浴衣を着るときは下着に注意!どういう下着にすればよいかプロが伝授!
いきなり答えですが、
「浴衣を着るときは下着を着けてください」
浴衣の下に下着を着けないと、次のようなことが起こります。
- 浴衣がものすごくはだけやすくなる
- はだけて、いろんな隙間から浴衣の下が見える
浴衣のときは下着をつけなくてもいいと耳にしたことがあるかもしれません。しかし、そうすると周りの目が気になり、恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。
この記事では、浴衣に合わせる下着について以下のような内容で説明します。
- 浴衣のときに下着をつける理由
- 浴衣に適した下着
- 浴衣の透け感対策
夏祭りや花火大会など楽しいイベントを思いきり楽しめるよう、参考にしてください。
また、浴衣の「色」については「浴衣の色と与えるイメージを知って自分に合った色を選ぼう!」に記載しています。
ちなみに、4〜7月の夏祭りシーズンになると、着物や浴衣の需要が高まり、買取相場が上がりやすくなります。もし、未使用の着物・浴衣があれば買取に出すことで、新しいものに買い替える費用の足しにできます。
シーズンが過ぎると需要が一気に下がり、買取価格も下がるため、着物や浴衣を売りたい人はこのことを知っておいてくださいね。
浴衣に下着は必要なの?
「浴衣に下着は必要ない」といわれることがあるのには、歴史的な背景があります。
「浴衣」の名は「浴びた後の衣」から来ており、文字通り湯上りに着る衣服としての役割がありました。浴衣は、元々は湯上りの体を拭くためのもの、または湯から上がった後に直接身につけるためのものだったのです。
しかし、現在では浴衣を着るのは、夏祭りや花火大会、観光地への旅行など、特別なイベントのときが一般的です。多くの人の目にもさらされるため、下着なしで浴衣を着るのはおすすめできません。
浴衣のときは、必ず下着をつけるようにしましょう。
浴衣に合わせる下着
では、浴衣の下の下着は何を着ればよいのでしょうか?
浴衣は着物と同じく、体の凹凸をなるべくなくすように着ると、着姿が美しくなるようにできています。
胸の膨らみや腰のくびれなどは、女性の美しさの象徴ではありますが、浴衣のような和装では反対に胸の膨らみを抑え、腰は寸胴な方がきれいに見えるのです。
ここでは、以下のポイントについて解説します。
- 和装用の下着をつける
- 洋服用の下着でなんとかするには?
それではどのような下着にすればよいかみていきましょう。
和装用の下着をつける
浴衣にベストなのは、和装専用の下着です。
着物や浴衣になじみの薄い人にはパッとわかりませんが、和装用の下着というのがあります。
浴衣では、和装用ブラジャーと肌着をセットで着けるのですが、まずブラを着けた上に肌着を着ます。和装用のブラジャーは胸の膨らみを抑えるようになっています。
肌着は、ワンピースタイプと上下別のセパレートタイプがあるのですが、セパレートは初心者向きとはいえませんので、浴衣初心者の女性はワンピースタイプがおすすめです。特に上からスッポリと着るだけの浴衣スリップだと、身につけやすくて楽です。
和装ブラも浴衣スリップもそれほど高価格ではないので、また来年以降も浴衣を着るかもしれないのであれば、セット買っておくとよいでしょう。
洋服用の下着でなんとかするには?
「手持ちの下着ですませたい!」という場合、ブラジャーはカップやワイヤーの入っていないものにしましょう。スポーツブラは、胸を抑えるものなので浴衣向けといえます。
ブラジャーの上には、「和装用の下着をつける」で説明した、上から被れるスリップが楽です。もしそのようなスリップないのであれば、ロングキャミソールか、上にキャミソールで下にペチコートの組み合わせでも、問題ありません。
ただ、夏は汗をかくので、吸湿性や速乾性が高い素材のものを使いましょう。
浴衣に合わせるブラジャー・インナー・ショーツ選びのコツ
浴衣を美しく快適に着るためには、下着の選び方も大切です。
通常の下着とは異なるポイントが多く、ブラジャー・インナー・ショーツも浴衣に適したものがあります。
ここでは、それぞれのアイテムについて、失敗しない選び方のコツを押さえておきましょう。
ブラジャー
浴衣に合わせるブラジャーは、通常のものとは異なり、浴衣のシルエットを損なわないようにデザインされています。
浴衣の胸元は平らなほうが美しいとされるため、プッシュアップやパッドが厚いものは避けましょう。
また、ストラップやバック部分が透けて見えないように、細かなディテールにも注意が必要です。最近は浴衣専用のブラジャーも市販されており、透け防止や胸元を綺麗に見せる工夫が施されています。
インナー
浴衣のインナーは、浴衣の素材から直接肌に触れる汗を吸収し、浴衣を清潔に保つ役割があります。また、浴衣の透けを防ぐための機能も持っています。
伝統的には「裾除け」が用いられていましたが、最近では速乾性に優れた素材の浴衣専用インナーが人気です。浴衣用インナーは、浴衣のドレープを美しく見せるために薄手の素材が使用されていることが多いです。
ショーツ
浴衣に合わせるショーツは、ラインが浴衣に出ないように、シームレスなデザインや平らに仕上げられたものが望ましいです。夏の暑さを考慮して、通気性の良い素材が好まれます。
浴衣に合わせるショーツは浴衣の裾から覗かないように、デザインや色にも注意が必要です。
下着を着けたときの透け感対策は?
下着の透け感対策も必須です。
浴衣は暑い時期に着用するので、そもそも素材が薄く、最近は淡い色の浴衣が多いのもあり、とても透けやすくなっています。
特に白や薄い黄色はそうとう透けるので、要注意です。
「下着は透けるもの」と思って対策しましょう。
お出かけ前に鏡の前でチェックしたときに透けていなくても、外出すれば陽の光やライトで透けやすくなったり、汗に濡れることでくっきり透けたりもします。
また、浴衣の前側は布が重なって透けにくいですが、後側は布1枚なので透けて見えやすくなります。鏡の前に立ってばっちり浴衣の透け対策できたと思っていても、後ろから見ると下着がスケスケだった、というのはよくある話です。
下着が透けないようにするためには、浴衣に適した下着を、しっかりと着けることが一番大事です。
暑いからと、ブラジャーとショーツだけだと、透けた下着を見て下さいと言っているようなものなのです。必ずスリップやキャミソールも身に着けましょう。
下着の色は、色の濃いもの、水色やピンクや柄物は透けやすくなりますので、肌色に近いベージュやモカがよいですが、白でも大丈夫です。
浴衣の買取ならうるココへご相談ください
浴衣に合わせる下着についてお伝えしました。
浴衣を着るときは、浴衣の美しいシルエットを引き出すためや透け対策のため、下着を身につけるようにしてください。
浴衣用のブラジャーやインナー、ショーツが市販されているので、あなたの浴衣の色・デザインに合ったものを選びましょう。
また冒頭でもお伝えした通り、夏祭りや花火大会のシーズンには浴衣のニーズが高まるため、買取相場が上がりやすくなります。
もし使用していない着物や浴衣があれば、査定に出してみるのがおすすめです。もちろん、着物・浴衣以外でも大歓迎です。
出張査定ならこちらからご自宅へおうかがいしますので、やってもらうことは電話やLINEでのご連絡だけです。自分でフリマサイトに出品してやりとりするより、きっと気楽ですよ。ぜひお気軽に、ご利用ください。