昇など、しばらくは不安定な状況が続くと予想されるため、相場は慎重に見極める必要があるでしょう。
円安・ドル高が続いているとき
日本における金の価格には金相場だけではなく為替相場も影響しており、円安・ドル高が続いていると金の価値は上昇し、相場価格も高くなります。
世界的には「米ドル」で取引されている金ですが、日本で取引する際には「日本円」に換算する必要があり、特にドル円の為替相場の動きが金の相場に影響を与えているのです。
例:1gあたり80ドルだった場合
1ドルあたりの円の価値 | 1ドル=100円 | 1ドル=130円 |
買取価格 | 8000円 | 13,000円 |
実際に2012年以降、日本政府により円安が促進された頃から国内の金の相場は高い水準を維持しています。
金相場を把握するためにも、為替相場の動向を見ることが大切です。
どこかの国が金を大量に買ったとき
金を購入するのは個人だけではなく資産として国が購入することもあり、世界各国が金を保有しています。
その場合、トン単位の金が市場から動くことで流通する金が不足し相場が高くなります。
経済状況へのリスクヘッジとして大量の金を保有することにより、こうした金の売買の動向が金相場に影響することもあるのです。
特に中国やインドといった新興国では昔から金の需要が高く、宗教的に金が縁起物とされています。また、文化的にもステータスの象徴とされており、金への投資が盛んに行われてきました。
現在でも経済成長が著しいことから、金の相場はさらに上昇するという可能性があります。
金相場の上がるタイミングとして、こうした世界各国の経済動向もチェックしておくとよいでしょう。
インフレの心配があるとき
インフレが懸念される際にもまた、金の需要が高まり相場も上がるといえます。
最近、金相場の高騰が継続している背景にも、急激な物価上昇で経済状況の先行きが見通しづらく、金へ投資する人が増えたことが挙げられるでしょう。
インフレが懸念されるタイミングで金へ投資しておけば、物の価格と同時に金の価格も上昇することで、自己資産が守れます。
景気が悪くなると国や大手企業への信用が失われ株価や債券も下がります。しかし、金は破綻のリスクが極めて低い現物資産であることが、投資対象として注目される理由のひとつです。
高値で売れる時期を把握するには?
金が高値で売れるタイミングを把握するためには、新聞やニュース、インターネットを活用し、世界の情勢や経済状況、株価、為替などを日々チェックすることが大切です。
特に世界情勢、経済状況から有事やインフレが起きるかもしれない、株や債券の信用が下がりそうだというときが、金相場が上がるサインといえるでしょう。
しかしこれらの状況は日々変動しているので「いつが最高値になる」という予測は正確にできるわけではありません。
金の相場が上がったという情報が広まれば、金を売却する人も増え、逆に相場が下がってしまう可能性もあります。
だからこそ、高値で売れる時期をなるべく逃さないよう、自分で日々の経済状況や情報をチェックしておく必要があるのです。
金の純度が高いほど買取価格は上昇
金の買取価格は「相場×純度×重量」で決まり、金の純度が高いほど価値が高く、買取価格も上昇します。
純度(K=カラット)は金製品に含まれる純金の割合のことで、以下のような段階に分かれています。
表記 | 金の含有率 |
K24(24金, 純金) | 99.99〜100% |
K22(22金) | 91.7% |
K18(18金) | 75% |
K14(14金) | 58.5% |
K10(10金) | 42% |
K24(純金)は純度100%で1番価値も高いですが、非常に柔らかく傷がつきやすいといった特徴から、ジュエリーなどの装飾品には不向きです。
K18以降になると純度は低いですが、他の金属を混ぜて合金にすることで強度が高まります。
金の純度は見た目だけでは判断できず、金に刻印されたものか、購入した際の書類を確認しなければわかりません。「刻印なしの金でも買取できるか」についてもご覧ください。
個人での純度の鑑定は難しいので、どちらの方法でも確認できないという場合はプロの鑑定士がいる業者に依頼しましょう。
金を高く売るための3つのコツ
金の売りどきや相場についてお伝えしてきましたが、買取価格をあげるためには以下の3つのコツがあります。
- 保存状態が良いこと
- 相場を知っておくこと
- 重量や質量を確認しておくこと
少しでも高く売るために事前に自分で簡単にできるコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
保存状態が良いこと
金製品を売却する際は「なるべくきれいな状態で売る」「付属品があれば一緒に持っていく」ことをおすすめします。
金貨やインゴットなどは金の素材自体に価値があり、基本的に重量(グラム)を基準に買取価格が決定されるので「商品の状態が悪くて買取価格が下がる」ということはほとんどありません。
しかしブランドジュエリーなどをそのまま再販売することになった場合、ブランド品としての付加価値がつく可能性があります。
良い状態を保つためにも保管方法やお手入れには気をつけるようにしましょう。
また、付属品の有無で買取価格が大きく変わる場合があります。付属品としては専用箱、保証書、購入時のレシート、保存袋といったものが挙げられます。
ブランド品や金のジュエリーだった場合、付属品があることで品物の品質やブランドの証明にも繋がり、その分の価値が査定に影響するのです。
付属品がなくても買取できないわけではありませんが、付属品を揃えた状態での方が買取価格は上がりやすいということを覚えておきましょう。
相場を知っておくこと
売却する際には、日々変動する金相場について自分で把握しておくようにしましょう。
相場を知っておくことにより売却するタイミングを予測しやすく、不当に手数料を引かれたり、金価格をごまかされたりといったリスクを回避する助けになります。
そのためには世界の情勢や経済状況、株価、為替などを日々チェックすることが大切です。
自分で相場を読むのが難しいという方は、買い取り業者のサイトの買取価格を何社か比較するだけで、大体の金相場を把握できます。
重量や質量を確認しておくこと
金の価格は、重量や質量の違いがわずか0.1グラムであっても大きく変動します。
そのため、重量を事前に確認したうえで金相場と合わせ見ることで、所持している金が大体どのくらいの買取価格になるかという予測が立てられます。
1kg・500g・100gというように直接刻印されている場合もあるので確認してみましょう。
重量を計る際には業者が使用するような精密なものである必要はなく、キッチン用のはかりでも正確に計れます。「金の重さの計算方法」についても参照ください。
金を売るときの注意点
金の売却を検討している方は「安く査定されないか」「騙されないか」など不安も多いと思います。
以下3点の注意点について、事前に把握しておきましょう。
- 売るときにかかる税金
- 売るときにかかる手数料
- 買い取り業者の選定
こうした注意点や正しい知識を持っていることで、納得できる価格での売却ができるでしょう。
売るときにかかる税金
金を売却するときには、譲渡所得税という税金がかかります。
簡単にいうと、金の売却時に年間50万円以上の利益がでた場合には課税対象になるということです。
逆に年間50万円以内の売却益の場合、税金はかからず、特別控除として非課税になります。
また「利益=売却金額」ではなく、金を購入した際の金額は差し引かれることもあるので注意しましょう。
利益(譲渡益)= 売却金額 -(購入代金 + 売却経費)
譲渡所得税は、金の所有期間が「5年」を超えるかどうかによっても課税額が変わります。
さらに詳しく知りたい方は、国税庁ホームページの「金地金の譲渡による所得」で詳しく解説されています。
売るときにかかる手数料
金買取には、買取手数料がかかります。
これは他の買取業者で再販する際に利益を得ることや、金の再生・加工費用で総重量が減り、経費がかかってしまうことが理由です。
買取手数料は業者ごとに自由な設定ができ、一般的な相場として10~30%程度とされています。
買取業者の中には手数料がかからない業者もあります。しかし、その場合は金の買取価格を相場よりも低く設定していたり、高額買取のみ手数料を無料にしていたりするケースがあります。
買取手数料については規約で定められているわけではなく、業者ごと大きく異なる場合もあるので、事前に確認するようにしましょう。
買い取り業者の選定
金の売却が初めてという方は特に「買取業者はどこを選んでも大体の対応は一緒だろう」と思う方もいるかもしれません。
ですが、中には相場よりもかなり低い価格で買取する、悪徳業者もあるので業者選びは重要です。
具体的には、以下の点に気をつけて見るようにしましょう。
- 金の豊富な買取実績はあるか
- 査定方法が安心か
- サービスは充実しているか
- 親切丁寧に対応してくれるか
買取実績についてはきちんと公表していることが前提ですので、業者のホームページなどで事前に確認して行きましょう。
また多様な査定や買取サービスがあるのかなど、サービスの豊富さも買取業者の選定に重要です。
金の買い取り業者を選ぶ際の注意点
買い取り業者の選定は重要であることをお伝えしましたが、ここではさらに詳しく、選ぶ際のポイントを紹介します。
複数の業者を比較する際には、以下の3点に気をつけて見ましょう。
- 信頼できる店舗なのか
- 買い取りの実績が豊富なのか
- 実店舗があるのか
大事な金を売却するのですから、信頼できる業者に依頼し、納得できる価格で買い取ってもらえるよう慎重に選びましょう。
信頼できる店舗なのか
「見積書などの書類を作成してくれるか」という点で、信頼できる店舗か判断することは業者選びのポイントになります。
金買取の際には、見積書や契約書などの書面を作成し提示してくれる業者がほとんどです。しかし、中にはこうした正式な書面を提示せず、それを理由に返品対応などを拒む業者がいます。
買取契約の成立後も条件によっては契約の破棄やクーリングオフができますが、交渉や手続きには契約時の書面が必要です。
契約の書類は業者と依頼者の立場を対等にするために必要なものなので、安心して取引するためにもしっかり保存しておくようにしましょう。
また見積もりや疑問点に対し、不快感を示さず丁寧に対応してくれることも信頼できるポイントです。
店舗での対応を確認するためにも、実際訪問した方の口コミを参考にするのもおすすめです。
買い取りの実績が豊富なのか
金の買い取り業者を選ぶ際には、ホームページなどで買取実績が掲載されているか確認しましょう。
実績は業者にとってもアピールしたい要素でもあるので、実績を載せていなければ悪徳業者か金を正しく査定できる鑑定士がいないという可能性もあります。
豊富な経験と知識から価値を見極め査定できる鑑定士がいることが、買取業者としての信頼や実績にも繋がるのです。
金の買取実績の多さを強く公表しているか、ぜひ一度ご確認ください。
実店舗があるのか
近年では実店舗を持たず、オンラインや宅配買取のみで対応している業者も多くありますが、金を安全になるべく高く売りたいなら実店舗のある業者がおすすめです。
実店舗がないと「買取金額の振り込みがない」「連絡がつかない」などといった、トラブルが発生した際に困ってしまいます。
金の売却が初めての場合は特に、様々なリスクやトラブルを回避するためにも、実店舗のある業者がおすすめです。
まずはうるココへ相談してみよう
金の売りどきはいつ?2024年に高く売るためのコツについてお伝えしました。
ポイントは相場が上がるタイミングをしっかり見極めたうえで、信用できる買い取り業者に依頼するということです。
「うるココ」では高額買取できる強みとして、以下の5つがあります。
- まとめ売りで買取額UP
- 国内外から買い付けに来るバイヤーと複数提携
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- 多少の傷や汚れは「なかったコト」にして査定
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