宝石買取の注意点とは?買取業者選びのポイント
宝石買取を安心して利用するためには優良な宝石買取業者を選ぶ必要があります。
大切な宝石(ジュエリー)を手放してから「やっぱり売らなければよかった・・・」と後悔しないために、宝石買取業者の選び方のポイントや注意点を事前に知っておく必要があります。
本記事では宝石買取で起きやすいトラブルや、そんなトラブルを回避するための対策、避けた方がいい宝石買取業者まで、わかりやすくご説明致します!
宝石買取業者選びの注意点
宝石買取業者を選ぶ際には、以下の点に注意する必要があります。
- 専門知識を持つ鑑定士がいるか
- 買取実績が豊富か
- 買取平均額を開示しているか?
- 見積を提出するか
- 目の前で査定してくれるか
- 買取を急がせないか、十分な説明があるか
注意点が多いと感じますが、トラブルを避けるためにきちんと確認するようにしましょう。具体的にどのような事なのか、順番に解説致します。
専門知識を持つ鑑定士がいるか
宝石(ジュエリー)を適正価格で査定してもらうためには、宝石(ジュエリー)についての知識が豊富な買取スタッフの居る、宝石買取業者を選ばなければなりません。
買取を依頼する前に、宝石買取業者のホームページで「宝石鑑定士」の有資格者が居るかどうか調べるようにしましょう。
宝石鑑定士の資格を得るためには、宝石に関して多岐にわたる知識を学び、身につける必要があります。
日本で取得できる宝石鑑定士資格は「JBS宝石・ジュエリー鑑定士」や世界的に有名な鑑定士資格であるGG、FGAなどの資格があります。
買取実績が豊富か
買取に自信のある業者は必ず買取実績を紹介しています。
買取実績に関してホームページに一切載せていない買取業者は鑑定士のレベルが低く、審査基準が曖昧である可能性があります。
確認するポイントは、買取数が豊富か、きちんと相場価格で買取されているかというところです。
また、買取業者の規模も目安になります。支店の多い業者は、それだけ取引数が多くあるということになります。
買取実績は、納得行く買取がしてもらえるか、相場通りの金額で買取されているかの目安になるため必ず確認するようにしましょう。
買取平均額を開示しているか?
上記の買取実績同様、ホームページ上で買取平均額を開示しているかもポイントとなります。
きちんと買取価格を開示している=買取価格に自信がある、ということです。
見積を提出するか
優良な宝石買取業者は査定後に必ず見積書を提出します。
見積書には会社の概要・日付・買取商品ごとの査定価格が記載されています。
悪質な宝石買取業者の場合は、見積書などの証拠に残るものを提出しません。そのような業者は買取金額も適当である可能性が高いため避けるようにしましょう。
また、買取希望の商品が複数ある場合は1点毎の買取金額を明記してもらう必要があります。
「一式〇〇万円」というように全ての商品の買取金額をまとめて表記している場合は適正金額なのか依頼人が判断できないためです。
必ず1点毎の見積金額を提示してもらうようにし、そこで嫌な顔をするような業者には依頼しないようにしましょう。
目の前で査定してくれるか
商品の査定を依頼者の目の前ではなく、バックヤードで行う宝石買取業者には注意が必要です。
なぜこのような事をするかというと、店頭スタッフの鑑定能力が低いため、テレビ電話などを利用して、別の場所にいる鑑定士に査定をしてもらう必要があるため、と考えられます。
その場合、直接鑑定士が商品を触って確認することができないため、細かな部分の見落としが生じ、相場よりも低い査定額になる傾向があります。
また、宝石の計量も正しい重さで計量されているか、スタッフ任せにせず依頼人も一緒に確認するようにしましょう。
数グラムの差でも正しく計量しなければ金額に大きく影響します。
買取を急がせないか、十分な説明があるか
- 依頼者にじっくり検討する猶予を与えずに買取を急かす
- 質問しても説明をはぐらかす
上記のように買取を急かす手法は悪質な業者に多く見られます。
なぜならば、相場よりも低い買取金額を提示しているため依頼者の気が変わらないうちに早く取引を済ます必要があるためです。
優良業者の場合、依頼者と長いお付き合いをしたいと考えているので、買取を急かすようなことはありません。
むしろなぜその査定額になったのか依頼人が納得行くまで説明してくれるような宝石買取業者に依頼することをおすすめします。
宝石買取で起きやすいトラブル
世の中には悪質な宝石買取業者に買取依頼をしてトラブルになった事例がたくさんあります。どのようなトラブルが起きやすいのか、事前に理解しておくことをおすすめします。
相場より安く買い取られる
宝石や貴金属の買取価格には相場がありますが、業者によってはなるべく安く仕入れたいと考え相場よりも大きく下回る買取価格を提示される場合があります。
また、専門知識を持つ鑑定士が不在の買取業者の場合も宝石に関する知識が乏しいため相場よりも価格が低く見積もられてしまうこともあります。
買取成立するまでしつこく売却を要求される
特に、訪問買取の場合は、買取が成立するまで業者が帰らない、しつこく売却を要求されるというケースがあります。買取に合意するまで自宅に居座って脅迫紛いのことをする悪質業者も存在します。
他のものまで買い取られる
やはり、訪問買取の場合、本来売る予定ではない貴金属を強引に買取されたなどのトラブルが多く発生しています。
他にも、貴金属のみ買取してほしかったのに、貴金属以外のものもしつこく買取を勧められるケースもあるようです。
トラブル回避のための対策
宝石買取のトラブルを回避するためにはいくつかの注意点があります。
事前に相場を調べる
宝石買取を依頼する前には事前にインターネットなどで相場価格を調べることが重要です。
相場価格と買取価格を比較し、必ず価格に納得した上で売却するようにしましょう。
複数の業者に見積を依頼する
宝石買取を依頼する場合2~5社くらいの宝石買取業者に見積もりを出してもらうことをおすすめします。
ダイヤモンド以外の宝石は、明確な査定基準が確立されていないので、業者によっては価格が何倍も異なる可能性があります。
1社の見積価格だけで判断すると損をしてしまう可能性があるので、必ず複数の業者で相見積もりを取るようにしましょう。
訪問買取は利用しない
訪問買取自体は自分で店舗に持ち込む必要がないため便利なシステムです。
しかし宝石買取でのトラブルは訪問買取の際に、発生しているケースが多く、トラブル回避のためにはなるべく利用を避けるようにしましょう。
もしも利用する場合は、必ず家族や友人に同席してもらう、業者が居座るなど危険な状況になった場合は警察へ通報するといった対応が必要です。
その場で即決しない
トラブル回避のためにはたとえ価格に納得した場合でもその場で即決しないようにしましょう。
売却後に後悔しないよう提示価格が適正なのか、改めて冷静に検討することが大切です。
相場価格の再確認はもちろん、家族や知人に他に良い買取専門店が無いか相談するのもおすすめです。
避けた方がいい宝石買取業者
記事冒頭にて、良い宝石買取業者の選び方をご紹介しましたが、反対に避けた方がいい宝石買取業者の見極め方もご紹介します。
即決を迫ってくる
宝石買取において即決はトラブルの元となります。
「即決なら査定額を〇〇%増しにします!」といった謳い文句で即決を迫られる場合もありますが、これは依頼人に考える余地を与えないようにするための手法です。
相場より低い価格を提示している可能性もあり、依頼人に寄り添った対応とは言えません。そのような宝石買取業者は避けるようにしましょう。
査定額を変更してくる
一度提示した査定額を変更する宝石買取業者にも注意が必要です。
そのような宝石買取業者は、最初に提示する査定額は安く設定し、依頼者が価格に納得せず売却を拒んだ場合に「10%アップではいかがですか?」などと金額を上げる、という接客マニュアルがあるのです。
1回程度の交渉はどこの宝石買取業者でもあり得ますが、何度も何度も金額を変更する業者は査定が適当である可能性が高いため避けるようにしましょう。
まとめ
宝石買取を利用する場合、
- 専門知識を持つ鑑定士がいるか
- 買取実績が豊富か
- 買取平均額を開示しているか?
- 見積を提出するか
- 目の前で査定してくれるか
- 買取を急がせないか、十分な説明があるか
このような点に注意して買取業者を選ぶ必要があります。
またトラブルを回避するためには
- 事前に相場を調べる
- 複数の業者に見積もりを依頼する
- 訪問買取は利用しない
- その場で即決しない
ということを心がけるようにしましょう!