ムートン毛皮の特徴やお手入れ方法を解説!
「ムートンにはどんな特徴がある?」
「他の毛皮との違いは?」
ムートンは、コートやブーツなど冬用ファッションアイテムとしてよく利用されていますが、実はその機能は防寒だけではありません。
保湿性や吸湿性、弾力性など、ムートンならではの特徴があります。本記事では、あらためてムートンの特徴について焦点を当てていきます。
知って得するムートン毛皮の特徴やお手入れ方法など
ムートン毛皮にはどんな特徴があり、どのようなお手入れ方法で保管すればよいかご存知ですか?
ムートン毛皮はその特徴やお手入れ方法の楽さから世界中で愛される毛皮ですが、ここではそんなムートン毛皮についてご紹介します!
ムートンとは
ムートンとは、フランス語で「羊」を指す言葉です。ファッションとしてのムートンは、羊の毛皮を染色やなめし処理によって加工した素材を指します。
1930年代にオーストラリアで農夫たちによって広く愛用され、その後、ムートンコートやムートンブーツなど、さまざまなファッションアイテムとしても普及しました。
ムートンは、広義では羊だけでなく、ヤギやウサギ、キツネなどの毛皮も含むことがあります。
また、肌触りが柔らかく、綿毛だけが密生し人の体になじんだ「ラノリン」を含むことで、赤ちゃんでもお年寄りでも、肌の弱い人でも安心して使うことができるのが特徴です。
ムートン毛皮の保温性
ムートン毛皮は熱伝導率が低く、外気を遮断するので保温性が高くなっています。
カールしたムートンの毛は、複雑に絡みあいながら繊維と繊維の間に多くの空気を閉じ込めます。この空気層が保温性を高め、寒い環境でも温かさを感じられるようになるのです。
ムートン毛皮の吸湿性と弾力性
ムートンは、自らの重量の約15%もの水分を吸収する能力があります。ムートンは繊維の奥深くまで水分を吸収するため、表面がいつもサラッとしており、一年中快適に使用することができます。
水分を吸収した後は、その水分を効率よく外へ放出する能力も備えています。その秘密は、毛の中の空気層とウロコ状の繊維構造です。これにより、寝汗をかいてもべたつかず、湿った日でも快適に過ごすことが可能です。
このように、ムートンの毛は、外部の湿度に合わせて水分を吸ったり吐いたりする機能を持っており、「自然のエアコン」ともいえるでしょう。梅雨や夏の季節にはこの性質が大いに役立ちます。
また、カールした羊毛は、コイルスプリングのようにねじれ、この特性がムートンに高い弾力性を与えています。
一本の羊毛は高い伸縮性を持っており、約30%もの伸びを示します。すぐに元の状態に戻る力があります。この特性は、羊毛が集まればさらに強力に働きます。
ムートン毛皮の難燃性
ムートンには「自己消火作用」といえる特性があります。火をつけた場合、燃えるのはパイル(毛)の先だけで、それ以上は燃え広がらないのです。
タバコの火などがついてもチリチリと燃えるのは毛先だけで、被害を最小限に抑えられます。
また、ムートンの毛の構成分子には窒素が多く含まれていますが、窒素は燃えにくい性質があるため、これもムートンが燃え広がりにくい性質に貢献しています。
さらに、ムートンの高い吸湿性も、難燃性に一役買っています。水分を多く含んでいるため、発火温度が高く、燃え広がりにくいのです。
ムートン毛皮の防汚性
ムートンの毛は、表皮に「キューティクル」と呼ばれる薄い膜が存在します。このキューティクルは撥水性(水をはじく性質)があり、水分や汚れがつきにくくなっています。例えば、ジュースをこぼした場合でも、すぐに拭き取ればシミになりにくいです。
また、ムートンの毛には湿気がほどよく含まれているため、静電気が発生しにくく、その結果として、ホコリやチリもつきにくい性質があります。これは特に冬季、静電気が多く発生する時期にありがたい特性です。
ムートン毛皮のお手入れ方法
ムートンは撥水性が高く、汚れを吸い込みにくいので他の毛皮よりお手入れしやすい種類になります。
手入れ方法としては、綺麗な毛並みを保つためにムートンブラシを使ってブラッシングをこまめに行いましょう。
繊維の絡まりがひどい際は、軽く水分をふくませて、ゆっくりとブラッシングすると毛並みが戻ります。
終わったら影干しを忘れないようにします。
ただもし、使わないムートン毛皮があるのであれば、早めに買取にだすとよいです。
ムートン毛皮は、中古品でも需要が高いですが、タンスに眠らせままだと質が落ちることもあるので、早めに査定してもらう方がよいです。
ムートンの高価買取のコツ
ムートンを買取に出すなら、押さえておきたいコツを紹介します。
保管状態に気をつける
ムートンなど天然の毛皮は、保管状態によって価値に大きな差が生まれます。虫食いなどで穴が空いてしまっては価値が下がるため、防虫対策が必要です。
ムートンは直射日光や湿気にも注意しましょう。紫外線の影響から変色したり、湿度が高いとカビに生えてきたりします。
保管の際は直射日光をさえぎれる、風通しの良い場所で保管するのがよいでしょう。
買取前にお手入れする
いざ買取に出す前には、手入れを行っておきましょう。毛皮は見た目の美しさで大きく査定額が影響されるため、手入れしていないと適正価格まで引き上げられない可能性があります。
最低限、ブラッシングするなどしてホコリや汚れは取り払っておきましょう。
早めに手放す
もし使用していないのであれば、なるべく早い段階で売りにだすことをおすすめします。
なぜなら、天然物の毛皮は時間の経過とともに劣化が進みやすいからです。1年、2年と使用しないでシーズンが過ぎるごとに傷んでいきます。
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そのアイテムがいくら程度になるのか最も確実に・素早く知る方法は、査定を受けることです。
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