ジモティーのトラブル事例5選!リスクを避けて安全に不用品を手放すには

地元で取引できるジモティーは便利ですが、個人間ならではのドタキャンや対人トラブル、ナンパなどのリスクもゼロではありません。
この記事では、実際に報告されているトラブル事例と、被害を防ぐための自衛策を解説します。
また、知らない人と会うのは不安、手間なく処分したいという方に向けて、買取サービスという選択肢についても紹介します。
ジモティーで実際にあったトラブル事例
実際にジモティーでどのようなトラブルが起きているのか、公式掲示板「解決広場」のリアルな投稿から、よくある5つのパターンをまとめました。
- 当日のドタキャン
- ナンパ目的のメッセージ
- 引き渡し後の返金要求
- いわれのない悪評価をつけられる
- ゴミの押し付け合い
それぞれ具体的にどのような状況で発生したのか、詳細を見ていきましょう。
当日のドタキャン
ここでは、短期間に立て続けで3件ものキャンセル被害に遭った方の事例を紹介します。
中でもショッキングなののが、前日の夜に「明日はよろしくお願いします」と丁寧な挨拶があり、配送手段(Uberタクシー)の話まで詰めていたにも関わらず、当日になって現れず、そのまま音信不通(未読無視)になってしまったケースです。
また、相手の都合に合わせてわざわざ遅い時間の取引を承諾したにも関わらず、当日になり、約束の1時間半前に「行けなくなった」と一方的にキャンセルされる事案も発生しています。
家具の梱包を済ませていた投稿者は、「本当悲しいやら、怒りたいやらです」と行き場のない徒労感と憤りを感じています。
ここ最近立て続けに3件ものキャンセルが出ました。
引用:ジモティー解決広場
一件目は棚でわざわざウーバータクシーまで手配してくださったらしく、メッセージもこまめにしてくれ、前日の夜も明日はよろしくお願いしますのメールまでくれました。
当日時間になっても来ないので、メールをしましたが、ずっと未読。そのまま2日間未読のままでした。こちらに関しては通報しました。(一部抜粋)
ナンパ目的のメッセージ
ここでは、ストーカーまがいの恐怖体験を紹介します。
当初は「荷物が欲しい」という問い合わせでしたが、次第に「友達が欲しい」と目的がすり替わり、「メッセージだけなら…」と投稿者が承諾したところ、大量のメッセージが届くようになった事例です。
この事例で恐ろしいのは、ブロックや事務局による強制退会処分を受けても、即座に別のアカウントを作成して執拗に接触してくることです。
こうして新しい購入希望者を装って連絡してくるため、投稿者は、相手が同一人物だと気づかずに取引の約束をしてしまい、実際に会ってしまうのではないか、という恐怖を感じています。
アカウントを作り直されると自衛が難しいという、システム的なリスクが浮き彫りになっています。
このようなナンパ・ストーカーによる被害には、十分に注意が必要です。
外国人さんから荷物が欲しいとメッセージが来て、話が友達ほしいという内容になり、まぁ、メッセージ程度の友達ならよいかと、はい。と返事しました。
引用:ジモティー解決広場
そこから大量にメッセージが来るようになり、私は無視してブロックしました。
たぶん他の方にもしてたのか、利用制限なり退会されました。
そこから、また、私の投稿に物がほしいとメッセージをされ、ブロックし報告しました。その日に利用制限なり退会なりました。
その日のうちに、その日登録された別アカウントが同じ投稿に、物ががほしいとメッセージをしてきました。
引き渡し後の返金要求
こちらは、取引完了後に発生した理不尽な返金トラブルの事例です。
投稿者は、テレビの引き渡しにあたって相手に動作確認をしてもらい、双方が「問題ない」と同意した状態であったにも関わらず、後日になって「不具合がある」と返金を要求されています。
このように、一度は納得して引き取られたはずの商品に対し、後から不具合があるとクレームを入れられるケースです。
個人間取引では、現状渡し(ノークレーム・ノーリターン)が基本ですが、相手がそれに納得せず執拗に交渉してくる場合、当事者同士での解決が非常に難しい状況に陥ります。
テレビを売ったのですが、相手方にも動作確認してもらい、互いに同意したのに、後日なんか不具合あるとか言ってきて、返金を求めてきてます、どうしたらいいです?
引用:ジモティー解決広場
いわれのない悪評価をつけられる
投稿者は、個人情報をアプリに残したくないという相手の意向を汲み、外部メールでのやり取りに快く応じました。しかし、住所などを伝えた直後、なぜか唐突に悪い評価をつけられてしまいます。
しかも「ドタキャンされた」「非常識」といった完全に事実と異なる書き込みまでされる始末。
困り果てて運営に相談しても、「規約違反ではない」と取り合ってもらえません。その上、「ドタキャンされたのはこちらです」という相手への評価だけは、削除されたそうです。
相手には個人情報を握られ、運営には助けてもらえないという、踏んだり蹴ったりな結果となってしまいました。
引用:ジモティー解決広場
相手側がジモティーメールで個人情報をやり取りしたくないとの事で外部メールを教えて欲しいと言われそちらでやりとりが始まりこちらの送付先の住所などを送信した後にいきなりジモティーの評価に「悪い」を付けられ「ドタキャンされた」「本名名乗らない非常識」やそれ以外にもひどい事を書かれました。
ゴミの押し付け合い
これは、大型家具の取引で起こりうる最悪のケースで、「処分費を浮かすつもりが、逆に高額な出費になってしまった」という事例です。
投稿者はL字ソファを譲るため、屋外への搬出作業を行っていました。
しかし、2つに分かれるソファの片方を運び出したタイミングで、購入者がそれを見て「写真より汚れている」と判断し、チャット一通で一方的にキャンセルをされました。
問題は、投稿者がもう部屋に戻せない(再搬入不可)状況だったことです。
路上に放置するわけにもいかず、結果として緊急で不用品回収業者を呼ばざるを得なくなり、本来タダで手放せるはずが、自腹を切って処分する結果となっています。
取引日時・取引場所が確定したため、当日に取引場所まで物品を持って行きました。ソファか二つに分かれるため一つ目を取引場所に持っていき、二つ目も持って行くタイミングで購入者より「現物(一つ目のソファ)を確認したが投稿の写真よりも汚れておいるためキャンセルしたい。」とチャットだけ残し、キャンセルされました。
引用:ジモティー解決広場
なぜジモティーでトラブルが起きやすいのか?
さきほどはジモティーのトラブル事例を紹介しましたが、なぜこのようなことが多発するのでしょうか。主な理由として考えられるのが、以下の3つです。
- 完全な個人間の取引であるため
- 「0円」「格安」に集まるユーザー層の特性
- 匿名性が高い
これらはそのまま利用上の注意点となるため、解説します。
完全な個人間の取引であるため
ジモティーはフリマサイトではなく、地域の人同士をつなぐ掲示板としての役割がメインです。物品の売買に限らず、無料で譲る・もらうといったやり取りも盛んですが、そこに安全を担保する仲介者は存在しません。
そのため、待ち合わせ場所の決定から当日の受け渡しまで、すべて当事者同士で進める必要があります。
もし相手が約束を破ったり、理不尽な要求をしてきたりしても、運営会社が間に入って解決してくれるわけではありません。
金銭が発生しない「0円」の取引であっても、相手の素性が分からない以上リスクはつきものです。
「0円」に集まるユーザー層の特性
「0円」や「格安」という条件は魅力的ですが、その反面、マナー意識の低いユーザーを呼び寄せてしまいがちです。
善意による無料の譲渡であっても、まるで対価を払っている客のように振る舞い、過度な要求をするケースが後を絶ちません。
また、金銭的な負担がない分、相手への配慮や責任感が希薄になる傾向も見られます。
タダだからという安易な気持ちが、挨拶なしの不躾な連絡や、自分勝手なキャンセルといったトラブルの温床となっています。
匿名性が高い
ジモティーでは、原則として連絡先や住所などの個人情報をやり取りせず、サイト内のチャット機能のみで取引が進みます。
これは安全対策の一環ですが、顔を合わせる際は相手の素性が分からないまま直接会うことになるため、慎重な判断が必要です。
万が一トラブルが発生しても、相手にアカウントを削除されたりブロックされたりすれば、それ以上の連絡手段は絶たれてしまいます。
相手を特定できないという環境が、ドタキャンや音信不通といった無責任な行動への心理的ハードルを下げているのが現実があるといえます。
ジモティーでトラブルに遭わないための自衛策
ジモティーを利用する以上、トラブルのリスクはつきまといますが、以下のような対策をすれば、その確率はグッと減らせるはずです。
- プロフィール評価が低い・新規アカウントとは取引しない
- コンビニや公園など人目のある場所を指定する
- メッセージでしっかりと条件を確認する
- 1人では会わずに誰かに付き添ってもらう
これら最低限実践したい4つの自衛策について解説します。
プロフィール評価が低い・新規アカウントとは取引しない
取引相手を決める前に、必ずプロフィール画面を確認しましょう。
悪い評価がついているユーザーはもちろん、本人確認が未完了だったり、登録直後で評価がゼロだったりするアカウントは避けるのが無難です。
コメント欄に連絡が遅い、または一方的にキャンセルされたなどの書き込みがあれば、リスクが高いと判断できます。
中には、トラブル事例で紹介した「いわれのない悪評価をつけられる」といったケースも存在しますが、稀な例だと考えられます。
コンビニや公園など人目のある場所を指定する
直接会って受け渡しをするとなれば、コンビニの駐車場や公園など、必ず人目のある場所を指定しましょう。
密室や人通りのない場所は、犯罪やトラブルに巻き込まれるリスクが高まります。
家具などの大型商品でどうしても自宅での取引が必要なときも、玄関先での受け渡しに留めるなど、家の中には入れないようにしてください。
トラブル事例でも紹介したように、対応が良くて信頼できそうだと思っても、いきなり態度を変えてくることがあります。
相手が業者ではなく、見知らぬ個人であることを忘れてはいけません。
メッセージでしっかりと条件を確認する
言った言わないのトラブルを防ぐため、取引日時や場所、商品の状態については、メッセージ機能を使って文字に残しておきましょう。
曖昧な点を残したまま当日を迎えるのは、非常に危険です。
特に商品のキズや汚れについては、あらかじめ写真を追加してもらうなどして細部まで確認してください。
少しでも違和感を覚えたり、相手の返信が極端に遅かったりするなら、トラブルの予兆と捉え、取引自体を中止することも検討すべきです。
1人では会わずに誰かに付き添ってもらう
どれだけ注意していても、見知らぬ相手と1対1で会うことには危険が伴います。特に女性や、相手が異性の場合、できる限り家族や友人に同伴してもらってください。
もし同行者が頼めないなら、人が多い時間帯の商業施設前を選ぶなど、周囲の目がある環境を作りましょう。
自分は一人ではないという姿勢を見せるだけでも、トラブルの抑止力になります。
ジモティーのトラブルが心配なら買取の利用もあり
ここまでジモティーのトラブル事例やリスクについて解説してきましたが、「個人間取引は少し怖い」と感じた方もいるかもしれません。
もちろん、ジモティーにはジモティーの良さがありますが、もし安全や手間を優先したいなら買取業者(出張買取)を利用するのもひとつの選択肢。
それぞれのメリット・デメリットを比較しました。
▼ジモティーと出張買取の比較
| 項目 | ジモティー(個人間取引) | 出張買取サービス(業者) |
|---|---|---|
| 売却金額 | △ バラつきあり リテラシーや交渉次第で高安が変動 | ◎ 適正価格 プロが市場相場で正確に査定 |
| 対象品 | ◎ 幅広い 0円譲渡ならジャンク品も可 | ○ 幅広い 多ジャンル対応だが買取不可の場合も |
| 安全性 | △ 低い 相手の素性が不明でリスクあり | ◎ 高い 古物商許可を持つプロが対応 |
| 手間 | × 多い 撮影、交渉、搬出まで自力 | ◎ 少ない 自宅で待つだけ、搬出も丸投げ |
ジモティーは自分で価格を決められる自由度がありますが、適正相場を知らないと安くなりすぎる、あるいは逆に高くなりすぎていつまでも売れないということが起こりがち。
一方、出張買取は鑑定士が市場価値に基づいて査定するため、適正価格で評価してもらえるのが特長です。
ただし、あくまで買取(商売)であるため、市場価値のないボロボロの家具などは断られる可能性がある点には注意が必要です。
では、どんな人が買取サービスを選ぶべきなのか、次のセクションで整理してみましょう。
こんな人はジモティーより買取がおすすめ
以下の状況に当てはまる方は、出張買取も視野に入れてみてください。
- 一人暮らしの女性
- ブランド家具などしっかりと値段をつけたい人
- 引越しが迫っている人
では、それぞれ詳しく解説します。
一人暮らしの女性
一人暮らしの女性の場合、見知らぬ相手と直接会うことには慎重になる必要があります。
特に家具などの大きな荷物は、どうしても自宅まで引き取りに来てもらうケースが多く、相手を家の中や玄関先に入れることになります。相手がどんな人かわからない状態で対応するのは、やはり不安が残るものです。
また、外で受け渡す場合でも、近所で会えば生活圏を知られてしまう懸念があります。
その点、買取サービスであれば相手は仕事として来るスタッフなので、プライバシーや防犯面での余計な心配をせずに利用できます。
ブランド家具などしっかりと値段をつけたい人
有名ブランドの家具や年式の新しい家電など、ある程度の金額で売りたいものがある場合、ジモティーでは希望通りの価格で売れないことがあります。
ジモティーを見ている人は「できるだけ安く(あるいは無料で)手に入れたい」と考えていることが多いため、相場より高い商品は敬遠されがちです。
その点、買取業者であれば、ブランドの価値や市場相場に基づいた査定が受けられます。無料で依頼できることがほとんどなので、お試し感覚で査定を受けてみるのも良いでしょう。
引越しが迫っている人
退去日が決まっている場合、最も避けたいのは当日のキャンセルです。ジモティーで直前に連絡が取れなくなると、処分が間に合わず途方に暮れてしまいます。
その点、業者は予約通りに来てくれるので計画が立てやすいのがメリットです。
ただし、引越しシーズンは買取業者も予約が埋まりやすいため、早めの問い合わせが必要になります。
また、すべての家具に値段がつくわけではありませんが、もし買取不可だったとしても、他の不用品(ブランド品やゲームなど)を合わせて売ることで、処分費用を捻出するような活用もできます。
トータルで出費を減らすという視点で活用するのもおすすめです。
まとめ
ジモティーは、見知らぬ個人同士の取引ゆえに、どうしてもトラブルの可能性をゼロにすることはできません。
- 手間や時間をかけてでも高く売りたい( or 無料で譲りたい)ならジモティー
- トラブルのリスクを避けつつ手放したいなら買取サービス
このように、優先順位に合わせて使い分けるのがおすすめ。
全国(離島など一部地域除く)で出張買取を提供する「うるココ」のような業者なら、まとめ売りやプレゼント企画でお得に利用できます。
ジモティーで困ったら、こうした買取サービスを使ってみるのも良いでしょう。





