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毛皮の匂いを取る方法はある?保管方法を知って美しい毛並みを保つ

「毛皮から古びた匂いがする」

「元々、こんな匂いがしていたかな…」

寒い冬になり、クローゼットにしまっていた毛皮のコートやストールに手を伸ばしたものの、なんとなく匂いが気になって使うのをためらってしまった経験はありませんか。

見た目は美しく、顔をうずめたくなるほど手触りも良いままなのに、なんとなく匂いだけが気になる。

これでは、せっかくの毛皮製品を思う存分、楽しめません。そこで、本記事では毛皮の匂いを取る方法について紹介します。

お気に入りの毛皮製品の匂いを取り除き、冬の間中、気兼ねなく身に着けられるようにしましょう。

目次

毛皮の匂いを取る方法

毛皮の匂いを取る際、まずは風通しの良い場所で毛皮製品をハンガーにかけ、優しくブラッシングしてください。

ブラッシングすることにより、匂いのもとになるホコリや汚れを取り除けます。湿らせたタオルで拭き取るのも効果的です。

それでも匂いが取れない場合、中性洗剤を溶かしたぬるま湯にタオルを浸し、よく絞って水気を取ってから拭き取る方法もあります。

鞣し(なめし)の不良や、カビが発生しているなどでない限り、この方法である程度の匂いが取れます。

それでも、匂いが取りづらい場合、クリーニングを検討しましょう。

消臭スプレーなどを使用する方法もありますが、過度の使用により逆効果となり、縮みや毛抜け、カビなどの原因になることもあるため、確実に匂いを取りたいならクリーニングが確実です。

クリーニングの際は、「パウダークリーニング」という方法で依頼するとよいでしょう。

パウダークリーニングは、油脂や色素の少ない楓(カエデ)の木や、トウモロコシの芯をパウダー状にしたものを使用する方法で、毛皮を傷めにくいメリットがあります。

コートやストールなど毛皮製品によって費用が異なりますが、コートの場合、目安は15,000〜3万円程度です。

毛皮の保管方法

いったん毛皮に匂いがついてしまうと、なかなか取れなくなることもあります。

そのため、そもそも毛皮に匂いがつくのを防ぐことが重要です。

光やホコリ対策

毛皮は、日光や蛍光灯などの紫外線で、変色・褪色(ネオン焼け)を起こすことがあります。

通気性の良いカバーや薄手のバスタオルをかけて、光とホコリからブロックし保管しましょう。

湿気が充満しやすいポリ袋はおすすめできません。

特に毛皮のシーズンが終り、長期間保管する際は、「虫食い」に注意を払う必要があるため、丁寧にホコリを落としてから保管するようにしましょう。

カビや虫食い対策

毛皮の保管には防虫剤も使用しますが、2種類以上を一緒に使うと化学反応が起きて、シミになるケースもあるので、注意してください。

型崩れ防止

幅小のハンガーでなく、型崩れ防止に幅広のハンガーを使用し、毛皮が押し潰されないように間隔をしっかりあけて吊るすようにしましょう。

毛皮のショールやマフラーなども、同じように保管するか箱に入れて保管するとよいです。

火気は厳禁

毛皮は熱にとても弱く、裏地にアイロンをかけて、毛皮の皮の部分(原皮)に熱が加わってしまうと熱収縮を起こして、硬化したり破れたりする恐れがあるため、十分に注意しましょう。

毛皮に匂いをつけないための注意点

毛皮製品を身につけるときは、意図せず匂いをつけてしまう行為を知り、減らすようにしましょう。

香水やヘアスプレーを使用しない

毛皮を身につけたままで香水やヘアスプレーを使用するのは、なるべく控えましょう。

毛皮は匂いを吸収しやすいため、毛皮に香水やヘアスプレーがかかると鞣しに使用した薬品が化学反応を起こしたり、シミの原因ともなりえます。

タバコを吸わない

タバコを吸うのも、毛皮の着用時は避けましょう。

使用後はお手入れをする

毛皮を身につけたあとは、そのままクローゼットにしまわず、こまめに汚れやホコリを拭き取ってからにしましょう。

シーズンが終わって長期間、保管しておくときは定期的にクリーニングに出すのも重要です。

まとめ

毛皮は優雅なルックスと抜群の保温性が魅力ですが、ときに匂いの問題で悩まされることがあります。

匂いがついたときは、ぜひこの記事の内容を参考にしてください。

自分でできる方法を試しても改善しない場合、クリーニングに出すのがよいでしょう。

また、そもそも匂いがつかないように適切な環境で保管することも大切です。

毛皮製品を長く良い状態で愛用できるよう、こまめなお手入れを忘れないようにしてください。

また、良い状態の毛皮は買取も可能です。使っていない毛皮製品があれば、毛皮買取も視野に入れてみると良いかもしれません。

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