アメジストの産地や特徴とその買取価格を知ろう!
2月の誕生石アメジストの産地やその特徴と買取価格

アメジストという宝石はご存知の方が多いと思いますが、アメジストの産地や特徴、買取価格などはあまり知られていません。
ここでは、そんなアメジストの産地と特徴、買取価格についてご紹介します!
アメジストの産地
アメジストの主な産地は、
- ブラジル
- ザンビア
- ウルグアイ
上記の3地域になります。
アメジストは産地で特徴が少し違い、また買取価格も変動します。
以下でブラジル、ザンビア、ウルグアイの主要産地ごとの特徴をご紹介します。
ブラジル産のアメジスト
宝石大国のブラジルは、アメジストにおいても世界最大の産出国です。
ブラジル産のアメジストは全体的に黒っぽい色合いですが、ブラジル産のアメジストがぜんぶ黒っぽいわけではなく、宝石商などが取り扱うアメジストには、美しいものもあります。
黒っぽい理由はアメジストは内部に黒い斑点が含まれるからで、ほとんどの場合、その黒い斑点が不純物としてみられるので、価値を下げてしまうのですが、入り込み方次第では逆に価値が高くなることもあります。
ザンビア産のアメジスト
アフリカにあるザンビアは良質なアメジストの産地です。
ザンビア産のアメジストは濃い紫色が特徴ですが、ザンビア産のアメジストはインクルージョン(内包物)やカラーバンド(色溜まり)が多く、カラーにムラや偏りがあるので、買取価格もピンキリです。
ウルグアイ産のアメジスト
高貴な印象で深みある紫のアメジストは主にウルグアイが産地です。
ウルグアイ産のアメジストはザンビア産に引けを取らない深い紫が特徴です。
結晶の粒が小さく、一般的なアメジストよりも硬度がやや低いので、取扱いには注意が必要です。
また粒が小さいので、大きな石の採取は困難で、大粒のウルグアイ産のアメジストは買取価格も高まります。
アメジストの特徴
アメジストは深いパープルのものもあれば、淡いライラックカラーもあり、カラーバリエーションが幅広い宝石です。
熱で変色する性質もあり、インクルージョンが多いアメジストは、この性質も利用して加熱処理を行うこともあります。
また、無色の水晶に鉄イオンを加えて、その後に放射線を照射して、人工のアメジストを作ることもできます。
アメジストの変色は加熱処理だけでなく、紫外線照射も加工方法としてあります。
紫外線を照射しても変色が起こり、照射処理されたアメジストは「カラーチェンジアメシスト」と呼ばれます。
アメジストを買取価格

アメジストは「愛の守護石」と呼ばれ、家族や友人、恋人など人間の絆を深める効果があるといわれる人気のパワーストーンです。
需要が常にある宝石なので、宝石買取業者でも買取してもらえます。
ただ、アメジストは鉱物の中では、どちらかというと一般的なクォーツに含まれるので、全体的に買取価格もそこまで高くはありません。
しかし、アメジストの買取価格が高くなるポイントもあります。
アメジストの買取価格を上げるのは、普通であれば宝石買取でマイナス査定になる、インクルージョンがあります。
アメジストには、シルクインクルージョンと呼ばれる羽根状のインクルージョンをもったものがあり、数が多いクォーツの宝石でも、シルクインクルージョンを持つ宝石はアメジストだけで、買取価格も高くなります。
ただ、アメジストのカラーやインクルージョン鑑定は、専門知識をもつプロの鑑定士しか難しい作業ですので、アメジストの買取はプロの鑑定士に査定を依頼しましょう。
アメジストの買取の前に
アメジストの買取のポイントは、カラーやサイズです。
色は濃いほど評価も高くなりますが、淡いライラック色も人気のカラーです。
また産地でも色が少し違うので、お持ちのアメジストがどこの産地のものかチェックしておくとよいでしょう。
またアメジストは変色性があり、日光で退色する特徴もあるので、取り扱いには注意しましょう。