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コラム

七宝焼は買取対象になる?歴史とその魅力も紹介

壺

七宝焼は、身近なところにある焼き物で、古くから日本の伝統工芸品として多くの人々に愛されてきました。

艶のある風合いと鮮やかな色や模様が特徴の焼き物で、金属の表面にガラスを焼き付けた日本の伝統工芸技法によって生み出されます。

七宝焼はアクセサリーなどにも用いられていますが、昔に買ってから使っていない七宝焼はありませんか?七宝焼は売れるのだろうかと思っても、実際に買取対象になるか気になりますよね。

この記事では、七宝焼が買取対象になるかどうかを説明するとともに、七宝焼の歴史や魅力についても詳しく紹介します。さらに、七宝焼の取り扱いの注意点や多彩な技法についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

また、骨董品好きな人には「なんでも鑑定団の最高額ランキング10選」の記事もおすすめです。

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目次

七宝焼の概要

七宝焼は、金や銀、銅、鉄などの金属にガラス質の釉で模様を作り、750~950℃の高温で焼き上げる方法で作られます。有田焼などの有名な陶磁器と見た目は似ていますが、材料や作り方が全く異なります。

七宝焼という名前は、仏教の経典に登場する「金・銀・瑠璃・玻瓈・硨磲・珊瑚・碼碯」の七種の宝石が由来となっており、これら7つの宝石を組み合わせたような美しさから、七宝焼という名前が定着しました。

七宝焼は芸術品としての壺や皿だけでなく、ブローチ・指輪・イヤリングなどのアクセサリーや実用品にも幅広く使用されています。

七宝焼きはエナメル質といわれるガラス質で表面が覆われているため、保存性が高いのも特徴のひとつです。表面に傷がついたりカビが繁殖しにくく、その風合いが長期間保たれます。

ただしガラス質なので、ひび割れには注意が必要です。

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七宝焼は高値で売れるモノなのか?

七宝焼は、美しい色彩と独特の技法により制作されていますが、特に古美術界で高い評価を得ており、場合によってはかなりの高値が期待できます。

七宝焼の買取相場は、作品の年代、種類、作家、状態、需要などによって異なりますが、一般的な目安は次の通りです。

明治時代:数百万円以上の可能性も

特に琉球時代に製作された七宝焼は非常に希少価値が高く、数百万円以上の高額で取引されることもあります。

近代:数十万円以上の可能性も

明治から昭和初期にかけて製作された七宝焼は、数十万円から数百万円程度で取引されることがあります。

現代:数千円から数万円程度が一般的だがそれ以上の場合も

戦後以降に製作された七宝焼の工芸品は比較的入手しやすく、数千円から数万円で取引されるケースが多いですが、なかには数十万円程度で取引される作品もあります。

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七宝焼の骨董品・装飾品などを専門に扱う業者で売るべき理由

七宝焼の買取依頼をするとき、どこで査定をすべきか迷う方もいるかと思いますが、骨董品や美術品、装飾品などを専門に扱う業者に依頼しましょう。

ネットオークションやフリマアプリで出品すると、適正価格で売却することができないので、結果的に損をする可能性があります。七宝焼の価値を見抜くのは、プロの目利きでも難しいからです。正確に評価するには、幅広い知識と情報が必要であり、鑑定の経験も求められます。

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七宝焼の人気商品と買取相場

七宝焼の人気商品と買取相場を一覧表でご紹介します。あくまでも一例ですが、お手持ちの七宝焼がいくらで取引されているか参考にしてみてください。

※公開情報で買取業者による実績が把握できない場合は、ネットオークションでの落札価格を引用しています。

七宝焼の品物の種類買取相場(参考)※以下税込
ペンダント1,200円
ネックレス500~40,000円
イヤリング500~1,000円
ブローチ500~1,000円
絵画1,000~10,000円
バングル(エルメス)6,000~25,000円
花瓶30,000~50,000円
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法人向けギフトとしても人気の七宝焼

七宝焼は、法人向けギフトとしても人気があります。ギフトに選ばれる理由として、繊細で華やかなデザインが、オフィスを高級感ある空間に変える効果があるからです。

飾り皿や花瓶、額縁など、大ぶりな商品が選ばれることが多いです。

ほかにも、タイピンやカフスボタン、ピアスやネックレスなどの身につけるジュエリー、小さな飾り皿やペン皿も人気です。

七宝焼は、ガラス質の釉薬を使用しているため、美しさが長く保たれる特徴があります。職人の手で作られているため、手仕事の美しさを通じ、温かな気持を伝えることができるでしょう。

また、七宝焼はさまざまな技法によって製作され、多彩な表情を見せてくれますので、贈る相手をイメージし、選ぶのも楽しいのではないでしょうか。

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七宝焼の保存とお手入れ

七宝焼の保存方法とお手入れの方法について説明します。七宝焼はデリケートな焼き物であるため、表面に傷がついたり金属部分が錆びたりしないよう気を遣う必要があります。

七宝焼の価値を保つため、以下の説明を参考に良い状態を保つようにしましょう。しっかり確認することをおすすめします。

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ホコリを落とす

滑らかで柔らかい布を使い、七宝焼の表面のホコリを拭き取ります。硬いブラシやスポンジを使うと、七宝焼の表面にキズがついてしまうのでおすすめしません。

汚れをふき取る

表面に汚れが付着している場合は、柔らかい布で優しく拭き取ります。汚れが落ちにくい場合は無理に擦らないようにしてください。

乾拭きで水分をふき取る

水を使ってふき取るのはOKですが、そのあとは必ず、柔らかく乾いた布で表面の水分を丁寧にふき取りましょう。金属部分に水分が残ったままだと、後々錆たり劣化が進む原因になってしまいます。

地震などで破損しないように保管する

七宝焼を保管する際は、平面で安定した台座や棚に展示し、振動や地震によって破損するリスクを減らしましょう。台座や棚には滑り止めのシートを敷き、落下防止の金具を取り付けることをおすすめします。

破損の有無を定期的にチェックする

七宝焼の状態を定期的に確認し、破損がないかときどきチェックしてください。丁寧にケアをすることで、美しさと価値を長く保つことができます。

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七宝焼の魅力

七宝焼の魅力について、技法による表情の違い・保全性の高さ・海外ブランドでの採用の3点に絞って紹介します。 

七宝焼の魅力や技法については、関連記事も参照してください。

技法によって表情が違う

七宝焼の製作技法には、さまざまなものがあります。技法によって仕上がりや表情が変わるので、線を使ったり、線を使わないことで柔らかさを表現したり、凹凸をつけたりと、作品には豊富なバリエーションが生まれます。

保存性が高く美しさが長くキープされる

七宝焼は釉薬によってコーティングされています。このため傷やカビの発生といった問題が起こりにくく、美しさも品質も長期にわたって保存できる特性があります。

しかし、衝撃に弱いため、取り扱いには細心の注意が必要です。

エルメスが採用する七宝焼

有名ブランドのエルメスでは、「エマイユ」というバングルが発売されています。サイズやデザインが豊富で、日頃から気軽に使えるアクセサリーとしても人気です。

エマイユの製法には、七宝焼の金属にガラス質を焼き付ける技法が採用されています。

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七宝焼の歴史

ここでは七宝焼の歴史について、簡単におさらいしておきましょう。七宝焼について深く知ることで、よりその価値が理解できると思います。

七宝焼の起源と世界史「あのツタンカーメンのマスクも!?」

古代エジプトの国王である、ツタンカーメンのミイラにかぶせられていた黄金のマスクの冠部分に、七宝焼きの技法が用いられていたことが知られています。

紀元前の古代エジプトを起源とし、中近東で誕生した七宝焼の技法は、シルクロードを通じて中国や西洋に伝わったとされています。中国では七宝焼を「琺瑯(ファーラン)」と読んでいます。

日本における七宝焼の歴史と発展

日本で最古の七宝焼としては、奈良県生駒郡斑鳩町(いかるがちょう)藤ノ木古墳から出土した金銅製の鞍金具が知られています。これは古墳時代のものとされ、日本に技術が伝わる前にも、原始的な七宝焼が作られていたことが示されています。

日本の七宝焼が世界的に知られるようになったのは、1867年に開催されたパリ万博です。多くの日本人の七宝焼作家が受賞したことで、日本の七宝焼きが世界中で注目を浴びるようになりました。

1995年には、経済産業省により、「尾張七宝」が日本の伝統的工芸品として指定され、2002年に東京都が「東京七宝」を伝統工芸品に選定しました。

参考元:七宝町七宝焼生産者協同組合(あま市公式サイト)東京七宝(東京都産業労働局)

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日本と世界における七宝焼の技法

日本と世界における七宝焼については、さまざまな技法が採用されています。ここでは日本の技法と西洋の技法について、その概要を紹介していきます。

日本の技法

日本の七宝焼の技法として、主に4つの技法が知られています。

有線(ゆうせん)七宝

銀などを細く引いた金属線を帯状にし、それに輪郭をつけてから釉薬を注ぎ込む技法です。この方法を採用すれば繊細な描写が可能ですが、細かい作業が必要で手間がかかります。

無線(むせん)七宝

釉薬の間に金属による線の仕切りをつけない技法です。線を付けないことで境界がぼやけるため、柔らかくやさしい表情に仕上がります。

象嵌(ぞうがん)七宝

文様のくぼみを作るために、素地を凹ませたり彫ったりすることで、そのくぼみに釉薬を流し込む技法です。この技法は、ヨーロッパなどで広く使用されています。

盛上(もりあげ)技法

盛り上げて形を作りたい部分のみに、後から釉薬を高く差すことで焼成する技法です。この方法を採用すると、作品に立体感を出すことが可能です。

西洋の技法

七宝は、フランス語で「émail(エマイユ)」と呼ばれており、ヨーロッパの骨董品のジュエリーでいろいろな技法が採用されています。

painted enamel(ペイントエナメル)

七宝は、フランス語で「émail(エマイユ)」と呼ばれており、ヨーロッパの骨董品のジュエリーでいろいろな技法が採用されています。

painted enamelは事前に焼成したエナメル地をベースとし、筆を使って釉薬を塗布する技法です。この方法は、モチーフの描写など多彩な表現が可能です。

plique à jour(プリカジュール)

金属箔を貼り付けた薄い素地に金属線を配置し、そこに釉薬を流し込んで、最後に金属箔を取り除くことで透明な仕上げにする技法です。この技法が採用された作品は、ステンドグラスのような美しさが特徴となっています。

cloisonné(クロワゾネ)

金属の板の上に金属線を貼り付けて、そこに釉薬を流し込む技法です。日本の有線技法と非常によく似た仕上がりになります。

champlevé(シャンルヴェ)

彫ってできた金属のくぼみのなかに釉薬を流し込む技法で、日本の象嵌七宝の技法によく似ています。

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