貴金属の問屋街、御徒町をご紹介!
貴金属の問屋街で買うのはホントにお得!?プロがわかりやすく貴金属の問屋街の仕組みをご紹介!
貴金属の問屋街で貴金属を買うと安い、といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
問屋街で御徒町など有名ですね。
「婚約指輪や結婚指輪を買うなら御徒町がよい!」といったネット投稿を見かけることもあります。
「貴金属の問屋街の御徒町は宝飾問屋がたくさんあって、一般人にも卸価格で販売してくれる店舗もあり、百貨店や小売店より3割位安い!」
などの投稿もありますが、本当にそうかというと、ほとんどが誤解です。
貴金属の問屋街ー御徒町

御徒町は宝飾業界で働く人が多く、卸問屋も多いので御徒町にお店があるだけで卸売りと勘違いする人が多いです。
しかし、立派な店舗で販売スタッフが何人もいるようなお店は、普通の小売店と変わらなかったりします。
一般人に貴金属を販売しているなら、それは小売店と同じで、業者としか取引しない卸問屋などは、「一般の人お断り」と書いてあるものです。
中には、卸問屋で一般人に販売している店舗もありますが、お客さんに卸価格で販売していることを、卸してる小売店知られたら大問題になり、取引停止になりかねません。
なので、小売店や百貨店よりほんの少し安い、といったことはありますが、卸価格ということはないのです。
そして安く売られている貴金属には、理由があります。
貴金属を安く売れる理由
小売店であれば、粗利50%を確保しないと普通はお店を維持できません。
65%位の粗利でギリギリ、というところもあるくらいで、それだけの粗利がないと、人件費など必要経費をまかなえないのです。
その宝石の仕入原価率は、バーゲン時の割引率から何となくわかります。
70%オフとなっているなら、普段は70%以上を利益として上乗せして販売していると考えられます。
始めから販売価格を高く設定しているからだせる割引率なのです。
貴金属は流行の波が激しいわけではないので、無理して売り切る必要がありません。
値段相応の価値がある貴金属は、バーゲンで売らなくても売れますし、大きく値引きする必要性がありません。
インターネットの最安値は疑うべき

ダイヤモンドの価格をネット検索して底値を提示する人がいますが、それは訳アリ品の可能性が高いです。
ダイヤモンドは金と同じ相場商品で、世界で販売されるダイヤモンドの価格を調整している機関が毎月、世界統一の流通価格を決定しています。
つまり、その価格より低いものは金融商品(質流れ商品)と裏付けできます。
婚約指輪や結婚指輪を探して買うのはよいですが、質流れ品を希望する人は少ないでしょうし、嫌ではないでしょうか?
しっかりしたものにはそれなりの価格を支払う必要があるのです。