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コラム

カルティエの時計が恥ずかしいと言われる理由とは?腕時計の種類も紹介

カルティエ 時計 恥ずかしい

「カルティエの腕時計は、恥ずかしい…」

一部の人が、このような評価をすることがあるようです。

歴史あるカルティエブランドの時計を着用するのは、決して恥ずべきことではないでしょう。

それにもかかららず、ネガティブな印象を持つ人がいるのはなぜなのでしょうか。

本記事では、カルティエの腕時計が恥ずかしいと言われる理由や、カルティエの腕時計の種類について紹介します。

特定のブランドの時計が恥ずかしいと思うような感覚は、カルティエ以外のブランドについても共通して当てはまる要素があるため、他のブランドの時計を持っている人も参考にしてください。

目次

カルティエの時計とは

カルティエといえば、ジュエリーメーカーとして圧倒的な知名度を誇りますが、時計製造においても欠かせないブランドもあるのをご存知でしょうか。

カルティエは、世界で初めての腕時計を誕生させたといわれています。1904年、飛行家アルベルト・サントス・デュモンから飛行機の操縦をしながら時間の確認ができる時計を依頼され、これに応えるべくして制作した時計が、世界初の腕時計とされているのです。

この「サントス」と名づけられた腕時計が誕生するまでは、懐中時計の使用が一般的だったため、カルティエの時計業界に与えた影響がいかに大きかったかが分かります。

カルティエはサントス製作以降も精力的に新作を発表し、「ベニュワール」「タンク」「パシャ」「パンテール」などが生み出されました。

このように、カルティエはジュエリーのみならず時計メーカーとしても世界中から愛されているブランドなのです。

カルティエの時計が恥ずかしいと言われる理由5つ

一部の人にとって、カルティエの時計のどのような部分が「恥ずかしい」と感じるのか解説します。

①時計専門のブランドではない

カルティエは一般的にジュエリーブランドとしての知名度が高く、時計の高級ブランドとしてはロレックスやオメガなどのイメージが先行するという人が多いのではないでしょうか。

こうした背景から、高級時計としてカルティエを選ぶのは、時計に対する十分な知識がない証拠であると考える人が、ごく一部に存在するのかもしれません。

しかし、前述の通りにカルティエは時計メーカーとしても素晴らしい歴史を持つブランドであり、恥ずかしいと言われる所以などまったくないことが分かるでしょう。

②ステータスに見合っていないと思われる

高級ブランドであるカルティエの時計が、その人のステータスや地位に不釣り合いであるために恥ずかしいと言われることがあるかもしれません。

特に時計を必要以上に自慢するなど、カルティエを所有していることで周囲の視線を引きつけ、自分を実際の価値以上に大きく見せようとしているような言動が見られると、そのように思われやすいのでしょう。

どのような人が、どのような時計を所有しても自由ですが、立ち振舞には注意が必要な場合もあるので、注意しましょう。

③偽物だと思われる

カルティエなど高級ブランドは偽物が多数、市場に出回っています。そのため本物のカルティエの時計を所有していても、周囲から疑問の目を向けられる可能性があります。

カルティエの時計は40万円以上といった価格帯で、日本人の平均年収を考えると相当に高価であるため、本物を身に着けていてもどうせ偽物だろうと考える人が一定数いるのは、ある程度、想像に難くはないでしょう。

しかし、このように思われるのは気持ちの良いことではなく、恥ずかしいなど居心地の悪さを覚えることに繋がります。

④レディースの印象が強い

カルティエは豪華なジュエリーや美しいアクセサリーを女性向けに販売してきたため、男性がカルティエの時計を持つと女性的な印象を持たれることがあります。

たとえその時計がレディースモデルやフェミニンなデザインではないにもかかわらず、ブランドのイメージから、あたかも「レディースを身に着けている」と思われやすいことが予想されます。

カルティエには男性用コレクションも存在しており、男性が身につけることに気後れする必要はありません。しかし、一般的に男性用があることはあまり知られていないため、男性がカルティエの時計を使用する場合、恥じらいを覚えやすいのでしょう。

⑤時代遅れだと思われる

カルティエの時計は、日本のバブル時代に人気があるブランドのひとつでした。

バブル時代は好景気とともに、豪華な生活や派手な消費が好まれ、その中でカルティエの時計はステータスシンボルとして多くの人々に愛用されました。

しかし、バブル後の時代は、よりシンプルで控えめな価値観が求められるようになったこともあり、かつてのバブルの象徴ともいえるアイテムは、むしろ時代遅れと見なされることがあります。

カルティエの腕時計の種類

カルティエを代表する腕時計を紹介します。

  • タンク
  • パンテール
  • サントス
  • パシャ
  • バロン

カルティエの革新的な時計コレクションについて知り、その魅力や所有したときの満足感を引き出していきましょう。

タンク

カルティエのタンクは、1919年にデビューしたスクエア型の腕時計です。

タンクのユニークなデザインは、1917年にルイ・カルティエがルノー製の戦車の平面図を上から眺めた際のインスピレーションから生まれました。

「タンク」は、フランス語で戦車を意味し、そのデザインはダイアル部分が戦車の車体を、ケースサイドがキャタピラ部分を表現しています。

戦車という名前は一見、攻撃的なイメージを持つかもしれませんが、実際には第一次世界大戦において戦車が早期終戦に貢献したことから、平和の象徴としてデザインされました。

パンテール

パンテールモチーフの腕時計が登場したのは、1914年のことです。

そのデザインは、円形のケースに角型の文字盤を採用し、オニキスとダイヤモンドを組み合わせて豹の独特な柄を大胆に表現したものでした。

その後、豹はカルティエの象徴的なアイコンとして定着しましたが、本格的な「パンテール」腕時計のコレクションが加わるのは1983年のことでした。

新しいパンテールは、しなやかな豹のボディラインを象徴するような角型のケースとサイドの流れるようなラインが特徴で、多くのバリエーションが発表されています。

カルティエの「パンテール」は、メゾンの歴史と伝統を体現するアイコニックな時計として、多くの愛好者から支持されています。

サントス

カルティエのサントスは、20世紀初頭の時計業界に革命をもたらした歴史的な時計です。

1904年の誕生当時、カルティエはすでに女性向けのブレスレットウォッチを手掛けていましたが、男性用の腕時計は未だ一般的ではありませんでした。

時計は主に懐中時計として持たれ、男性が日常的に腕時計を着ける文化は存在していなかったのです。

しかし、飛行家アルベルト・サントス・デュモンの要望から男性用の腕時計を製作しました。これが「サントス」です。

サントスの誕生は男性の時計文化における画期的な出来事となりました。

時が経つにつれサントスはその洗練されたデザインで、多くの人々に愛されるアイコニックな時計となり、今日でもその魅力は色褪せることがありません。

パシャ

カルティエのパシャは、タンクなどと異なるラウンド型の腕時計です。

丸いケースが特徴で、その見た目はスポーティながらもカルティエらしいエレガンスを兼ね備えています。

特筆すべきは、文字盤に使われているアラビア数字です。

多くのカルティエの時計にはローマ数字が使用されていますが、パシャはアラビア数字を採用し、それが日本人を含む多くの人々にとって見やすく馴染みのあるデザインとなっています。

また、もともと防水用として設計されたこの時計には、「リューズガード」という特徴的なパーツがあり、これがデザインのアクセントとして機能しています。

1985年に初めて登場した「パシャ」は、その後も「パシャC」や「パシャ シータイマー」など、多くのバリエーションを展開し、人気コレクションのひとつとなりました。

バロンブルー

カルティエのバロンブルーは、その名の通り「青い風船」を意味する腕時計です。

この名前は、ブルーのカボションリューズからインスパイアされたもので、このディテールがバロンブルーの象徴といえる部分となっています。

「カボション」とは、つるんとしたドーム型に研磨した加工のことです。

バロンブルーはその柔らかく丸みを帯びたラウンド型のデザインで、直線的な形状が特徴であるタンクなどカルティエの伝統的なデザインから一歩進んだ新しいスタイルを提示しています。

バロンブルーはラウンド型のデザインでありながら、あまりカジュアル過ぎることなく、その独自の上品さと洗練された雰囲気を持ち続けています。

カルティエの時計は恥ずかしくない!

カルティエは、その長い歴史と確固たるブランドイメージにより、世界中で尊敬される高級ブランドの一つとして位置づけられています。

秀逸なデザインセンスと高度な職人技が融合した、まさに芸術品ともいえるアイテムです。

一部の人々があるブランドやデザインに特定のイメージや印象を持つことは避けられませんが、多くの場合、これは主観的なものであり、決して全体の意見を代表するものではありません。

カルティエの時計は、ビジネスでも日常でも、そして特別な日やフォーマルな場でも、持ち主の品格とセンスを際立たせるアイテムとして機能します。

カルティエの時計は、身につける人の高い気品や美的センスを示すものとして貢献し、着用・所有することが恥ずかしくないどころか、その人の価値をさらに高めてくれる存在です。

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