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毛皮のリフォームでできることは?費用の考え方と判断の基準

毛皮をリフォームして第2の毛皮人生を!

使わなくなった毛皮のコートを、処分するしかないかと思いつつ、そのままにしている人もいます。流行から外れたデザインや、重くて着なくなった一着でも、手放す前にもうひとつ道があります。リフォームです。

毛皮は、サイズを直したり、軽い小物に作り替えたりと、仕立て直しの幅が広い素材です。母から譲り受けたコートが、ふだん使えるベストやマフラーに生まれ変わることもあります。

この記事では、毛皮のリフォームでできること、種類による向き不向き、費用の考え方、依頼の流れ、そして直して使うか手放すかの判断までを整理します。

目次

毛皮のリフォームでできること

毛皮のリフォーム

毛皮のリフォームは、サイズ直しのような小さな修正から、まるごと別のアイテムに作り替える大きなものまで幅があります。できることを、サイズとデザイン、小物へのリメイク、毛質や色の加工の3方向から見ていきます。

サイズとデザインの直し

いちばん多いのが、サイズとデザインの手直しです。着丈や袖丈、身幅を詰めるといった寸法直しのほか、衿の形を変えたり、コートの袖を取ってベストにしたりもできます。

なかでも依頼が多いのが、肩のボリュームを抑える直しです。肩パッドの入った昔のデザインは、今の服に合わせると重く見えがちで、肩まわりをすっきりさせるだけで印象が変わります。身幅や袖幅を細くして、現代的なシルエットに寄せる人も多くいます。

小物へのリメイク

コートとして着なくなったら、小物に作り替える手もあります。仕立て直せるアイテムは幅広く、次のようなものが定番です。

  • マフラーやストール
  • バッグやポーチ
  • ベストやケープ

毛量の多いフォックスや、扱いやすいミンクは、こうしたリメイクに向いています。作り替えで出た端切れまで小物に使えるため、一着から複数のアイテムが生まれることも。コートの内側に毛皮を裏地として入れ、表からは見せずに使う人もいます。

毛質と色の加工

毛皮そのものの質感や色を変える加工もあります。代表的なのが、抜毛と刈毛です。混同されやすいので、違いを押さえておくと依頼のときに役立ちます。

抜毛(プラッキング)は、長い刺し毛だけを抜いて、下の柔らかい綿毛を生かす加工です。軽く、しっとりとした手触りになります。一方の刈毛(シェアード)は、毛を一定の長さに刈りそろえる加工で、まるで別の素材のような均一な毛並みになります。色を変える染め直しもできますが、対応するかどうかは工房によって分かれるため、事前の確認が必要です。

リフォームしやすい毛皮・難しい毛皮

毛皮のコート

毛皮なら何でも同じように直せるわけではありません。種類によって、リフォームのしやすさは変わります。

ミンクやフォックスは、皮が丈夫で扱いやすく、リメイクの実績も豊富です。染色や毛質加工にも対応しやすく、選べるデザインの幅が広いのが利点です。

気をつけたいのがチンチラです。綿毛だけでできた毛皮は、軽くなめらかな反面、皮が薄くデリケートで耐久性が高くありません。リフォームできないわけではありませんが、扱いに慣れた職人でないと難しい部類です。セーブルのような最高級の毛皮も、希少なだけに、経験のある工房に任せるのが無難でしょう。

毛皮リフォームの費用の考え方

リフォームの費用は、内容によって大きく開きます。袖丈を少し詰めるだけの修正と、コートをまるごと別のアイテムに作り替えるリメイクとでは、手間がまるで違うからです。具体的な金額は作業内容や毛皮の状態によって変わるため、ここでは費用を左右する要素を整理します。

費用に効いてくるのは、作業の重さ、毛皮の種類、皮の状態、裏地を交換するかどうか、そして依頼する工房です。皮が傷んでいれば前処理が増え、デリケートな素材ほど工程も慎重になります。

毛皮のリフォームは、新品を仕立てるより難しいといわれます。デパートや一般の店が断ることが多いのもそのためで、一着に何人もの職人が関わることもあります。だからこそ、依頼の前には必ず見積もりを取り、仕上がりのイメージをすり合わせておくことが欠かせません。

リフォームを依頼するときの流れ

思いどおりに仕上げるには、工房とのやり取りが欠かせません。毛皮のリフォームは、相談から仕上げまでいくつかの段階を踏みます。

まずは工房に毛皮を持ち込み、状態を見てもらいながら、どう作り替えたいかを相談します。デザインが固まれば見積もりが出るので、納得してから正式に依頼しましょう。本格的なリメイクでは、布で仮の形を作る仮縫いや試着をはさみ、仕上がりのイメージをすり合わせてから本縫いに進みます。

工房選びでは、毛皮のリフォーム実績があるかどうかを確かめておくと、仕上がりの失敗を防ぎやすくなります。

リフォームするか手放すか

リフォームは万能ではありません。状態によっては、直すより手放したほうがよいこともあります。破れやほつれを直したいだけなら、作り替えずに「毛皮を修理する方法・費用をわかりやすく解説」で済むこともあります。ここでは、リフォームと手放しの分かれ目を見ていきましょう。

直して使い続けるケース

皮にしなやかさが残り、折り曲げてもひび割れないものは、リフォームに向きます。毛並みがそろっていて、デザインだけが今の好みに合わない、というような毛皮です。

思い入れのある一着や、母から受け継いだコートなど、手元に残したい理由があるなら、作り替えて使い続ける価値は十分にあります。軽いベストやマフラーにすれば、出番もぐっと増えます。

売って手放すケース

一方で、革が硬くなって段ボールのようになったものや、毛抜けが広がったものは、リフォームが難しくなります。前処理に費用をかけても仕上がりが伴わないなら、手放す判断も現実的です。買取相場や高く売るコツは「毛皮のコートは時代遅れ?買取相場や得する高価買取のコツを紹介」で整理しています。

捨てるしかない状態でも、自治体回収のほかに選べる方法があります。手順は「毛皮の処分方法を知ろう!」にまとめました。まだ値がつきそうなら、うるココの 毛皮の出張買取 で査定だけでも受けてみてください。

毛皮のリフォームでよくある質問

どんな毛皮でもリフォームできますか

状態によります。皮にしなやかさが残っていればたいてい対応できますが、硬化やひび割れが進んだものは難しいでしょう。ワシントン条約で扱いが制限される毛皮も、リフォームを断られることがあります。まずは工房に状態を見てもらってください。

リフォームと買取はどちらが得ですか

使い続けたいかどうかで分かれます。これからも着たい一着なら、作り替えて手元に残す価値は十分あるでしょう。着る予定がないなら、リフォーム費用をかけるより、状態のよいうちに売ったほうが手元に残るものは多くなります。

リフォームにはどれくらい日数がかかりますか

内容によりますが、簡単な寸法直しでも数週間、本格的なリメイクなら数か月かかることもあります。仮縫いをはさむときは、その分の往復も必要です。冬に着たいなら、混み合うシーズン前を避けて、早めに相談しておくと余裕を持って仕上げられます。

染め直しはできますか

対応する工房とそうでない工房があります。染色は毛皮加工のひとつですが、専門のリメイク店でも染め直しを受けていないところがあります。色を変えたいときは、依頼前にその工房が染め直しに対応しているか確認してください。

まとめ

使わなくなった毛皮も、処分の前にリフォームという選択肢があります。サイズやデザインの直し、マフラーやバッグへのリメイク、抜毛や刈毛による毛質の加工まで、仕立て直しの幅は広く取れます。

ただし、向き不向きはあります。ミンクやフォックスは扱いやすく、チンチラのように繊細な毛皮は慎重さが要ります。費用は内容と状態しだいで開きが大きいため、依頼の前に必ず見積もりを取ることが欠かせません。

そして、皮が硬化して作り替えが難しい毛皮や、着る予定のない一着は、手放すほうが現実的なこともあります。迷ったら、うるココの 毛皮の出張買取 で、いまの価値を確かめてから決めても遅くありません。

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