古い着物は買取できる?意外と知らない高価買取のコツ
家族から受け継いだものや、昔着ていたけれどタンスに長年保管しまったままの古い着物。「古くて価値があるのかわからない」「処分したいけど、どうせなら少しでも高く買い取ってもらいたい」と思う人も多いと思います。
着物は古いからといって買取できないということはありません。着物として再販できなくてもリメイクや生地として再販される場合もあり、素材や品質がよければ需要があります。
この記事では以下について説明しています。
- 古い着物が買取できる理由
- 古い着物の種類別の買取相場
- 古い着物を高価買取してもらうコツ
- 高く売れる着物の特徴
- 着物の買取価格が安くなる原因
- 古い着物の売る場所と買取方法
この記事を読めば、種類別の買取相場、古い着物でも高く売れるコツ、買取業者を選ぶ際のポイントや実際の査定・買取の流れまですべて把握できます。
まずは気軽に無料査定を依頼したうえで、お手持ちの着物の価値を知ってみましょう。
古い着物はなぜ買取できる?
古い着物には歴史文化的な価値や、コレクターアイテム、再利用やリメイクなど使い道が多くあります。
ここでは古い着物が買取できる理由について、以下の5つを解説しています。
- 買い取って再販する
- 買取後にレンタル着物として用いる
- リメイクして別商品として再販する
- 生地として再販する
- 若者や外国人の間で着物ブームがある
古い着物でもこうした需要があることから、古いからといって処分してしまうのはもったいない場合もありますよ。
買い取って再販する
買い取られた古い着物は修復やクリーニングなどの作業が行われ、できるだけよい状態に仕上げたうえで再販されます。
特にブランドもの、希少性の高いもの、デザインや状態がよいものに価値がつき、高額で取引されることもあります。
保存状態がよければそのぶんの価値が買取価格に反映される場合もありますので、少しでもよい状態で残せるよう、保存方法やメンテナンスには気を遣うようにしましょう。
買取後にレンタル着物として用いる
買取業者や店舗によっては、買取後の古い着物をレンタル着物として提供している場合があります。
例えば結婚式や入学式などで着るフォーマルな場面、イベントやお祭り、観光地など、さまざまな場で着物はレンタルされています。レンタル着物店は数や種類を多く揃えておくために、着物買取業者から着物を購入します。
リメイクして別商品として再販する
着物として再販できない場合には、生地を裁断し、別商品として再販されることもあります。
例えば着物の柄や生地を活かしつつ現代の洋服のデザインに取り入れたり、バッグや小物として再利用したり、リメイクによって新たな価値を生み出しているケースです。
着物の美しい生地や刺繍、柄が生かされ、着物としての価値を持ちながら、現代のスタイルやニーズに合わせたアイテムになるのは魅力的ですよね。
生地として再販する
着物は独特の柄や織りの技術が施され、品質が高いものとされているため、生地として再販される場合もあります。
一部劣化や損傷していても、小物や洋服のリメイク素材など、生地としての価値があるため、古い着物でも買取ができるのです。
生地の状態や品質、柄やデザイン、希少性などから価値がつくため、なるべくよい状態で保存しておくようにしましょう。
若者や外国人の間で着物ブームがある
最近では若者や外国人のあいだでリメイク着物やレンタル着物の需要が高まっています。そのため古い着物でも、買取に積極的になっている業者があります。
例えばリメイク着物は、現代のファッションに伝統的な着物の柄をおしゃれとして足して若者から人気を集めています。
また、着物は日本の伝統的なファッションですが、一からそろえるとコストや手入れの面で躊躇されることがあります。
そのため、一時的に着物を楽しみたいという観光客や、日本文化や伝統に触れたいという外国人からレンタル着物が多く利用されているのです。
古い着物の買取相場を種類別にご紹介
着物といっても豊富な種類があり、それによって買取価格に差が出てきます。
ここでは以下の古い着物について、種類別に買取相場を解説しています。
- 訪問着
- 振袖
- 留袖
- 付け下げ
- 紬
- 色無地
- 小紋
- 長長襦袢
- 帯
- 反物の買取相場
着物の買取を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
訪問着の買取相場
訪問着はカジュアルからフォーマルまで着用の用途も広く、美しい柄や織りが特徴です。買取相場は大体10,000〜30,000円。
生地や縫製がしっかりしたものが多いので需要も高いことから、相場も他の着物と比べると高い傾向にあります。
着物の状態がよく、柄やデザイン、希少価値の高い訪問着は特に高額な買取価格になるケースがあります。また、ブランドや製造年代なども買取価格に影響が出ることもあります。
しかし、傷やシミなどによっては価値が下がりやすく10,000円未満になることや、ポリエステル製のものは低価格、もしくは価格がつかない可能性もあります。
振袖の買取相場
振袖は成人式や結婚式などの特別な場に着られる未婚女性向けの着物で、豪華な柄やデザインが特徴です。買取相場は10,000〜40,000円以上で、こちらの相場も比較的高めといえます。
状態がよいものや希少価値の高いデザインのものは特に高く評価されます。特に、ブランド物や有名デザイナーが作った振袖などは高額買取される可能性があります。
袖丈や身丈の長さが長ければ長いほど、買取額も高くなるのもポイントです。
留袖の買取相場
留袖は、格式の高い場や冠婚葬祭などの特別な場で着られる既婚女性向けの着物であり、高品質な素材が使用され、金箔や刺繍などの贅沢な装飾が施されているのが特徴です。
黒留袖と色留袖に分かれ、紋の数で格式が決められ、多いほど格式が上がります。買取相場はノーブランドでも大体12,000〜20,000円、黒留袖は40,000円前後。
元々が高品質な素材を使っていることや格式の高い着物のひとつであることも、比較的高めに買取される理由といえます。
付け下げの買取相場
付け下げは結婚式などの場で着られることも多いですが、訪問着や留袖などに比べると格式は低く、よりカジュアルな着物とされています。
買取相場も大体2,000〜6,000円。しかし、ブランドものや有名作家が手掛けたものは10,000円以上になることや、なかには50,000円以上になるケースもあります。
証紙や落款がついていることで買取額が上がる可能性もありますよ。
紬の買取相場
普段着や部屋着としてカジュアルに着用されることも多いものの「先染め」という繊細な技術を用い、伝統工芸品としても扱われる紬。
買取相場は無名のものであっても、10,000円前後と高めになる傾向があります。地域によって特色が分かれた紬が存在し、特に大島袖や結城紬などの名の知れた紬は高価で取引されています。
色無地の買取相場
色無地は、柄のないシンプルなデザインのため、他の着物に比べて柄やデザインによる価値の差が少なくなります。買取相場は紋なしで大体3,000〜5,000円。
ただし、色無地も留袖と同じく紋によって格式が変わるので、ノーブランドでも3つ紋となると8,000円前後になることもあります。
素材や染めの技法、品質の高さなどが買取価格に影響を与えます。保存状態が悪く、生地が傷んでしまっている場合などには買取価格も下がってしまうため、劣化が進む前になるべく早く査定に出すのがおすすめです。
ちなみに自分の家の家紋が入っている場合でも、着物の状態によっては買取してもらえることがあります。
小紋の買取相場
小紋はシンプルなデザインや柄で普段着として着用されることが多く、格式の高い着物に比べると相場も控えめとなるでしょう。買取相場は大体2,000〜5,000円。
しかし、希少価値の高い小紋や特定の地域の伝統的な柄がある小紋は、高額な買取価格がつくことがあります。
例えば、有名作家が手掛けたもの、江戸小紋や定め柄といった小紋です。これらは特に人気が高く、買取価格が100,000円以上になる場合もあります。
反対に素材や保存状態が悪かった場合、買取価格は数百円程度、最悪の場合は査定額がつかないこともあるので注意しましょう。
長襦袢の買取相場
長襦袢は着物の下に着る肌着でもあり、なかなか中古としての需要は低く、買取額も低い傾向です。買取相場は正絹であれば5,000円前後、その他は価格がつかないことも多いでしょう。
肌着という性質上、品質や使用感が重視されており、未使用やブランドもの、希少性のあるデザインのものだと相場より高くなることがあります。
長襦袢は着物のオプションとして、セットで売却をすることで買取額が上がる可能性もあるので、着物と一緒に売るのがおすすめです。
帯の買取相場]
帯には長さや幅によってさまざまな種類があります。
主に買取対象となる帯とそれぞれの買取相場は以下の通りです。
- 丸:100~10,000円
- 袋帯:10,000〜20,000円
- 名古屋帯:100~15,000円
- 半幅帯 :100〜5,000円
近年、ワンタッチ帯といった気軽につけられる帯も人気ですが、それらは3,000円前後で買取されることが多いです。
帯は着物の付属品として扱われますが、有名作家や伝統工芸品のような希少価値が高いものになると200,000円前後になり、着物以上に高価で取引されることもあります。
反物の買取相場
反物は着物や和服の制作に使用される素材を指し、そこから仕立てをしていくため、用途が広く、需要もあります。
すでに仕立てが済んだ中古の着物と違い、新しい着物を仕立てることもできるので、長い目で見ても需要や相場も安定しているといえます。買取相場は一般的な反物で10,000〜30,000円ほど。
特定の地域や有名なデザイナーの作品、特殊な染めや織り技法を持つ反物などはさらに価値が高くなり、以下のような例が挙げられます。
- 正絹:30,000~40,000円
- 結城紬:100,000円前後
- 大島紬:200,000円前後
産地やメーカーを証明できる証紙が付属している場合、査定時に一緒に提示すると高価買取につながることもあるので確認しておきましょう。
古い着物を高価買取してもらうコツ
家族から受け継いだり譲り受けたりした着物、昔数回着た限りで、もう着用しないという理由から、着物を手放したいと検討している人も多いと思います。
どうせなら少しでも高く買い取ってもらえたら嬉しいですよね。
ここでは古い着物を高価買取してもらうためのコツを9つ解説しています。
- 着物をよい保存状態を保つ
- 着物の販売先と適している場所で売る
- 着物に関する知識を得る
- 買取業者のコストを考える
- 証紙があれば必ず査定に出す
- 着物に精通した査定師が在籍する会社を選ぶ
- 色合いや柄が人気の着物を買取に出す
- 100%絹で作られた着物
- 複数業者に査定を出す
大事に保管してきた着物だからこそ、少しでも高く買取してもらえるよう査定前に確認しましょう。
着物のよい保存状態を保つ
着物の価値を少しでも落とさないためには、定期的なクリーニングや保存状態をよくすることが大切です。状態が悪いことで再販は難しく、生地としての価値も下がってしまうからです。
よい保存状態を保つためには以下のような方法があります。
- 清潔な状態で保管する
- 風通しの良い場所で保管する
- 木綿の布で包む
- 押入れの上段に保管する
- 虫干しをする
着物を保管する際には、まずシミなどの汚れを落とし、清潔な状態にすることが前提です。また、湿気やカビの発生を防ぐため、風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
直射日光や高温多湿な場所は避け、衣類用のクローゼットや衣装ケースを利用し、木綿の布で包むことで色あせや変色を防止できます。
着物は重さによって形が崩れる可能性があるため、押入れの上段に保管することが望ましいでしょう。
湿気やカビだけでなく、虫害にも注意が必要です。防虫剤や天然の防虫効果のあるものを一緒に保管するとよいでしょう。
長期間保管する場合は、特に数か月に一度は風通しすることでなるべくよい状態で保存することができます。
これらの手間をかけることで、買取を検討した時に買取価格に大きな差が出てきます。
着物の販売先と適している場所で売る
着物の価値を適切に判断してもらうためにも、着物を売却する際には着物買取専門店を選ぶことが重要です。
これらの業者や店舗には、着物に特化した知識や経験を持ち、豊富な査定経験から適正な相場や価格で評価してくれるプロがいるからです。
また、査定や買取方法も多く展開されている場合もあるので、出張や宅配サービスを利用すればわざわざ家から持ち出さなくとも気軽に頼める場合もあります。
着物に関する知識を得る
売却を検討する前に、着物に関する知識を得ておくことも大切です。
事前に知識を持っておくことにより、着物の種類、格式などから大体の相場を把握でき、不当に価格を引かれたり、ごまかされたりといったリスクを回避できます。
また、適切な保存方法を学び、よりよい状態で査定に出すことで、古い着物でもなるべく価値を落とさずに評価してもらえるかもしれません。
買取業者のコストを考える
買取業者は店舗の維持費や広告などの宣伝費、買い取った着物の保管費、着物の専門的な知識や技術を持つスタッフを雇用し、その教育やトレーニングなどにもコストがかかります。
また、宅配や出張買取の際の手数料が無料である業者も多く、手数料分のコストを業者側がすべて負担していると考えると、店頭買取は業者側にとって最もコストを抑えることができます。
コストを削減できるぶん、価格交渉の余地があるのです。
業者の経営努力や効率化、競争力なども査定価格に影響を与えるので一概にはいえませんが、買取の際にどのくらいのコストがかかっている業者なのか、複数比較して検討するのもよいでしょう。
証紙があれば必ず査定に出す
証紙とは、着物の品質や価値を示すために発行される証明書です。
着物の素材や柄、デザイン、製造年代、希少性などの詳細情報が記載されていて、着物の品質や価値を客観的に証明できます。
証紙がなくても買い取ってはもらえますが、買取価格に影響する場合もあります。
着物の価値を明確に示せるので、査定時の信頼性や付加価値を高めるためにも一緒に提示するようにしましょう。
着物に精通した査定士が在籍する会社を選ぶ
着物を査定する際には、専門的な知識や豊富な査定経験を持つ査定士が在籍している業者を選ぶことも重要です。
例えばリサイクルショップといった着物専門の査定士がいない業者ですと、生地の質の良さや生産数、希少性などの価値をしっかり見極めたうえでの適切な査定は難しいといえるでしょう。
着物の価値が適正に評価されず、高額な着物であっても安い値段で買取されてしまうかもしれません。
その点、着物専門の査定士がいる業者なら買取相場の最新情報をもとに、着物の価値に対しての適正価格を提示してもらえます。
買取額に関してもなぜその価格になるのか、しっかり説明してもらえることで納得もできると思います。
色合いや柄が人気の着物を買取に出す
色合いや文様、柄によっても人気度は異なり、年代関係なく着用できる色合いのものや以下の柄は特に人気があります。
- 割付文様(わりつけもんよう)
- 動物モチーフの文様
- 季節を模した柄
- 植物・自然現象の文様
人気があるということは需要も高く、買取価格も高くなるでしょう。
他にもアンティーク着物や有名人がプロデュースした着物などの話題性があるものも高額査定が期待できます。話題性や季節を模した柄の着物は、多少古くても高く査定してもらえる可能性があるので、タイミングを逃さないようにしましょう。
100%絹で作られた着物
絹は高級な素材であり、着物の品質や価値を高める要素になります。
特に正絹と呼ばれる100%絹で作られた着物は、着物の素材として最高級とされており高値で取引されます。
ポリエステルなどの洗濯できる着物に比べ、圧倒的に着心地がよく、高級感もあり、需要も高いことから古い着物であってもその価値が評価されるのです。
複数業者に査定を出す
着物の高額買取を期待する場合には複数の買取業者に査定を依頼し、比較検討することがおすすめです。
買取価格は柄やデザイン、生産時期や希少性など評価ポイントが細かく、買取業者によっても買取額に差が出ることがあるからです。
先ほどお話しした着物専門の査定士がいるかを確認したうえで、信頼性や査定方法、買取価格の公平性などを考慮しながら、最適な買取業者を選ぶことが大切です。
まずは無料査定している業者に査定を依頼し、買取価格を比較検討してから一番高く買取額をつけた業者に決めるのがよいでしょう。
高く売れる着物の特徴
着物の買取価格は、品質の良さや状態、希少性やブランドといった要因により決まります。
ここでは高く売れる着物の特徴について以下の3点を解説しています。
- 着物の素材が高級
- 着物が証紙と落款がついたブランドもの
- 着物の保存状態が良好
ぜひ売却時の参考にしてみてください。
着物の素材が高級
着物は素材が高品質であるほど、高価買取に期待ができます。
特に着物の素材として最高級といわれる正絹は、美しい光沢や風合いを持ち、高級感があるため高く評価されます。
正絹に続く素材としては麻や木綿で価値がつきやすく、ポリエステルやウールなどの化学繊維の着物は価格がつきにくい、もしくは低価格での買取となる場合が多いです。
着物が証紙と落款がついたブランドもの
歴史や由緒がある、有名作家が手掛けているなどを証明するための証紙や落款がついた着物の場合は、高価買取してもらえる可能性が高くなります。
証紙は着物の品質や価値を証明する保証書、落款は印鑑や刺繍などで残された作家のサインのようなものです。
特定の時代や地域で作られた着物、伝統のある着物などは、歴史的・文化的な価値を持ち、有名作家の作品となればその名声や評価から高い需要があるでしょう。
また、希少な柄や特定の時代や地域の着物、限定生産のものなど、希少性のある着物も高く評価されるため、それらを客観的に証明するためにも証紙や落款はあると有効です。
提示することでプラス評価される場合もあるので、査定前に付属していないか確認しましょう。
着物の保存状態が良好
着物の状態が良いほど、買取価格が高くなる可能性があります。
シミや汚れが少ない、傷やほつれがない、染めや織りの色落ちが少ないなど、なるべく状態がよいことで買取価格にも影響があります。
また、帯や帯締め、帯揚げなど、これらの付属品が揃っている場合にはセット買取として総合的な価値が高まります。
着物の買取価格が安い原因
購入時には数十万円した着物が、売却した際に思ったより安くなってしまったということもあるでしょう。
考えられる原因について、ここでは以下4つを解説しています。
- 着物の状態が悪い
- 着物の素材が安い
- 着物のサイズが小さい
- 着物のデザインが古い
購入時の価格との差や実際の買取価格にも納得できるよう、安くなってしまう原因を事前に把握しておきましょう。
着物の状態が悪い
当然のことですが、着物の状態が悪いと買取価格が安くなることがあります。シミや汚れ、傷、ほつれ、色あせなどがある場合、修理やクリーニングにコストがかかるからです。
外見でわかる汚れはもちろん、裾や袖周りも意外にシミやカビがついている場合もあります。着物の価値を維持し、なるべくよい状態で売却するためにも、保存方法には気をつけるようにしましょう。
着物の素材が安い
素材の品質も買取価格に影響を与えます。
高品質の絹は一般的に高い評価を受けますが、ポリエステルやウールといった化学繊維、綿素材は比較すると買取価格が安くなる可能性が高くなります。
化学繊維の着物はリーズナブルな価格で購入できるものの、売却時にはそれより安い価格になることは多くあります。売却時には何の素材で作られている着物なのかも注目しておきましょう。
着物のサイズが小さい
着物はサイズが大きいほど再販する際に買い手の幅が広がるので、買取価格も高くなる場合があります。
大きければ丈を詰めて合わせることもできますが、小さいとその調整が難しくなるため需要が下がるのです。
またサイズの小さい着物は、リメイクや再利用の幅も狭まることから買取価格が低くなりやすいのです。
着物のデザインが古い
古い時代の着物や現代の流行に合わないデザインや柄の着物は、買取価格が低くなる可能性があります。
デザインが古いと再販することも難しく、若い世代や現代のライフスタイルに合わないことで需要も低くなるのです。
しかし、アンティーク着物と呼ばれる大正時代から昭和初期に作られた着物は、希少性の観点から高く評価される場合もあります。
コレクターやレトロなファッションを好む方、映画や舞台の衣装などでは、伝統的な技術や独特なデザインが評価されているからです。
古い着物を売る場所は?
古い着物を売却する手段に悩む人も多いと思います。
ここでは古い着物を売る場所について、以下の3つを解説しています。
- 着物の買取専門業者
- リサイクルショップ
- フリマサイト・ネットオークション
なかでもおすすめなのは、着物の買取専門業者です。
買取価格、査定方法などを事前に確認したうえで自分に合った業者を選ぶようにしましょう。
着物の買取専門業者
着物の買取専門業者は、着物の専門知識を持った査定士が在籍していることや査定や買取の豊富な実績があることでしっかりと着物の価値を見極めてくれます。
価値を判断したうえで、適正な買取価格や解説をしてもらえるのでより信頼性も高く、問題なく買取してもらえる可能性も高くなるでしょう。
業者によって豊富な査定や買取方法も用意されていることから、自分の要望や状況にあった方法を選びやすく、気軽に査定依頼できることも魅力のひとつです。
リサイクルショップ
リサイクルショップやリユースショップでは、主に古着や中古品を買取、販売しており、一部の店舗で着物買取をしている場合もあります。
多くの品物を取り扱っているため、専門的な知識や査定力は買取専門店ほど十分ではないかもしれません。
そのため着物を適正価格で買い取ってもらえない場合も多く、買取価格も低くなる可能性が高い点には注意が必要です。
店舗数も全国各地に多くあるので、高価買取は期待せず古い着物をとりあえず処分したいと考えている人は、利用するのもよいでしょう。
フリマサイト・ネットオークション
フリーマーケットやネットオークションなどで直接販売する方法もあります。どちらも自分で価格を設定できることがメリットで、着物愛好家やコレクターなどからの需要はあるでしょう。
しかし、自ら写真撮影や商品説明をし、販売手続きや商品管理に関わる責任を負う必要があるので、時間や手間はかかってしまいます。
商品へのクレームやトラブルも自分で対応しなければならないので、そうした手間をかけても自分が納得する価格で売却したいと考えている人には向いているかもしれません。
古い着物の買取方法
着物の買取方法は大きく以下の3つに分かれます。
- 持ち込み買取
- 出張買取
- 宅配買取
買取業者や地域によっても異なり、業者によっては複数の方法を組み合わせて選ぶことも可能です。
自分の要望や状況に合った方法で依頼しましょう。
持ち込み買取
持ち込み買取は一般的に、買取専門店に直接着物を持ち込んで査定してもらう方法です。
事前に連絡や予約が必要な場合もありますが、専門知識を持った査定士がその場で査定し、説明してもらえるので安心感はあるでしょう。
不明点や査定価格に納得できない場合にもその場でやりとりができるので、トラブルも少なくなります。
しかし着物一式となるとかなり重量もあり、持ち運ぶ際にも破損させないように注意しなければなりません。
そうした時間や手間を負担に感じない人、着物を今すぐに処分したいと考えている人にはおすすめです。
出張買取
出張買取は、自宅や指定の場所に査定士に来てもらい、査定や買取してもらう方法です。
依頼者は着物を手元に準備するだけで手間がかからないので、一番多く利用されている方法でもあります。
業者によって出張できない地域があったり、交通費などの費用や訪問するまでに時間がかかる場合もあるので注意しましょう。
自宅に知らない人を入れることに抵抗感がある方は、他の方法がよいかもしれません。
宅配買取
宅配買取は、買取業者から送付された専用の梱包材を使い、梱包して店舗へ着物を送る方法です。
予約の必要なく自分の好きなタイミングで依頼ができることや、着物を大量に査定、買取依頼ができる点はメリットになるでしょう。
しかし着物の梱包を自分でしなければならず、配送中に破損する可能性もないとはいい切れません。
配送することで、他の方法と比べると査定や入金までの時間がかかってしまうことも注意しましょう。
また、買取金額が納得できない場合の返送費用が自己負担になる場合もあります。取引について詳細を確認しておくことも大切です。
古い着物の買取に関するQ&A
古い着物の買取を依頼する際に出やすい疑問について、以下3項目をまとめました。
初めて買取店舗へ行く方や査定を検討している方は、何に気をつければよいのか不安ですよね。
少しでも不安が少なくなるよう、ぜひ参考にしてみてください。
着物買取業者を選ぶポイントは?
着物買取業者を選ぶ際に、注意して見ておきたいポイントは以下の7つです。
- 信頼性と評判
- 買取実績
- 査定と買取方法と種類
- 出張、宅配買取の対応エリア
- 送料や出張費、手数料が無料か
- 買取可能なものの状態や条件
- 無料査定時の買取金額
これらのポイントを考慮しながら、複数の買取業者を比較検討するとよいでしょう。
どんな古い着物でも買取してもらえますか?
購入から年数が経っている古い着物でも、買取してもらえる場合はあります。着物として再販できなくても、価値があればリメイクや生地のみで再販もできるからです。
しかしあまりに状態が悪い場合、産地や作者によっては価格が変動し、買取が難しいこともあります。まずは無料査定で今の価値を判断してもらうとよいでしょう。
「古い無名の着物でも買取できる?高価買取のコツも説明します」もご覧ください。
古い着物の買取価格は安いですか
古い着物は時間の経過により劣化する可能性が高いことや、デザインが古く現代のトレンドや需要に合わない場合、買取価格も安くはなります。
しかしすべて安く買取られるわけではなく、希少性の高い着物や歴史的価値のあるもの、特定のデザイナーやブランドの作品などは、高い買取価格がつくこともあります。
- 着物の素材が高級
- 着物が証紙と落款がついたブランドもの
- 着物の保存状態が良好
これらの要素が買取価格に大きく影響することもあるので、売却前に確認しておくとよいでしょう。
業者によって評価するポイントが異なるため、複数の業者に査定を依頼し比較検討することもおすすめです。
古い着物を高く買い取ってもらうなら「うるココ」へ
古い着物は買取できるか、高く買取してもらえるコツなどについてお伝えしました。
ポイントは保存状態をよくしたうえで、専門知識と実績のある着物買取業者に依頼するということです。
「うるココ」では高額買取できる強みとして、以下の5つがあります。
- まとめ売りで買取額アップ
- 国内外から買い付けに来るバイヤーと複数提携
- 即日現金買取
- 多少の傷や汚れは「なかったコト」にして査定
- 多様な査定・買取方法
多様な査定と買取方法を用意しており、査定料や送料などの手数料も一切いただきません。
気軽にお手持ちの品物の価値を知っていただき、しっかりとお客様が納得したうえで買取したいと考えています。
また、以下のような査定方法と買取方法を用意しています。
査定方法 | 買取方法 |
電話(平日10時~19時) | 出張 |
LINE(24時間) | 宅配 |
オンラインビデオ通話 | 店頭 |
Web | 大型品持ち込み |
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まずはお手持ちの着物にどのような価値がつくのかを、確認してみましょう。
お気軽に、無料査定でご相談ください。