たとう紙とは?そのメリットやデメリットを合わせてプロが解説!

たとう紙の目的やメリット、デメリットをわかりやすく解説!!
たとう紙という言葉を聞いたことがありますか?
たとう紙は着物に縁が深い方ならご存知だと思いますが、たとう紙とは、簡単にいうと、着物を包んでしまうもの、といった感じです。
ここでは、そのたとう紙のメリットやデメリットをご紹介します!
たとう紙のメリット

たとう紙は、和紙でできていて、通気性がとても高く、除湿効果も高いので、着物を包んだりする目的などで用いられます。
関西の方は「たとう紙」でなく「文庫紙」と呼ぶので、こちらの方が馴染み深い方もいるでしょう。
たとう紙を着物の保管に使用するメリットは、なんといっても湿気の予防です。
着物は湿気の影響を非常に受けやすく、カビが生えることもあり、どんなに大切な着物でも、カビが生えると着られないので、処分するしかなくなります。
たとう紙は、湿気やカビを防ぐだけでなく、布地にシワをつきづらくしてくれます。
また、たとう紙は、タダ同然で手に入るだけでなく、着物を買った際についてきますし、呉服店でも安く購入できます。
たとう紙のデメリット

糊がついた薄い紙は、虫食いの原因になります。
たとう紙は虫食い防止にも効果が高いですが、たとう紙に保管していても着物が虫に食われる、といったケースがあります。
この原因は、たとう紙の中についている糊とされていて、虫の大好物なのです。
この糊は、たとう紙の中で着物を包んでいる薄紙についていることがあるので、大切な着物を保管するときは薄紙は取りましょう。
また、同じたとう紙をずっと使うと、だんだん黄色く変色し、放置するとシミになり着物に移るので注意しましょう。
たとう紙の使い方

薄紙は捨てる
たとう紙の中に入ってる薄紙は前述の通り、虫がその糊にやってきて、着物に穴を開けてしまうことが
あるので、たとう紙の薄紙は捨てましょう。
捨てることで、虫の発生率を抑えることができます。
半年に一度は交換する
たとう紙の保管効果は、2年くらいで薄れると言われますが、2年未満でもシミが付着することががあるので、定期的にチェックしましょう。
黄色いシミや箪笥シミがでたら、そのたとう紙はすぐに交換しましょう。
また、色が変わるだけでなく、たとう紙がふくらんだ場合も使用は控えましょう。
たとう紙が膨らむのは、たとう紙が湿気を含んで膨張しているということなので、放置するとカビの原因になりかねません。
たとう紙の価値

たとう紙は着物の保管以外にも、着物の価値を証明することもあります。
有名な着物ブランドは、ニセモノも流通することがあると言われており、プロでも見分けが困難なニセモノもあります。
これを防ぐため、有名呉服店がオリジナルの刻印つきのたとう紙を使い始め、たとう紙のオリジナルの刻印で、その着物が本物かニセモノかわかる証明手段になったのです。