ピンクゴールドは変色しやすい!お手入れ方法を解説!
ピンクゴールドは、暖かくかわいらしい色合いから若い女性を中心に人気です。
純金と比べて強度が増すため、普段使いのアクセサリーや、婚約指輪や結婚指輪として選ばれることも増えてきています。
ピンクゴールドは変色しやすい、金属アレルギーが起きやすいといった特徴もあるため、普段のお手入れに注意するポイントがいくつかあります。
本記事では、ピンクゴールドが変色しやすい理由、お手入れの方法を中心にご紹介します。
ピンクゴールドとは?
ピンクゴールドは、その名の通り淡いピンクの色味が特徴的なカラーゴールドです。
純金に銀、銅、パラジウム等の金属を混ぜ合わせることで独特のピンク色を作り出しています。
ピンクゴールドの持つ優しげな色味は日本人の肌色になじみやすく、アクセサリーに温かな雰囲気やかわいらしさを与えることから主に若い女性を中心に人気を集めています。
薔薇の花の色を連想させることから、別名「ローズゴールド」と呼ばれることもあります。
ピンクゴールドは基本的に「金75%、銅18%、銀5%、パラジウム2%」の配合比率で作られます。
そして、この中の「銅」の含有量を調整することでピンクが淡くなったり濃くなったりと色味を調節することができるのです。
また、銅を混ぜることで純金と比べて強度が増すため、ピンクゴールドのアクセサリーは使用中の傷が付きづらく日常使いにも向いているといえます。
そんなピンクゴールドは、残念なことにその他のカラーゴールド(ホワイトゴールド、イエローゴールドなど)と比較すると特に変色しやすい素材です。
ピンクゴールドの変色の原因
ピンクゴールドが変色する主な原因は以下の3つです。
- 割金の経年劣化(酸化)
- 小さなキズができると色が薄くなる
- メッキの剥がれ
これらについて説明します。
割金の経年劣化(酸化)
純度100%の金が経年劣化で変色することは、まずありません。
しかし、純金の中に少しでも銀、銅、パラジウムなどの割金が含まれると経年による劣化は避けられなくなります。
割金を混ぜることで色味を調整し、傷や変形などに対する耐久性を高めることができますが、その一方で酸素や油分などと化学反応を起こして「酸化」し、次第に変色してしまうという性質を持っています。
中でも、ピンクゴールドの主な割金として使われている銅は、金属の中では特に酸化しやすく経年による黒ずみなどの変色が起こりやすいという特徴があります。
「18金なのに変色する?黒ずみを落として元の美しい色に戻す方法」もご覧ください。
身近なところでは、ピンクゴールドと同様に銅が使用されている10円玉が経年とともに輝く赤銅色からくすんだ茶色に変化するのをよく目にするでしょう。
残念ながらこの酸化を完全に防ぐ方法はなく、ピンクゴールドの変色はどうしても避けられないといえます。
小さなキズができると色が薄くなる
ピンクゴールドの色が使用しているうちにだんだん薄くなっていくと感じることがあります。
これは正確に言うと色が薄くなったり落ちたりしたというわけではなく、使用するうちにアクセサリー表面に目に見えないほど小さな無数の細かな傷ができ、その傷に当たった光が乱反射することで色が薄くなったように見えるのです。
このような小さな傷はたとえどんなに丁寧に扱っていたとしても自然と付いてしまうものであり、防ぎようがありません。
お気に入りのアクセサリーほど使用頻度も増えることで傷が付きやすく、結果として使用すれば使用するほど色の変化が起こりやすくなります。
メッキの剥がれ
変色や退色ではなくアクセサリー表面のピンクゴールドのメッキが剥げて下地部分が出でてきてしまうことがあります。
優れた技術のもと丁寧に加工されている場合は基本的にメッキが剥げることはほぼありません。
しかし残念ながらメッキの加工技術が低かった場合は、経年劣化によりメッキが剥がれニッケルなどの下地部分が見えてしまうということが起こります。
そのまま使用し続けると剥がれた部分がより拡大してしまう可能性があります。
メッキが剥がれ下地部分が見えてきた場合は、早めに購入店や修理専門店にメンテナンスの依頼をすることをおすすめします。
メッキの再加工を施してもらうことで新品の様に見た目を戻すことができます。
ピンクゴールドの変色を防ぐための対策
ピンクゴールドはどうしても長年の使用により変色が起こる素材です。
ここではそんなピンクゴールドの変色を防ぎ、美しさを長く保つ対策をご紹介します。
水分・油分に注意する
ピンクゴールドに含まれる割金は酸素・油分・硫黄などと化学反応を起こし、サビたり変色したりする性質があります。
特に入浴剤や温泉水に含まれる硫黄などの成分や、クレンジングオイルや化粧品に含まれる油分には変色を促す作用があるため注意が必要です。
日頃から入浴時や水仕事の際はアクセサリーを外す、万が一水分が付着した場合は早めに布で拭くということを心がけ、できるだけ水分に触れないようにすることで変色を防ぐことができます。
合わせて「指輪は温泉で変色する?」も参考にしてください。
使用後の汚れを拭き取る
アクセサリーには、身に着けるだけで化粧品や皮脂・汗などの成分が付着します。
付着した汚れをそのまま放置すると変色の原因となるため、アクセサリーを外す度に柔らかい布で傷を付けないよう注意しながら汚れを拭き取ることをおすすめします。
特に夏場は汗が付くことでピンクゴールドの酸化が進み、変色が起こりやすくなります。
アクセサリーの使用後には都度汚れを拭き取るということを習慣化し、変色を防ぎましょう!
アクセサリーケースに収納する
変色を防ぐためにはアクセサリーを外した後は蓋付きのアクセサリーケースに保管することがおすすめです。
できる限り空気に触れない状態を保つ事で酸化のスピードを遅らせ、変色を防ぐことができます。
さらに、仕切り付きのアクセサリーケースであれば他のアクセサリーとぶつかり、傷がつくことを防いでくれます。
小さな傷も積み重なると変色・退色して見える原因となるので注意しましょう。
◎ピンクゴールドを変色させないためのポイント
- 水分に触れないようにする
- こまめに汚れを拭き取る
- 保管の際はアクセサリーケースに収納する
上記の点に気をつけることで大切なアクセサリーを酸化から守り、変色を遅らせる事ができます。
また、もともと酸化防止加工が施されているピンクゴールドを選ぶこともおすすめです。
丁寧な取り扱いはもちろんですが、加工が施されたピンクゴールドを選択することにより、気になる変色を比較的長期にわたり防ぐことが可能です!
ピンクゴールドの変色を元に戻す方法
日頃の取り扱いに気をつけていても、ピンクゴールドの変色はどうしても避けられません。
ここでは変色してしまったピンクゴールドを元に戻す方法をご紹介します。
中性洗剤を使って洗浄する
ピンクゴールドの変色の原因が酸化によるものであった場合に効果的とされるのが、中性洗剤を使用しての洗浄です。
拭き取りだけでは取れない汚れや変色が気になる場合におすすめです。
《注意点》
中性洗剤の使用が適さない宝石の場合、洗浄することで色が抜けてしまう可能性があります。アクセサリーに下記の宝石が付いている場合はこちらの方法は控えましょう。
※トルコ石、エメラルド、ラピスラズリ、サンゴ、コハク、マラカイトなど
《手順》
- ぬるま湯に中性洗剤を1対1の割合で溶かす。
- ピンクゴールドを作った洗剤液に約5分漬け置きする。
- 流水でしっかりすすぐ。
- やわらかい布で丁寧に水分を拭き取る。
この処理でほとんどの汚れが落ち、元の色に戻る可能性が高いです。
ただし水や洗剤が表面に残るとかえって変色の原因になります。
すすぎをしっかりと行い、洗浄後は丁寧に水分を拭き取ることが大切です。
専門店にクリーニングを依頼する
専門店でクリーニングすることで、ピンクゴールドの変色を元に戻すことができます。
ジュエリークリーニング専門店はもちろんのこと、購入店舗でもアフターサービスとしてアクセサリーのクリーニングを受けられる場合があるので保証の内容を今一度確認してみましょう。
専門店での修理費用相場はアクセサリーの種類にもよって変わりますが、おおよそ¥3000くらいからとなっています(指輪の新品仕上げ等)。
ジュエリーのリフォーム・修理店では再メッキを施すこともできるため、壊れてしまったと諦めずにまずは相談してみることをおすすめします。
プロの技術により、変色したピンクゴールドも再び新品同様の輝きを取り戻すことができますよ!
ピンクゴールドは金属アレルギーになりやすい?
ピンクゴールドに含まれる割金のうち、「銅」と「パラジウム」は特に金属アレルギーを引き起こしやすい素材と言われています。
今まで金属アレルギーが無かった場合でも、ピンクゴールドを身に着けることにより「しっしん」や「かゆみ」などのアレルギー症状が突然発症するケースもあり注意が必要です。
そのまま使用を続けるとさらに重篤なアレルギー症状が起こる可能性もあります。
アレルギー反応が疑われる症状が現れた場合は使用を中止し、皮膚科医等でアレルギー検査(パッチテスト)を受けるようにしましょう。
「金でも金属アレルギーになる!?アレルギーになりにくい素材なども紹介!」も合わせてご覧ください。
まとめ
ピンクゴールドは、かわいらしい色合いから、若い方女性を中心に人気です。
かわいらしいピンクの色合いは、純金に銀、銅、パラジウム等の金属を混ぜ合わせて作られた合金で、残念ながら経年により変色しやすいという特徴があります。
今回ご紹介したように、ピンクゴールドの酸化・変色を抑えるために、日頃から水分・油分になるべく触れないよう注意して、使用後は汚れを拭き取る・蓋付きのアクセサリーケースに収納するなどこまめなお手入れを心掛けてください。
また、もし金属アレルギー反応が出たときは、ピンクゴールドのアクセサリー使用を控えてください。
変色や金属アレルギー反応など心配な点もありますが、ピンクゴールドはとてもかわいい色合いのアクセサリーです。お手元に使わなくなったピンクゴールドのアクセサリーや時計があれば一度うるここにご相談ください。
変色やチェーンのちぎれなどがあっても、一度拝見させていただきます。