サファイアの買取価格は?宝石の買取ならうるココへ
記念品や自分へのご褒美として購入したサファイア。最近はあまり身につけなくなったなんて方も多いのではないでしょうか。
色鮮やかで美しいブルーのサファイアが高く売れることはご存じでしょうか。使わなくなった宝石を売ることで、また新しい宝石と出会えるかもしれません。
この記事ではサファイアの買取価格を種類別に紹介します。ほかにも買取に関するよくある質問と回答を集めましたのでぜひ参考にしてみてください。
サファイアの買取相場|種類別に紹介
サファイアは一体どのくらいの価格で買取してもらえるのでしょうか。初めて買取を考えている方は想像がつきにくいことだと思います。
サファイアは非常に美しい宝石のひとつで、その美しさや希少性から高価な価値を持っていることで有名です。そのため、買取価格は、さまざまな要因によって大きく変動していきます。
今回は、特に需要が多い、以下の3種類のサファイアを参考にしてみましょう。
- スリランカ産サファイア
- マダガスカル産サファイア
- スターサファイア
買取価格を査定するための主な基準は、「原産国」「カラーやクオリティによるランク」「大きさ」です。そのほかにも、細かい査定基準を設けていますが、今回は、以上の3点を元にして、サファイアの買取価格を紹介していきます。
スリランカ産サファイア
Sクラス | Aクラス | Bクラス | Cクラス | Dクラス | |
---|---|---|---|---|---|
1.0ct | 20,000円 | 10,000円 | 6,000円 | 2,000円 | 200円 |
2.0ct | 60,000円 | 40,000円 | 20,000円 | 6,000円 | 1,000円 |
3.0ct | 100,000円 | 60,000円 | 40,000円 | 10,000円 | 1,000円 |
5.0ct | 400,000円 | 200,000円 | 100,000円 | 20,000円 | 2,000円 |
10.0ct | 1,000,000円 | 600,000円 | 300,000円 | 60,000円 | 6,000円 |
マダガスカル産サファイア
Sクラス | Aクラス | Bクラス | Cクラス | Dクラス | |
---|---|---|---|---|---|
1.0ct | 15,000円 | 7,500円 | 4,500円 | 1,500円 | 150円 |
2.0ct | 45,000円 | 30,000円 | 15,000円 | 4,500円 | 750円 |
3.0ct | 75,000円 | 45,000円 | 30,000円 | 7,500円 | 750円 |
5.0ct | 300,000円 | 150,000円 | 75,000円 | 15,000円 | 1,500円 |
10.0ct | 750,000円 | 450,000円 | 225,000円 | 45,000円 | 4,500円 |
スターサファイア
Sクラス | Aクラス | Bクラス | Cクラス | Dクラス | |
---|---|---|---|---|---|
1.0ct | 6,300円〜 | 3,150円〜 | 2,100円〜 | 630円〜 | 210円〜 |
2.0ct | 21,000円〜 | 12,600円〜 | 6,300円〜 | 2,100円〜 | 840円〜 |
3.0ct | 50,400円〜 | 31,500円〜 | 18,900円〜 | 6,300円〜 | 1,890円〜 |
5.0ct | 157,500円〜 | 78,750円〜 | 52,500円〜 | 12,600円〜 | 3,150円〜 |
10.0ct | 420,000円〜 | 210,000円〜 | 157,500円〜 | 31,500円〜 | 7,350円〜 |
産地別サファイアの種類と特徴
サファイアは、鉱物コランダムの一種で、地球上で最も硬く人気のある宝石のひとつになります。世界中で産出されており、山地によって色や透明度、鮮やかさ、そのほかの特徴に違いがあるのでしっかりと判別する事が必要です。
今回紹介するのは以下7点のサファイアになります。
- スリランカ産サファイア
- カシミール産サファイア
- マダガスカル産サファイア
- ミャンマー産のサファイア
- パイリン産のサファイア
- オーストラリア産のサファイア
- スターサファイア
主要な産地別のサファイアの種類と特徴を、わかりやすく説明していきます。
スリランカ産サファイア
スリランカ産サファイアは、非常に高品質で知られています。青、ピンク、紫、オレンジ、イエローなど、多彩な色合いが特徴で、透明度が高いです。良質な光の反射を伴うため上質な気分になれるのが人気の秘密でしょう。
スリランカ産のサファイアは、色の深さや透明度によってグレードがわけられ、高品質なものは非常に価値が高くなる傾向です。スリランカのサファイアは、多くが天然のものであり、熱処理や染色などの処理が施されていないものも多く存在します。
上質な無処理のサファイアは透明度が高く、やや紫がかった青色がとても美しいと評判です。
また、星の形をした内包物が入った石は、スターサファイアとして知られています。
カシミール産サファイア
カシミール産サファイアは、非常に希少で、最高品質なサファイアのひとつとされています。
青色の深みがあり、わずかに紫色がかったトーンを持つ美しい宝石です。色合いが非常に深く高い透明度を持ち、しばしば「花崗岩のような結晶」と表現されているようです。太陽光の下でも美しい輝きを放つ点が、ファンがとても多い理由のひとつでしょう。微細な内包物が少ないことも特徴のひとつとして挙げられます。
カシミール産サファイアは「コーンフラワーブルー」「ベルベティブルー」と呼ばれる色味です。コーンフラワーは和名で矢車草といい、彩度が高く、上品で落ち着いた色合いの美しい花で知られています。
マダガスカル産サファイア
マダガスカル産サファイアは、青色やピンク、イエロー、グリーン、オレンジ、紫など多彩な色合いを持っています。中でも、青色が最もポピュラーで、深みのある色合いが特徴です。
ジュエリー加工をする際には、光が反射しやすく、輝きが増すように加工していきます。また、透明度が高く内部に不純物が少ないので、自然と美しい輝きを放つのです。
マダガスカル産サファイアは、比較的大粒で産出されることが多く、重量のある宝石を手に入れることができるため、重宝されています。
しかし、地中深くに埋もれているため採掘が難しく、採掘量が限られています。ゆえに、ナチュラルな産出量が少なく、希少価値が高い宝石です。
ミャンマー産のサファイア
ミャンマーは、世界で最も美しいサファイアを産出する国のひとつであり、多くの宝石愛好家やジュエリー業界のプロフェッショナルから高い評価を得ています。
ミャンマー産サファイアは、豊富な鉄とチタンの含有量により、色の深みと透明度が非常に高いです。特に、鮮やかな青色のサファイアは、その美しさと深みのために非常に高い評価を得ています。その独特でリッチな色合いは「ピジョンブラッドブルー」とも呼ばれ、宝石愛好家の中では有名です。
大きさは1カラット以上のサイズが多く、稀に100カラットを超える大きなサファイアも産出されており、その希少性も人気のひとつといえるでしょう。
パイリン産のサファイア
パイリン産のサファイアは、世界的に有名な宝石のひとつです。その美しさと希少価値から高級宝石市場で高く評価されています。
鮮やかで美しい青色が最も特徴的で、この色は、鉄とチタンが含まれるコランダム鉱物によって作られているのです。内部に含まれる微小な結晶や含浸物質が少ないため、非常に透明度が高く、高い光沢と輝きを放っています。
パイリン産のサファイアは、さまざまなサイズや形状で切り出され、最も希少かつ高価なものは、深い青色の石です。特に赤い色が入り混じったものは、より価値が高くなります。
偽物や合成品が混じっていることもありますので、注意しましょう。高品質なサファイアを選ぶためには、信頼できる宝石商やジュエリーブランドから購入することが大切です。
オーストラリア産のサファイア
オーストラリアは、世界で最も大きいサファイア産地のひとつといわれており、さまざまな色合いやカットの美しいサファイアが多いと評判です。
非常に透明度が高く、内部に含まれる結晶などが少ないため、高い光沢と輝きを持っています。一部のサファイアには独特のスターパターンが現れる場合があり、「スターサファイア」と呼ばれ、希少価値が高いと有名です。
最も一般的なカットはラウンドや楕円形上のものであり、独特な形状やカットが施されたものはより高価です。オーストラリア産は世界中の宝石市場で高く評価されており、結婚指輪やネックレス、イヤリングなど、様々なジュエリーアイテムに使用されています。
オーストラリア産も偽物や合成品が出回ることがありますので注意が必要です。
スターサファイア
スターサファイアは、独特のスターパターンを持つことで有名です。このパターンは、内部に小さな針状物質が存在することで現れます。6本または12本の針状物質が光を反射させ、星のように見えることからその名が付いたといわれているそうです。
スターサファイアは、スタールビーと並んで人気があり、地色が美しいほどその価値が高くなります。
希少価値の高い宝石として知られており、高品質なものは特に貴重な存在です。宝石として使用する前に丁寧にカットされ、表面に平らな円錐形を作ることで、スターパターンが最も鮮明に現れるように加工を施されます。また、宝石に含まれる針状物質の位置によって、スターパターンが左右対称であることも求められるのです。
代表的なサファイアの基礎知識
青以外の色合いを持つサファイアは、総称で「ファンシーサファイア」と呼ばれています。サファイアは美しい青色の石が代表的ですが、中には、ブルー以外の色合いを持つサファイアも存在するのです。
ファンシーサファイアは、紫、黄色、緑、オレンジ、赤、茶色など、さまざまな色合いを持っており、その色合いは、不純物の種類や量、光の反射や散乱の方法によって決まってきます。
伝統的なものと比べて比較的価格が安く、色合いによってはダイヤモンドに匹敵する美しさです。最近では、ファンシーサファイアを使用した宝石やジュエリーが注目されており、その美しさや多様性からますます人気を集めています。
こちらでは、代表的なサファイアについての基礎知識をご紹介しましょう。
パパラチアサファイア
鉱物名 | コランダム |
和名 | 藍玉(らんぎょく) |
産出地 | スリランカ |
誕生石 | 9月 |
宝石言葉 | 一途な愛、運命的な恋、信頼関係 |
硬度 | 9 |
色 | オレンジとピンクの中間色 |
「パパラチア」とは、シンハラ語で「蓮の花の色」という意味です。オレンジとピンクの中間色という独特な色合いが特徴になります。
ピンク寄りだとピンクサファイア、オレンジ寄りだとオレンジサファイアに分類されるのです。
希少価値が大変高く、「幻のサファイア」とも呼ばれています。
バイオレットサファイア
鉱物名 | コランダム |
和名 | 蒼色 |
産出地 | ミャンマー、スリランカ |
誕生石 | 11月 |
宝石言葉 | 華麗なる変身、安らぎ |
硬度 | 9 |
色 | 紫 |
バイオレットサファイアは、「スミレ」の花の色を映したような青みがかった紫色。美しい色と透明感に満ち溢れた石として有名です。古代から高貴な色とされ、クレオパトラや中国の皇帝など、高貴な方々に愛されてきました。
紫色の宝石としてはアメジストが有名ですが、近年では、バイオレットサファイアもモダンジュエリーとして人気が高くなっています。珍しい色合いと趣向を凝らしたデザインが持ち味です。
コランダムという鉱物に属しており、ルビーと同じ鉱物になります。コランダムにクロムが少し含まれると、赤く輝くルビーになるのです。
グリーンサファイア
鉱物名 | コランダム |
和名 | 青玉 |
産出地 | スリランカ、マダガスカル |
誕生石 | 5月 |
宝石言葉 | 清廉、慈愛、徳望 |
硬度 | 9 |
色 | 緑 |
グリーンサファイアは、ブルーサファイアとイエローサファイアが混じりあっています。見る角度によって、ブルーが強かったり、イエローが強かったりもするでしょう。色味としては、さまざまな違いはありますが、エメラルドほど強い緑ではありません。
グリーンサファイアは、ファンシーサファイアの中でも、流通が最も少ないとされています。しかし、品質にとくにこだわらなければ、普通に流通もありますので、手に入れるのは難しくないでしょう。
落ち着いたグリーンの色合いから、宝飾品としてだけでなく、精神的な癒しや幸運のお守りとしても使用されることが多いです。
イエローサファイア
鉱物名 | コランダム |
和名 | 蒼玉 |
産出地 | スリランカ、マダガスカル |
誕生石 | 8月 |
宝石言葉 | 集中力、自信、目標達成 |
硬度 | 9 |
色 | 黄色 |
イエローサファイアは、サファイアの中でも黄色系のものを指します。その美しい見た目から、幸運を招くラッキーアイテムとされています。災いを避け、夫の運気を上げるという言い伝えもあり、結婚60周年目の記念石としても有名です。
イエローサファイアの中でも、オレンジが強いものはオレンジサファイア、レッドが強いものはゴールデンサファイアといい、価格が変わってきます。
オレンジサファイアは、タンザニアでしか産出せず、数はあまり多くありません。ゴールデンサファイアは、サファイアの中でも希少で高価なものとされています。黄金の輝きを放つ、太陽のような存在のゴールデンサファイアは、元気を引き出し運気を高めてくれる存在とされているようです。
ピンクサファイア
鉱物名 | コランダム |
和名 | 青玉 |
産出地 | スリランカ、マダガスカル |
誕生石 | 9月 |
宝石言葉 | 母性本能、慈愛、成功 |
硬度 | 9 |
色 | ピンク |
ピンクサファイアは、名前の通りピンク色で、かわいらしい見た目のサファイアです。「シスターのような色」とも呼ばれ、誰にでも愛情を注ぎ、弱いものを守り導く力があるといわれています。
ルビーと同じようにクロムが発色に影響するため、ピンクの強いルビーとピンクサファイアの判断が曖昧な場合もあるようです。
価格としては、カラット数や内包物の少なさなどを考慮して決められますが、基本的にはピンクが強く色味の深いものほど価値が高くなります。
カラーレスサファイア
鉱物名 | コランダム |
和名 | 青玉 |
産出地 | スリランカ、タンザニア |
誕生石 | 4月 |
宝石言葉 | 輝く知性、聖なる力、未来 |
硬度 | 9 |
色 | クリスタル |
カラーレスサファイアは、「ホワイトサファイア」や「クリスタルサファイア」ともいわれています。サファイアはチタンや鉄などが含まれることで発色するため、カラーレスサファイアは、不純物が混入していないサファイアの本来の姿ともいえるでしょう。
ちなみに、コランダムという鉱物の中で赤色の物をルビー、そのほかの色のものをサファイアと分けています。カラーレスサファイアにもしクロムが一定基準以上混ざりこみ、赤色が強くなると、それはルビーだとよんでよいということです。
ホワイトサファイアは、ダイヤモンドとも似ているため、イミテーションとして流通しているケースもありますので、気を付けましょう。
サファイアの評価基準7つ
宝石の中で明確に評価基準が定まっているのは、実は、ダイヤモンドのみなのです。サファイアを含むその他の宝石は、評価基準が定まっていません。
しかし、一定の評価基準がないと、サファイアの買取や購入を考えている方は困ってしまいますよね。そのため、宝石を扱うお店では、一定の評価基準を採用しているケースが多くなっています。
基本的な評価基準は以下の通りです。
- カラット
- カラー
- 原産国
- クラリティ(透明度)
- インクルージョン(内包物)
- カラー(色の濃淡)
- テリ(輝き)
サファイアの評価判断は業者に委ねられるため、ダイヤモンド以外の宝石では、その価格に何十万という違いが生まれることがあります。誤差が生じることを防ぐためにも、しっかりと知識をつけていきたいですね。
カラット
サファイアの重さは、カラットで表されます。そして、宝石の価格にはカラット数が大きく影響するのです。同じ色、クオリティ、カットの条件の場合、カラット数が大きいほど、価値が高くなります。
ちなみに、重さの目安としては、1カラットが2グラムだと思っておきましょう。
市場で流通している一般的なサファイアは、5カラット以下であることが多いです。5カラットから10カラットまでのサファイアは希少価値があるため、より高い値段で売買されています。採掘された時点であまりにもサイズが大きすぎるものは、市場での需要が見込めないので、カットして売買される場合もあるようです。
カット
サファイアのカットは、宝石の輝きを決定するために非常に重要です。そして、宝石のカットには、何万パターンもあります。
しかし、評価基準が定められているのは、ダイヤモンドの「ラウンドブリイアンカット」のみです。サファイアにおいてはカットグレードはないので、評価には大きく影響しないでしょう。
カットがサファイアに与える影響としては、カラーゾーニングが挙げられるでしょう。カラーゾーニングとは、ひとつの石に見られる異なる色の領域のことです。
例えば、ブルーサファイアの場合、ライトブルーとブルーの角度にあるゾーンを有しています。カット職人は、カラーゾーニングを意識して最も良い色が出るよう、色が集中している部分を配置しているようです。
原産国
サファイアの原産国は、ミャンマーやスリランカ、タイ、ナイジェリアやベトナム、オーストラリアなど様々です。産地によって、色合いやクオリティ、カットの質が違ってきます。グレードの高いものが多い傾向にあるのは、スリランカやミャンマー産のサファイアです。
中でも、希少価値が高く、「幻の宝石」といわれているカシミール産のサファイアは、インドとパキスタンの中間地点で採掘されます。
カシミールの次に評価が高い産地はミャンマー産のサファイアです。日本国内で「ロイヤルブルー」と呼ばれるサファイアは、ミャンマー産のみ許されています。
クラリティ(透明度)
クラリティが高いといわれるサファイアは、ブレミッシュ(傷)やインクルージョン(内包物)が少ないものです。一般的には、不純物がなく透明度の高い方が、宝石としての価値が高いのです。
通常、インクルージョンはサファイアの価値を下げるといわれていますが、例外も存在します。カシミール産のサファイアは、多くの微小な内包物が含まれていますが、まるでビロードの様になめらかな外観です。光を美しく散乱させ、宝石の透明度を損なうこともない姿は、見る人を魅了します。
インクルージョン(内包物)
インクルージョンの評価基準は、位置、数量、大きさ、形状、色、影響度など、多岐にわたります。
例えば、インクルージョンが中心に近い場合は、輝きを損ねることがあるため、価値が下がるのです。一方、周辺にある場合は目立ちにくいため価値が上がります。また、インクルージョンは数量の少ない方が、より透明度が高く美しいサファイアとされるでしょう。
価値が高いといえば、インクルージョンの形状が糸状だと、デザイン性が価値を与え、値が上がる傾向にあります。反対に、サファイアの価値が下がるのは、インクルージョンが大きかったり目立つ色があったりして、サファイアの透明度が低くなる場合です。
カラー(色の濃淡)
カラーは、サファイアの価値に影響する重要な要素です。カラーの評価基準としては、色相、彩度、トーン(明暗)、カット、起伏、希少性があります。
サファイアは様々なカラーがありますが、青色がポピュラーで高価です。その中でも最も価値が高いのは、青色に深い紺色を帯びた「ロイヤルブルー」になります。
また、色の濃淡や明暗によっても評価は変わり、高い彩度を持ち適度なトーンのものは価値が上がる傾向があります。人工では出せない神秘的な色合いやデザインが希少価値を上げている理由といえるでしょう。反対に、色ムラがあったり、暗すぎたりすると、価値は下がるので取引の際は参考にしてみてくださいね。
テリ(輝き)
テリや輝きを放つサファイアは、美しく見えますよね。テリや輝きは、カットとの関連性が高い要素となっています。サファイアの縦、横、深さのバランスがよいと、石の奥から、光があふれるような輝きを放つでしょう。カットするときには、石が持つ個性を見極めながらより輝きが増す比率を見極めなければなりません。
また、サファイアのテリや輝きに関する評価基準は、ブリリアンス(輝き)、ファイア(火花)、スプレッド(広がり)も大きく影響します。
高品質のサファイアは、内部や外部に十分な光が反射され、美しい輝きが見られるのです。
高く売れるサファイアの特徴
サファイアは相場の幅が広いといわれています。また、価格は市場の需要と供給によって大きく左右されるため、時期や需要の変化によって変動するでしょう。
宝石業者によっても価格に変動はありますが、できれば、サファイアが高く売れる特徴などが分かっていると嬉しいですよね。
この項で紹介する、高く売れるサファイアの特徴は以下の通りです。
- 加工処理をしない非加熱サファイア
- 色で価値が変わるサファイア
- スターサファイアは希少価値が高い
この限りではありませんが、サファイアを高く売るための特徴として参考にしてみてくださいね。
加工処理が行われていない非加熱サファイア
流通しているサファイアのほとんどは、色の改善を目的に、加工処理が施されています。それと比べて、非加熱サファイアは自然の美しさを生かしたままの希少価値が高く、価格に数倍の差がつくこともあるようです。
また、非加熱サファイアが高く評価される理由として、「希少性」「自然な美しさ」「認定機関による認定」「投資対象としての価値」も挙げられます。
非加熱サファイアの品質は、認定機関によって評価され、証明書を添付することが可能です。証明書発行は、高い信頼性につながることがメリットといえるでしょう。また、非加熱サファイアは投資対象として考えられることもあります。将来的に価格が上昇すると期待されているのです。
色で価値が変わるサファイア
サファイアは、その美しい青色が特徴的な宝石のひとつであり、その色合いによって価値が大きく異なります。色によって価値が変わる理由としては、その希少性と美しさに関係があるようです。
多種多様な色を見せるサファイアの中でも、高く売れるポピュラーな色としては、深い青と透明感があるロイヤルブルーです。矢車菊という花のような濃い青さのコーンフラワーブルーという色もとても人気があります。
この二つはサファイアの最高級として他よりかなりの高値が付きます。また、上記のブルーとはまた違う色にはなりますが、パパラチアサファイアも高価な色です。
スターサファイアは希少価値が高い
希少価値が高いと言われるスターサファイアは、内包物が普通のサファイアと違います。スターサファイアには、「ルチルシルク」と呼ばれる針状物質が含まれているので、特別なカットを施すと光の屈折が生まれるのです。その光は、六条の光となって現れます。
スターサファイアは大まかに分けて、「色」「透明度」「大きさ」を評価基準としています。スターサファイアで最も評価が高い色は、「インクブルー」と呼ばれる色濃く鮮やかなブルーです。
スターサファイアは非加熱加工のものが殆どですが、無処理でも透明度があります。シルキーな品格のある雰囲気を持ったものは大変希少なため、入手困難になりやすいでしょう。
サファイアを少しでも高く売る方法5選
こちらでは、サファイアを少しでも高く売る方法を解説するので、売買の参考にしてくださいね。
- 複数の買取専門業者に査定を依頼する
- 鑑別所を持っていく
- 買取価格の交渉をする
- 保証書や箱などの付属品をすべて揃えておく
- 欠けないように梱包して保存状態を良くする
細かなことに配慮することで買取価格が大幅にアップすることもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
① 複数の買取専門業者に査定を依頼する
サファイアを売却する前に、複数の買取業者から見積もりをとることをおすすめします。各業者が提示する価格を比較して、最も高い価格を提示した業者に売却しましょう。
高く売るためなら、少なくとも3〜5社には査定を依頼した方がよいでしょう。ダイヤモンドとは違い、評価基準が定まっていないサファイアは、宝石業者でも買取価格にバラつきが見られるからです。
査定を依頼する際には、業者の信頼性や実績、手数料なども考慮しましょう。また、査定額だけでなく、買取業者の対応やサービスなども比較して、自分にとって最も満足できる業者を選べるとよいですね。
② 鑑別書を持っていく
宝石鑑別書には、宝石の産地やカラー、カラットなど、宝石の品質や価値が記載されています。これらの情報は、サファイアの価値を決定するうえで非常に重要な要素であり、鑑別書があれば、業者がサファイアを正確に査定することが可能です。
また、鑑別書は信頼できる第三者機関が発行するものであり、専門家が詳しくサファイアを
検討しているため、非常に信頼性が高くなります。
サファイアの価値を証明する大切な書類となりますので、買取業者に行く際は忘れずに持っていきましょう。
③ 買取価格の交渉をする
サファイアを高く売るためには、買取価格の交渉は必要不可欠です。業者が提示した査定金額に納得がいかない場合は、交渉することで、より高い金額での買取を実現できます。
交渉する際には、以下のポイントに気を付けましょう。
- 査定の根拠を聞く
- 他の買取業者との比較をする
- 非常識な金額を提示しない
- 交渉のタイミングを考える
すべて気を付けるべきポイントですが、特に、査定の根拠を聞くことは大切になります。根拠や理由を聞くことで、査定額が適正かどうかを判断することができるからです。もし、査定金額が低く適正だと思えない場合は交渉して、より適正な金額を提示してもらえるようにお願いしましょう。
④ 保証書や箱などの付属品をすべて揃えておく
サファイアを購入した際に付属している箱や保証書などは、捨てずにすべて揃えておくとよいでしょう。特に、ブランド品の場合は、箱やギャランティカードの有無で、査定金額が大きく変わってしまいます。
サファイアの付属品には、保管や取り扱いの際に必要なものが多く含まれています。例えば、箱は保管時にサファイアを傷つけたり汚れをつけたりするのを防止するために必要です。
保証書は、サファイアが本物であることを証明するための重要な書類になります。このように付属品が揃っていると、買取店にとっては品物を管理しやすくなるため、査定額がアップする可能性があるでしょう。
⑤ 欠けないように梱包して保存状態を良くする
サファイアは硬度が高く衝撃に強いですが、それでも不注意や思いがけない衝撃によって欠ける可能性があります。丁寧に梱包して保存することで、損傷を防ぎましょう。サファイアを守るために、専用の箱や衝撃緩和剤を使用して一点ずつ梱包するとよいですね。
丁寧に梱包されている状態は、買取業者からの信頼も得やすくなります。品物を大切にしていることを示し、信頼性が高いと判断されるからです。買取の際には、良好な状態で持参することをおすすめします。
石に傷や欠けがないことは、査定金額にも大きく影響を与えます。保存状態が悪いと、色褪せやくすみの原因にもなりますので気を付けましょう。
サファイアの買取に関するQ&A
「サファイアの買取は鑑定書が必要?」
「サファイアの本物と偽物の見分け方は?」
「サファイアが埋め込まれた指輪は価値が上がる?」
このように、サファイアを初めて買取業者に持っていく場合、取引に関して気になることやわからないことなど様々あるのではないでしょうか。大切な宝石ですので、できれば納得のいく価格で取引をしたいものですよね。
ここでは、サファイアの買取に関するよくある質問と回答をまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。
サファイアの買取は鑑定書が必要?
サファイアの買取において、鑑定書は必要ではありませんが、あると査定額が高くなる可能性があります。鑑定書には、サファイアの品質や価値に関する詳細な情報が記載されており、判断基準として非常に役に立つからです。
また、鑑定書があることでサファイアが本物であることを証明され、買取業者の信頼性も高くなり、買取価格がアップすることにつながります。鑑定書がなくても、買取業者が専門の鑑定士を使って査定する場合もあるのです。
鑑定書は、提示された価格に納得がいかない場合、価格交渉をする上でも重要になってきますので、持っているのであれば必ず持参するようにしましょう。
サファイアの本物と偽物の見分け方
サファイアの本物と偽物の見分け方はいくつかあります。見分けるときのポイントは、「色」「クリアネス」「カット」「光沢」「ハードネス」です。
サファイアには様々な色がありますが、偽物の場合、明らかに異なる色に染められていることがあるので注意が必要です。本物のサファイアは、色は均一で、一般的には深い色調が特徴です。
ほかにも、本物と偽物の見分け方は様々あります。特に光沢に関しては、本物は光沢が高く明るい輝きを放っていますが、偽物の場合は光沢が乏しく、くすんだ色をしている場合があるのでよく確認しましょう。
サファイアが埋め込まれた指輪は価値が上がる?
一般的に、サファイアが埋め込まれた指輪の価値は、サファイアの品質やカラット数、指輪のデザイン、素材、製造年代などによって異なります。
ほかには、市場の需要と供給によっても影響されるでしょう。つまり、人気のあるデザインや希少な素材を使用した高品質の指輪は、需要が高まることもあるということです。逆に、流行によって価値が低下する場合もあります。指輪の流行が変わり、デザインやスタイルが時代遅れになると価値が下がることがあるでしょう。
総じていえることは、サファイアを含む指輪の価値は、多くの要因によって左右されるため、個別に鑑定する必要があるということです。また、市場の動向を把握することも重要です。
サファイアや宝石の買取ならうるココへ
サファイアの買取相場について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
簡単にまとめると、ポイントは以下の3つです。
- サファイアは、産地や色で種類が異なる
- 宝石業者は、一定の評価基準を設けている
- サファイアを売りに行くときには、鑑別書と鑑定書が必要
サファイアは産地や色によって価格が変化します。最も高価なサファイアは、「ロイヤルブルー」の色味や、スターサファイアなどの形状を持っているサファイアです。
サファイアを高く売るためには、鑑別書や鑑定書を持っていくようにしましょう。
業者からの信頼を得ることもできますし、何より査定判断の材料として一番効果的な書類となるからです。
サファイア買取なら、うるココにご相談ください。うるココの鑑定士はトップクラスの鑑定力、誰が査定しても同じ査定額の提示ができるように徹底しています。
そのほかにも、うるココは独自の市場を開拓しているため、国外バイヤーからの買い付けが多い点も特徴です。国外バイヤーは高値でも買い付けをしてくれる傾向があるので、お客様の査定額も上がる仕組みになっています。