小さな宝石って買取はしてくれるの?買取のコツも解説
「自宅に眠っている宝石を売りたいけど、サイズが小さいから売れないのでは?」
「まとまったお金が必要だけど、この小さい宝石も売れるかな?」
「こんな小さい宝石でも、買取してくれるの?」
このような悩みで、小さい宝石の買取に一歩踏み出せない人もいるのではないでしょうか?買取業者を利用したことがない人など、自分が所有している宝石の価値に自信が持てなかったりする人がいるのも確かです。
しかし、安心してください。この記事では、小さい宝石の買取について以下の内容を解説しています。
- 小さな宝石の買取はしてくれる?
- 宝石買取の基準は?
- 小さな宝石の買取は断られる?
- 高く買取してもらうには?
- 買取業者の選び方
- 小さい宝石の買取に関するQ&A
その他にも、「宝石の価値」や「小さな宝石の買取を高く買い取ってもらうコツ」なども解説しています。小さな宝石の買取を検討中の人は、この記事をぜひ読んで参考にしてくださいね。
小さい宝石って買取してくれるの?
小さな宝石の買取は可能です。ジュエリーでは小さい宝石だったとしても、地金(金・プラチナ)に価値が付くので、予想以上の査定価格になることがあります。
しかし、小さい宝石の買取には専門知識を持った鑑定士がいなければ買取が難しいのも事実です。そして、再販ルートの確保も容易ではありません。そういった理由で断られるケースもあります。
それでも諦めてはいけません。小さい宝石の買取を断られた場合は、宝石買取専門店へ査定を依頼しましょう。買取だけではなく、高額査定が期待できます。
また、宝石買取専門店への持ち込みには、専門知識を持った熟練の鑑定士の査定や、持ち込んだ宝石の価値をしっかりと見極めてくれるといったメリットがあります。
宝石買取の基準は?
買取専門店は、実際に宝石のどこを見て査定しているのでしょうか?ダイヤモンドの査定要素には、国際的に定められた「4C」と言われるものがあります。宝石鑑定士は、それに従って宝石の価値を見極めているのです。
【ダイヤモンド査定要素4C】
- carat (カラット)
- color (カラー)
- cut (カット)
- clarit (クラリティ)
その他の宝石は、下記の項目を買取基準としています。
- 色石・種類別の価値
- 内包物(インクルージョン)と透明度
- 形状(シェイプ)
これらの基準を踏まえた上で、総合的判断として全体で見た際の照りや輝きの程度も買取の基準です。また、ジュエリー・貴金属の製品であれば、デザインやバランスなども査定に影響します。
宝石そのものの価値
「世界五大宝石」と呼ばれる宝石をご存知でしょうか?それはダイヤモンド・ルビー・サファイヤ・エメラルド・アレキサンドリアで、これらは「世界五大宝石」と呼ばれています。
中でも、ダイヤモンドは大変価値が高い宝石です。また、ルビー・サファイヤ・エメラルド・アレキサンドリアなどの「色石」は、多くの人造石・摸造石が混ざっているものが多く、それらの宝石は価値が下がってしまうのが現状です。
色石でも天然の石であれば価値は上がりますが、色石が天然であるかという判断は、鑑定士でも見極めるのが難しいと言われています。
その他にも宝石の価値は、希少性やクオリティ、ブランドジュエリーによって価値が変動します。宝石に希少性があると買取相場も高値になり、宝石のクオリティも査定の判断基準のひとつです。宝石のクオリティとは、宝石の大きさや色、割れ・欠けなどないかといった宝石の状態を指します。
さらには、その宝石が持つブランド力やデザイン性に優れて人気のあるブランドジュエリーであれば、宝石の価値があがり高額査定のチャンスに繋がります。
宝石のカラット
カラットは宝石に与えられた質量の単位のことです。現在は1カラット=200g(0.2g)と定義され、単位記号は(ct)、(car)と表記されます。
「イナゴマメ」という豆をご存知でしょうか?「カラット」の単位はこの「イナゴマメ」の名前が由来と言われています。
その昔、天秤でダイヤモンドの重さを量る正確な量りがなかった時代は、分銅の代わりに使われていてた「イナゴマメ」の質量は約200㎎(0.2g)でした。
「イナゴマメ」のギリシャ語はやがて変化して「carat」となり、これがカラットの語源で名称の始まりとされています。
質量の単位は「グラム(g)」、「キログラム(kg)」などが一般的です。しかし、ダイヤモンドなどの宝石は小さくても価値が高く、重さは1gもないので取引しやすくするため「0.2g=1カラット」と定めました。カラット数が多ければ、それだけ査定にも影響します
一方で、この単位は国際単位系(SI)の基準ではありません。日本でも宝石の質量を表す時のみに限定して、この単位を使用しています。
宝石の色
宝石が持つ、色合い・発色の良さ・人気・希少性、これらの総合で宝石の価値が変わります。また、透明感や輝き、色の濃淡・明度・ムラがないか、それ以外の特性も判断基準のひとつです。
その他にもエメラルド・サファイヤ・ルビーといった、石の種類でも判断されますが、その場合は鑑定書があると宝石の価値があがります。
一方で、加工処理の方法で、価値が下がってしまう場合もあるのも事実です。処理の有無を始め、真贋も含めた摸造石、合成石ではないかといった視点でも査定をされます。その宝石が持つデザイン性に需要があるかも判断基準に含まれます。
鑑定書・鑑別書、ソーティングがあったとしても、信頼できる鑑定機関であるかも重要です。
小さい宝石の買取を断られるケース
業者によっては、小さい宝石の買取を断るケースがあります。知識や技術の豊富な業者であればある程度買取はしてくれますが、買取業者の中には未熟な技術の査定士しかいなくて、価値が判断できず買取を断る場合もあるでしょう。
小さい宝石が、どのようなケースで断られるか例を紹介します。
鑑定書が無い
宝石買取で鑑定書や鑑別書があれば、一緒に提出しましょう。買取業者によっては「鑑定書がない」という理由で買取を断る場合があります。鑑定書は宝石の品質や価値を評価するための証明書であり、宝石の種類や重量などの詳細が記載されています。
鑑定書がない場合、知識や経験がない買取業者は宝石の価値を正確に評価できません。そのため、安全な買取ができないと判断されることがあるでしょう。
したがって宝石を売る際は、できるだけ鑑定書を用意して買取業者に提示することが重要です。
ただし、知識や経験が豊富な買取業者は、鑑定書がなくても適正な査定をしてくれることがあります。
宝石が変色してしまっている
宝石が変色していると買取業者から買取を断られることがあります。宝石が変色する原因は、紫外線や熱、水分などの外的要因によるものや、宝石自体の経年劣化によるものなど、さまざまです。
特に色鮮やかな宝石の場合は、変色が起きると色が褪せて価値が下がってしまうため、買取業者は慎重になる傾向があります。また、変色は修復できない場合が多いため、買取業者にとってもリスクが大きいです。
それなりの大きさの宝石では、色味によっては研磨することで輝きを取り戻せるものもありますが、小さな宝石の場合は研磨すること自体が難しく買取に懸念を示す業者もいます。
業者によっては変色していても買取する場合もあるので、まずは相談してみるのもよいでしょう。
買取業者側の知識不足
買取業者によっては、小さい宝石でも高値で買い取ってもらえることがありますが、中には買取業者自身が宝石に関する知識不足で買取を断る場合もあります。
宝石には種類や品質、特徴などがあり、それぞれに対して価値が異なるため、買取業者は正確に評価する必要があります。しかし、買取業者の中には、十分な知識を持っていない場合や、特定の宝石に関する知識が乏しい場合もあるでしょう。
そのため、宝石の価値を過小評価してしまったり、逆に過大評価してしまったりします。宝石を売却する際には信頼できる買取業者を選ぶことと、業者の知識や経験の確認をすることが重要です。
また、自分で宝石の価値を調べておくことも、安心して売却するために役立つでしょう。
小さい宝石を高く買取してもらう方法
買取業者選びを間違わなければ、小さい宝石でも高い価格で買取してもらえるでしょう。小さい宝石を高く買取してもらうために、すぐにでもできる方法を紹介します。
綺麗な状態にしておく
宝石の品質や価値は石自体の特徴や美しさだけでなく、状態にも大きく左右されます。汚れや傷、変色などがある場合は宝石の美しさや輝きが損なわれ、価値が下がってしまいがちです。
そのため宝石を買い取ってもらう前には、可能な限り綺麗にしておくことが大切です。洗浄や磨きなどの方法は、宝石の種類や素材によって異なりますので、専門店やインターネットで調べてから行うようにしましょう。
例えばダイヤモンドであれば、次の方法で手入れができます。
- 中性洗剤をぬるま湯に溶かす
- ダイヤモンドを1に浸けて、やわらかいブラシでやさしく汚れを落とす
- 洗剤をすすぐ
- 傷がつかないやわらかい布で拭き取り、乾かす
また保管状態も宝石の状態に影響を与えるため、長期間保管する場合は、適切な方法で保管することも大切です。
付属品も併せて出す
宝石を買い取る業者は商品としての価値を引き出すために、付属品も重視します。例えば、宝石に合ったケースや箱、証明書、保証書などの付属品も査定評価の対象となるでしょう。
また付属品が揃っていることで、業者が買い取りを判断する際にも、より正確な査定が行われる可能性が高くなります。
付属品がなくて買取が断られることはありませんが、付属品がない場合は買い取り価格が下がることがあるため、できるだけ揃えて出すようにしましょう。
複数業者検討する
宝石の価値は、買取業者や地域、時期によっても大きく異なるため、一社のみに査定を依頼すると適正価格よりも低い価格で買い取られる可能性があります。
そのため、複数の買取業者に査定を依頼し、価格を比較することでより高額な買取価格を得られるでしょう。また、査定料や手数料などの費用は業者によって異なるため、複数業者に査定を依頼することで費用面でもメリットがあります。
ただし業者によっては、宝石の種類や状態によっては買い取りを断られる場合もあるため、査定を依頼する前に買取業者の条件や取り扱い商品について調べておくことも大切です。
査定の内訳を明らかにしてもらう
買取業者は宝石の種類や状態、サイズ、カットなどを詳しく査定し、その価値を算出します。査定額には宝石だけでなく、土台の貴金属や付属品の価値も含まれますが、土台の貴金属にしか値段をつけない買取業者も少なからずいるため注意が必要です。
そのため、査定の内訳を詳しく聞き、査定額がどのように算出されているかを理解するようにしましょう。
また、貴金属の重量だけで宝石の価値が評価される場合もあるため、宝石の価値をより正確に算出するためには、買取業者に査定の方法や評価基準を確認することも重要です。
まとめて買取する
小さい宝石でも高く買い取ってもらう方法のひとつに、まとめて買取依頼することがあります。まとめて持ち込むことで、一定数以上の宝石を持ち込んだ場合には、その宝石をまとめて見積もってもらえるメリットがあります。
特にダイヤモンドの場合、小さいダイヤモンドだと再利用が難しく値段がつかないことがありますが、まとめて売ることで総カラット数があがり、値がつきやすくなるでしょう。
小さい宝石の買取業者を選ぶ方法
小さい宝石は買取が断られたり、適正な査定額がつかなかったりするため、業者選びが重要です。知識や技術が未熟な業者だと、安い査定額がつけられることもあるため注意が必要です。
小さい宝石の買取業者を選ぶ方法を5つ解説します。
宝石の専門店に依頼する
宝石の買取業者を選ぶ際には、宝石専門の買取業者を選ぶことが大切です。宝石は、鑑定や査定に特別な知識や技術が必要であり、一般的なリサイクルショップには、その知識や技術を持った鑑定士がいない場合があります。
一方で、宝石専門の買取業者は宝石に特化した鑑定士が在籍している場合が多く、高い知識と技術で宝石を正確に評価してくれるでしょう。また、宝石の市場価値やトレンドにも精通しており、適正価格で買い取ってくれることが期待できます。
さらに、宝石の種類や品質によっては特別な知識や機器を必要とする場合もあり、宝石専門の買取業者に依頼することで、的確な査定を受けることができます。
宝石に詳しい鑑定士に依頼する
宝石の買取業者を選ぶ際には、宝石に詳しい鑑定士がいるかどうかを確認することが大切です。宝石は、石の種類や品質、加工方法などによって価値が大きく異なります。
そのため、宝石に詳しくない鑑定士が査定すると、正確な評価ができない可能性があります。
宝石に詳しい鑑定士は、宝石の種類や品質を見極め、正確な査定を行うことが可能です。鑑定士の資格はホームページで公開されていることも多いため、事前に確認しておくとよいでしょう。次の資格が主要な資格です。
- GG(Graduate Gemologist)
- FGA(Fellow of Gemmological Association of Great Britain)
また、宝石の価値を正確に把握するためには、鑑定書・鑑別書が必要な場合があります。鑑定書や鑑別書は、石の詳細な情報や品質などを明確に記載しており、買取価格の基準となるため、手元にあれば必ず持参しましょう。
口コミを確認する
宝石買取店の多くはホームページで「お客様の声」などで口コミを掲載していることが多いです。ホームページなどの口コミを事前に確認することで、買取業者を選ぶ指標とできるでしょう。
また、ホームページには「よくある質問」などでQ&Aも掲載されていますので、合わせて確認しておくとより良い買取業者選びができます。
買取実績を確認する
宝石の買取業者を選ぶ際には、買取実績を確認することが大切です。買取実績がある業者は、多くの宝石を扱っているため、適切な査定額の提示を期待できるでしょう。
また、買取実績があることはお客さんが実際に買取を依頼した証拠でもあります。買取実績を確認するには、業者のウェブサイトや口コミサイト、SNSなどが利用できるでしょう。
さらに、実際に店舗を訪れて、買取実績のある商品が陳列されているか、買取に対する姿勢が誠実かどうかなどを確認することも重要です。
サービスが充実しているか確認する
サービスが充実しているかどうかも業者選びには重要なポイントです。具体的には次のポイントを確認しましょう。
- 宅配買取や出張買取が利用可能か
- 査定無料サービスがあるか
- 送料やキャンセル料が無料か
- 輸送中の事故保証があるか
万が一査定額に納得いかない場合に損失を出さないためにも、買取業者のサービス内容は事前に確認しておきましょう。
小さい宝石の買取に関するQ&A
小さい宝石の買取は利用者にとって、疑問や心配になることばかりです。中には「小さいサイズの宝石は果たして買い取ってくれるのだろうか?」といった、不安を抱いている人もいるのではないでしょうか?
小さい宝石を、取り扱っていない買取業者がいるのは間違いありません。その他にも、買取をしてくれるけど、思った以上に買取価格が安かったということがあるのも事実です。
ここでは、小さい宝石の買取に関する疑問について解説していきます。
- 小さい宝石を高く買い取ってもらうコツは?
- 小さい宝石に値段がつかない理由は?
これらの内容を踏まえた上で買取店に査定依頼をすると、予想以上の高額査定になる可能性もあります。内容をぜひ読んで買取の参考にしてくださいね。
小さい宝石を高く買い取ってもらうコツは?
小さい宝石の買取をしてもらうだけではなく、以下のポイントを抑えておけば、高額査定に期待が持てます。
査定前にクリーニングをしておく
経年劣化による汚れやホコリ・油脂などが付着している場合があるので、査定に出す前に自分でできる限りクリーニングしておきましょう。
付属品を一緒に査定に出す
買取店はできるだけ、新品同様の形で買い取った宝石を店頭に並べたいというのが事実です。購入した時の箱や保管ケース・鑑定書などの付属品も一緒に査定に出しましょう。
その他の貴金属など、まとめて査定に出す
自宅で眠っている貴金属などもまとめて査定に出すと、買取店によっては単品の買取金額より査定がアップすることもあります。
1つの買取店だけで査定をしない
複数の買取店で査定をしてもらいましょう。その中で、比較して最も査定額が高かった買取店で引き取ってもらい、自分が損をしないようにしましょう。
小さい宝石に値段がつかない理由は?
小さい宝石には思ったより値段がつかないこともあります。その中でも、メレダイヤと呼ばれる一粒あたりのカラット数が小さいダイヤは、多くの場合、査定価格が安価であることが現状です。
メレダイヤは日本では一粒が「0.2カラット未満」あるいは「0.1カラット」の小さいダイヤのことを指します。しかし、この定義・基準は国によって異なります。
また、色石と呼ばれる種類の宝石も、値段がつかない可能性があります。それは色石の査定が苦手とする買取業者もいるからです。
その他にも、取り扱う宝石の種類が多すぎて、専門知識がない宝石に対しては買取店が値段をつけられないといったこともあります。その場合は、地金(貴金属)部分だけの査定金額になることもあります。
小さい宝石は、専門の知識を持った鑑定士でなければ、査定は困難と言われています。また、再販ルートの確保をするのが難しいので、小さい宝石に値段がつかない理由とされています。
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