プラチナの傷対策|傷つきやすいシーンや傷防止の方法を解説
「結婚指輪を毎日つけていたら、傷だらけになってしまった」
「2人の大切な指輪だから、しっかりとお手入れして、いつまでもキレイにしておきたい」
2人の愛を誓い合った、大切な指輪だからこそ毎日つけていたいのに、傷が増えていくのは辛いですね。
プラチナは、白色をしており、純潔や純白を表す花嫁の白を連想させ、結婚指輪や婚約指輪として、人気の貴金属です。しかし、プラチナには柔らかい特性があり、日常使いで細かい傷がついてしまいます。
この記事では、プラチナの傷つきやすいシーンや傷を防止する方法、傷が目立ってきたときのお手入れ法を解説します。プラチナは日常使いの細かい傷であれば、セルフメンテナンスで細かい傷もキレイにすることができます。
セルフメンテナンスに必要なのは、専用のクロスと研磨剤です。この機会に、使っていないプラチナのアクセサリーも一緒にピカピカにして、買取に出せば臨時収入が手に入りますね。
アクセサリーとしてのプラチナ(Pt)とは?
結婚指輪や婚約指輪として選ばれることが多いプラチナですが、なぜプラチナ製品は傷がついてしまうのでしょうか。プラチナは、アクセサリーやジュエリーによく使われる貴金属ですが、とても柔らかい性質があります。
純度100%のプラチナは柔らかく、傷つきやすいため、そのままでは加工品に不向きです。そのため、割金と呼ばれる他の金属と混ぜ合わせ、強度を増してアクセサリーなどに使用されます。
プラチナの製品には「Pt900」などと刻印されていますが、 「Pt」はプラチナの元素記号、数字はプラチナの純度を表しています。
「Pt900」はプラチナの純度が90%、「Pt950」は純度95%を表しており、純度が高いものほど割金の割合が少ないため、柔らかく傷つきやすい特徴があります。
以前は「Platinum」を略した「Pm」という刻印がついていましたが、現在では「Pt」で統一されています。プラチナの価値は、純度によって価値が大きく変わるため、売却する際はこの刻印が大切な目安になります。
主なプラチナの種類ごとの特徴
日本国内では、ジュエリーとしてのプラチナの品位区分を以下の4種類に分けています。
- Pt850
- Pt900
- Pt950
- Pt999
プラチナの純度が85%以下のものは、日本国内ではプラチナジュエリーとして認められていません。ここでは上記4種類それぞれのメリットやデメリットを区分ごとに紹介します。ジュエリー選びの参考にしてください。
Pt850
Pt850は純度85%のプラチナで、プラチナジュエリーとしては一番純度が低いものです。つまり、割金の含有率が高く、純度の高いプラチナに比べると硬く、加工しやすい特徴があります。
硬い性質から、ネックレスのチェーンやリング、アクセサリーのパーツなどによく使用され、製品の多くが機械で製造されます。純度が低いため、貴金属としての価値は、他のプラチナ製品に比べ、低いというデメリットがあります。
より純度の低いPt750についても、必要に応じて参考にしてください。
Pt900
Pt900は純度90%のプラチナで、日本ではパラジウムという金属を割金に用いた製品が主流です。
Pt950に比べ硬度が高く、傷や変形に強い特徴があり、加工性の高さから、日本ではPt900が最も多く使われています。Pt950に比べ、プラチナの純度が低く価格が割安なことも大きなメリットです。
デメリットとしては、純度90%以下のプラチナジュエリーは、割金の含有率が多くなるため、金属アレルギーを引き起こす可能性があることです。
Pt950
Pt950は純度95%以上のプラチナで、ティファニーやカルティエ、ハリーウィンストンなど、高級ブランドの結婚指輪に多く使われています。
プラチナの純度が高い分、柔らかく傷がつきやすい特徴がありますが、割金として配合される金属の割合が低いため、金属アレルギーが心配な方も身につけやすく、人気です。
Pt950の貴金属としての価値は高く、売却する際は高価買取が期待できます。
Pt999
Pt999は純度99.9%以上のプラチナで、プラチナ以外の金属が混ぜられておらず、純度の最も高い種類です。
Pt999は、少し黒みを帯びた色をしており、非常に柔らかいため、アクセサリーやジュエリーとしては使用されません。
プラチナは傷つきやすい?
プラチナは、酸化や変色に強く、宝石の色や輝き、魅力を最大限引き出すといわれており、ブライダルリングに多く使われています。
日本でブライダルリングとして使われるプラチナの種類はPt950とPt900がほとんどです。どちらも割金が含まれ、強度はありますが日常使いにはどうしても傷がついてしまうシーンがあります。
純度が高いほど柔らかく、耐久性が低くなることを頭に入れ、指輪を選びましょう。
プラチナに傷がつくシーンは?
「いつの間にこんなに傷がついたんだろう」日常生活で知らず知らずのうちに指輪に傷がついてしまうシーンは、意外と多くあります。
大切な結婚指輪を傷から守るためには、傷つきやすいシーンを知っておくことが重要です。以下に詳しくまとめましたので注意しましょう。
スポーツをする
スポーツ中に指輪に傷がつくことはとても多く、注意しなければなりません。ラケットを強く握ったり、ダンベルやトレーニングマシーンなど硬い機材を握ったりすると、柔らかい性質のプラチナはすぐに傷がついてしまいます。
野外で行うスポーツでは、転倒時に地面に手をついて石や砂利などで傷つくことがあります。
家事をする
「家事で指輪が傷つくの?」と思う方もいるかもしれませんが、指輪に傷がつくシーンは多くあります。
鍋や食器、調理器具は金属製や硬いものが多く、指輪に細かい傷がつくことがあります。掃除に関しても、洗剤やスポンジに研磨剤が含まれていることもあり、研磨剤が細かい傷の原因となります。
硬い物を触る
硬いものを触る際に、傷ができる確率が高くなるので注意が必要です。
男性は、金具や工具などを触る際に指輪に傷がつきやすいので、手袋を着用するなどして予防しましょう。女性は、ガーデニングなどで金属のシャベルや植木鉢、小石など、硬いものを触るため、注意しましょう。
日常生活の中で、硬いものが指輪に当たることは意外と多く、知らず知らずのうちに指輪に傷をつけてしまう可能性があります。
日ごろから注意することで、細かい傷は防げます。硬いものを触る際は気をつけましょう。
重い荷物を持つ
手のひらを使って重たいものを持つときは、指輪の面に対して角が当たりやすく、傷がつきやすいので注意が必要です。長年、重い荷物の受け渡しなど、力仕事をしている男性では金属疲労が重なり、指輪が切れてしまうこともあります。
力仕事の際は、傷だけではなく指輪の変形も起きやすくなり、変形してしまうと指から外れなくなってしまったり、デザインが崩れてしまったりするので注意が必要です。
アウトドア
アウトドアでは、硬いものを触ることも多いので特に注意が必要です。硬い岩や砂に触れることも多く、さらにテントなどの組み立ての際には金属を握ったりハンマーを使ったりすることもあります。
登山では岩肌に手をついたり、転倒時に指輪を傷つける可能性があるので登山用のグローブを着用しましょう。
非日常生活では、ふとしたときに指輪に傷がついてしまいます。注意しましょう。
プラチナの傷を防ぐ対策
「日常生活の中でも指輪に傷がついてしまうことは分かったけど、どうやって対策したらいいんだろう?」
大切な指輪に傷を増やしたくない方のために、傷を防ぐ対策を紹介します。
日常、簡単に取り入れることができる対策や、購入するときに知っておきたい、傷が目立たない表面仕上げも紹介します。
シーンにより外す
大切な結婚指輪の傷を防ぐために、傷や変形のリスクのあるシーンでは外すことをおすすめします。特に、スポーツやアウトドアの際には、大きな傷や変形の可能性が高くなるので、外すようにしましょう。
職業柄、力仕事や硬いものを持つことが多い人は、仕事中は外すことをおすすめします。指輪を外すときは、必ず同じ場所に置く、ケースにしまうなど、紛失しないように注意してください。
重ねづけを控える
指輪を重ねづけする人もいますが、金属同士が触れることで傷つく可能性が高いため、注意が必要です。また、隣り合う指に指輪をすると、指輪同士がぶつかり、表面の目立つところに傷がついてしまいます。プラチナは柔らかいため、特にチタンやステンレス製の強度のある指輪と重ねることで傷がついてしまいます。
重ねづけや隣同士の指輪は控えましょう。どうしても婚約指輪と重ねづけしたい場合には、2つのバランスだけではなく、傷のつきにくさも考慮しましょう。
ジャストサイズを選ぶ
指輪の傷や変形を防ぐには、しっかりと自分の指に合ったサイズを選ぶことも大切です。指輪が大きいと、指輪と皮膚の間に隙間が生まれ、ものを持ったときなどに指輪が動き傷ができてしまう可能性があります。
むくみが生じやすい人も、ジャストサイズから0.5号程度の差に抑えて、隙間が大きくならないようにしましょう。
保管しておく
大切な指輪に傷をつけたくない場合は、ジュエリーケースなどに入れて保管しておくこともおすすめです。男性の場合は、仕事中に傷がつくことも多く、力仕事の人は深い傷やゆがみの原因になってしまいます。
女性の場合は、小さなお子さんのお世話や介護など、手を使う場面が多く細かい傷がつきやすい傾向にあります。大切な指輪だからこそ、普段使いすることを控え、しっかりと保管し、お出かけや、結婚記念日など大切な日につけましょう。
傷が目立たない表面仕上げを選ぶ
指輪やジュエリーはキラリと輝く「鏡面磨き」が一般的ですが、傷が目立ちやすいデメリットがあります。
傷が目立つのが気になる方には傷の目立たない「表面仕上げ」がおすすめです。
マット
マットはリングの表面に凹凸を刻み、つやを消す加工で、最近じわじわと人気が上昇しています。
凹凸は非常に細かく刻まれており、表面は違和感のない仕上がりで光沢を抑え、落ち着いた輝きが特徴です。
ヘアライン
ヘアラインはシンプルな指輪に、髪の毛のように細かい筋模様を平行に入れた「つや消し加工」のひとつです。傷が目立ちにくく、独特の光沢感があり、上品で落ち着いた印象のデザインです。
男性には鏡面仕上げのようにキラキラしたデザインが苦手な方も多く、ヘアラインは男性に人気の表面仕上げです。
ヴィンテージ
ヴィンテージは専用の槌で表面をランダムに叩き、槌目模様をつけたものです。
はじめから使い込んだ味わい深さがあり、ランダムにつけられた槌目模様は傷やへこみが一番目立たない表面仕上げです。槌を打つことで唯一無二のデザインが生まれ、個性的なデザインが好きな方におすすめです。
プラチナに傷がついたときの対策
毎日つける結婚指輪は、どうしても傷がつきやすいものですが、できればいつまでもキレイに輝かせておきたいものです。
プラチナに傷がついたときの対処法は、傷の大きさや指輪の素材によっても変わります。傷の状態に合わせて、以下の方法で対応してください。
専門店に磨き直しを依頼
長年使用し、細かい傷が気になってきたら、専門店に磨き直しを依頼してみましょう。磨き直しは指輪を研磨して傷を取り除く方法です。何度も行うと指輪が少しづつ薄くなり、強度が下がってしまう可能性があります。
特に、プラチナは柔らかい素材のため、何度も磨き直しをすることで割れてしまう可能性があります。 専門店の人に指輪の状態を見てもらい、相談して慎重に行いましょう。
専用グッズでセルフメンテナンス
細かな傷が目立ってきたら、専用のクロスと研磨剤を使って自分で磨き直しをすることも可能です。研磨剤を専用のクロスにつけ、指輪を磨きます。傷が目立たなくなったら中性洗剤とぬるま湯でキレイに洗い流しましょう。
磨きすぎると破損・変形・変色のリスクがあります。注意しましょう。
大きな傷ができたときはお店で相談
日常生活で、ついてしまうような細かい傷はセルフメンテナンスでキレイになりますが、大きな傷や深い傷、変形してしまった場合には購入したお店に修理に出しましょう。
特に変形してしまっている場合は、留めてある宝石が落ちてしまったり、さらに変形が進み指から外せなくなる可能性もあります。
傷を楽しむ
もし日常生活で指輪に傷がついてしまっても、長い結婚生活を2人が共に歩んできた証として、残すこともおすすめです。
買ったばかりのキレイに輝く指輪はもちろん美しいですが、使い込んだ指輪は一緒に過ごした軌跡が傷として指輪に刻まれ、年月が経つにつれて美しさを増していきます。
あえて傷を残す人も多く、使い込んだ指輪を眺めて2人の結婚生活を振り返るのもよいかもしれません。
研磨できない場合を把握
傷がついてしまっても、研磨することによって、本来の輝きを取り戻せますが、素材や表面加工によっては、研磨できないものもあります。
ダイヤモンド以外の宝石の場合
ダイヤモンドは硬度が高く、研磨することができますが、硬度の低いほかの宝石がついていると、研磨できない場合があります。
宝石に研磨剤がつき、表面に傷がついてしまうと輝きが悪くなったり、ジュエリーとしての価値が下がってしまうため、ダイヤモンド以外の宝石がついている場合は専門店で研磨してもらいましょう。
彫刻の入っているもの
研磨は表面を削って磨き上げるため、彫りなどの模様が入っている指輪も注意が必要です。彫りや特殊なデザインのものは専門店で磨いてもらいましょう。
研磨できない素材を使っている
チタンやジルコニウムを使い、複雑な発色加工をしてあるものは、研磨することによって指輪がいたんでしまう可能性があります。
セルフメンテナンスはせず、こちらも専門店に持ち込みましょう。
つや消し加工
上記で紹介した、マット・ヘアライン・ヴィンテージなどのつや消し加工も、研磨することでせっかくの加工が取れてしまうため、研磨することはできません。
このような特殊な加工を施してある指輪は、購入したお店のアフターサービスを活用し、指輪のメンテナンスをおすすめします。
メッキ加工
メッキ加工された指輪は、下地となる素材に異なる金属で薄い膜を作り、表面をコーティングしています。研磨することで、表面のコーティングが剥がれてしまうため、研磨することはできません。
傷がついてしまったら、再メッキ加工する必要があるので、購入したお店で相談しましょう。
プラチナ商品の買取方法
この機会に、使わないプラチナもセルフメンテナンスで研磨してみましょう。今後使う予定がないものであれば、ピカピカにしたついでに買取に出してみませんか。
買取方法の定番は店舗への持ち込みです。メリットは目の前で説明し、査定してもらえるので、その場で質問や交渉ができることです。
デメリットは、自分で持ち込むため、時間と労力がかかります。
業者によっては交通機関を利用した方に、交通費のプレゼントをする買取業者もあるため、お店のホームページなどを確認しておくとお得に買取業者を利用することができます。
出張
出張買取は、買取業者に依頼すると自宅まで査定員が出張してくれて、玄関などで品物を査定してくれます。大きなものや品数が多く店頭に持ち込むことが難しい場合におすすめです。
買取業者によっては、出張エリアが決まっており、自宅がエリア内に入っていなければなりません。業者によっては出張料を請求する業者もいるため、先に確認しておきましょう。
宅配
宅配買取は自宅から査定してもらいたい品物を、買取業者に送るだけで簡単に売却できる買取方法です。
ほとんどの業者は商品の送料を負担してくれますが、査定額に満足できず、返送を希望すると、返送料やキャンセル料を請求する買取業者もあります。手数料について、しっかり確認しておきましょう。
オンライン
オンライン買取は、自宅に居ながら買取りしてもらいたい品物をメールやビデオ通話で査定してもらう買取方法です。
メールでは入力フォームに製品の型番や状態など必要事項を記入して送信するだけで査定額がメールで返信されます。
ビデオ通話では、自宅で買取業者のスタッフとビデオ通話し、品物の状態を確認してもらいながら査定を依頼できます。業者によっては、顔と背景を映さずにビデオ通話ができる所もあります。
オンライン買取のメリットは、自宅に居ながら査定に出すことができ、お店が閉まっているような深夜でも依頼できることです。
LINE
LINE買取りは、買取業者の公式アカウントを友だちに追加し、品物の写真を送り、査定してもらう方法です。自宅の近くに買取業者がない場合や、査定額を他社と比較したいときに便利です。
LINE査定を成功させるコツは、明るい場所で映りのよい写真を撮る、購入先や型番・サイズなど分かる範囲で情報を送ることです。
保証書や箱などの付属品の写真も一緒に送ることで、査定額がアップする場合があります。保管してある場合は、画像を撮って一緒に送りましょう。
プラチナ商品を高く買取してもらうコツ
せっかくなら自宅に眠っている不要なプラチナを、できるだけ高く買取って欲しいものです。ここではプラチナを高く買取してもらうコツを紹介します。
付属品
プラチナ製品を購入したときについてきた付属品は、まとめて一緒に査定に出しましょう。保証書や鑑別書は、プラチナが本物であるという証明になり、高価買取りにつながります。
買取したプラチナジュエリーを再販売する際に、購入時の箱やケースも一緒にある方が、メリットが大きいため高価買取してもらえます。
クリーニング
査定額をアップさせたい場合は、査定前にクリーニングすることをおすすめします。
プラチナは買取後、溶かして他のジュエリーとして再加工する場合には見た目の傷や汚れはあまり関係ないように思えます。
しかし、再加工せずにそのまま販売する場合もあり、キレイな状態にしてから査定に出した方が、高価買取が期待できます。
プラチナの汚れが目立つ場合は、ぬるま湯と中性洗剤で優しく洗ってクリーニングしましょう。また、細かい細工がされているところは、傷がつかないように柔らかいブラシなどでキレイにします。
プラチナの細かい傷は上記で紹介したセルフメンテナンスで、磨いてピカピカにすると見栄えもよくなります。ただ、クリーニングやメンテナンスの際に傷がついてしまうと、査定額が下がってしまう可能性もあるため、注意が必要です。
複数店舗で査定依頼
高価買取をしてもらうための方法として、複数の買取業者に査定依頼し、相見積もりを取ることが挙げられます。
注意しなければならないことは、複数の買取業者に査定してもらうときは1日で済ませることです。プラチナの買取相場は、毎日変動しており、日によって査定額が異なる場合があるからです。
同日に複数の業者に査定を依頼し、その中から一番高い買取金額を出してくれた業者に買取を依頼しましょう。
プラチナの傷に関するよくある質問
初めて買取業者を利用する場合、依頼方法が分からず不安になる人も多いと思います。
プラチナの買取に関するよくある質問をまとめてみましたので、問題解決に役立ててください。
プラチナと金はどちらが硬いのですか?
プラチナの方が金より硬いです。
金属の硬さを比べる際に、ビッカース(Hv)という硬さを表す単位を用いた硬度で比較します。
金とプラチナは、熱処理や割金をすることによって硬度を高めることができ、金は50Hv、プラチナは110Hvまで上げることができます。
数値が高い方が硬度が高いため、金に比べプラチナの方が硬いといえます。
金とプラチナの違いについては関連記事をご覧ください。
プラチナのリング研磨の費用はどのぐらい?
修理業者によって料金は変わってきますが、相場をまとめてみましたので、参考にしてください。
基本磨き(機械仕上げ) | 1,500円~ |
基本磨き(手仕上げ) | 3,500円~ |
宝石の有無によって料金が変わる場合があり、特殊加工されているものは別途料金が発生する場合や断られてしまうこともあるため、1度修理業者に見積もりを作ってもらいましょう。
プラチナの傷なおしの費用はどのぐらい?
「プラチナの傷をなおしたいけれど、どのくらいの金額がかかるんだろう」プラチナの傷直しは、修理内容やお店によっても異なります。
修理内容によっては基本料金+地金代を請求されるため、見積もりを作成してもらわなければ正確な費用が分からない場合もあります。
その他の傷直しの費用をまとめましたので参考にしてください。
亀裂修理 | 1,500円~ |
変形直し(1ヵ所) | 2,000円~ |
厚み変更 | 7,500円~+地金代 |
プラチナ商品の買取はうるココへ
今回はプラチナの傷つきやすいシーンや傷を防止する方法を解説しました。プラチナは柔らかく、傷がつきやすいので日常使いの中で細かい傷がどうしてもついてしまいます。
スポーツやアウトドアなど、傷がつきやすいシーンでは指輪を外すなどの対策が必要です。もしも傷がついてしまったら、研磨剤やフロスを使ってセルフメンテナンスを行うこともできます。
プラチナは貴金属としての価値が高く、もし使わないプラチナジュエリーがあれば、セルフメンテナンスを行い、買取業者に査定依頼してみませんか。
現在景気が回復傾向にあり、産業も盛んになってきたことから、プラチナの買取相場が上昇しており、今は売りどきといえます。
うるココではまとめ買いに力を入れており、2点以上まとめて査定に出すと、買取価格がアップします。
自宅に不要なプラチナのアイテムや、そのほか食器、使わない楽器などがあれば、ぜひうるココのプラチナ買取をご利用ください。