9月の誕生石の意味とは?サファイアとラピスラズリを徹底解説
「ファッション誌で誕生石の特集をちらっと見たんだけど、そういえば9月の誕生石って、どんなものがあるんだろう」
「サファイアとラピスラズリのアクセサリーを持っているんだけど、どのくらいの価値があるのだろうか」
「思い切って9月の誕生石のジュエリーを買いたいけど、手持ちのアクセサリーを高く買い取ってくれる業者を知りたい!」
当記事では、こういったことでお悩みの方向けに、9月の誕生石であるサファイアとラピスラズリについて詳しく解説します。
まずは、それぞれの特徴と魅力などについて解説するとともに、愛用する著名人をご紹介。さらに、高く買い取ってもらうコツと、9月の誕生石の買取には買取業者「うるココ」がおすすめな理由について説明します。
9月の誕生石であるサファイアやラピスラズリについてもっと知りたい方、お手持ちのジュエリーやアクセサリーの売却を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
サファイアの特徴とその魅力
サファイアは古くはすべての青色の宝石の呼び名とされ、神の恩寵を受け精神の再生をもたらす哲学者や聖人の石とされてきました。
このため、聖職者である枢機卿や司教の指輪にセットされることが多い宝石です。この手で信者に触れることで、聖職者が慈悲を与え、病を癒し、人々を悩みから救ってくれると信じられてきました。キリスト教では、サファイアが聖母マリアを象徴するものと考えられています。
中世のヨーロッパ人は、サファイアに伝染病による腫物や目の病気を治す力があると信じていました。
サファイアは何世紀にもわたり、王族や聖職者の式服の装飾品として使用されてきたほか、古代ギリシャやローマでは、ブルーサファイアを身に着けることで人々はあらゆる危害や嫉妬から守られると信じられていました。
サファイアの石言葉とその意味
サファイアの石言葉には、知恵、真実、保護、癒し、忠誠、高貴さなどがあります。以下、順番にその意味を説明していきます。
知恵と真実
サファイアは知恵や真実を象徴しています。古代の哲学者や聖職者は、サファイアを持つことで深い洞察力や知識を得ることができると信じていました。
神聖な保護と癒し
サファイアは、神聖な保護と癒しの力を持つともいわれています。古代から中世にかけて、サファイアは病気や災害を避けるお守りとして、また、心の傷や悲しみを癒し、内面的な平和をもたらす象徴として大切にされてきました。
忠誠と誠実さ
サファイアは、忠誠や誠実さという意味もあることから、結婚の象徴として用いられ、夫婦間の絆や誓いの意味を持つこともあります。
高貴さと王の石
サファイアは、高貴さや王の石としても知られています。古代の王侯や支配者は、サファイアを身に着けることで権威や高貴さを示しました。例えば、英国の代々の王朝で、代々引き継がれてきたブルー・サファイアが有名です。
色の特徴
サファイアには薄いブルーから濃いブルーまで幅広い色のバリエーションがあり、ピンク、イエロー、オレンジ、グリーンなどが知られています。
サファイアの色は、その価値を大きく左右し、代表的な色であるブルーサファイアの中でもコーンフラワーブルーは世界最高峰のサファイアとされています。
語源
9月の誕生石であるサファイアは、何千年もの長きにわたって大切にされてきました。
「サファイア」の語源は、古代ギリシャ語で「sappheiros(サッペイロス)」と呼ばれる青い宝石に由来があります。
この言葉は、古代の東方の言語であるヘブライ語やアラビア語から派生したもので、「青」という意味を持つ語に由来しています。
このため古代の人々は、「サファイア」を青色の宝石全般を指す言葉としても使用していたのです。
取扱い上の注意点
サファイアは比較的硬い宝石で、硬度を示す「モース硬度」※で最も硬いのが10とした場合、サファイアは9に位置づけられます。
※「モース硬度」:硬さの尺度として、1から10までの10段階に分け、それぞれの段階に対応する標準の鉱物があります。硬さの基準は「鉱物同士でひっかいたときに傷が付くかどうか」。傷ついた方がモース硬度は低いことになります。
このようにサファイアは衝撃で割れにくいため、日常的に使用する指輪や、その他のジュエリーにセットするのに向いています。
流通しているサファイアは、色またはクラリティ向上のために、熱処理されていることが一般的です。このほかフラクチャーの充填、染色などの特殊な処理がされているものも広く流通しています。
例えば、染色したサファイアなどは、レモン果汁のような弱い酸でも損傷することがあるので、サファイアを購入する前に、どのような処理が施されているかを必ず確認しましょう。
なおサファイアのクリーニングには、温かい石鹸水を使用するのがおすすめです。超音波クリーナーやスチームクリーナーについては、通常、熱処理などが施された石の場合は問題ありませんが、染色されたものや、フラクチャー充填がされた素材の場合はNGです。こういった素材の場合は、湿らせた布以外の使用は避けるべきです。
身に着けるとこんな効果が
サファイアを持つと不思議と自信がつき、成功を収めることができるといわれています。イライラや心配事が吹き飛び、愛する人を大切に真実を探求する、そういった能力が授けられると考えられているのです。
こんなアクセサリーが人気
サファイアは、エンゲージリングとしても大変人気があります。
サファイアの深みのある青色は、揺るぎのない愛の象徴とされており、一途な愛などの意味が込められています。永遠の愛を誓うエンゲージリングとして贈られています。
サファイアを中心にデザインされたネックレスは、エレガントで魅力的な装飾品です。シンプルなスタイルからチョーカーやペンダントまで、さまざまなデザインがあります。
サファイアを使用したイヤリングは、耳元で輝きを放ちます。ソリティアやクラスタースタイル、ドロップ型など、さまざまなバリエーションがあります。
シンプルなチャームとしてのサファイアペンダントや、ネックレスの一部としてデザインされたものなど、さまざまなスタイルがあります。
ラピスラズリの特徴とその魅力
ラピスラズリは、何千年も前から世界中で珍重されている、美しく鮮やかな青色をした宝石です。和名を「瑠璃」(るり)といい、「聖なる宝石」とも呼ばれることがあります。
ラピスラズリの石言葉とその意味
ラピスラズリの石言葉は、「成功の保証」「真実」「健康」「幸運」とされています。
牡牛座や射手座、水瓶座の守護石ともいわれており、幸運を運び、知恵を授ける石です。
日本ジュエリー協会ではラピスラズリを12月の誕生石と定めていますが、海外では9月と定めているところも多く、12月・9月どちらの誕生石としても扱われます。
色の特徴
ラピスラズリは、複数の鉱物(ラズライト、パイライト、カルサイト、ソーダライトなど)から成る宝石です。
微細な結晶が混じり合い、鉱物の組み合わせや割合によって独特の風合いが生まれます。明るい青色やターコイズブルー、緑がかった青など、多様な色調を持っています。均一な濃い青色のラピスラズリは稀であり、そのため非常に高い価値があります。
ラピスラズリの瑠璃色を作り出す主成分はラズライトです。古くからラピスラズリの粉末は青色の顔料として使われてきました。
溶けにくく、色も落ちにくいため、長く鮮やかな青色を保ちます。このため、古代の仏教遺跡やイスラム教のモスクなどの壁画に利用されてきました。また、現代でも絵具として重要な顔料として使用され続けています。
語源
ラピスラズリの語源から見ると、「ラピス(Lapis)」はラテン語で「石」。「ラズリ」はペルシャ語の Lazhward(青い空)に由来します。
特にアフガニスタン北東部のバダクシャン州はラピスラズリの最大の産地として有名で、紀元前700年から続く世界最古のラピスラズリ鉱山でもあります。その他産出量は少量ですが、ロシアのシベリア地方や、チリ、カナダ、アメリカなども産地として知られています。
取扱い上の注意点
ラピスラズリの硬度はモース硬度5~6であり、水晶などに比べると柔らかく、傷がつきやすい繊細な宝石です。
美しい青色の輝きを長持ちさせるためには、日常的なお手入れが重要です。柔らかく清潔な布を使用して、乾拭きすることをおすすめします。
ラピスラズリのジュエリーを身に着けた後は、汗や汚れがつきやすいので、できるだけ早めにお手入れするように心掛けましょう。
掃除が難しい箇所については、柔らかい毛で作られたブラシなどを使って、優しく汚れを取り除くと良いです。中性洗剤を溶かしたぬるま湯で軽く洗い、湿気が残らないように、清潔で柔らかい布で丁寧に拭きましょう。
保管する際には、紫外線から守ることが重要です。長時間直射日光にさらすと変質してしまう可能性があるため、太陽光を避けて保管してください。また、ラピスラズリは硬度が低いため、他のジュエリーと一緒に保管することは避ける方が良いです。
身に着けるとこんな効果が
ラピスラズリを身に着けることで、外部の邪気だけでなく、内なる邪念も追い出す力を持つとされており、マイナスの感情を解放させることで危険を遠ざけるといわれています。
さらに、ラピスラズリには「第三の目」を目覚めさせ、眠っている創造力を開花させる力も備わっています。新たなアイデアや創造的なプロジェクトを求める際にもラピスラズリがサポートをしてくれるでしょう。その存在が創造性の扉を開き、新しい発想を生み出す助けとなるかもしれません。
こんなアクセサリーが人気
ジュエリーとしてのラピスラズリは、石全体に濃いブルーが均一に広がった、不純物のないものが最高品質の条件です。
こういった最高品質のラピスラズリをフラットカットにした、ペンダントやメンズリングがおすすめとなります。
サファイアやラピスラズリを愛用した著名人とは
9月の誕生石であるサファイアやラピスラズリは、多くの著名人に愛用されてきました。
ここでは、サファイアやラピスラズリを愛用する5人の著名人を紹介します。
エリザベス女王(イギリス)
2022年9月に亡くなられた英国・エリザベス女王が、祖母メアリー王妃から受け継いだ数多くの宝飾品のなかにあるのが、「クイーン・メアリー・ロシアン・ブローチ」。
この宝飾品には、サファイアがふんだんに利用されています。英国のロイヤルファミリーにとって、サファイアは欠かせない宝石なのです。
参考:25ans
ナポレオン皇帝(フランス)
サファイアと深い関係がある人物の代表格が、18世紀にヨーロッパの大半を手中におさめたフランス皇帝・ナポレオンです。
権力の絶頂にありながらも、愛妻ジョセフィーヌの浮気に悩まされていた当時35歳のナポレオンは、古来より「浮気を鎮める力」を持つとされるサファイアを、妻ジョセフィーヌに贈りました。
サファイアをプレゼントされた皇后ジョセフィーヌは、その後ぴたりと浮気をやめて夫ナポレオンのために献身的に尽くす妻に変貌した、という逸話が伝わっています。
参考:SUEHIRO
ツタンカーメン王(エジプト)
古代からアフガニスタン産のものが広く知られていたラピスラズリは、一部地域では金より高価で取引されていたとされています。
古代エジプトで絶大な権力を誇ったツタンカーメン王の黄金のマスクにも、ラピスラズリが用いられています。ラピスラズリは、天空と冥界の神オシリスの石とされ、死者の魂を守る力があると考えられていたこともファラオのマスクに使われた理由です。
参考:Pascle
藤原紀香さん(日本)
藤原紀香さんと結婚されていたタレントの陣内さんが、自身が出演した番組で、腕に巻いていたブレスレットにもラピスラズリが使用されていたのですが、その番組でパワーストーンが話題になったとき、陣内さんは自分が数珠を付けているのは、奥さんの影響だと発言しています。
つまり藤原紀香さんは、特にラピスラズリが好きだということがうかがえます。
GACKTさん(日本)
ミステリアスな雰囲気を持つGACKTさんは、ラピスラズリのパワーストーンブレスレットを愛用しているようです。
ラピスラズリにはクリエイティブな才能を開花させるパワーがあると信じられていることも、多彩な才能を持つGACKTさんが愛用する理由なのかも知れません。
参考:&stone
9月の誕生石の買取相場
9月の誕生石サファイアとラピスラズリを使ったジュエリーやアクセサリーは、どのくらいの価格で買取されているのでしょうか。
標準的な品質のサファイアやラピスラズリの買取相場について調べてみましたので、ひとつの目安としてご参照ください。
サファイアの買取相場
【サファイア買取の参考価格】
種類 | 金額(税込) |
---|---|
サファイア 4.7ct | 724,000円 |
ミキモト イエローサファイア ダイヤネックレストップ | 880,000円 |
サファイア ダイヤブローチ | 330,000円 |
ラピスラズリの買取相場
【ラピスラズリ買取の参考価格】
種類 | 金額(税込) |
---|---|
K18 Pt900 ラピスラズリ コンビ リング | 61,000円 |
K18イヤリング ラピスラズリ メレダイヤモンド | 63,000円 |
Pt900 ラピスラズリ メレダイヤ リング | 40,000円 |
9月の誕生石を高価買取してもらうためのポイント
ここまで当記事では、9月の誕生石サファイアとラピスラズリについて紹介してきました。手持ちの誕生石を売却するなら、少しでも高額で買い取ってもらいたいですよね。
そこで買取業者に1円でも高価買取してもらうため、押さえておくべきポイントを5つ解説していきます。
手入れと保管を適切に行う
9月の誕生石であるサファイアやラピスラズリは、傷つきやすい特性があり、紫外線にさらされると変性する可能性もあり、ときどき柔らかい布などでふき取るなど、丁寧な手入れが必要です。
また、違うタイプの宝石を同時に保存するとキズ付くおそれがあるので、宝石はきちんと分別して保管することが適切です。
保証書や付属の袋などを保管しておく
ジュエリーやアクセサリーを購入したときは、産地証明書や付属の袋などを捨てないよう保管しておくことをおすすめします。
新品で正規店で買った際のままのほうが、高額査定を出しやすくなるからです。
買取相場を調べておく
いくつかの業者の相場を調べておけば、売却するならどこに持ち込むか、今が買取を依頼するのに良いタイミングかどうかを判断できます。
買取実績のある複数業者に相談する
気になっている業者に対し、9月の誕生石の買取実績があるかどうか、業者のWebサイトでチェックしたうえで、買取実績があるところに相談するのが効率的です。
Webサイト上に9月の誕生石の買取実績について特に記載がない場合は、問い合わせフォームなどを通じて直接確認しましょう。
他の商品と一緒に査定してもらう
他の商品とセットで申し込むことにより、単品での買取価格よりも高い査定額を出せる場合があるようです。
例えば買取業者うるココなら、他のブランドとのまとめ売りで、さらに高い査定額を出すことが可能です。
9月の誕生石の買取なら うるココへ
本記事で紹介した9月の誕生石、サファイア買取ならうるココをご検討ください。
うるココには、宝石に詳しい専門のスタッフがいますので、一般的な買取相場も十分理解しています。国内外から多くのバイヤーが買取品を買い付けに来ますので、大切な品物にきちんとした値段を出すことが可能です。
査定額にご納得いただけなければ、キャンセルも可能です。少しでも気になった方は、ぜひお気軽にご相談ください。ご相談・査定は無料です。