宝石は石のみで買取できる?高価買取できるカラーストーンも紹介
自宅に眠っている宝石、いざという時にお金に換金したいという方も多いのではないでしょうか。
過去に愛用していた宝石は思い出深く、大切なものであることに違いありません。査定で少しでも高い値段をつけたい、というのは当然の思いです。
けれど、古くなったアクセサリーから宝石だけがぽろっと落ちてしまった、または台座などなく石だけが保管されていたなど、「石だけ」の状態で買取してもらうことはできるのでしょうか。
ここでは、そんな「石だけの買取」について詳しく説明していきます。
宝石は石のみで買い取ってもらえる?
石のみで持っている場合で査定してほしいと思う人は多いのではないでしょうか。
買取査定は、条件付きで可能です。ジュエリーとして加工された宝石であれば査定してもらえますが、石のみの場合、対応が少し変わります。
石といっても宝石・貴石と種類があるため、その種類や状態によっても買取ってもらえるかどうかが決まります。
例えば、4Cという評価基準がしっかりと定められているダイヤモンドのように、品質が保証されているものは、高い査定額を望めますが、それ以外の宝石や貴石、とりわけ硬度が低く壊れやすかったり傷つきやすく取扱いが難しいタイプの石は、査定額が低くなることもあります。
そのため、査定を依頼する場合は注意しましょう。
高価買取されるカラーストーン8選
ダイヤモンドの資産価値は、国際的に定められた鑑定基準があるため大きく変化することはありません。
しかし、カラーストーンにはダイヤモンドのような明確な基準が存在しないため、正確な鑑定結果を出すのは難しいとされます。
もし、カラーストーンを売りたい場合には「カラーストーンの鑑定基準が明記されている」「カラーストーンの買取実績が公開されている」店舗を選ぶとよいでしょう。
特に高く買取されるカラーストーンを8つ、厳選しました。ぜひ参考にしてみてください。
①エメラルド
エメラルドは和名では翠玉、緑玉とも称される緑色の美しい宝石です。
エメラルドの価値は大きさ、色、輝き、内包物(インクルージョン)の観点で評価が下され、単純に大きな石が高く評価されているわけではありません。
エメラルドに関していえば、大切なのはその輝き(照り)になります。
また、その色合いは大きく3つに区別されています。
ひとつは若い女性に人気の色の淡いエメラルドグリーンのカラー。もうひとつは、幅広い年代に親しまれる、初夏の葉のようなハッキリとしたグリーン。さらにもうひとつは、翡翠のように深く落ち着いた色合いのグリーンで、和服などとよく合うため、根強い人気を誇っています。
②ルビー
ルビーは美しい赤色が特徴の宝石で、その中でも特に赤が強いものは「ピジョンブラッド」と呼ばれ、高値で取引されています。
古くから人々に愛され、「情熱の石」「勝利の石」など様々な別名を持っている石で、かつてはさまざまな権力者や王が身に着けたといいます。
ルビーは女性への贈り物として高い人気を誇っており、文豪ウィリアム・シェイクスピアは「ルビーは妖精の贈り物」とつづったという話もあるそうです。
③サファイア
実はコランダム(鋼玉)といわれる種類の、青い方がサファイアと呼ばれ、赤い方はルビーと呼ばれています。
美しい青色は地球の青を連想させるため、最も神に近い石とされて大切にされてきました。
特に希少価値があるのは、六条の光が入ったスターサファイアでしょう。
サファイアには王族や君主を危害やねたみから守るという意味もあり、古代より王冠や指輪につけられてきました。
故ダイアナ妃がチャールズ皇太子から送られた婚約指輪がサファイアであったことは有名です。
④パライバトルマリン
もとからあるトルマリンと決定的に異なるネオンブルーの発色を見せるパライバトルマリン。
ここ最近、ブラジルのパライバ州で見つかった大変希少な宝石で、その独特の美しさが多くの人の心を奪いました。
産出量が大変少ないため供給が追い付かず、ダイヤモンドよりも高値で取引されることもあります。
他の宝石では見られないほどの銅が含まれることで、奇跡的にこのネオンブルーが発色したといわれています。
⑤アレキサンドライト
アレキサンドライトは、光源によりまったく異なるカラーとなるのが特徴の宝石です。
ロシアでは「皇帝の宝石」と呼ばれるほど希少であり、「宝石の王様」と呼ばれることもあります。
その希少性から当時のロシア皇帝ニコライ1世に献上され、偶然にもその日がロシア皇太子、後のアレキサンダー2世の12歳の誕生日であったため、その名にちなんで「アレキサンドライト」と名づけられたといいます。
2種類の色合いは「昼のエメラルド」「夜のルビー」と呼ばれるほど不思議なカラーチェンジを見せることから、ダイヤモンドよりも希少な石として取引され、さまざまな人々に愛されています。
⑥キャッツアイ
「猫の目」という名前が示す通り、シャトヤンシー効果という宝石の中に筋が入っているように見える宝石。
私たちがよく知るキャッツアイは、金緑石という石に美しい筋が入っているものです。はちみつに似た色であるほど、高価に買取されます。
また、この光の筋が綺麗に入っているものほど、希少価値が上がっていきます。
宝石にはトリートメントと呼ばれる処理が施されることもありますが、クリソベリルに関しては処理方法が存在しないので、処理された宝石も存在しません。
そのため、クリソベリルキャッツアイと呼ばれ入手できる石はすべて「自然」が長い歳月をかけて作り出した、そのままの美しさを見せてくれます。
そのほかにも、アレキサンドライトキャッツアイ、エメラルドキャッツアイなど高価な石があり、一度は手にしてみたいですね。
⑦翡翠
東洋の宝石と呼ばれ、日本や中国では歴史的にもおなじみの石。2016年に日本を象徴する「国石」に指定されました。
英語ではジェイドと呼ばれますが、この中にはジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)に別れています。
このふたつの中で宝石として扱われるのはジェダイトの方なので注意が必要です。
翡翠は身に着けるほど美しくなる「色が育つ宝石」といわれており、皮脂が天敵の宝石の中では珍しく、乾燥を避けるために身に着けることが推奨されている石でもあります。
翡翠の中でも最も高価なものはインペリアルジェイドと呼ばれ、最上級の翡翠として愛用されています。
ただ、最近は爽やかな青りんご色も人気だといいます。
⑧珊瑚
仏教の七宝の中に数えられる古来から珍重されている宝石です。
日本では赤色の珊瑚が宝石として喜ばれていますが、日本近海で取れる珊瑚は淡いピンク色のものが多く、「ボケ」と呼ばれ好まれませんでした。
しかし、海外では「天使の肌(エンジェルスキン)」とされ、高い人気を誇っています。
日本では3月の誕生石であると同時に、結婚記念35周年目を珊瑚式と呼び祝う習慣があるそうです。
もともと海外でも、ギリシア神話で英雄ペルセウスが、見つめたものを石に変えるメドゥーサの首を切り落とした時に流れた血が、地中海に落ちて珊瑚になったといわれ、護符として身につける習慣があったといいます。
海外でも縁起がいい石とされてきましたが、日本でも同様に長寿や幸せをもたらす石として珍重されてきました。
上記の石は、ルース(裸石)であっても、買取されることの多い石です。
時には、ダイヤモンド以上に希少価値のあるアレキサンドライトやパライバトルマリンなどは、ぜひとも市場価値の高い時に売りたいもの。
宝石をそのまま持っていくのではなく、必ずカラットや産出地が記載された鑑別書と一緒に持ち込みましょう。
鑑定書や鑑別書があれば資産価値の証明になる
石のみを買取店に査定を依頼する際に一緒に持っていくと良いのが、鑑定書や鑑別書です。
これらの書類は石の購入時に付属してくる書類で、その中で鑑定書はダイヤモンドの価値を示す書類で、鑑別書は科学的に石の材質などを記載した書類です。これらは石の価値を証明するものとなります。
購入して時間が経ってしまった古い宝石だとしても鑑定書があれば、資産的な価値があることの証明となり、査定にも大きくプラスとなります。
したがって、もし書類が残っているようであれば、石と一緒に持っていくのがおすすめです。
また、無い場合でも宝石鑑定士に依頼し再発行してもらうことも可能ですが、手数料もそれなりに必要になりますのでご注意ください。
ジュエリーと石のみ、買取価格の違いは?
ジュエリーと石のみで買取価格が異なるのは、石のみの価値ではなく、金属部分の価値も含まれるためです。
台座にプラチナや金が使われている場合、もちろん、その金属の価値も付加されます。もし、石が取れてしまった場合でも、台座も買取に持参することで買取価格が上がります。必ず一緒に持っていくようにしましょう。
また、有名ブランドのジュエリーであれば、ブランドの価値も含まれますので、買取価格は石のみよりも格段に上がります。
ブランド品であれば、台座だけでなく、購入の際に品物が入っていた保存箱とともに持っていくことをオススメします。
逆に原石と呼ばれる状態、すなわち加工していないものの場合は、石の中にまぎれた内包物や亀裂が確認できていないことが多く、値段が安くなってしまいますので、それでもいいという時のみ持ち込むことにしましょう。
石のみの宝石を高価買取するには
ダイヤモンドを含め、宝石には価格変動があります。
普段から一般的な値段を市場で確認しておき、流行が来た瞬間を狙って買取査定を行いましょう。
特にカラーストーンなどの流行はなかなか読めません。
たとえば、美しく大きなエメラルドを、ハリウッド女優が好んで身に着けて流行になり、市場価格も大幅に上がるなど、非常に流行する場合があります。
この時にエメラルドを査定に出せば、普段とは数倍ほどの違いで高い査定価格が出るに違いありません。
ここまでいかずとも、その年の流行などで価格が大きく変化しますので、時期によっては期待していた価格よりもより高く買取されることもあります。
そのため、査定に出す前には必ず市場を確認することをおすすめします。
また、宝石を査定に出す前には、必ず宝石を掃除しておきましょう。
なかなか身に着けない石はほこりがついていることも多く、そのまま持ち込んでしまうと、査定価格に大きく響いてしまいます。
そのため、簡単でもいいので、柔らかい布でほこりをふき取るなど人手間かけましょう。
ただし、宝石ごとに手入れの方法は異なりますので、ご注意を。
しっかりと宝石にあった掃除方法で、キレイなものを査定に出せば、少しでも高い値段で売ることができるでしょう。
石のみの宝石買取に関するQ&A
ここでは、石のみを買取査定してもらうことに関して、よくある質問を紹介します。
石のみでは査定してもらいにくい?
買取店すべてが、査定に応じてくれる訳ではありません。
しかし、宝石の専門買取店などでは、こういった石を改めて加工したものを商品として販売することもあります。
そのため、石のみの状態になっても宝石としての価値がゼロになる訳ではありません。まずは、買取店舗に問い合わせしてみましょう。
ルビーや瑪瑙などの色の付いた石でも査定はできる?
種類や状態によっては、査定が出来る場合と出来ない場合がありますので、買取店に確認して下さい。
宝石を高く買取してもらうコツは?
宝石を買い取ってもらうコツがこちらです。
- 有資格の宝石鑑定士が在籍している買取店を見つける
- 鑑定書や鑑別書があれば必ず一緒に持っていく
査定を依頼する店に専門の鑑定士が在籍していることにより、石が持つ本来の価値を正当に評価してもらえるため、業者選びは大切です。
また、買取査定をしてもらう場合、その石がどれだけの価値があるのかを証明できるかどうかで大きく査定額が変わります。
そのため、鑑別書・鑑定書を保管してあるなら、一緒に持っていきましょう。
宝石の査定前に相場を調べておくべき?
石の査定額の相場を調べておくと非常に役立ちます。
特に石のみの場合は、アクセサリーよりも査定額が低く、さらに買取店によってもかなり差があります。
その上、査定額が高いのか低いのか判らないまま査定してもらうと、その価格が妥当なのかどうかも判らず、結果的に損をしてしまうことにも繋がってしまいます。
しかし、相場を知っておけば、優良な業者かどうか分かり、悪徳業者とのトラブルを防げます。
また、より高額な査定額で買取ってもらえる店はどこなのかを判断する際の、良い判断材料にもなるでしょう。
このように、納得いく買取をするためにも事前に相場チェックしましょう。
宝石の石のみ買取はうるココへ
石のみでも買取してもらうなら、『うるココ』がおすすめです。
うるココがおすすめな理由は以下の通りです。
- 事前の無料査定が可能
- ビデオ査定も可能
- 保証書・鑑定書がない宝石でも買取り可能
- 宝石は資産性も高く、買取査定額にもプラスαで反映できる
- アクセサリーから外れた石やルースも買取OK
うるココであれば、石のみであっても専門の鑑定士がその価値を正確に鑑定し、最大限、高く売れるよう努力いたします。
ぜひ一度、無料査定をお試しください。