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毛皮のブランド一覧は?生産者団体とメーカーの違いを解説

毛皮のブランド一覧は?生産者団体とメーカーの違いを解説

サガミンクとシャネルはどちらも「毛皮のブランド」と呼ばれます。ところがこの2つが指すものは別で、片方は毛皮そのものの品質を示す認証、もう片方は製品を仕立てるメーカーの名前です。

ここが混ざったまま語られる場面が多いため、譲り受けた毛皮の正体を調べてもよく分からないままになりがちです。

この記事では毛皮のブランドを生産者団体とファッションメーカーに分けて整理し、買取で評価されやすいブランドや手元の毛皮での確かめ方まで解説します。

すでに手放す気持ちが固まっているなら、先に毛皮買取の査定を申し込んでおくと話が早く進みます。

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目次

毛皮のブランドとは

毛皮のブランドとは

毛皮の世界でブランドと呼ばれるものは、生産者団体による品質認証と、製品を仕立てるメーカー名の大きく2つに分かれます。

ひとつめはサガファーに代表される生産者団体です。原皮に等級を付けて競りにかける仕組みは、毛皮の歴史のなかで養殖が広がった時代に整いました。養殖農家の集まりやオークション会社が原皮の品質を審査し、基準を満たしたものにだけ認証を与えます。サガミンクという名前は産地でもメーカーでもなく、この審査を通ったミンクであることを示す表記です。

2つめがシャネルやフェンディのようなファッションメーカーです。生産者団体が扱うのはあくまで素材としての原皮で、それを仕立ててコートやショールに変えるのがメーカーの役割になります。

つまり1着の毛皮コートには、素材の品質を示すラベルと仕立てたメーカーのタグが両方付いていることがあるわけです。

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毛皮の品質を示す生産者団体

毛皮の品質を示す生産者団体

生産者団体は原皮の生産や流通を担う組織で、オークション会社もここに含まれます。ラベルにSAGAなどの表記があれば、その毛皮が一定の品質審査を通っていることの証明になります。代表的なのは、フィンランドのサガファー、北米のアメリカンレジェンド、デンマークのコペンハーゲンファーの3つです。それぞれの特徴を順に見ていきましょう。

サガファー

サガファー(SAGA FURS)はフィンランドの毛皮オークション会社です。名前の響きから産地名と思われがちですが、サガという土地があるわけではありません。もとは北欧4か国の共同ブランドとして始まったもので、加盟する農場でつくられ、なおかつ品質審査を通った原皮にSAGAの名前を付けて競りにかける仕組みです。産地の情報と品質の裏づけを兼ねたラベル、と考えると分かりやすいでしょう。

ランクは上位から順に次のように分かれます。

  • Saga Royal
  • Saga
  • Saga I

ラベルにSAGA MINKやSAGA FOXとあれば、それぞれ認証を受けたミンクとフォックスという意味です。サガロイヤルの表記が確認できる毛皮は、素材として上位の審査を通った証になります。

アメリカンレジェンド

アメリカンレジェンドは北米のミンク生産者がつくっていた団体です。なかでも知られているのが最高級の黒ミンクに与えられるブラックグラマで、厳しい選別を通った原皮だけが名乗れるブランドでした。2018年に別のオークション会社へ買収され、独立した組織としての役目は終えています。ただし長く広告に著名人を起用してきた歴史があり、ブラックグラマのラベルは黒ミンクの目印として今も査定で見られます。

コペンハーゲンファー

コペンハーゲンファーはデンマークの毛皮オークション会社で、かつては世界最大の取扱量を誇りました。ただし2020年にデンマークがミンクの大量殺処分に踏み切ったことを受けて閉鎖が決まり、段階的に事業を終えています。品質ごとにPurpleやPlatinumといったランク分けを行い、上位ランクの原皮は各国のメーカーへ素材として供給されてきました。新たに流通することはなくなりましたが、KOPENHAGEN FURのラベルは素材の質を確かめる手がかりとして今も査定で見られます。

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毛皮を扱うファッションブランド

毛皮を扱うファッションブランド

生産者団体から仕入れた原皮をコートやマフラーに仕立てるのがファッションメーカーです。国内と海外では成り立ちや評価のされ方が少し違うため、分けて整理します。

国内のメーカー

国内には毛皮を専門に扱ってきたメーカーと、婦人服の一部として毛皮を展開してきたブランドがあります。前者の代表がエンバで、コートから小物まで幅広い毛皮製品を手がけてきました。後者ではフォクシーのように、毛皮のコートやストールを定番として扱ってきた国内ブランドが挙げられます。

国内メーカーの毛皮は日本人の体型に合わせた仕立てが中心で、贈答品や百貨店経由で家庭に渡った量も豊富です。譲り受けた毛皮のタグに見覚えのない日本語の名前があれば、こうした国内メーカーの可能性を考えてみてください。

ここで紛らわしいのが、アメリカにも同じ綴りのEMBAがあることです。こちらは1940年代に発足したミンク生産者の団体で、オータムヘイズのように毛色ごとの名前を付けて原皮のラベルに使っていました。1980年代半ばにアメリカンレジェンドへ統合されています。日本のエンバとは別の組織で、片方は原皮に付くラベル、もう片方は製品に付くメーカーのタグという関係です。1着のコートに両方が縫い付けられていることもあります。

海外のラグジュアリーブランド

海外ではフェンディやシャネル、イヴサンローランなどが毛皮製品を展開してきました。フェンディはローマの毛皮と革製品の店から始まったブランドで、毛皮との結び付きがとくに深いメーカーです。

近年は動物福祉の観点からリアルファーの使用をやめるブランドが相次ぎました。裏を返せば、かつてのコレクションの毛皮製品は今後新たに生産されず、過去の毛皮製品が中古市場で探される背景になっています。

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買取で評価されやすい毛皮ブランド

買取で評価されやすい毛皮ブランド

買取の場面でまず確認されるのは、生産者団体の認証と仕立てたメーカーの名前です。サガロイヤルのような上位ランクの認証は素材の良さの裏付けになります。フェンディなど知名度の高いメーカーの製品も、探している買い手が付きやすい傾向があるといわれます。

ただしブランドは評価材料のひとつにすぎません。査定ではおもに以下の要素が確認されます。

  • 認証ラベルのランク
  • メーカーの知名度
  • 毛皮の種類
  • 毛並みや保管の状態
  • 付属品の有無

同じサガミンクでもコートとマフラーでは見られ方が違い、状態しだいで結果も変わります。金額の幅がどう生まれるかは毛皮の買取相場の考えかたとあわせて押さえておくと、査定額を見たときに納得しやすくなります。

ミンクかセーブルかといった素材そのものの違いも評価を左右します。手元の毛皮が何なのか自信がないときは、毛皮の種類から特徴を照らし合わせてみてください。

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毛皮のブランドを確かめる方法

毛皮のブランドを確かめる方法

ブランドを確かめる手がかりは裏地にあります。確認する場所はだいたい決まっています。

  • 裏地のネームタグ
  • 裏地の刺繍やラベル
  • ポケット内側や裾の裏

ファッションメーカーの名前はネームタグに、生産者団体の認証は刺繍やラベルに入っているのが一般的です。目立たない位置に縫い付けられていることもあるため、裏地全体を探してみてください。

表記を見つけても読み取り方に迷う場合は、毛皮のブランドタグの見方を手元の毛皮と見比べながら確認するのが確実です。

リフォーム済みの毛皮や古い製品では、ラベルそのものが切り取られているケースもあります。その場合でもブランド不明のまま査定は受けられるため、無理に特定しようとせず査定士に見てもらうほうが早いこともあります。そもそも本物の毛皮かどうか不安なら、リアルファーとフェイクファーの違いを先に押さえておくと安心です。

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毛皮のブランドでよくある質問

毛皮のブランドでよくある質問

サガミンクのサガは佐賀県のことですか

佐賀県とは関係ありません。サガはフィンランドの毛皮オークション会社サガファーの認証を指し、その審査を通ったミンクの毛皮がサガミンクと呼ばれます。原皮はフィンランドを中心とするヨーロッパの農場で生産されたもので、日本の地名とは無関係です。

ブランドが分からない毛皮でも買取してもらえますか

ブランド不明でも買取の対象になります。査定では毛皮の種類や毛並みの状態、サイズや付属品といった要素が総合的に見られるためです。ラベルが切れている場合も、そのままの状態で査定に出して問題ありません。

認証ラベルとメーカータグはどちらが重視されますか

どちらか一方だけで決まるものではありません。認証ラベルは素材の品質を、メーカータグは製品としての需要を示す情報で、査定では両方が材料になります。毛皮の種類や状態と合わせた総合評価と考えてください。

まとめ

毛皮のブランドは、素材の品質を保証する生産者団体の認証と、製品を仕立てたメーカー名の2種類に分かれます。サガのような認証は原皮の審査を通った証で、メーカータグは製品としての需要を示すものです。買取ではどちらも材料になりますが、最終的には毛皮の種類や保管の状態を含めた総合評価で決まります。

ラベルを探す場所は裏地です。裏地を確かめて分からなければ、ブランド不明のまま査定に出して問題ありません。ラベルが見つからない毛皮でも価値が消えるわけではないためです。

毛皮は保管しているだけでも状態が少しずつ変わっていく素材です。眠らせている毛皮があるなら、毛皮の出張買取で現在の評価を確かめてみてください。

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