天皇陛下御在位30年1万円金貨の買取価格について
天皇の御在位で節目となる年度を記念して発行されるのが、天皇御在位30年1万円金貨のようなコインです。
この金貨をお持ちのかたなら、金価格が上昇する現在において、どの程度の買取価格になるのか、気になるのではないでしょうか。
本記事では、天皇御在位30年1万円金貨について買取価格の相場や、その他の記念金貨の種類、高価買取のポイントについて解説します。
天皇陛下御在位30年1万円金貨の買取価格の相場
天皇陛下御在位30年1万円金貨は、他の天皇陛下御在位記念金貨より発行枚数が少なく、コレクターから人気があります。
販売価格138,000円の天皇陛下御在位30年1万円金貨の買取価格の相場は、約18万円です(2023年11月30日時点)。
買取価格は、金の相場や買取業者によって異なります。また、付属品の有無や金貨の状態も変動するため、ひとつの目安として捉えてください。
天皇陛下御在位30年1万円金貨とは
年銘 | 平成31年 |
図柄 | <表>鳳凰と桐と白樺 <裏>菊花紋章 |
品位 | K24 |
直径 | 28.0mm |
量目 | 20.0g |
平成31年(2019年)2月、上皇明仁様が天皇陛下だった際、御在位30年を記念して1万円金貨が発行されました。
金貨の表面には、10年記念・20年記念金貨と同様に鳳凰、桐、白樺のデザインが施されています。30年記念金貨の鳳凰は、飛翔する姿ではなく、威風堂々と地に降り立つ姿が描かれており、デザインにおける多様性が見られます。
金貨の裏面のデザインは、天皇の家紋である菊花紋章です。
30年記念金貨は純金製で重量は20g、直径28mm、発行枚数は5万枚に設定されています。
5万枚のうち、金貨単体で発行されたのが2万枚で、天皇陛下御在位30年記念500円バイカラー・クラッド貨幣とのセットで発行されたのが3万枚です。
30年記念金貨と同時に発行された500円バイカラー・クラッド貨幣には、儀装馬車のデザインと菊花紋章が描かれています。銅75%、亜鉛12.5%、ニッケル12.5%から成り、重量7.1g、直径26.5mm、発行枚数は500万枚です。
参考元:財務省「記念貨幣一覧」
天皇陛下御在位の記念金貨の種類
天皇陛下御在位記念金貨は、日本の天皇の即位周年を祝して発行される特別な金貨です。
30年記念金貨の他には、昭和天皇の即位60周年を記念して発行された10万円金貨や、明仁上皇の即位10周年、20周年を祝う1万円金貨があります。
これらの金貨の発行枚数はそれぞれ、以下のようになります。
天皇陛下御在位10年1万円金貨幣 | 20万枚 |
天皇陛下御在位20年1万円金貨幣 | 10万枚 |
天皇陛下御在位30年1万円金貨幣 | 5万枚 |
天皇陛下御在位60年10万円金貨幣 | 1100万枚 |
(表は、財務省の表記に合わせて1万円記念「金貨幣」などと表記していますが、本文で1万円記念「金貨」と表しているものと同様です)
参考元:財務省「記念貨幣一覧」
10万円の記念金貨は1100万枚と、記念金貨としては多い枚数が発行されました。
これと比較して1万円の記念金貨は発行枚数が少なく、また御在位10年、20年、30年と後半に進むほど少なくなり、より希少価値が出やすいことが分かります。
これらの金貨には、プルーフ版やセット版も存在し、コレクターにとっては特に価値のあるコインです。
日本の法律により、これらの金貨は金製品として溶解することは禁じられていますが、金貨としての価値は高く、高価買取の対象となっています。
その他の記念金貨の高価買取についても、ご覧ください。
天皇陛下御在位30年1万円金貨は希少価値あり
天皇陛下御在位30年1万円金貨は、先述の通り5万枚と発行枚数も少なく、希少価値が高いです。
この金貨は造幣局の通信販売によるものでしたが、予想以上の申し込みがあったため抽選となり、当時から注目度が高かったことが分かります。
金貨のケースには、偽造を防ぐために日本造幣局独自のホログラムが施されていますが、これも金貨の価値を高めるひとつの要素です。
天皇陛下御在位30年1万円金貨の高価買取ポイント
天皇陛下御在位30年1万円金貨の高価買取のためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
付属品を一緒に出す
天皇陛下御在位30年1万円金貨には、ケースが付属しています。このケースがある場合は、一緒に査定に出すと高価買取に繋がるでしょう。
一般的に買取では付属品があるほうが偽物でない証拠となるため、それが査定価格に反映されます。
適切に保管する
金貨や貨幣は、手で触ると手垢がついて汚れてしまうため、ケースなどに入れて保管するのが望ましいです。
汚れがついた場合、やわらかい布で拭き取るようにするとよいでしょう。
無理に研磨しようとするとかえって傷がつくことも考えられるため、おすすめしません。
金の相場を確認する
金貨には金素材が使用されているため、金の相場の影響を受けます。
金の純度が高いほどこの傾向が認められますが、天皇陛下御在位30年1万円金貨は純金であるため、特に金相場の動向には目を向けておくべきでしょう。
金貨の買取ならうるココにご相談ください
天皇陛下御在位30年1万円金貨について解説しましたが、いかがでしたか。
買取価格の相場は、約18万円程度です。ただし、金相場や保存状態、また買取業者などによって異なるため、目安とお考えください。
うるココでも金貨の買取を行っています。
もし、金貨をお持ちなら現在の価値が客観的にどのくらいなのかを知るためにも、査定をご利用ください。
他の金貨や使用していないブランド品などがあれば、まとめてお売りいただくことで査定額アップも可能です。
また、査定を利用した結果、売らないという選択も、もちろん大丈夫です。
一度、お気軽にお申し込みください。お待ちしております。