真珠は買取できないってホント!?値段がつかないケースと高額買取のポイントを解説!
「使っていない真珠のネックレスがあるから買取をしてもらいたい」
「真珠は買取できないって聞くけど、本当にできないの?」
使っていない真珠のジュエリーを家に保管しておくだけなのは、少しもったいないですよね。
たしかに、真珠は偽物が出回っており中古市場での需要が少ないため、買取してもらえないものも存在します。しかし、中には価値があり高く売れる真珠があることも確かです。
そこで、この記事では以下について説明しています。
- 真珠が買取できないといわれる4つの理由
- 買取を断られる可能性のある真珠
- 高価買取が期待できる真珠の種類
- 真珠を少しでも高く売るコツ
- 高額買取してもらうためのお店選びのコツ
この記事を見れば、高く売れる真珠の種類やお店選びのコツが分ります。また、真珠は品質の落ちるスピードが早いため、買取をしてもらう場合は少しでも早く行動することをおすすめします。
この記事を読んで、真珠を高額買取してもらう知識を手に入れましょう。
真珠が買取できないといわれる4つの理由
大人の女性としてひとつは持っていたい真珠のジュエリーですが、買取をなかなかしてもらえないといわれています。その理由は、以下4点です。
- 劣化が早いから
- 使われている地金の量が少ないから
- 養殖真珠や偽物の真珠が流通しているから
- 中古市場での需要が少ない
中古市場での需要が少ない理由には、さらに2つの理由があるので、詳しく解説していきます。
劣化が早いから
真珠は、数ある宝石の中のひとつとして扱われますが「無機物」であるダイヤモンドなどとは異なり「有機物」の宝石です。そのため、品質の落ちるスピードが早いという特徴があります。
無機物の宝石は半永久的に輝きを保ちますが、有機物である真珠は経年劣化するため「生きた宝石」とも呼ばれます。
例えば、複数の真珠が連なっているネックレスが、真珠同士で接触しこすれるのも品質の落ちる原因です。また、酸(汗や酸性化粧品)・紫外線・高温・酸化・水分も原因となります。
買取査定をする際は、どのくらい品質が保たれているかチェックされるため、注意が必要です。
使われている地金の量が少ないから
真珠は、ほかの宝石がついたジュエリーと比べて地金の量が少ないため、付加価値がつきにくいです。無名のブランドジュエリーでも、ゴールドやプラチナが使用されていると付加価値がつきますが、真珠のネックレスやブレスレットには使用されていない場合がほとんどです。
使用されていても、留め具部分くらいでしょう。そのため、真珠以外の部分で買取価格が上がる要素がなく、買取できないといわれています。
養殖真珠や偽物の真珠が流通しているから
近年では、養殖真珠や本物の真珠に似せて作ったイミテーションパールと呼ばれるものが世の中に定着しています。
養殖真珠は、アコヤ貝などに核となる球体の物質をいれて、人工的に作られた真珠です。現在、世の中に定着している真珠の大半が養殖真珠です。またイミテーションパールは、ガラスやプラスチックから作られています。
人の手で作られた真珠が増えたことで、欲しいと思う人より世の中に出回る量が増え、真珠全体の価値が落ちてしまい買取ができないといわれるようになりました。
中古市場での需要が少ない
中古品でも買いたいと思う人が多くいれば、買取価格は高くなります。しかし、真珠は中古市場の需要が少ないといわれており、理由が2つあります。
- 真珠をつけるシーンが少ない
- パールは新たに加工できない
上記の2点について詳しく解説していきます。
需要が少ない理由①真珠をつけるシーンが少ない
真珠のアクセサリーは、冠婚葬祭に欠かせないですが、逆に考えると冠婚葬祭でしか使えないというデメリットがあります。特に、黒真珠はお葬式のイメージが強いため、結婚式などのおめでたい席では使用できません。
そのため、出番の少ない真珠は、中古市場でも需要が少なくなります。
需要が少ない理由②パールは新たに加工できない
金やプラチナは精製して、新たな宝石として中古市場に出回ることもありますが、真珠は加工自体ができません。
中古の真珠も流通が少ないため、真珠は買取ができないといわれています。
買取を断られる可能性のある真珠(イミテーションパール)
イミテーションパールは、本物とは違い管理もしやすく、普段使いに適しているアクセサリーです。しかし、本物の真珠にこそ価値があるため、以下の4種類は買取を断られる可能性があります。
- 貝(シェル)パール
- ブランドの人工パール
- プラスチックパールなどの人工パール
- 淡水パール
もし、お持ちのパールが当てはまっていると、買取を断られる可能性があるので注意してください。
貝(シェル)パール
貝(シェル)パールは、貝パウダーを塗料にして人工的に塗布されたものです。貝と名前についているだけあって、イミテーションパールの中では成分も一番本物に近く、見た目もよく似ています。
しかし、人工的に塗られた塗料は均一になりやすく、真珠本来の輝きには届きません。査定依頼にもよく出されるイミテーションパールです。
ブランドの人工パール
ブランドの人工パールは「マジョリカパール」「アイパール」「ウィンクパール」「サトウパール」などです。
見た目では、ほぼ見分けがつかないほど精巧に作られており、照りや耐久性は本物の真珠より優れている場合もあります。
本物のパールはお手入れが大変だから偽物でも品質がいいものを選ぶ、という考え方もあります。しかし、見た目だけでは判断が難しいため、買取を断られる可能性が高いです。
プラスチックパールなどの人工パール
プラスチックのほかに、コットンやガラス、樹脂から作られた人工パールもあります。ビーズのような扱いをされることが多く、主にオーダーメイド品や手頃なファッションアイテムとして使用されています。
プラスチックとコットンから作られた人工パールは、知識のない方でも分かるくらい本物より軽いです。宝石としての価値はほとんどないため、買取はしてもらえないでしょう。
淡水パール
淡水パールは、琵琶湖などの湖で養殖されたパールです。形や色などが非常に豊富で見極めが難しいため、買取を断られる可能性があります。
まとめての買取だと値段をつけてくれる業者もいる場合があるので、お持ちの方は一度業者にお問い合わせください。
高く売れやすい真珠の種類
高価買取が期待できる真珠には、以下のような特徴があります。
- 品質の高い真珠
- 希少な品種
- ブランドパール
- 購入後から時間が経っていないもの
これらに当てはまる真珠であれば、買取価格が高くなる可能性があります。真珠の買取を検討している方は、ポイントを押さえておきましょう。
品質の高い真珠
品質の高い真珠には、以下のような判別方法があります。
- 照り
- 巻き
- キズ
- 形
- 大きさ
- クラスプ(留め金具)
- 色
巻きに関しては見た目だけでの判断が難しいですが、それ以外は見て分かる項目もあるので、ぜひお手元のパールと見比べてみてください。
照り
真珠の照りとは、一般的に輝き・光沢のことをさします。ダイヤモンドなどの鉱物は、未研磨のままでは輝きませんが、真珠は自然のままで美しい輝きを持つ珍しい宝石です。
ただ輝いているだけではなく「色彩をともなった輝き」であることが重要です。見分け方は、真珠に自分の顔を映すように見てください。照りのいい真珠は、より鮮明に自分の顔が映るはずです。
色彩の判断は、真珠の中央部分に映る「照明が当たって白くなる部分のまわり」を見てください。照りのいい真珠は、レッドやグリーンなどの色が濃く出現します。
また、真珠のジュエリーは別の貝から採れたものが集まってひとつのジュエリーになります。そのため、すべて同じ輝きになることはありません。照りにムラがない場合は、人工パールの可能性が高いです。
巻き
真珠の巻きとは「真珠層の厚さ」のことをいいます。真珠は中心部に核があり、そのまわりに真珠層がかさなることでできあがります。
この真珠層が、分厚くて真円であることがいい巻きの条件です。
鑑定書には、真珠層にどれだけ厚みがあるかレントゲン測定した「まき厚」という数値が記載されていることがあり、査定の判断材料として使われます。
キズ
真珠は、先述した通り「生きた宝石」です。真珠層を形成する過程で、キズやエクボと呼ばれる表面のデコボコや、シワができてしまうこともあります。
さらに、白濁して見えたり光を透かすとひび割れのように見えたりする場合は、真珠層内部の異物を取り除く加工処理の際に、薬品によってできたキズです。
そのため、無傷の真珠は価値が高く、ハイブランドとして使用されます。無傷の真珠が安く売られている場合は、人工パールの可能性が高いです。
形
真珠は、真円真珠と呼ばれるキレイな球円状に近いほど、価値が高くなります。しかし、真円真珠は養殖であっても、簡単にできあがるものではありません。
真珠層の成長過程では、以下のような名前の形になることもあります。
- しずくのような縦型の形をした「ドロップ」
- 球状ではないデコボコした形の「バロック」
- だ円形の形をした「オーバル」
中には、これらの形を活かしたデザインに高値がつく場合もあります。
大きさ
真珠は、同じ品質であればサイズの大きい方が価値が高くなります。真珠のネックレスは、小さいサイズから大きいサイズを順番に並べて作るので、最小値と最大値が「7.0〜9.5㎜」のように表記されます。
アコヤ真珠のネックレスだと、7.0㎜くらいのサイズが一般的です。8.5㎜〜9.0㎜サイズだと立派な真珠の大きさです。6.0〜6.5㎜サイズだと、少し物足りなさを感じてしまいます。
さらに、小さいサイズだとベビーパールとしての需要が高まります。
クラスプ(留め金具)
クラスプとはネックレスの留め具のことで、パールの場合ほとんどが「SILVER」とクラスプに刻印されています。「SILVER-G」と刻印されたものは銀メッキであることを示し、人工パールである可能性が高いです。
パールの指輪は、内側に「K14WG」「Pt850」と刻印されていることが多く、それぞれ14金のホワイトゴールド、純度85%のプラチナを示しています。
色
真珠の色は、買取価格にも大きく影響しています。人気の色は、アコヤ真珠では薄くピンクがかった白色、黒蝶真珠ではピーコックカラーやブラックパールといった色が人気です。
黄色みがかっているものは経年劣化している可能性が高く、買取価格が安くなる傾向にあります。
希少な品種
中古市場で需要が少ない真珠ですが、希少な品種であれば高くなる可能性があります。希少な品種の真珠は、以下の3通りです。
- 和珠(アコヤ)真珠
- 白蝶真珠
- 黒蝶真珠
もし、これらを証明する鑑別書があればより確実に査定してもらえるため、ある場合は大切に保管しておきましょう。
和珠(アコヤ)真珠
和珠(アコヤ)真珠は、日本産の真珠であり、品質が高く日本国内のみならず海外でも人気です。その中でも花珠真珠やオーロラ真珠は、高品質なため買取価格が高くなりやすいです。
アコヤ真珠は、パールジュエリーの中では最もポピュラーで、色はホワイトやピンク、ゴールド系があります。ほかの真珠より丸い形や美しい輝きが特徴ですが、大きさでは南洋白蝶真珠やタヒチ黒蝶真珠に劣ります。
見た目だけでアコヤ真珠であると見極めるのは難しいため、鑑別書があれば用意しておくといいでしょう。
白蝶真珠
白蝶真珠は、名前の通り白蝶貝から採れる真珠で、数ある真珠の中でも特に有名で最高級な真珠です。
白蝶貝には、真珠層の周縁部が銀白色(シルバーリップ)のものと黄色(ゴールドリップ)のものが存在しています。それぞれ分布する地域が異なり、シルバーリップはオーストラリア北部海域、ゴールドリップはフィリピンやインドネシアといった東南アジア海域に生息しています。
貝の大きさに比例するように真珠のサイズも大きくなり、10㎜を超えるものが多いです。
黒蝶真珠
黒蝶真珠は黒蝶貝から採れる真珠で、日本では沖縄で養殖されています。
黒蝶真珠には、赤・緑・黄色の3種類の色素が含まれており、ブラック系やグリーン系、ピスタチオ系といったさまざまな色が楽しめます。有名なのは「ブラックパール」や「ピーコックカラー」と呼ばれる真珠です。
中でも価値の高い黒蝶真珠は、ピーコックグリーン色で、ほんのり赤みがかった深い緑色が美しいと評判です。
ブランドパール
ブランドパールとは「MIKIMOTO(ミキモト)」「TASAKI(タサキ)」「MIZUKI(ミズキ)」といったブランドのパールです。
ブランドパールが高く売れる理由は、中古品でもノーブランドと比べて買取手が見つかりやすいからです。鑑別書などの付属品の有無が査定額に影響するので、お持ちの場合は大切に保管しておきましょう。
購入後から時間が経っていないもの
真珠は有機物の宝石のため、時間とともに劣化し照りや色味が変わってきます。そのため、購入してから時間が浅いものほど高く売れます。
もし、真珠の買取を考えている方は、少しでも早く査定に出すのがおすすめです。迷っている方は、無料査定を行っている業者に依頼を頼み、買取価格を確認してから決断してもいいでしょう。
真珠の買取参考価格
真珠の中でもアコヤ真珠は、買取実績が多くサイズごとに相場があります。ここでは、アコヤ真珠ネックレスの買取価格を、サイズごとに表でまとめました。
サイズ | 買取価格(税込) |
6.5~7.0㎜ | 1,000~3,000円 |
7.0~7.5㎜ | 3,000~5,000円 |
7.5~8.0㎜ | 5,000~13,000円 |
8.0~8.5㎜ | 13,000~25,000円 |
8.5~9.0㎜ | 25,000~45,000円 |
9.0~9.5㎜ | 45,000~70,000円 |
10㎜を超えるアコヤ真珠のネックレスは希少価値が高く、多くは10万円を超える価格がつきます。
真珠を少しでも高く売るためにやっておきたいこと
大切に使ってきた真珠であれば、少しでも高く買い取ってもらいたいものです。希望価格で買取してもらうには、以下5点のポイントがあります。
- ブランド付属品や鑑別書、保証書を用意する
- 日頃からメンテナンスを欠かさない
- 買取前にキレイにする
- 複数業者の査定額を比較する
- 定期的にネックレスの糸を交換する
本来の価値より安い査定額になることを防ぐためにも、買取額をアップさせるポイントを押さえておきましょう。
ブランド付属品や鑑別書、保証書を用意する
真珠を購入した際に、受け取った付属品や鑑別書、保証書があれば査定と一緒に提出しましょう。付属品の有無によって付加価値がつき、買取価格が高くなることがあるからです。
また、真珠は偽物も多く流通しているため、本物であることの証明が買取では何よりも重要になります。
日頃からメンテナンスを欠かさない
真珠は劣化が早いため、日頃からメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
まず、使用したあとはやわらかい布で、皮脂汚れや付着した化粧品などを拭き取ります。保管する際は、他のジュエリーと接さないよう専用のケースにしまいます。理由は、真珠は硬度が低く、傷がつきやすいからです。
ケースの保管場所は、高温・多温・乾燥・直射日光・防虫剤を避け、暗い場所で保管するようにしましょう。
買取前にキレイにする
キレイな真珠の方が買取価格は高くなるため、買取前のメンテナンスは重要です。見た目のよさは査定士の印象もよくなり、買取価格がアップすることもあります。
真珠についている汚れやホコリを拭いてから、査定に出すようにしましょう。
複数業者の査定額を比較する
査定を依頼する際は、複数の業者に依頼をして査定額を比較します。業者によって査定額に差が出るため、一番高い買取額を提示してくれた業者に依頼するといいでしょう。
また、他店舗の買取価格を提示することで価格交渉ができ、買取金額を上げてもらうこともできます。
定期的にネックレスの糸を交換する
ネックレスを長持ちさせるために、2〜3年を目安に中の糸を交換しましょう。
同じ糸を使い続けると、たるみが出たり真珠間の汚れがたまったりして劣化が進みます。留め具部分をつまみ下に垂らしたとき、真珠1個分ほどの糸が見えてきたら替えるタイミングです。
糸の交換は、購入した店舗で行ってくれることが多いのでお問い合わせください。
真珠を高額買取してもらうためのお店選びのコツ
買取業者によって、査定士の有無や知識の豊富さなどさまざまです。お店選びのコツは以下3点です。
- 専門的な知識を持った査定士がいる
- 真珠の買取実績がある
- 販売ルートが確保されている
高額買取してもらうためにも、この3点のポイントを押さえてお店を選びましょう。
専門的な知識を持った査定士がいる
真珠の査定には豊富な知識が必要です。専門的な知識をもつ査定士が在籍している買取業者であれば、適正な査定額を提示してもらえます。
値段がつけられないと断る業者は、知識がなく真珠の鑑定に自信がない可能性もあります。事前にホームページなどで査定士がいる業者かどうか確認しておきましょう。
真珠の買取実績がある
真珠の買取実績がない業者は、真珠に関する知識がない可能性があるため、依頼はおすすめしません。適正な価格より安くなってしまう場合や、買取を断られることもあります。
確実に買取をしてもらうためには、ホームページなどで買取実績を確認しておきましょう。
販売ルートが確保されている
買取業者が買い取ったあと、どこで販売をしているのかも重要です。販売ルートが多ければ、多くの人にアプローチできるため買い手が見つかりやすくなります。そのため、高値で真珠を買い取ってくれる可能性が上がります。
また、アコヤ真珠は海外でも人気があるため海外に販売経路がある業者もおすすめです。
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うるココでは、お客様がお持ちの大切なお品物を、丁寧かつ慎重に査定しています。
もし、使わずに保管されている真珠をお持ちでしたら、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
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