切手買取はバラでもできるのか?買取できない場合の活用方法も解説
「バラバラの切手でも高く売れるのか知りたい」
「バラ切手の高価買取の条件とは」
さまざまな種類のバラ切手があり、高く売るための方法を知りたい、あるいはおさらいしておきたいと思っているのではないでしょうか。
本記事では、バラ切手を高価買取する方法や高価買取されやすいバラ切手、また買取できなかった場合の有効活用について解説しています。
大量の切手を処分したい人は、ぜひ参考にしてください。
切手の「バラ」とは
切手には「バラ」と呼ばれるもののほかに「シート」があります。シートとは、複数の切手が繋がってシート状になっているものです。
郵便局やコンビニで切手を購入するとき、職員や店員が、多数の切手が貼り付けられたシートから切手を切り離すのを見たことがあるかもしれません。このように切り離される前の、シート状になっているものがシート切手というわけです。
一方で、切り離された状態の切手をバラといいます。切手買取では、バラよりもシートのほうが価値が高くなります。
また、シート切手には、四隅に余白部分があり、これを「耳紙」と呼びます。この耳紙が切り取られたり、欠けていたりすると、バラ切手と見なされることがあるため注意してください。
切手買取はバラでもできるのか?
切手はバラでも買取できます。プレミア切手などバラ切手でも価値のあるものは、高価買取が期待できます。
ただし、基本的にどの種類の切手でもシートのほうが高価買取されるため、現状シートの状態であればそのまま査定に出しましょう。
買取業者によっては、バラ切手の買取はできないところもあります。特に、以下のようなバラ切手は買取できないことがあるためチェックしておいてください。
- 破れ・欠けがある
- 汚れ・黄ばみがある
- 裏面の糊が落ちている
- 額面が分からない
- 消印がある
このうち「消印がある」切手は、むしろ高価買取となる場合があります。消印はどのような背景や状況で使用されたのかを示すものとなり、収集価値を高める要素となることがあるのです。
詳しくは「使用済み切手はなぜ売れるの?」をご覧ください。
バラ切手の買取相場
バラ切手の買取相場は、普通切手の場合、額面の40〜70%程度です。シートであれば、換金率が高まりやすいです。
記念切手の場合も、特に発行枚数が限られたものでなければ、それほど付加価値はつかず、普通切手と大差ない買取額となることが多いでしょう。
バラ切手を高価買取してもらうには
バラ切手の高価買取ポイントは、こちらです。
- 台紙貼りをする
- 郵便局でシートに交換して売る
- まとめて売る
- プレミア切手は買取業者で買取してもらう
それぞれ見ていきましょう。
台紙貼りをする
バラ切手は、台紙貼りをすることで買取価格アップしやすくなります。切手専用の台紙があり、市販されています。
ただし、台紙貼りする際は、買取業者によって特定のサイズや専用用紙を指定している場合もあるため、買取先が決まっているときは注意が必要です。
切手の貼り方など詳細についてのルールが決まっていることも少なくないので、ホームページで確認しましょう。
基本的には切手は額面ごとに仕分けをし、縦横のラインが整然と並ぶように台紙貼りをします。
郵便局でシートに交換して売る
切手はシートのほうが高く売れるため、バラ切手を大量に持っている場合は、郵便局でシートに交換してから買取に出す方法もあります。
郵便局でバラ切手をシートに交換するには交換手数料がかかりますが、場合によってはこれを差し引いても買取額が高くなる可能性があります。
切手の交換手数料は、1枚につき5円(100枚以上は1枚10)です。
参考:郵便局「手数料」
まとめて売る
バラ切手が大量にあるなら、少ない量を売るよりまとめて売ったほうが買取額アップになることが多いです。
まとめて売る場合も、台紙貼りしておくことは有効です。買取業者ごとの台紙貼りルールがないか確認し、あるようであればそれに従いましょう。
プレミア切手は買取業者で買取してもらう
希少性のあるプレミア切手は、切手の買取実績が豊富な買取業者で売るのがおすすめです。
中国切手や英国切手、浮世絵切手などのプレミア切手は、その価値を判断できる買取業者でなければ、適正な価格で売れません。
また、ある程度でかまわないので、相場を知っておくことも大切です。相場を知っておけば、もし査定額が不当に低いものであれば気付くことができます。
高価買取してもらいやすいバラ切手
バラ切手でも高価買取の対象になりやすいのが、以下のようなものです。
- プレミア価値のついた記念切手
- 中国切手
特に中国切手は発行枚数の少ないレアなものも多く、中国切手を集める多くの切手収集家がいます。
プレミア価値のついた記念切手
発行枚数の少ない記念切手など、プレミアがつくものは高価買取が期待できます。
記念切手とは、国家的行事を記念して発行される郵便切手です。記念切手と対照的なのが普通切手で、郵便局やコンビニで手軽に購入できるものを指します。
記念切手は、、基本的に通常使用でなく、収集目的で購入されることが多いです。例えば、東京オリンピック記念切手、日本万国博覧会記念切手などがあります。
記念切手の中でも、明治時代や大正時代に発行されたものなど、発行枚数が少ないものはプレミアがつき、買取価格が高くなりやすいです。
中国切手
中国切手は人気が高く、価値が高いものも多数存在します。中国切手には、その当時の歴史や文化が色濃く反映され、切手を見るとそのときの時代を感じられるものが多いことも人気の理由です。
文化大革命期には切手収集が禁止されていたため、この時代に流通していた切手の残存数は少なく、プレミアがつきます。
それ以外にも短期間で発行終了となり、限られた数しか残っていない切手の種類は多く、コレクター人気が高まっています。
中国切手は、「赤猿」「オオパンダ」「梅蘭芳」などが有名です。
買取できない切手の活用方法
買取できなかった切手は、郵便局で活用ができるため、このような方法も知っておくと良いでしょう。
- はがき・レターパックに交換する
切手の額面料金で利用する
では、これらについて説明します。
はがき・レターパックに交換する
不要な郵便切手は、所定の手数料を払うことではがきやレターパックなどに交換ができます。
ただし、切手1枚につき5円(100枚以上の場合は10円)の交換手数料が発生するため、額面の低い切手を大量に交換する場合には注意が必要です。
切手の額面料金で利用する
余った切手は、額面通りの料金にて郵便局のサービスで利用できます。
- ゆうパックの送料
- 速達料金
- 書留料金
- EMS(国際スピード郵便)料金
- 書き損じはがき等の交換手数料
上記のようなサービスの料金として利用できるため、不要な切手が大量にある場合は有効活用することができるでしょう。
これらのサービスを利用する際は、切手の交換手数料は不要です。
まとめ
バラ切手の高価買取について解説しました。切手は基本的にシートのほうが高価買取できるため、シートの状態でお持ちであれば、そのまま買取に出しましょう。
また、台紙貼りすることで買取価格アップになるため、事前に買取業者で確認した上で、正しい方法にて行うのがおすすめです。
バラ切手でもプレミア価値のあるような希少価値の高いものは高価買取されやすいです。しかし、適切な価値を判断できないような買取先は、避けるのが賢明です。
うるココでは、切手買取を承っています。大量のバラ切手やプレミア切手をお持ちの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。