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コラム

金の採掘場所はどこ?金の採掘方法と埋蔵量を徹底解析!

金 採掘

金の採掘場所は大きく「金鉱山」と「河川」の2つに分けることができます。

日本は金資源が枯渇し、現在稼働している金鉱山は1か所のみです。

一方で、日本には電子機器などの「都市鉱山」から採れる金が豊富にあると考えられており、都市鉱山から採れる金を含めると、日本の金埋蔵量は約7,000トンにもなると予測されています。

本記事では金の採取方法や、日本の金埋蔵量、世界の埋蔵量と輸出量について、さらに個人でも金の採掘ができるのかなど詳しくご紹介します!

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目次

金の採掘場所・採掘方法

金の採掘場所は大きく分けると「金鉱山」と「河川」の2つです。

金鉱山で採掘した金を「山金」、河川で採掘した金を「川金」と採掘場所ごとに金の呼び方が変わり、それぞれ採掘方法も異なります。

どちらも古くから行われてきた手法ですが、現代においては金鉱山での山金の採掘が主流になっています。

山(山金)

日本国内の有名な山金の採掘場所は、下記の通りです。

  • 佐渡金山(新潟県)
  • 鴻之舞金山(北海道)
  • 尾去沢鉱山(秋田県)
  • 菱刈鉱山(鹿児島県)

日本最大の金山として有名だった新潟県の佐渡金山や、北海道の鴻之舞金山など、古くから日本には多くの金鉱山が存在しました。

しかし日本国内に数多く存在した金鉱山も、現在ではほぼ全て閉山となってしまいました。

理由は金を掘り尽くしてしまい、もう金が採れなくなったからです。

鹿児島県の菱刈鉱山が、2023年現在でも商業採掘を行っている国内唯一の金鉱山です。

菱刈鉱山は、かつて日本最大の金鉱山として採掘が盛んに行われていた新潟県の佐渡金山を遥かに上回る金の産出量を誇り、金埋蔵量は250トンと推定されています。

これは日本の他の主要金山全てを合計したものを上回る大規模なものとなっており、今後も安定的な金の採掘が見込まれています。

《山金の採掘手順・・・含水爆薬》

日本最大の採掘現場である菱刈鉱山では、「含水爆薬」によって鉱床を発破して、鉱石を取り出しています。

含水爆薬は安全性が高く、世界の鉱脈でも採用されている方法です。

  1. 始めに金鉱山で金を含む「金鉱脈」を探し出し50箇所ほど穴を開ける
  2. 開けた穴に爆薬を詰め、鉱石を崩す。崩した鉱石を処理場に運ぶ
  3. 金を含む鉱石(金鉱石)を選別する
  4. 金鉱石を金の加工工場へ運び、製錬・精錬により金を取り出す

鉱石の大部分は石英や炭酸塩でできており、中に混じっている金は肉眼では見えないほどごく僅かな量です。

そこから金だけを抽出するのが山金の特徴です。

山金の採掘が始まった初期は、地表から地下に向かって採掘する「露頭堀り」が主流でした。

その後の技術革新に伴い、鉱脈に沿って採掘する「ひ押し堀り」や、坑道を掘り地下水の排水を行いながら採掘する「坑道堀り」など、含水爆薬以外にもさまざまな採掘方法が開発され今日に至ります。

川(川金)

川金は、川底に自然と溜まった金を指し、一般的に「砂金」と呼ばれています。

日本国内の有名な川金の採掘場所は、下記の通りです。

  • 多摩川(東京都)
  • ウソタンナイ川(北海道)
  • 立谷沢川(山形県)
  • 犀川(石川県)

川金は山金と並び、古くから採取が行なわれていました。

まとまった量を採取することは難しいため、現代では砂金採り体験などのイベントなど、レジャーのひとつとして楽しむものになっています。

《川金の採取手順》

  1. 金鉱脈から剥がれ落ちた金が川底に溜まる
  2. ザルなどの専用の道具を使用して川から金を採取する

川の氾濫や増水により削られた金鉱脈に、さらに雨風などの力が加わることで金が剥がれ落ちて、自然と川底に溜まります。

川底に溜まった金を手作業で一粒ずつ採取します。

水中で「ゆり板」と呼ばれる板を揺らして砂利を洗い流し砂金を採取する方法や、「ねこ(ねこだ)」と呼ばれる専用の道具を川底に沈めて固定し、集めた川砂を、ざるを通すことで砂金を採取する方法などがあります。

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金鉱石から金を取り出す製錬・精錬方法

ここからは、採掘された金鉱石から金を取り出す製錬・精錬方法について解説します。

水銀アマルガム法

「水銀アマルガム法」は、粉砕した鉱石を水銀と混ぜて金を製錬する方法です。混汞(こんこう)法とも呼ばれます。

金や銀は水銀に溶け、アマルガム合金という物質に変化する性質を持っています。

粉砕した鉱石から水銀を使ってアマルガム合金を抽出し、さらにそれを加熱して水銀を蒸発させ、金のみを取り出すという方法です。

アマルガム法は、低コストで金の採取を行うことができる反面、水銀汚染により人体や環境へ与えるリスクが大きく、アマルガム法による金の採取を行っている地域は南アフリカなどのごく一部の地域に限られています。

溶鉱炉

「銅の溶鉱炉」での製錬は、現代において主流の手法となっています。

溶鉱炉に銅鉱石と金鉱石を同時に入れて溶かした後、銅、銀の順に取り出し、残ったものを電子分解して金を採取します。

銅の溶鉱炉を使うためには始めに大規模な設備投資が必要ですが、他の方法と比較して人体や環境への負荷が少ない方法であるため、近年積極的に採用されています。

青化法

「青化法」は、青化カリや青化ソーダの溶液を用いて金を製錬する方法です。青化製錬法・シアン法とも呼ばれます。

粉砕した金鉱石に青化ソーダ溶液を加えると、金と銀が溶液中に溶け出します。できた溶液をろ過した後、亜鉛粉末を加えて金と銀を分離させそれぞれを抽出します。

青化法は鉱石中にごく微量しか含まれていない金銀を効率よく抽出することができるとして、1888年にイギリスで特許製法として発表されました。

しかし、青化ソーダ溶液(シアン化合物)は毒性が非常に強く、人体や環境に悪影響を及ぼす懸念があります。そのため、一部の国や地域では青化法の使用が禁止されているところもあります。

灰吹法

「灰吹法」は、粉砕した金鉱石を鉛に入れて溶かし金を製錬する方法です。日本では、江戸時代から明治時代にかけて用いられていました。

細かく砕いた金鉱石を鉛と一緒に炭火で溶かし、「貴鉛(きえん)」と呼ばれる鉛合金を作ります。

次に貴鉛を灰が敷き詰められた皿状の容器に乗せ、空気を送りながら約1,000度まで加熱すると、鉛が他の金属と共に酸化して灰に染み込み、金銀だけが残ります。

その後さらに、金銀吹き分け法や焼金法で金と銀を分離させ、それぞれを取り出します。

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金の埋蔵量

金の埋蔵量=地中に眠る金の総量ではありません。

埋蔵量とは、現時点では技術的に採掘できない金や、採掘量に対して利益が出ない金は含まずに、あくまでも現在の技術や経済状況で掘り出せると予測された金の量を指します。

そのため、新たな金の採掘技術が開発されるなどして、今後もさらに金の埋蔵量が増加することが予想されます。

日本での金の埋蔵量

日本での金の年間産出量は菱刈金山から採掘される約6トンで、他の産出国と比較すると少ない数字です。

一方で日本の金の埋蔵量は約7,000トンもあると考えられており、これは世界の金埋蔵量の15%前後を占める量とされています。

一体、日本のどこにこんなに大量の金が埋まっているというのでしょうか?

それは、近年生まれた「都市鉱山」という考え方によるものです。

都市鉱山とは、携帯電話や電子機器の基板などに金を含むさまざまな資源(レアメタル)が使用された工業製品を指す言葉で、1988年に南條道夫教授たちにより提唱されたリサイクル概念です。

都市鉱山に含まれる金の量は、携帯電話1トンあたり約150gになるとされており、これは他の鉱石1トンあたりから算出される金の量と比較すると約30~50倍もの量になります。

日本にはこの「都市鉱山」が豊富にあると考えられ、今後のリサイクル事業による金の産出に期待が高まっています。

世界の金の埋蔵量

全世界の金の埋蔵量は、2023年現在で約5万トンあるとされています。

金の埋蔵量が多い国は、オーストラリア・ロシア・南アフリカ・アメリカなどです。

金は有限の資源であり、約5万トンの金は、今後年間3,000トンのペースで採掘を続けた場合、約15年で金が枯渇するということになります。

しかし、近年の技術革新により海底にある熱水鉱床などの新たな採掘箇所が発見されたケースもあり、今後もまだ金の埋蔵量が増えることが期待できます。

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世界の金の輸出量

全世界の金の年間産出量は約3,000トンです。

その中で特に金の産出量が多いとされるのが中国・オーストラリア・ロシアの3カ国です。

中国は福建省と山東省に金鉱脈があり、2021年には約370トンもの金を産出しています。

次いでオーストラリアは約330トン、ロシアは約300トンの産出量となっています。

個人でも金の採掘はできる?

金などの資源(鉱物)を採掘するには「採掘権」を取得する必要があり、個人での金採掘は難しいといえます。

採掘権とは鉱業権の一種で、鉱業法にもとづき、ある一定の区域における地層から鉱物(金などの資源)を採掘して取得できる権利です。

採掘権が認められるためには、その該当区域における鉱物の量や品位などが、商業ベースの採掘に適するものであることが前提となり、個人での採掘には向きません。

それに対して、河川の砂金については禁止する法律もないため、個人での採取が可能です。

しかし近年、砂金採りの際に川を荒らすなどのマナー違反が問題となっているケースもあります。

自然の河川で砂金採取を楽しむ場合は、採取後は原状回復に努める、堀削機械などを使用しない、ゴミは持ち帰るなど環境保護のため、近隣住民のためにさまざまな配慮が必要です。

また、全国に砂金採りが体験できるレジャー施設も数多くあります。このような施設を利用すれば、誰でも手軽に金の採掘を体験することができます。

採取した砂金は売れるのか、また採取法や注意点については関連記事を参照してください。

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まとめ

金の採掘場所は「金鉱山」と「河川」の2つに分けられ、それぞれ「山金」「川金」と採掘場所ごとに金の呼び名が変わります。

日本国内にはかつて多くの金鉱山が存在しましたが、全ての金を取り尽くしたため閉山を余儀なくされ、現在では鹿児島県の菱刈鉱山でのみ商業採掘を行っています。

金鉱石から金を取り出す製錬・精錬方法には「水銀アマルガム法」「青化法」「灰吹法」などさまざまな手法がありますが、環境や人体へのリスクが低い「銅の溶鉱炉」での製錬が現代においては主流です。

・全世界の金の埋蔵量は、2023年現在で約5万トン

金の埋蔵量が多い国は、オーストラリア・ロシア・南アフリカ・アメリカなど。

・全世界の金の年間産出量は約3,000トン

金の産出量が多い国は、中国・オーストラリア・ロシアの3カ国。

・日本の金の埋蔵量は「都市鉱山」を含めた場合約7,000トン

都市鉱山からとれる金の量は、同じ重さの鉱山から採れる50倍近くもの量になり、これからはリサイクル事業による金の産出が期待されています。

金の採掘・加工には非常に手間がかかり、時には危険も伴います。

個人で地面を掘っての金採掘はできませんが、もし金の採掘に興味が湧いたのなら、砂金採りの体験施設を利用することで、個人でも気軽に金採掘の気分を味わうことができます。

旅行先などで見かけた場合はぜひ体験してみてはいかがでしょうか?

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