毛皮のリフォーム費用はどれくらい?新しいアイテムとして愛用するために
毛皮はリフォームすると、新しいアイテムとして生まれ変わります。
リフォームすれば、10年以上前に買ったミンクの重たいロングコートが軽く着こなせるコートや毛皮の小物に変身するのです。
本記事では、毛皮の費用についてまとめました。
使わなくなった毛皮のコートやその他の毛皮製品は、処分する以外にリフォームする方法があることを知っておいてください。
なお、毛皮の種類や状態によっては毛皮買取も期待できるでしょう。
毛皮のリフォームとは
毛皮は、丁寧に手入れを行うことで10年以上着られるものもあります。
しかし、保管方法やメンテナンスが悪いと劣化が早まり、リフォームが必要になることがあります。
リフォームには、大きく分けて以下の2つの種類があります。
- デザインやサイズの変更
- リメイク
デザインやサイズの変更とは、コートの丈や袖丈を変更したり、デザインをアレンジしたりするリフォームを指します。リメイクとは、毛皮を必要な大きさに切り刻んで、新しいアイテムに作り直すリフォームです。
デザインやサイズの変更は、比較的費用が安く、短い期間で仕上がります。一方で、リメイクの場合は、デザインや素材の選択肢が広く、自分だけのオリジナルアイテムを作ることができます。
リフォームを検討する際には、毛皮の状態や保管方法、費用について注意が必要です。
毛皮の状態によっては、リフォームが難しい場合があります。リフォームの際には、毛皮の状態やデザインなどを考慮して、適切な保管方法を提案してもらうことが大切です。
リフォームの費用は毛皮の種類やデザイン、仕上がりなどによって異なります。
リフォームは、毛皮を長く愛用するための選択肢のひとつです。両親から譲り受けた毛皮が、リフォームによって新たな魅力を発揮してくれるかもしれません。
毛皮のリフォーム例
毛皮のリフォームは大きく分けて3つあります。
- 小物にする(ストール・マフラー・バッグなど)
- 部分的に直す(サイズ変更など)
- 全体的に作り変える
ミンクやフォックスは比較的リメイクがしやすい種類といわれており、チンチラやセーブルはやや難しいといわれています。
部分的なリメイクとは、以下のような例があります。
- 着丈や袖を短くする
- 肩の大きいパフ袖を普通袖に変える
- 肩をなめらかにする
- コートをショート丈にする
- 襟やポケットをデザインする
リフォームを検討する場合は、信頼できる業者に依頼することが大切です。
毛皮の種類や状態、デザインなどについて相談しながら、最適なリフォームプランを立ててもらいましょう。
毛皮のリフォームについてよくある要望
毛皮をどんな風にリメイクしたいかで、よくでる要望の例をみてみましょう。
- 大きく張った肩をスッキリとしたデザインにリメイクしたい
- 多すぎる毛皮の分量などを減らして軽く仕立て直したい
- 毛皮コートを解いて、カシミヤコートの衿やカフスとして取り付けたい
- 親と娘で着回せるサイズのジャケットにしたい
- ミンクの刺毛を抜いてフワフワした毛質にして軽くしたい
「自分もこんな風にリフォームしたい」という参考になると思います。
毛皮をリフォームする料金は
毛皮のリフォーム料金は業者によって大きく差があることもありますが、目安を以下に示します。
実際に依頼する前は、必ず見積りをとるようにしましょう。
リメイク種類 | 作業 | 料金(税別) |
---|---|---|
寸法直し | 袖丈出し・袖丈つめ | 18,000~10,000円 |
着丈つめ | まつり | 18,000~20,000円 |
着丈つめ | フラシ | 23,000~25,000円 |
袖幅詰め | – | 17,000~20,000円 |
身幅詰め | – | 18,000~20,000円 |
部分リフォーム | 肩幅直し(毛皮のみ) | 17,000~20,000円 |
肩幅直し | 毛皮+裏地 | 約25,000円 |
袖口直し | – | 18,000~20,000円 |
襟型変更 | – | 18,000~20,000円 |
アジャスター入れ | フード/アウトポケット | 各9,000~10,000円 |
裏地取りかえ | – | 28,000~40,000円 |
表地取りかえ | – | 45,000~60,000円 |
編み込み(ヤーン) | 修理10か所 | 8,000~10,000円 |
型変更(小物) | カラー(60cmまで) | 8,000~10,000円 |
マフラー | 90cm程度 | 13,000~15,000円 |
ストール | – | 17,000~40,000円 |
両面スヌード | 幅20cm | 27,000~30,000円 |
バッグ | – | 17,000~30,000円 |
ノーカラベスト | – | 55,000~80,000円 |
ショール | 50cm程度 | 57,000~60,000円 |
ケープ | – | 約80,000円 |
型変更(毛皮表用) | 着丈 | 100,000~120,000円 |
型変更(布地表用) | 着丈 | 130,000~150,000円 |
毛向きがえ | 70cmまで | +40,000~50,000円 (ベスト:+20,000~30,000円) |
カリ毛 | – | +25,000~30,000円 |
染色 | – | +25,000~30,000円 |
二着使い | – | +17,000~20,000円 |
まとめ
毛皮のリフォームをご紹介してきましたが、もし毛皮を着る機会がないのであれば、タンスに眠らせておくよりも買取に出したほうがよいかもしれません。
毛皮は年数が経てば経つほど、どうしても劣化して価値が下がってしまいますので、使用しない毛皮は早目に買取にだすのがお得です。
保存状態がよい品であれば、高価買取が期待できます。