宝石の売り時はいつ?高く売れる宝石や税金についても解説
宝石には「売り時」があります。昔に購入して使わなくなった宝石を手放すと決めたら、誰でもなるべく高く売れるようにしたいものです。
そこで、本記事では宝石の売り時がいつであるかや、高く売れる宝石の種類について説明します。
記事の後半では、売却時の税金や高く売るコツについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
宝石の売り時はいつ?
宝石の売り時としてまず注目したいのは、景気の動向です。また、ジュエリーの場合、宝石以外の貴金属の相場も要チェックです。
さらに、宝石は投資対象にもなっていることを押さえておきましょう。
好景が好調なとき
宝石の売り時として、「好景気」が挙げられます。というのも、宝飾品市場は景気に影響を受けやすく、株価の上昇など景気の好調感が強まると、富裕層を中心に宝石の購入が増える傾向が見られるからです。
ルビーやサファイアなどのカラーストーンは、ダイヤモンドの4Cのように明確な査定基準がないため、このような好景気の時期を参考にするのが有効です。
貴金属部分の相場が上がっているとき
また、ダイヤモンドなど宝石があしらわれたジュエリーを売るときは、宝石以外の部分に使われている貴金属の相場を知ることも重要です。
貴金属の部分が金であれば金価格の相場を、プラチナであればプラチナ価格の相場を理解しておく必要があります。特に金価格の相場は今後も上昇することが予想され、高価買取のポイントになることが多いでしょう。
金価格の相場については「金価格が2倍に上昇する?」の関連記事もご覧ください。
宝石は投資対象でもある
宝石は投資目的としても需要が高まっています。これまで多くの宝石やカラーストーンが採掘されており、埋蔵量は年々減少し、現在では価値の高い宝石が枯渇してきているのです。
宝石が枯渇し、供給量が減ると宝石の希少価値が高まって価格が上昇します。つまり、現存している価値の高い宝石を所有していることで将来的に値上がりすることが期待できるため、投資対象として魅力的なのです。
高く売れる宝石の種類
高く売れやすい代表的な宝石として、以下の5種類があります。
- ダイヤモンド
- ルビー
- サファイア
- エメラルド
- アレキサンドライト
それぞれの特徴を説明します。
ダイヤモンド
トップクラスの人気を誇る宝石といえば、ダイヤモンドです。ダイヤモンドには明確な評価基準「4C」があります。
- カット(Cut)
- カラー(Color)
- クラリティ(Clarity)
- カラット(Carat)
4Cの詳細は割愛しますが、これらの基準によりダイヤモンドの価値が評価されるため、買取の際には鑑定書などが重要になります。
ダイヤモンドの買取相場については、関連記事をご覧ください。4Cについても詳しく説明しています。
ダイヤモンドは幅広い年代の人に好まれ、結婚指輪からカジュアルファッションまでさまざまなシーンに取り入れられています。0.1カラット以下の小さなダイヤであるメレダイヤはネックレスなどとして普段使いもしやすく、このような小さいダイヤでも買取可能です。
ダイヤモンドは4月の誕生石としても知られています。
ルビー
ロマンチックな赤い輝きを持つのがルビーです。「宝石の女王」とも呼ばれ、古くから珍重されてきました。7月の誕生石としても知られるルビーは、「勝利・勇気・友情」などの石言葉を持ちます。
ルビーの中でも最高級とされるのが「ピジョンブラッド」で、深い赤色が特徴です。ミャンマー産が特に高品質とされ、他にもタイ・スリランカなどのルビーであれば高価買取の期待が高まります。
サファイア
9月の誕生石としても有名なサファイアといえば、一般的には青いブルーサファイアをイメージしがちですが、さまざまな発色をしたものが存在します。
ブルーサファイア以外に、蓮のようなピンク色をしたパパラチアサファイアやパープルサファイア、イエローサファイアなどがあり、サファイアの色は買取価格にも影響を及ぼします。
代表的なブルーサファイアでは同じ青色でも細分類があり、ロイヤルブルーやコーンフラワーブルーと呼ばれる色は特別で、高値で取引されています。
エメラルド
エメラルドはダイヤモンドに次いで人気の高い宝石で、世界中に愛好家がいます。鮮やかで豊かな緑色が大きな特徴であり、その緑色は生命や希望を象徴するかのようです。
高品質なエメラルドを産出するのがコロンビアで、世界の産出量の60%以上を占めています。内包物が少なく色が濃いほど価値が上がります。
また、エメラルドは5月の誕生石としても知られています。
アレキサンドライト
アレキサンドライトは希少性が高く、「色の変化」に大きな特徴のある宝石です。日中の太陽の下では緑〜青色に見え、夕方や夜には赤〜紫のように映るといった特殊な色を宿しています。
このような変化を変色効果と呼び、アレキサンドライトは変色効果が大きいほど価値が高くなります。
アレキサンドライトは6月の誕生石としても有名で、その神秘的な輝きから世界中のジェムストーン愛好家から支持され続けている宝石です。
宝石買取と税金
宝石を売る際には、売却額によっては税金が発生します。通常、貴金属や宝石は生活用動産とされ、その売却額は課税の対象ではありませんが、売却額が1点あたり30万円を超える場合には資産の売却と見なされ、税金がかかります。
個人が所有している宝石を売却した際に得られる所得は譲渡所得と見なされ、所得税がかかります。
宝石買取の税金については関連記事を参考にしてください。宝石買取における税金の計算方法も詳しく説明しています。
宝石を高く売るコツ
宝石を最高価格で手放すためには、最低限、以下の知識を身に着けておいてください。
- 付属品を揃えておく
- 鑑定書があれば一緒に出す
- 適切にメンテナンスする
それぞれ説明します。
また、「宝石を高く売るには」の関連記事も参考にしてください。
付属品を揃えておく
宝石を購入した際に付属していた箱や袋、ケースなどがあれば査定の際に一緒に提出しましょう。ブランド品の宝石であれば、より重要です。
付属品があればブランド品が正規品であることの証拠となり、買取価格アップに大きく繋がります。ギャランティーカードなどが付属していた場合も、セットにしておきましょう。
鑑定書・鑑別書があれば一緒に出す
宝石を購入すると、鑑定書や鑑別書が発行されていることがあります。鑑定書とはダイヤモンドの評価を示したものであり、鑑別書とはダイヤモンドを含めた宝石の種類などを表したものです。
これらがあることで宝石の価値を簡単に示すことができるため、高価買取のための大きな要素となります。
簡単な掃除をしておく
宝石の査定前には、簡易な掃除をしておきましょう。ただし、エメラルドのような衝撃に弱い宝石の場合は注意が必要です。歯ブラシなど硬いブラシで磨くのはおすすめできません。
また、ジュエリーの場合は、宝石以外の貴金属部分も綺麗にしておきましょう。
まとめ
この記事では、宝石の売り時について解説しました。宝石は、好景気のときに価格が上がりやすくなるため、日頃から株価の上昇などに注目しながら機をうかがうと良いでしょう。
また、宝石そのもの以外に、指輪のリング部分やネックレスのチェーン・金具などに使われている貴金属部分の相場も確認することが大切です。
最後に、宝石を買取品目に含み、買取実績が数多くある買取業者を選びましょう。公式サイトで確認できます
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