宝石を高く売るには?おすすめの業者や高く売るコツまで紹介
「宝石をできるだけ高く売りたい」
「そもそも宝石を高く売るコツってあるの?」
「よい買取業者を見極めるポイントが知りたい」
近年、宝石の需要が高まっており、この機会に宝石を売ろうと考えている人も多いのではないでしょうか。
宝石の種類や品質・大きさによって価値は変わりますが、100万円を超える買取額を提示されることも珍しくありません。
せっかく宝石を売るなら、少しでも高く宝石を売りたいですよね。
そこで当記事では宝石を高く売るために以下のような内容で解説しています。
- 宝石を高く買取するコツ
- 高く売れる条件
- 高く売りやすい宝石の種類と買取相場
この記事を読めば、宝石を売る時のコツや高額な宝石の種類などがわかりますよ。ぜひ、この記事を参考にして高額買取にチャレンジしてみてください。
宝石を高く買取する5つのコツ
宝石を高く買取するコツは以下5つの方法があります。
- 付属品は必ず持っていく
- 簡単な掃除をする
- 需要が高い時期を見極める
- 複数の業者と比較する
- 査定士のいる買取専門店に依頼する
屋外広告やテレビCMで「高価買取!」と盛大に掲げる買取業者をよく見かけます。
しかし実際には数千円で買い叩かれた、なんて方がいるのも事実です。
中には金や銀、プラチナなどの貴金属しか見てない買取業者が存在し、宝石を売るときは特に慎重にならなければなりません。
高く買取するだけでなくご自身が損しないためにも、ぜひ参考にしてください。
コツ①:付属品は必ず持っていく
宝石を購入した際に付いてきた付属品は、査定額に影響するため必ず持っていきましょう。
特に下記3点は重要です。
- 鑑定書
- 鑑別書
- 購入した時の箱(ジュエリーボックス)
鑑定書とは、ダイヤモンドのみに発行される書類のことで、カラットや内包物などが記載されており「品質」「天然物」を証明できるものです。
鑑別書とは、その宝石が「本物」なのか「偽物」なのかを記した書類のこと。品質の保証はせず「天然石」「人工石」「宝石のサイズ」「形」といった分析情報を記載しています。
宝石の中でも、ルビーやサファイヤは合成品が多く、鑑別は非常に難しいので鑑別書を持参しなければ買取不可となる場合もあります。
さらに、ジュエリーボックスも必ず持参しましょう。「宝石の台座」「チェーン」には高価な素材を使っていることが多く、買取価格を上乗せしてくれることもあります。
付属品を持参することで、より高く買い取ってもらえる可能性があるかもしれません。
コツ②:簡単な掃除をする
買取する前に簡単な掃除をすることで、くすみが取れ本来の輝きを取り戻し、状態のよい宝石だと印象を与え、プラス査定が期待できます。
しかし宝石の種類によって掃除の仕方は変わるため、注意が必要です。
- ダイヤモンド
食器用洗剤を歯ブラシに数滴つけ、表面の軽い汚れを落とすように優しく洗う
泡をすすぎ、キッチンペーパーやタオルで水気を取って終了 - エメラルドなどの宝石
ぬるま湯で表面の軽い汚れを優しく洗う
乾いた柔らかい布でしっかりとふき取ったら終了
ダイヤモンドは硬度が高いため柔らかい歯ブラシで掃除できますが、エメラルドのような衝撃に弱い宝石は、ぬるま湯で優しく汚れを落とすイメージで掃除してください。
もし汚れが取れない場合は、宝飾店などにクリーニングを依頼する方法もあります。
無理して掃除するとパーツが取れたり、欠けたりする可能性があるため注意しましょう。
コツ③:需要が高い時期を見極める
宝石の買取相場は不安定のため、売るタイミングが少しでも変わると価格に何万円の差が生じることがあります。
貴金属や宝石は世界で通用する「実物資産」であり、株価とは逆の動きをすることが多いです。
例えば株価が上昇傾向で経済状況がよいと、宝石の需要は低くなります。反対に株価が下がると安定した価値を持つ宝石の需要は高まっていくのです。
株価のほかに、需要が高い時期を見極めるポイントが2つあります。
- ネットオークションの落札金額を確認
- 買取業者が公開している宝石の買取価格を見る
また需要が変化する理由のひとつに、所持している宝石が流行りのデザインかどうかも関係あります。
これらは時期やタイミングによって大き変わってくるため、買取を検討した時点で調べるとよいかもしれません。
コツ④:複数の業者と比較する
更に宝石を高く売るコツは、1社だけでなく複数の業者の見積額を比較することです。
宝石類は「明確な査定基準」は設けられておらず、買取業者による価格差は何倍も異なる、なんてことはザラにあります。
その道のプロでも宝石の相場を知ることは非常に難しいため、必ず複数の業者を比較してください。
比較するときのポイントは以下の通りです。
- 取引実績が豊富な買取業者か
- 査定ポイントの内訳を明確にしているか
買取業者の中には「すべての価値込みで〇円」と判断するケースがありますが、何にどれだけの価値があるのかはわかりません。
そのため査定金額が出た段階で、内訳についても聞いてみると適性な査定が行われているのかの判断にもなります。
コツを押さえて、複数の業者を比べて一番高額かつ信頼できる買取業者を選びましょう。
コツ⑤:査定士のいる買取専門店に依頼する
宝石は鑑定士の目利きによって買取価格は大きく変動します。
買取業者の中でも、専門の査定士がいる買取専門店に査定を依頼しましょう。
豊富な経験と確かな鑑定眼に加え、査定士が資格を持っているかも重要なポイントです。
- 英国宝石学協会が発行している「宝石鑑別士(FGA)」
- 米国宝石学協会が発行している「グラジュエイトジェモロジスト (GG)」
これらは世界に通用するレベルで信頼できるため、上記の資格を持っているのかも注目すべきでしょう。
大手の買取店であれば、専門の査定士が在籍していることが多く、反対に一般的なリサイクルショップや買取店では正確に査定ができなく断られることもあります。
宝石の査定は難しく、種類によっては買取価格が不明瞭な場合があり、専門的な知識が必要にるからです。
経験豊富で確かな鑑定眼をもったスタッフに査定してもらい、大切な宝石の価値をしっかりと見極めてもらいましょう。
宝石が高く売れる条件
宝石の種類によって買取額は大きく変わります。
より高く売るには買取相場をリサーチするだけでなく、高く売れる条件も関わってきます。
細かい価値は査定士でなくてはわかりませんが、最低限の知識は持っておきたいです。
本項目では高く売れる条件を8つ紹介します。
- 大きさ・質
- デザイン
- ブランド
- 保存状態
- 鑑定書・鑑別書の有無
- 付属品の有無
- 地金
- まとめて売る
高く売れる条件を知っていれば買取交渉にも有利になります、ぜひ押さえてくださいね。
順番に解説します。
① 大きさ、質
宝石の大きさが大きいほど、高額になりやすいです。大きな宝石は市場でも出回っておらず、希少価値があります。
例えば、同質の宝石が2カラットと5カラットの宝石を買取に出すとしましょう。質の低い宝石でも、5カラットの宝石のほうが倍以上高い買取額になります。
また、大きさだけでなく質も重要です。鑑定書があれば、本物なのか偽物なのかが記載されており、検査内容などの過程もすべて記載されています。いわば宝石の品質証明書です。
同じ大きさの宝石と比べても、質の高い方が何倍も高く買い取ってもらえます。
このように、大きさ・質は宝石の価値を決める大切な要素といえるでしょう。
② デザイン
ジュエリーのデザインも重要なポイントです。
ファッション同様、デザインにも流行りがあり、その年によってトレンド傾向は異なります。
また凝ったデザインや色味、ファッションに合わせやすい宝石は、プラス査定にも繋がるため買取前には必ずリサーチしましょう。
例えば、人気の定番デザインは以下の通りです。
- ホワイトパール ピアス、ネックレス
- ブラック 指輪、ネックレス
- グリーン ピアス、ネックレス
ほかにも2023年はイギリス王室の公式カラーでもある「ロイヤルブルー」がトレンド入りしています。
定番デザインやトレンドカラーが分かっていれば買取する際、価格交渉の判断材料にもなります。
③ ブランド
著名なブランドが販売している宝石は、それだけでブランド分の価値が加わります。
例えば、次のようなブランドは時期やトレンドを問わず、高値で買取されやすいです。
- ハリーウィンストン
- ヴァンクリーフ&アーペル
- ティファニー
- カルティエ
- TASAKI
これらの宝石ブランドは安定した需要があるため、高く売れやすいです。
ほかには同じようなデザインの物でも、ノーブランドとブランド品では倍以上の買取金額の差が出ることも珍しくありません。
まずはご自身がお持ちの宝石ブランドを確認してみると良いでしょう。
④ 保存状態
宝石の状態も査定ポイントに大きく関わります。
例えば、最高品質の宝石を所持していても、傷や欠けがあれば大きなマイナス査定になります。
宝石は想像以上にデリケートで「お手入れのつもりで磨いていたら傷がついてしまった」なども珍しくありません。
お手入れだけでなく、管理方法も重要のため気を付けたいポイントです。
- 直射日光の当たらない場所で保管
- 乾燥材や防虫剤と一緒に保管をしない
- こまめな掃除、メンテナンス
- 置く場所は決め手おき、雑に扱わない
デリケートな宝石は熱や紫外線に弱く、品質が劣化するものもあります。なるべく窓際は避けて、通気性のよい場所で保管するようにしましょう。
また宝石はそれぞれ硬度が異なるため、仕切りがあるジュエリーボックスで保管するとよいです。一度宝石の管理を見直してみてくださいね。
⑤ 鑑定書・鑑別書の有無
鑑定書付きの宝石は大きなプラス査定なので、必ず持っていきましょう。
鑑定書とはダイヤモンドのみに発行される、グレードが記載されている書類のことです。鑑別書はその宝石が「本物」なのか「偽物」なのかを記した書類を指します。
もし鑑定書と鑑別書がない場合、以下のことが起こるかもしれません。
- 査定に時間がかかる
- 適切な買取価格よりも低くなる
- 宝石によっては買取不可になる場合も
買取する際は品質を確かめる必要があり、鑑定書がないと査定士はダイヤモンドを詳しく鑑定しなければなりません。
鑑定書があれば査定に使われる情報も記載されているので、時間の短縮にもつながります。
宝石を買取に出す際は、鑑定書や鑑別書がなければ「買取不可」となる場合もあるので、注意が必要です。
⑥ 付属品の有無
先ほど紹介した鑑定書・鑑別書も含まれますが、付属品も査定額に影響します。
買取価格に影響する付属品とは、以下のことです。
- 箱
- 飾り(リボンなど)
- 購入した日付が分かるもの
- 購入店舗が記載された保証書
- ショップカード
- ギャランティーカード
保証書だけでなく「ギャランティーカード」と呼ばれる、正規ルートで購入したことを証明するカードがあると品物に対する安心感は、より一層高まります。
買取店だけでなく、次に購入する人も「正規品」であるとひと目で分かるため、安心して買ってもらえるでしょう。
そのため、付属品が揃っているとプラス査定が期待できます。ただし、付属品の保存状態も査定額に影響するので注意してください。
⑦ 地金
地金(じがね、じきん)とは、例えば指輪の石以外の貴金属や「台座」「ネックレスにあるチェーン材料」のことです。
査定には、石の価値だけではなく地金にも”貴金属としての価値”が影響するので、「石の価値+地金の価値」で査定金額を算出します。
高価な宝石の地金は、「金」「プラチナ」を利用していることが多いので、これだけでも買取金額が高くなるのです。
近年、ゴールドは価格が上がっていることから、高い買取金額になることが期待できるでしょう。
また、貴金属部分をキレイに保っておくことも大切ですが、査定の前に簡単な掃除を行い、美しい状態で査定に出してみてくださいね。
⑧ まとめて売る
買取業者は、普段からたくさんの品物があることで利益に繋がるため、まとめ売りをすると買取価格がアップすることも。
また、まとめて買取ができると手数料や人件費などの経費が削減できることから、節約に繋がり査定評価をプラスにしてくれるのです。
「このアクセサリーは古いから査定してもらうのは気が引けてしまう」と考える方もいらっしゃいますよね。
ですが、傷がついていたりデザインが古かったりしても、高い値段がつくことがあります。
査定士の方は、どうしてこの金額になったのか細かく説明してくれますし、多く買取りできることが会社の利益に繋がるので、複数の宝石をお持ちの方は、まとめて査定に出してみましょう。
高く売りやすい宝石の種類と買取相場
宝石は、世界中に4,000種類もあるといわれており、種類によって価格もさまざまです。
今回は多数ある宝石の中でも、高く売りやすい宝石の種類と、実際の買取相場を紹介します。
まず、高く売りやすい宝石の種類は以下の通りです。
- ダイヤモンド
- エメラルド
- サファイア
- ルビー
- アレキサンドライト
- パライバトルマリン
次に、価格の比較表を見てみましょう。
種類・重量 | 買取価格 | |
---|---|---|
ダイヤモンド | ・ネックレス0.6カラット ・リング1.02カラット Hカラーsi1・リング1.96カラット | 120,000円375,000円1,100,000円 |
エメラルド | ・リング3.6カラット ・リング6.3カラット ・リング10.62カラット | 120,000円560,000円340,000円 |
サファイア | ・イエローサファイアダイアモンドリング 4カラット・パープルサファイアリング 2.7カラット・ブルーサファイアダイヤモンドリング 5カラット | 165,000円 300,000円 600,000円 |
ルビー | ・笠原真寿美 リボン・デザインリン・ルビー・ダイヤモンドペンダント 2カラット・ミャンマー産 大粒ルビー・ダイヤモンド リング 13カラット | 113,000円113,000円 1,280,000円 |
アレキサンドライト | ・カラーチェンジ・アレキサンドライト・ ルース 0.538カラット・アレキサンドライト ダイヤモンド プラチナリング 2カラット・特大 アレキサンドライト ダイヤモンド プラチナリング 4カラット | 66,000円 600,000円 2,500,000円 |
パライバトルマリン | ・オーバルカット・パライバトルマリン・ ルース 5.2カラット・パライバトルマリンリング 2.52カラット・パライバトルマリンリング 7.469カラット | 66,000円 175,000円270,000円 |
「ダイヤモンド」「ルビー」「アレキサンドライト」に関しては、買取価格が100万円を超えているものもあります。
高価で買取しやすい特徴を1つずつ紹介するのでぜひ、参考にしてください。
ダイヤモンド
ダイヤモンドは世界5大宝石の1つです。宝石といえばダイヤモンドという方も多いでしょう。
「4C」と呼ばれる評価基準があり、同じサイズのダイヤモンドでも100万円以上の差が出ることもあります。カットの種類は30以上あり、その中でも1番高額になるのが「ラウンドブリリアンカット」です。
また、カットの種類以外にも黄色が強いダイヤモンドは「ファンシーカラーダイヤモンド」といわれ、流通量は0.01%未満という大変貴重な宝石。
実際にファンシーカラーダイヤモンドのブローチは250万円で買取された例もあります。
ダイヤモンドは宝石の中でも特に高い価値を誇るため、これからも高額買取が続くでしょう。
エメラルド
エメラルドも世界5大宝石の1つで、その中で2番目に人気があり鮮やかな緑色が美しい宝石です。
宝石は大きさや外見だけでなく、産地でも価格が変わってきます。
エメラルドの場合は、コロンビア産のエメラルドが有名で、ほかの産地と比べると色が濃く透き通っているのが特徴です。
コロンビア産のエメラルドの中には「三相インクルージョン」とよばれるものがあり、エメラルドの中に塩が内包されている珍しいエメラルドです。エメラルドの宝石をお持ちの方は、鑑別書に記載されているので一度確認してみてください。
買取例としては、コロンビア産で色の深い5カラットの物だと200万円以上の価値が付きます。
また、エメラルドはほかの宝石と比べると、割れやヒビが起きやすい宝石です。したがって、より高く売るためにも日頃の管理は慎重に行いましょう。
サファイア
サファイアも5大宝石の1つで、色が青いと「サファイア」に、赤いと「ルビー」になります。
サファイアが多く採掘される国はオーストラリアですが、宝石としての価値があるのはミャンマーのビルマ産とカシミール産のサファイアです。
サファイアの良し悪しは、色の濃さと透明感にあります。深い青色と透明感を両立したサファイアは5カラットで80万円程で買取がおこなわれています。
また、サファイアはダイヤモンドの次に硬い宝石ですが、傷や欠けは大きなマイナス査定になるので、管理は適切に行いましょう。
ルビー
ルビーも世界5大宝石の1つで、女性に人気です。
古くから宝石として愛用されていて、時にはダイヤモンドよりも貴重な時期がありました。
中でも「ピジョンブラッド」と呼ばれる深紅で透明感のあるルビーは、貴重で高額買取が期待できます。
高額なルビーは、色の深さと透明感の比率が重要です。
ただ色が濃いだけの場合は、黒味が混ざっている場合もあり買取額は高くはありません。
透明感と色の深さのバランスがとれたルビーは、5カラットで150万円程の買取額になります。一度、持っている宝石の透明感と色のバランスを確認してみてくださいね。
アレキサンドライト
アレキサンドライトは光源によって色味が変わる特性があることから「二面性をもつ」宝石とされています。具体的には、以下のような変色効果です。
- 太陽の光では、深い青緑色
- 蛍光灯では、赤色
ふと見ると色が変わっており、とても神秘的で魅力的な宝石です。
ウラル山脈で発掘された、アレキサンドライトは特に光の変化が強く現れます。
暗すぎず明るすぎないアレキサンドライトは高値が付きやすいですが、1カラットでも十分の値がつき、3カラットを超えると買取価格が一気に上がります。
希少性が高いことから、市場では合成のアレキサンドライトが多く出回っており、鑑定士の査定が難しいことも。
鑑別書があると天然石と証明ができるので、査定の際は必ず持っていきましょう。
パライバトルマリン
パライバトルマリンは、南国の海を想像させる鮮やかなネオンブルーの宝石です。
一度目にすれば、その色味にうっとりと魅了されるでしょう。
ブラジルのパライド鉱山から採掘されたものが非常に質がよいですが、1990~1991年の1年間で大量に採掘されてしまったため、産出量が少なく希少価値がとても高い石となっています。
買取金額は色の濃さや大きさで変動し、高値が付きやすいものは緑味が少なく、色は濃すぎず薄すぎないものです。
カラットあたりの相場は、ダイヤモンドよりも高いのでお手元にある方はぜひ一度査定に出してみましょう。
ただし、希少性が高いことから熟練の鑑定士でも鑑別が難しいので、査定の際は鑑別書を持っていってください。
買取前に知っておくべき宝石市場の状態
宝石は「買う時は高い」「売る時は安い」イメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
一昔前は、多くの宝石が採掘できたため質のよくない宝石は、安く買い取られていました。
また、売る側は相場がよくわからないことが多く、1社の買取店から掲示されていた金額で売っていたため、売る時は安いイメージがついていたのです。
現在は、インターネットが普及したことで売る側も、手軽に相場を把握し相見積もりができるので価格競争が起きたため、高く売れる時代になりました。
さらに、近年の宝石市場は以下のような状態です。
- 宝石枯渇による相場の高まり
- 投資としての需要の高まり
以上のことから、買取金額も高くなっています。
では、より詳しく解説しますので参考にしてください。
宝石枯渇による相場の高まり
現在は宝石の枯渇により相場が高まっています。
宝石の枯渇とは、質の高い宝石はすでに掘りつくされている状態のことです。
中でも人気の高いダイヤモンドは、生産のピークを迎え今後は減少傾向になるといわれています。
そのため現在作られている宝石ジュエリーは、新品はほとんど出回っておらず、約50年前に採掘された宝石を再利用している状態です。
供給数が少なくなってきている天然宝石は、今後も供給が改善される見込みがないため、相場が上がっていくと予想されます。
投資としての需要の高まり
供給数が少なくなってきている一方で、プレゼント用だけでなく宝石は資産になることから、投資としての需要が高まっています。
現物資産というと金などを思い浮かべると思いますが、宝石の枯渇に目を付けた投資家たちが値上がりを予想し、宝石に目を付けたからです。
例えば不動産や株式などは土地価格が下がったり、会社が倒産したりすることで、暴落するリスクがあります。しかし宝石であれば、壊れない限り資産価値は安定している点から需要が高まっているのです。
宝石の価値は今後価値が上がることがあっても、下がることはないでしょう。そのため、堅実な投資として宝石の需要は高まり続けると言えます。
失敗しない宝石の買取業者の選び方5選
宝石を高額買取してもらうなら、買取業者の選び方は重要です。
業者の選び方を間違えると、何十万円も買取金額が変わってくることもあります。実際、業者には得意分野があり、宝石が不得意な買取業者を利用すると、適切な価値を判断してくれませんからね。
具体的な買取業者の選び方は以下の通りです。
- 知識を持った鑑定士がいる
- 幅広い販路を持っている
- 豊富な買取実績がある
- 説明が丁寧である
- 重量を目の前で量ってもらえる
買取業者を探すときは、上記の項目を意識してください。
選び方①:知識を持った鑑定士がいる
宝石の買取をしてもらうなら、宝石に関する知識を持った鑑定士がいる買取業者を選びましょう。
鑑定士にも得意・不得意な分野があり、人によって宝石やブランドなどさまざまです。
宝石の知識がない鑑定士に依頼をしても、正しい価値はわかりません。極端な話ですが、0円という価値を付けられるかもしれません。
宝石の状態のチェックなどはとても難しく、目利きできる人でないと価値の判断は難しいのです。
しかし、宝石に関する高い知識を持った鑑定士に依頼すれば、正確な価値を判断し高額買取が期待できます。
買取業者のホームページを確認して、知識を持った鑑定士が在籍しているか確認するとよいでしょう。
選び方②:幅広い販路を持っている
買取業者を選ぶときは、幅広い販路を持っている買取業者を選びましょう。
幅広い販路とは、ひとつの国に依存せず中国やインドなど、グローバルに大量の宝石を売るための販売ルートを持っていることです。
広い販路を持っている買取業者は、独自の輸出ルートがあるため、多くの宝石を仕入れています。また高額で売れる販路も多いため、他の買取業者よりも高く買取して貰いやすいです。
買取に出すときに販路を意識することは、少ないですが高額買取を目指すなら買取業の販路も確認も行いましょう。
確認方法は買取業者のHPやお店に提示されていることが多いです、ぜひチェックしてみてくださいね。
選び方③:豊富な買取実績がある
次に、宝石買取の実績が豊富で、買取内容をHPなどに記載している買取業者を選びましょう。
買取実績が確認できれば、在籍している鑑定士のレベルや業者の得意分野がわかるからです。
ピックアップした買取業者を比較し、価格の差が大きい場合は「この業者は宝石に強くなさそう」という予想ができます。
また、多くの優良店舗はホームページで買取実績を記載しています。逆に後ろめたいことをしている業者は、買取実績を記載していないケースが多いです。
買取実績を確認することで得意分野だけでなく、優良店舗かどうかの確認が簡単にできるため、ぜひ試してみてくださいね。
選び方④:説明が丁寧である
査定時にチェックすべきポイントは、説明が丁寧であるかどうかです。
- 査定の内訳を丁寧に説明してくれる
- 高い、安い理由を根拠をもって示してくれる
- 査定士が持つ知識をわかりやすく丁寧に説明してくれる
査定士は正当な価格を伝えるだけでなく、お客様に対して「なぜこの価格に至ったのか」を論理的かつ丁寧に説明しなければなりません。
上記のように、依頼者側からの質問にもわかりやすく答えてくれる人は査定士としての知識もあり安心できますよね。
宝石の査定は難しいとされていますが、せっかくの大切な宝石は自身が納得でき、より安心して買取ができる査定士を選びましょう。
選び方⑤:重量を目の前で量ってもらえる
宝石の査定時では、必ず目の前で重量を測る買取業者を選びましょう。
買取業者の中には、目の前で測定せず重量をごまかすことで、少しでも買取金額を安くし自分たちが多く利益を得ようとする悪徳業者も存在します。
こうしたトラブルに見舞われないためには自身で事前に重量を測定し、写真を撮るなどして記録を残しておくことです。
重量の測り方は、キッチンで使用する計量器で問題ありません。計量器の中でも、0.1g単位で量れるものがおすすめです。
「キッチンスケール」「クッキングスケール」といわれるものであれば、0.1g単位まで対応しています。
必ず事前準備のひとつとして、重量の計測は行いましょう。
宝石の買取手段
次に、買取業者を決めたら、宝石の買取手段を決めましょう。
「買取手段ってなんでもよくない?」と思う方も多いでしょうが、非常に重要なポイントです。
買取手段によっては、デメリットも多い手段が存在するからです。
今回紹介する買取手段は、以下の3つです。
- 店頭買取
- 出張買取
- 宅配買取
メリット・デメリットを踏まえたうえで、自分に合った買取手段を選びましょう。
順番に解説します。
店頭買取
店頭買取は、店舗に買取希望物品を持ち込んで査定してもらいます。
店頭買取のメリットは以下の通りです。
- 即金性の高さ
- 相談OK
- 時間が掛からない
急にお金が必要になった時や、買取額を交渉したい場合は店頭買取のメリットは大きいです。
逆にデメリットは
- 押し売りの可能性
- 近場の買取業者の有無
- 宝石紛失のリスク
などが挙げられます。
特に大量の物品を持ち込む場合は、紛失に注意したいですね。
店頭買取は、短時間で交渉しながら買取を依頼したい場合におすすめの方法です。
出張買取
出張買取は、査定士を自宅に呼んで買取をおこなってもらう方法です。
店舗まで行く必要がなく、大量の物品も安全に査定してもらえます。
出張買取のメリットは店舗買取のメリットに加え
- 自宅で完結
- 宝石紛失のリスクなし
などが挙げられます。
近くに買取店舗がない場合は、うれしい買取手段ですね。
また、紛失のリスクがないので多くの宝石を査定してもらうこともできます。
一方でデメリットは店頭買取のデメリットに加え
- 出張費請求の可能性
- 断りづらい
- 時間がややかかる
などが挙げられます。
出張買取は、査定士を自宅に呼びます。そのため「わざわざ来てもらったから買取を断りにくい….」と少なからず思ってしまうでしょう。
場合によっては、出張費の請求もあるので最悪「買取なしで出張費だけ払った」なんてこともあるかも知れません。
しかし、物品紛失のリスクはないため「紛失リスクを減らして、査定士と交渉したい」という方にはおすすめの方法です。
宅配買取
宅配買取は、宝石を梱包して業者に送り買取してもらう方法です。
業者に宝石を送るだけで、査定から買取までおこなってくれるので、手軽な方法といえるでしょう。
宅配買取のメリットは
- 梱包料が無料の場合が多い
- 対面する必要がない
- 自身の都合で買取に出せる
などのメリットがあります。
ほかの買取手段と違って、査定士と対面する必要がないのは大きなメリットといえるでしょう。
梱包料が無料の場合が多いのもうれしいですね。
そして、宅配買取のデメリットは
- 振込まで時間がかかる
- 配送中に破損、紛失のリスク
- 梱包の手間
特に配送中のデメリットが非常に気になります。配送中の事故は0%にはできないので、宅配買取を利用する際は、よく考える必要があるでしょう。
人と会わず買取を行いたい場合は、宅配買取は有効な買取手段といえます。
宝石買取でよくある質問
宝石の買取は高額な金銭のやりとりになることも多く、慎重になりますよね。
本記事を読んでいる方は、知識がついてもまだまだ不安に感じられると思います。
本章では、宝石買取でよくある質問をまとめました。
よくある質問内容
- ブランドの宝石でなくても買取可能?
- 小さな宝石でも買取可能?
- 実際に買い取ってもらった人の声は?
- 宝石の保管やお手入れ方法は?
思い入れがある宝石を売りに出すわけですから、疑問が出てきて当然です。
紹介する質問への回答をご覧になり、不安が軽減するかもしれませんよ。
気になる疑問があったらぜひ、見てみてください。
ブランドの宝石でなくても買取可能?
ブランドの宝石でなくても買取可能です。
ただし、ブランド宝石のほうが倍以上の買取金額になることも珍しくありません。それは、ブランドに価値があるからです。
見た目・品質が同じ宝石でも多くの人がブランド宝石を購入します。査定士から見ても、需要があり価値をつけやすいのですね。
ですが、査定士は宝石の価値を正しく判断できます。
そのため、極端に価値が低くなることはないので、安心してください。
小さい宝石でも買取可能?
小さい宝石でも買取可能です。
ただし、小さい宝石の場合は宝石に強い買取業者に依頼しないと、正しい価値を付けられない場合があります。
リサイクルショップなどではなく、宝石専門の業者に依頼するとよいでしょう。
実際に買い取ってもらった人の声は?
宝石買取をしてもらった人の声は、SNSや口コミサイトで確認できます。
実際の声をいくつか紹介したいと思います。
ノーブランドのアクセサリーを何点か持っていましたが、使わなくなったので査定してみることに。売れるかどうか不安だったのですが、1点ずつ丁寧に鑑定してもらえて好印象でした。納得の価格で引き取ってもらえたのでうれしいです
着ける機会が減った1カラットのダイヤモンドリングを査定してもらいました。25万で買取してもらい、お店に行った翌日には口座に振り込まれていたので安心。自分自身のご褒美に買って以来大切にしていたので、高額査定をしてくれて本当にうれしかったです
10回以上、宝石買取をしてもらっています。はじめは数店舗を点々と回っていましたが、今は高く買い取ってくれる1軒に絞っています。高く買い取ってくれるお店は店内の雰囲気や、電話の対応が丁寧なので見分けやすいです
宝石の保管やお手入れ方法は?
宝石は汗や皮脂の汚れを残すと、化学変化を起こし外観を損なってしまいます。
それぞれの石によって保管やお手入れ方法が異なりますので、確認してみてください。
ダイヤモンド
- 柔らかい布巾などで乾拭き
- 頑固な汚れは、ぬるま湯に中性洗剤を数滴垂らしつけ置き
- 表面の汚れが浮いてきたら、真水でよく洗いふき取る
また、中性洗剤ではなくジュエリークリーニング専用キットも売られているので、そちらを活用してもよいでしょう。
パール
- 使用後は必ず皮脂をふき取る
- 化粧品が直接つかないように注意
- 食材がパールにつかないように注意
人の汗や皮脂、酸に非常に弱い宝石なので、上記内容を心がけてください。
ルビー・サファイアなどの色がついた宝石
ダイヤモンドと同じ方法でお手入れをしてください。
ブラシを使用して磨くこともできますが、強く擦りすぎると傷がついてしまうので十分注意しましょう。
保管方法については、
- 直射日光はNG
- 乾燥剤や防腐剤などの使用はしてはいけない
- 湿気が多いところで保管しない
- 1つ1つ区別されているふたつきの箱で保管する
(湿気に強いものが望ましい) - 定期的に乾いた布巾で優しく磨く
上記が基本的なお手入れ、そして保管方法です。
美しさを保つためにも、こまめなお手入れを行いましょう。
宝石の高値買取なら『うるココ』へ
ここまで、宝石を高く売る方法を紹介してきました。
宝石を高く売るには種類も大事ですが、付属品や保存状態がポイントでしたね。
また、業者の選びかたも重要で宝石に強い買取業者を選ぶ必要があります。この記事を読んでいる方は、宝石買取業者を探そうと思っているのではないでしょうか。
当記事では買取業者のひとつである「うるココ」を紹介します。
うるココは、家にあるさまざまな物の買取をおこなっている買取業者です。
宝石の買取はもちろん
- 金
- ブランド品
- 骨董品
- 楽器
などの買取をおこなっています。
「宝石の専門性が低そう」と思った方も多いでしょう。
しかし、うるココではジャンルごとに専門の査定士が在籍しています。
そのため、多くのジャンルの買取に対応しながら、専門性の高い買取業者といえます。
また、保証書・鑑定書がない宝石も買取に対応しているので「保証書がないから諦めよう」という心配はいりません。
買取方法も出張買取・宅配買取もあるので、店舗に行けなくても買取が可能です。
宝石買取の業者を探している方はぜひ、うるココを候補に入れてみてください。