ルビーのピジョンブラッドの意味や効果とそのお手入れ方法
ピジョンブラッドは、最高級ルビーに対してのみ、その使用が許された呼び名です。
世界の四大宝石としても知られ、燃えるような独特の赤色は古代より多くの人々を虜にしてきました。パワーストーンや誕生石として馴染みが深い人も、多いのではないでしょうか。
本記事ではピジョンブラッドについて、押さえておきたい基本知識やお手入れ方法などについて説明します。
また、買取の際も、ピジョンブラッドなら高価格で売ることができます。
ピジョンブラッドとは
ピジョンブラッドはルビーの一種で、特に最高品質のものを指す名称です。ピジョンブラッドを日本語に訳すと「鳩の血」の意味になりますが、それだけ赤色が濃いことに由来しています。
ルビーの原産国はミャンマーやタイ、スリランカなどが有名ですが、ミャンマー産が最高級とされ、日本の鑑別書ではミャンマー産と確定し、一定の基準を満たしたものにしか「ピジョンブラッド」と記載できません。
しかし、海外の鑑別書では産地が問われず、ミャンマー産でなくとも一定以上に濃い赤色であれば「ピジョンブラッド」と記載できるため、「ピジョンブラッド」と書かれていても高品質なミャンマー産以外のルビーである可能性があるため、注意が必要です。
ちなみに、タイ産ルビーで黒ずんでいるものは「ビーフ・ブラド(牛の血)」、スリランカやベトナム産ルピーでピンクに近い赤色のものは「チェリーピンク」と呼ばれますが、最高級なのはミャンマー産のピジョンブラッドです。
また、ルビーは7月の誕生石となっており、世界各国で多くの人に愛されています。
ルビーの語源と意味を知ろう!
ルビーの語源は、ラテン語で「赤」という意味の「ルベウス」に由来するといわれています。同じ理由で、ガーネットなど赤い色を持つ石もルビーとされていました。和名では、「紅玉(こうぎょく)」と呼ばれます。
ルビーには、以下のようなさまざまな石言葉があります。
- 情熱
- 仁愛
- 勇気
- 仁徳
- 威厳
- 精神面の浄化
- 血液の浄化
- 永遠の命
- 美
- 優雅
赤という色は、太陽や火などのように流動的で活発なエネルギーを連想させます。情熱や仁愛、勇気などのアクティブな石言葉があるのも、うなづけます。
ルビーの持つ力
ルビーはパワーストーンとしても知られ、「勝利」の意味を持つ石です。
中世のアラビアでは病気を治癒する石とされ、活力・生命力・集中力など、ルビーはここ一番の際に必要な力を与えると伝えられていました。
身に着けると元気になるともいわれ、普段から活力不足の人や、疲れやすい人におすすめできます。
また、ルビーの赤い色は愛情を表すことから、婚約指輪としても人気が高くなっています。情熱的なイメージのルビーは恋愛運アップも期待できます。
お手入れでルビーの美しさをキープ
お気に入りのルビーは、定期的なお手入れをすることによって本来の美しさを保つことができます。
情熱的な赤がいつまでも光り輝くように、基本的なお手入れ方法をチェックしておきましょう。
クロスで拭く
ルビーは日常の傷や汚れには強い宝石です。しかし、アクセサリーとして身につけていると指紋や油分、小さなホコリなどが付着することがあります。
そのような場合、柔らかいクロスやマイクロファイバーの布を使用して、優しく拭き取るようにしてください。
クロスで拭けば、表面の汚れやホコリを簡単に取り除くことができます。ルビーの美しい輝きを保つため、定期的なお手入れをしましょう。
超音波洗浄をする
超音波洗浄は、宝石の汚れを高速振動で取り除く方法です。ルビーは硬く、超音波洗浄にも耐えられる石です。クロスで拭くなど日常的なメンテナンスでは落ちにくい汚れも、超音波洗浄なら綺麗に落とせます。
ブラシで磨く
柔らかいブラシを使って、ルビーの隙間や、クロスでは届かない細かい部分の汚れを取り除きます。特に、指輪やネックレスなど、セッティングが複雑なアクセサリーの場合にブラシを使用すると効果的です。
しかし、ブラシの毛が硬すぎると、金属部分を傷つけるリスクがあるため、柔らかい毛のブラシを選んでください。
また、ブラシで磨く際には、中性の石鹸を少量加えたぬるま湯での洗浄がおすすめです。洗浄後は、ぬるま湯か水で洗い落としてください。
まとめ
ピジョンブラッドについて説明しました。
ピジョンブラッドは「鳩の血」と表現されるように、濃い赤色をまとったルビーです。ルビーの一大産地であるミャンマー産で、かつ一定の基準の満たすもののみに与えられる呼称がピジョンブラッドで、最高峰のルビーを意味します。
ピジョンブラッドのルビーをお持ちなら、定期的にお手入れをして情熱の赤が本来の輝きを放てる状態にしておきましょう。
また、ピジョンブラッドやそれ以外のルビーも、買取が可能です。大切なアクセサリーをお売りになるなら、一度「うるココ」にご相談ください。
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