使用済み切手を高く売る方法!
使用済み切手も売れることをご存知ですか?使用済み切手の使い道や売り方をご紹介!
封筒やはがきについた使用済みの切手を、そのまま一緒に捨てていませんか?
ほとんどの人は「もう使えないから」と使用済み切手を捨てていると思いますが、実は、買取りしてもらえるケースもあるのです。
使用済みで使えない切手なのに、高額買取の対象になることもあるのです!
ここでは、使用済み切手や消印のついた切手の使い道などをご紹介します。
使用済み切手・消印がついた切手に価値があると思うコレクターは多い
まず、
「使用済み切手」=「消印がついた切手」
です。
消印が入っているので、はがきなどに貼って使うことはもちろんできません。
逆に言うと、台紙などに貼っているだけの切手は消印がついていないので「使用前の切手」ということになります。
この「使用済み切手」ですが、郵便物に貼れないので価値がないと思う人が多いですが、実は、希少価値の高い切手は、使用済みでも価値があり、そのいった切手を集める収集家は多くいます。
希少価値の高い切手や、消印そのものに価値があると思うコレクターは多く高額買取されるケースも多くあります。
消印の価値
使用済み切手が売れる理由の一つに、その切手に押されている
「消印」
があります。

この消印に価値があると多くのコレクターは考えていて、実際に、切手は消印とセットのほうが価値がある場合も多いです。
そして、その価値は
「どこで押されている消印か」
というところにあります。
場合によっては、消印のほうが切手より価値があるとされる切手もあるくらいなのです。
このことから、郵便局側が、あえてコレクター用に消印を押した切手を販売することもあるほどです。
例を挙げると、
「小代式機械印」
は機械印の大珍品とされ、この消印が入っているだけで価値が非常に高くなります。
*機械印自動押印機に使用されている郵便の消印
また、ごく短期間しか使用されなかった消印や、ほとんど郵便に使用されなかった消印にも価値があります。
例えば、わずか3か月という短期使用の
「京橋局欧文日付印」
は、押されている切手に価値がなくても、消印に価値がつき、オークションで15万円で落札されたこともあります。
他にも、
・特殊通信日付印(特印)国家的記念行事のときだけに使われる大型の記念印。直径は約36ミリ。
・小型記念日付印(小型印)特印を使うほど大きな行事でない時に使われる記念印。直径は約33ミリ。
・風景入通信日付印(風景印)旅行の記念のために、その土地の名所などを描いた特別の日付印。
などがあります。
また、高額買取が期待できる例で、明治5年以前のはがきがあります。
明治5年以前の切手が貼られていて、実消印も明治5年以前のものは、高値での買取が期待できます。
消印の日付にも価値が
消印の押された日付にも価値がつくものがあります。
例えば、切手発行日の消印は
「初日印」
と呼ばれ、価値が高い消印の一つです。
消印の押され方でも切手の価値が変わり、
「消印の文字がはっきり読めること」
が重要です。
特に、消印が切手の真ん中に丸い形で押されているものは
「満月印」
と呼ばれていて、高い価値がつきます。
希少価値の高い切手
発行枚数が少ない切手は、希少価値が高く、使用済みでも価値が高くなります。
市場に出回っていない切手なので、使用済みでも持っていることに価値があるのです。
古い切手にこのような希少価値が高いものが多いですが、新しい切手でも、発行枚数の少ない限定切手などは価値が高くなります。
希少価値の高いとされる切手の例をみてみましょう。
立太子礼切手
立太子礼切手は、明仁親王(今上天皇)の立太子の礼を記念して1952年に発行された記念切手です。
見返り美人
見返り美人は、浮世絵師の確立者と言われる菱川師宣の作品でも特に有名なものです。
師宣の見返り美人は、1948年版バージョンの他に1991年(平成3年)や他にも平成に入っても、その人気のため何度か採用されている絵柄です。
1991年(平成3年)版の見返り美人は、フルカラー印刷で原版そのままの繊細な色使いを再現した新バージョンです。
赤猿切手
赤猿切手とは、赤い背景に黒い猿が描かれた切手で、プレミア切手として有名です。
1枚当たり、14万円前後で取引されることも少なくありません。
1980年、中国切手で文化大革命があった頃に発行されました。
毛主席シリーズ
英雄の毛沢東主席は、中国を驚くほどの統治国家にした実績があり、現在でも、英雄として称えられています。
中国では、象徴するように、毛沢東主席を図柄にした毛主席シリーズ切手を、多く発行しています。
毛主席シリーズの切手は、プレミアがつき、高値で取引が行われます。
使用済み・消印のついた切手は保存状態がポイント!

価値のある使用済み切手や消印のついた切手は保存状態が重要です。
使用済み切手や消印のついた切手を高値で買取してもらうには、下のポイントを押さえて、保存状態をよくしておきましょう。
切手を封筒やはがきからはがしておく
切手を封筒やはがきからはがしておいたほうが、高く買取してもらえます。
「水はがし」という方法が切手をはがすのにオススメです。
【水はがしのやり方】1.切手の周囲に数ミリ余白を残して切り取る。
2.平たく大きな入れ物(例.洗面器)に、きれいなぬるま湯を入れ、その中に切手を浮かべる。
*切手の表面が水にぬれると、しみができたり、消印が消えることがあるので注意しましょう。
3.10~30分後に、ピンセットで慎重に切手をはがす。
4.はがしたら裏側を水で流し、裏のりをはがす。
5.切手の水分を吸い取り紙などで完全に取り除く。
*新聞紙などは切手が汚れてしまうのでNG。
6.切手が完全に乾いたら、ストックブックなどに保存する。
*1.切手はピンセットを使って扱い、保存には乾燥剤などを使って湿気を防ぎましょう。
*2.ストックブックは、本棚などに立てて保管しましょう。